20代でフリーランスエンジニアになれる?成功に必要な3つのスキル

この記事では、必要なスキルも交え、20代でフリーランスエンジニアになる方法を解説します。

20代でフリーランスエンジニアとして独立できる?
どんな人がフリーランスエンジニアとして活躍できるの?

近年、自由な働き方や高収入を目指して、20代からフリーランスのエンジニアとして働く選択をする人が増えてきました。

求人サイト「Relance」の調査によると、20代のフリーランスエンジニアの平均年収は約510万円となっています。一方で、通常の会社員である20代エンジニアの平均年収は約397万円でした。

引用:doda公式サイト

収入にゆとりがある生活に憧れて、20代でフリーランスとして独立を目指している人もいるはず。

この記事では、20代でフリーランスエンジニアになるための4つのスキルと、フリーランスエンジニアに向いている人の特徴について詳しく解説しています。

これからフリーランスのエンジニアとして挑戦を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

目次

フリーランスエンジニアとして独立する20代が急増中

フリーランスエンジニアとして独立する20代が急増中

ここからは、20代がフリーランスエンジニアを目指す人向けに、始めに知っておくべき情報をまとめて紹介します。

未経験からの独立は難易度が高い

20代のフリーランスエンジニアでも稼げる可能性はありますが、未経験からの独立は難易度が高いです。

そもそも論として、20代のフリーランスエンジニアが稼げる理由には、「エンジニア需要の高さ」と「エンジニアの人手不足」が背景にあります。

経済産業省によるIT人材需給に関する調査では、2018年時点で20万人以上のIT人材の不足となっています。そして2024年現在も、エンジニアの人手不足は年々深刻化している状態です。

そのため、20代のフリーランスエンジニアでも、スキルがあれば案件を任せたいという企業が増えています。

一方で、実務経験がまったくないエンジニアはスキルがないと見なされがちです。多くのエージェントサービスでは最低でも1年、できれば3年以上の実務経験を推奨しています。

エンジニア需要があるとはいえ、未経験者の独立は難易度が高いといえるでしょう。

副業で実案件を経験したのちの独立が吉

20代でフリーランスエンジニアを目指すなら、まず副業で実務を経験することが無難です。

独立へのハードルは、近年オンラインでできる仕事が増えたため下がった傾向にあります。しかしフリーランスは、会社員時代より収入が不安定になってしまいます。

まず副業として収入を得て、安定した基盤を確保しつつ、個人事業主として働いていく感覚を養いましょう。

自力で独立できるか不安な人はスクールもおすすめ

20代でフリーランスエンジニアとして独立するにしても、経験不足を感じて1歩踏み出せない人もいるはず。そのような人に向けておすすめしたいのが、プログラミングスクールです。

SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」では、受講生一人ひとりの目的にあわせたカリキュラムを作成しています。現役のエンジニアによるマンツーマンレッスンで、挫折しづらくフリーランスとして羽ばたける環境が整っています。

今回は参考として、侍エンジニアのカリキュラムを通じて、フリーランスエンジニアとして成功された2人を簡単にご紹介します。

未経験からフリーランスとして生活を立てられるまでに成長

次は、まったくの未経験からフリーランスへ転身した村上さんのケースです。

もともと独学でプログラミングを学んでいた村上さんですが、「独学ではできない」とスクールの受講を決意。最初はココナラなどのクラウドソーシングで案件を獲得し、今ではフリーランスとして生計を立て、プライベートは充実しているそうです。

営業職から月収30万円のフリーランスエンジニアへ

最後にご紹介するのは、営業職からフリーランスエンジニアに転身した楠さんです。彼はもともと独立願望があり、一番独立そやすい分野はプログラミングだと感じ、スクールを受講しました。

プログラミングのレッスンだけでなく、インストラクターが仕事を受注する方法やX(Twitter)の運用、クラウドソーシングでの案件獲得までサポート。在学中に4万円ほどの案件を受注し、現在はフリーランスエンジニアとして、約30万円の売上をあげています。

侍エンジニアではプログラミングスキルだけでなく、フリーランス向けのキャリア支援も行っています。なお、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してフリーランスエンジニアへの転身が実現できますよ。

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20代でフリーランスエンジニアになる5ステップ

20代でフリーランスエンジニアになる5ステップ

ここからは、具体的に20代でフリーランスエンジニアになるための5つのステップをまとめて紹介します。

ステップ1:エンジニアに必要なスキルを身につける

20代でフリーランスエンジニアになるための1つ目のステップとして、「エンジニアに必要なスキルを身につける」ことを意識しましょう。

初心者におすすめの言語は、下記のとおりです。

プログラミング言語主な用途
HTML/CSSWebの基本
HTMLはサイトの骨組みを設計する技術
CSSは見た目を装飾する技術
JavaScriptWebサイトを動的に設計する
ポップアップウィンドウの作成や画像の縮小拡大
フロントエンド開発で必須
PHPWebサイトのデータ等の処理を作る
チャット機能やパスワードログイン機能の実装
バックエンド開発で高需要

