リスキリングで何の資格を学ぶ?IT系を中心におすすめを紹介

リスキリングで資格取得をしたいけど何がいいかわからない…
資格取得はリスキリングにつながるの?
リスキリングで資格取得するのに給付金を使いたい…

日本の企業でもリスキリングに取り組む企業が増えてきました。また、政府もリスキリングに注力しており、補助金や助成金などを提供しています。とはいえ、リスキリングに取り組もうと思っても何から始めればよいかわからない方もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事ではリスキリングで資格取得をおすすめする理由や取得する資格の選び方について紹介します。資格取得の注意点についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

なお、リスキリングで資格取得を目指すなら、独学よりもフィードバックを受けながら学習できるスクールがおすすめです。特に「侍エンジニア」は質問をしやすい環境が整っています。

また、経済産業省リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象となっているため、受講料最大70%OFFになる可能性もある「給付金コース」も提供中です。オンラインで相談もできますので、ぜひお気軽に下記よりご確認ください。

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リスキリングとは
新しい職業に就くまたは現在の職業で必要とされる業務に適応するため必要なスキルを獲得すること。DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタルテクノロジーを活用して価値の創造や課題を解決すること)を推進させる背景から、政府や企業は積極的にリスキリングを進めている

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

リスキリングで資格取得を目指すならIT系がおすすめ

リスキリングで資格取得を目指すならIT系がおすすめ

リスキリングで資格を取得する場合、選択肢としてIT系スキルの資格取得がおすすめです。その理由は、下記の3つです。

  • 1. ITはあらゆる業界や業種で必要なスキル
  • 2. AIを使った最新技術の需要も高い
  • 3. 論理的思考や問題解決力などを身につけられる

ITスキルは、現代社会ではあらゆる業界や業種で必要とされています。製造業、金融業、医療、教育など、ほぼすべての分野でITを活用した業務効率化や生産性向上が進められているためです。

特に近年では、AIを使った最新技術の需要も高まっています。機械学習やディープラーニング、自然言語処理などのAI技術は、効率化や自動化、データ分析などに必要なスキルです。

プログラミングやデータ分析のスキルを学ぶ過程で、論理的思考力や問題解決力が身につくのもITスキルをおすすめする理由です。複雑な問題を分解し、手順を考えて解決策を導き出す訓練は、ITの分野だけでなくビジネス全般で役立ちます。

リスキリングで何を学べばいいかについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。

リスキリングで何を学ぶ?おすすめの分野や決め方、学習方法も紹介
更新日:2024年7月31日

リスキリングで資格を取得する3つのメリット

リスキリングで資格を取得する3つのメリット

リスキリングで資格を取得することには、大きく分けて3つのメリットがあります。

特に3つ目の「社内での明確な評価につながる」は、リスキリングを続けていくためのモチベーションアップにもつながります。それでは、それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。

体系的な知識習得につながる

資格取得を目標に学習を進めることで、カリキュラムに沿った体系的な知識の習得が可能になります。資格試験の出題範囲に合わせて学習内容が設計されているため、必要な知識を効率的に身につけられるからです。

また、カリキュラムに沿って計画的に学習を進められるので、学んだ内容の関連性や位置づけが理解しやすくなります。知識が断片的になりにくく、実務に活用しやすい形で身につけられます。

就業活動でのスキル証明に役立つ

転職や就職活動の際には、自分のスキルをアピールする必要があります。その際、資格を取得していると、客観的にスキルを証明できることは大きなメリットです。

もちろん、資格取得が就職や転職の必須条件というわけではありません。しかし、同じスキルを持つ候補者の中で、資格を取得している人とそうでない人がいれば、資格保持者のほうが評価される可能性は高くなります。

社内での明確な評価につながる

社内でのキャリアアップを目指す場合も、資格取得は有効な手段です。新しいスキルと資格を取得することで、自分の成長を周囲にアピールできます。

資格取得は、リスキリングの成果を明確にするものとなるため、社内評価の対象になりやすいです。また、企業によっては、資格取得者に対して報奨金を出すなどの制度を設けているケースもあります。

リスキリングで取得するIT系資格おすすめ5選

リスキリングでIT系の資格を取得すると、キャリアアップに大きな効果が期待できます。

ここでは、特におすすめのIT系資格を5つ紹介します。

それぞれ詳しく特徴をみていきましょう。

ITパスポート

ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識を証明できる国家資格です。国家資格のため、認知度も高く企業からの信頼も厚いのが特徴です。ITの基礎知識を持っている証明になるため、転職の際にも有利になります。

実際に株式会社ニトリホールディングスでは、組織全体のITリテラシーの底上げのために、社員のITパスポート合格に向けた取り組みを行っています。

参考:【ITパスポート試験】企業の声【9】

統計検定

統計検定
出典:統計検定

統計検定は、統計学の知識と活用力を問う資格です。ビッグデータを活用する場面が増えている現在、データ分析スキルは幅広い領域で役立ちます。AIやデータを活用する人材の市場価値は高まっているため、転職にも有利です。

侍エンジニアでは、データの取得からクレンジングなどの前処理、ビジネス課題の特定と解決方法の考察まで、実践的なデータサイエンスを学べるコースを提供しています。無料カウンセリングも可能なので、気になる方は以下から詳細をご確認ください。

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Pythonエンジニア認定試験

Pythonエンジニア認定試験は、アプリ開発やAIの実装など、さまざまな場面で使われるプログラミング言語Pythonの専門知識を評価する資格です。3種類の試験があり、それぞれのレベルに合わせて受験できます。

