AWSエンジニアがやめとけといわれる3つの理由を徹底解説

AWSエンジニアはきついって本当?
AWSエンジニアはやめとけって言われたけど、実際はどうなの?

AWSとは、Amazonが提供している開発者向けのクラウドサービスです。AWSの機能を組み合わせて適切なインフラ環境を構築するのが、AWSエンジニアの仕事です。

近年、IT業界ではAWSは高い注目を集めており、AWSエンジニアのニーズも高まっています。しかし、ネット上では「AWSエンジニアはやめとけ」「AWSエンジニアはきつい」といった意見があるのも事実です。

そこで今回は、AWSエンジニアはやめとけと言われる理由について解説します。さらに次の内容も紹介します。

  • AWSエンジニアの基礎知識
  • AWSエンジニアに向いている人の特徴5つ
  • AWSエンジニアになるための学習方法3つ

AWSエンジニアを目指す人は必見です。

なお、次の記事ではそもそもAWSエンジニアを目指すための学習ロードマップについて詳しく紹介しているため、良ければ参考にしてください。

AWSエンジニアへの学習ロードマップ【初学者向け】
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また、下の記事ではAWSの概要やAWSを使ってできることについて詳しく解説しているため参考にしてください。

AWSでできることとは?活用事例や面白い使い方も紹介
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目次

awsエンジニアがやめとけと言われる3つの理由

awsエンジニアがやめとけと言われる3つの理由

まずは、AWSエンジニアはやめとけと言われる理由について、次の3つのポイントに絞って紹介します。

常にスキルアップが求められるから

AWSエンジニアは、常にスキルアップが求められる職種です。開発環境の構築が主な仕事となるので、AWSサービスだけでなく、インフラ構築に関する知識も積極的に取り入れる必要があります。

また、AWSは100種類以上の機能がある上に、新機能が頻繁にリリースされるため、学習が欠かせません。また、クラウド技術自体も急激な進化を遂げている最中なので、トレンドをキャッチするスキルが求められます。

労働時間が長いから

開発環境の構築が主な業務であるAWSエンジニアの仕事は、労働時間が長いという特徴があります。

業務はクライアントが設定した納期に従って進められますが、プロジェクトの規模やスケジュールによっては、納期に追われることもあるため、労働時間が長くなります。さらに、システムやサービスに不具合が生じたときには、深夜や休日でも対応しなければなりません。

開発業務のほかに、運用・保守業務を担当する場合は、労働時間が長くなることも予想されます。

トラブル対応が大変だから

AWSエンジニアはシステムにトラブルが発生した際、迅速に対応しなければなりません。システムの安定稼働を保つのもAWSエンジニアの業務の一環です。

多くの場合、原因となりうる要素が複数存在するため、業務の難易度も高いです。そのため、AWSエンジニアは突然のトラブルにも正しく対応できるスキルや知識、プレッシャーに打ち勝つメンタルが求められます。

また、障害発生時は深夜でも休日でも対応を求められます。

そのため、責任が伴う業務に負担を感じる人も多いです。

AWSエンジニアは目指すべきなのか

AWSエンジニアは目指すべきなのか

AWSエンジニアは目指すべき職種なのでしょうか。ここから、次の2つのポイントからAWSエンジニアは目指すべきなのかどうかを解説します。

年齢が若ければチャレンジできる

AWSエンジニアは年齢が若いほどチャレンジしやすい職種です。未経験でも年齢が若ければ、AWSエンジニアを目指すべきと言えます。

もちろん、明確な年齢制限がある職種ではありません。しかし、年齢を増すにつれてAWSエンジニアになる難易度は高くなります。

AWSは数あるクラウドサービスの中でも人気が高く、短いスパンで新機能のリリースやアップデートが実施されます。記憶力が高く、体力的に余裕のある若い世代の方が、変化の多いAWSに対応しやすいと考えられるでしょう。

未経験からなら副業から実務経験を積む方法もある

未経験でAWSエンジニアを目指すなら、副業で経験を積む方法がおすすめです。実務経験を積むことで、転職などのキャリアパスにも有利になります。

AWSエンジニアの仕事は、近年需要が高まっており、多くの企業が人材確保に奔走しています。しかし、専門性の高い職種なので、知識や経験がない人材は採用されにくいのです。

副業を通じて実務経験を積んでおけば、経歴を武器に転職に挑むことができるでしょう。未経験からAWSエンジニアを目指すのであれば、ぜひ副業も視野に入れてみてください。

目指す前におさえておきたいAWSエンジニアの実態

目指す前におさえておきたいAWSエンジニアの実態

AWSエンジニアは比較的近年主流となったIT系職種です。具体的な仕事内容や収入について、よく知らない人も多いでしょう。

ここでは、AWSエンジニアの実態について、次の3つのポイントから紹介します。

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更新日:2024年6月28日

平均年収

doda」や「indeed」などの求人情報サイトによると、AWSエンジニアは約600万円が年収の相場であることが分かりました。「求人ボックス」が発表しているインフラエンジニアの平均年収は496万円だったことから、AWSエンジニアは高収入を期待しやすい職種であることといえます。

AWSの専門的な知識やインフラ開発に関する高いスキルが求められることから、AWSエンジニアは高収入になりやすい傾向にあるようです。待遇の良い仕事に就きたい人には、AWSエンジニアが適職であるといえるでしょう。

仕事内容

AWSエンジニアは、次のような業務を行います。

  • WebシステムやWebサイトの稼働環境の設計・構築
  • バックアップサービスなどの選定・設定
  • Web環境の運用
  • ビッグデータの分析・運用

AWSエンジニアの仕事内容は多岐にわたりますが、主な業務はAWS環境の設計・構築・運用保守です。環境の構築から運用保守までを担当するエンジニアなら、インフラエンジニアという職種もあります。AWSエンジニアは、AWSを専門的に取り扱います。