  • Python 3 エンジニア認定基礎試験
  • Python 3 エンジニア認定データ分析試験
  • Python 3 エンジニア認定実践試験

Pythonは多くの開発現場で使われているため、社内での昇進や転職にも大きなアピールポイントになります。

AWS認定資格

AWS認定資格は、AWSを扱えるエンジニアの需要増加に伴って注目度が高まっている資格です。AWSはAmazon Web Servicesの略で、多くの身近なITサービスのインフラとして利用されています。AWS認定資格を持っていることで、クラウドサービスを活用したビジネスに活用可能です。

サムライエンジニアのクラウドエンジニア転職保証コースでは、AWSの資格取得とともに、転職サポートもセットで提供しています。詳細については、以下からお問い合わせください。

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情報セキュリティマネジメント

情報セキュリティマネジメント試験は、組織が扱う機密情報や個人情報をリスクや脅威から守るための基礎知識とスキルを証明する資格です。DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展に伴い、サイバーセキュリティ人材の需要が高まっています。

リスキリングで取得するIT系以外の資格おすすめ5選

リスキリングで取得するIT系以外の資格おすすめ5選

IT系以外の分野でリスキリングを考えている人におすすめの資格を5つ紹介します。

ビジネススキルや専門知識を証明できる資格ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

日商簿記検定

日商簿記検定は、帳簿をつけるスキルを証明する資格です。1級から3級までのレベル分けがあり、自分のスキルに合わせて挑戦できます。

公認会計士や税理士を目指す人が、最初のステップとして学ぶケースもあります。

ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定

ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定は、家計管理や資産運用の知識を証明するスキルです。銀行や保険業界では、2級以上の取得を推奨している企業も多くあります。個人のライフプラン作成にも役立つため、自分自身の資産形成にも活かせる資格です。

中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営状況を診断し、課題解決や成長戦略についてアドバイスするスキルを証明します。コンサルティング業務だけでなく、幅広い業種で活躍できる資格として知られています。

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産取引に関する専門知識を証明するスキルです。不動産業界では、「5人に1人以上の有資格者を配置する」義務がある「独占業務資格」とされています。不動産関連の仕事に就きたい人には必須の資格となります。

TOEIC

TOEICは、Test of English for International Communicationの略称で、ビジネス英語のコミュニケーション能力を測定する世界共通のテストです。合格基準はありませんが、スコアによって自分の英語力を証明できます。グローバルな環境で働きたい人は、挑戦しておくのがおすすめです。

リスキリングで資格を取得する際の注意点

リスキリングで資格を取得する際の注意点

せっかくリスキリングで資格取得を目指すなら、キャリアに活かすためにも気をつけておきたい注意点があります。

注意点は、下記の3つです。

それぞれ詳しくみていきましょう。

資格を取ればキャリアアップできるとは限らない

資格取得はスキルを証明する手段ですが、それだけでキャリアアップが保証されるわけではありません。資格で学んだ知識やスキルを実務で活用できるようにする必要があります。

例えば、ITパスポートの資格を取得しても、実際の業務でITの知識を活かせなければキャリアアップにはつながりません。資格の学習内容と実務をリンクさせ、現場で活用できる形の知識を身につけましょう。

資格取得だけを目的とするのではなく、取得後のキャリアプランまで考えておくことが大切です。

自分にあう資格を見極める必要がある

「なんとなく人気だから」「簡単に取れそう」など、曖昧な理由で資格を選ぶと途中で挫折してしまうかもしれません。自分のキャリアプランに沿った資格を選び、明確な目的意識を持って取り組むことが大切です。

例えば「今の仕事で統計分析のスキルが必要だから、統計検定を受けよう」と考えるのであれば、合格に向けて真剣に学習に取り組めます。資格の内容が実務に直結しているので、学ぶ意義を見出しやすいからです。

どの資格を取得すべきか迷っている人におすすめなのが、侍エンジニアの無料カウンセリングです。プロのコンサルタントに相談することで、自分にあった資格や学習プランを見つけられます。無料カウンセリングを希望する人は、下記よりお気軽のご予約ください。

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資格にはトレンドがあることを認識しておく

資格の価値は、法制度の改正やビジネストレンドの変化によって変わることがあります。せっかく取得した資格が、時代に合わなくなってしまう可能性もあるからです。

資格を取得するタイミングと、その資格を活かせるタイミングを考えておくことが大切です。将来的な市場価値まで見据えて、資格取得を検討しましょう。

まとめ:リスキリングで資格取得を目指すならIT系がおすすめ

リスキリングで資格取得を目指すことは、転職や昇進などのキャリアアップに役立ちます。特に、DX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されている現状ではIT系の資格取得がおすすめです。

IT系の資格は企業からの需要が高く、市場価値の高いスキルを証明できます。これらの資格を取得することで、キャリアの選択肢が大きく広がります。

また、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」制度は、資格取得のための学習費用を最大70%まで支給してもらえる制度です。

リスキリングを通じて資格取得を目指すなら、侍エンジニアがおすすめです。侍エンジニアは、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象校として認定されており、講座の受講料は最大70%OFFになります。

どの分野の資格を取得すべきか悩んでいる人も、侍エンジニアの無料カウンセリングを活用してください。プロのキャリアコンサルタントが、あなたの経歴やキャリアプランに合わせて、最適な学習プランを提案してくれます。

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この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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