AWSエンジニアとして働くには、AWSに関する知識が必要です。

働きがい

AWSエンジニアは、次のような人に適している職種です。

  • IT技術が好き
  • 好奇心旺盛で新しい技術に関する知識を深めたい
  • トライアンドエラーが得意
  • 常に学習を続けられる

AWSは現在もさまざまな機能のリリースやアップデートを実施しています。そのため、AWSの全貌を把握するには、継続的な学習が欠かせないのです。

勉強熱心で新しいことを知る喜びを感じられる人にとっては、AWSエンジニアはやりがいを感じられる仕事となるでしょう。

また、設計に関わった環境にトラブルが起きた際は、休日であっても対応が求められます。困難なタスクをこなすことが得意な人は、AWSエンジニアの仕事に楽しさを見いだせるでしょう。

awsエンジニアになるための学習方法3つ

awsエンジニアになるための学習方法3つ

AWSエンジニアになるには、次の3つの学習方法がおすすめです。

プログラミングスクールで学ぶ

AWSエンジニアを目指すなら、プログラミングスクールで学習しましょう。

AWSエンジニアの主な仕事は、インフラ構築やシステムの運用保守です。いずれの業務にも、プログラミングスキルは欠かせません。

すでにプログラミングスキルを身につけていたとしても、対応可能言語を増やせば、その分活躍の幅は広がります。AWSエンジニアの現場では、JavaやPython、Rubyなどが活用されます。

人気の高いスキルであるプログラミングは、取り扱うスクールの数も多いので、自分のニーズに沿った学習を受けられる場所を探してみてください。

書籍や参考書で学ぶ

AWSエンジニアを目指すのであれば、書籍や参考書をもとに学習を進めるのもおすすめです。

書籍や参考書を使用するメリットの一つが、自分のレベルに合わせた学習に取り組める点です。初心者が学習を始める場合、基礎から丁寧に学習を続ける必要があります。

プログラミングは人気が高いスキルなので、幅広い層に向けた学習書籍が販売されています。また、書籍や参考書を用いた学習は、自分の好きなタイミングで取り組めるため、働きながら勉強したい人にもぴったりです。

プログラミングの学習方法に迷ったときは、書籍や参考書を使用した勉強を始めてみてください。

オンライン学習を受講する

未経験からプログラミングを学ぶのであれば、オンライン学習の受講もおすすめします。オンライン学習は、自分の好きなタイミングで学習でき、専門の講師から指導を受けられるため、効率的なスキルアップを目指せます。

プログラミングを取り扱うオンラインスクールはいくつも存在しますが、その中でも特におすすめなのが「侍エンジニア」です。侍エンジニアは、日本初のマンツーマン専門のプログラミングスクールです。

未経験からでは挫折してしまうことも多いプログラミング学習ですが、侍エンジニアでは、生徒ひとりひとりに合わせたオリジナルカリキュラムで、「分からない」が理由の挫折を見戦に防ぎます。また、一人の現役エンジニアが卒業までサポートするため、プロセスを加味した最適な学習を提供することが可能です。

さらに、モチベーション持続のために講師とは別に学習コーチがつきます。転職保証コースではキャリアアドバイザーのサポートを受けられるため、プログラミングスキルを活かした転職を希望する人にもぴったりです。

24時間いつでも質問できる環境が整っているため、安心してどんどん学習を進めることができます。オンラインスクールを受講しようと考えている人は、ぜひ侍エンジニアをチェックしてみてください。

awsエンジニアやめとけに関連したよくある質問

AWSエンジニアに関するよくある質問について回答します。今回ピックアップした質問は、以下の2つです。

awsエンジニアとインフラエンジニアの違いは何ですか?

AWSエンジニアとインフラエンジニアは、業務でAWSを使用しているかどうかで分類されます。

AWSエンジニアは、AWS環境の設計や運用保守が主な業務です。AWSというサービスを深く理解して、いつでも安全に提供できる環境を整える必要があります。

一方インフラエンジニアは、クライアントの要望をもとに、インフラの設計や構築、運用保守を行います。大まかな業務内容はAWSエンジニアと共通する点もありますが、AWSや他のクラウドサービス以外のインフラにも対応する点で異なります。

AWSエンジニアがAWSのインフラ開発を専門的に行うのに対し、より広い範囲のインフラ開発に携わるのが、インフラエンジニアであると考えられるでしょう。

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awsエンジニアになるために必要なスキルは何ですか?

AWSエンジニアを目指すなら、以下の3つのスキルを身につけましょう。

  • AWSに関するスキル
  • ネットワークの知識
  • プログラミングスキル

AWSエンジニアはAWS環境の設計を担当するため、AWSに関する知識は積極的に取り入れなければなりません。定期的に新情報のリリースやアップデートが行われるため、常にアンテナを張っておくことが大切です。

また、業務を行う上では、ネットワークの知識やプログラミングスキルも不可欠になります。トラブル発生時も焦らず対応できるよう、十分な知識を身につけておきましょう。

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まとめ

今回は「AWSエンジニアはやめとけ」という評価について解説しました。

AWSエンジニアは業務の負担も大きく、難易度の高い職種です。一方で、需要の高いAWSを専門的に取り扱うということもあり、将来性が高く、収入アップを目指すこともできます。

IT業界で働き続けたい人にとって、AWSエンジニアのキャリアはプラスになるでしょう。AWSエンジニアを目指す人は、ぜひ必須スキルの取得を目指してみてください。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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