初心者は、まずHTML/CSSやJavaScriptなどのフロントエンド技術の習得がおすすめです。さらにバックエンドで高い需要があるPHPなどを習得できれば、WordPressを扱ったWebサイト制作などの案件が受注できるでしょう。

なお下の記事では、Webサイトの基本であるHTML/CSSの基礎知識と学習サイトについて詳しく解説しています。参考としてご覧ください。

HTML/CSSとは?初心者向けの基礎知識と学習サイト5選

また次の記事では、動的なWebサイトを作るために必要なJavaScriptについて詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

JavaScriptとは?初心者向けに特徴や学習方法をわかりやすく解説

別の記事では、PHP学習に興味を持った初心者に向けて、PHPを独学する方法と学習ロードマップを詳しく解説しています。ぜひこちらもご覧ください。

PHPを独学!初心者必読の学習ロードマップや効果的な勉強法

ステップ2:高品質なポートフォリオを制作する

20代でフリーランスエンジニアになるための2つ目のステップは、「高品質なポートフォリオを制作する」ことです。

ポートフォリオとは自身の作品集です。ポートフォリオを制作しておくことで、営業や面接時に自身のスキルを的確にアピールできます。

クオリティの高いポートフォリオは、主に次の要素を含んでいるものと言われます。

  • クライアントの需要とマッチしているか
  • ユーザーが使いやすいか
  • コードが綺麗か
  • 制作意図が相手に伝わるか

クオリティが高いポートフォリオを制作することで、他エンジニアとの違いを示して面接を有利に進められます。

なお下の記事では、エンジニア向けのポートフォリオの作り方を詳しく解説しています。参考としてご覧ください。

エンジニアのポートフォリオとは?作成するメリットや例、作り方も紹介

ステップ3:クラウドソーシングサイトを活用する

ステップ3:クラウドソーシングサイトを活用する
ステップ3:クラウドソーシングサイトを活用する

20代でフリーランスエンジニアになるための3つ目のステップは、「クラウドソーシングサイトを活用する」ことです。

主なクラウドソーシングサイトには、ココナラランサーズクラウドワークスなどがあります。クラウドソーシングとは、企業がフリーランサーを募集し、仕事を任せたい人と仕事が欲しい人を企業サイトでマッチングするサービスです。

主に初心者向けの案件が多いのが特徴です。そのため、フリーランスエンジニアとしてスタートするなら、まずクラウドソーシングで仕事を受注してみましょう。

ステップ4:エンジニアの副業案件を獲得する

20代でフリーランスエンジニアになるための4つ目のステップは、「エンジニアの副業案件を獲得する」ことです。

フリーランスエンジニアとして活躍するためには、まず実績作りが必要です。利用したいクラウドソーシングサービスが見つけられたら、実際に案件に応募してみましょう。

クラウドソーシングには、短期のプロジェクトなど副業向け案件が多く、実績作りにはうってつけといえます。

フリーランスのエンジニアとしていくつか案件をこなしたのち、「もっと大きな案件に関わりたい」という人はエージェントサービスを活用するのがおすすめです。

ステップ5:副業の実績をもとに案件を大きくする

20代でフリーランスエンジニアになるための5つ目のステップは、「副業の実績をもとに案件を大きくする」ことです。具体的には、副業ではできなかった「長期的」「高単価」な案件を取得していきましょう。

高単価案件を取得する方法としては、「レバテックフリーランス」「Midworks」などのエージェントサービスを利用することが有効です。

中には、フリーランス向けの福利厚生や税務サポートもしてくれるエージェントサービスもあります。初めてフリーランスとして活動するとき、相談相手としてもおすすめです。

なお下の記事では、未経験からフリーランスエンジニアとして仕事を獲得するまでの全手順を詳しく解説しています。参考としてご覧ください。

未経験からフリーランスエンジニアとして仕事獲得するまでの全手順

20代でフリーランスエンジニアに独立する5つのメリット

20代でフリーランスエンジニアに独立する5つのメリット

ここからは、20代でフリーランスエンジニアとして独立するメリットを、5つにまとめて紹介します。

自由な働き方ができる

20代でフリーランスエンジニアに独立するメリット、1つ目は「自由な働き方ができる」ことです。

フリーランスエンジニアの働き方は、オンライン接続とPC環境が整っていれば、時間や場所に囚われません。どこで仕事をするか、いつ休むか自分で選べます。そのため、家族と過ごす時間や、趣味や自己研磨のための時間に当てることが可能です。

しっかりとスケジュール管理をすることさえできれば、20代でもフリーランスエンジニアとして、理想の生活を実現できる可能性が高まります。

高収入を得られる可能性がある

20代でフリーランスエンジニアに独立するメリット、2つ目は「高収入を得られる可能性がある」ことです。

会社勤めの場合、大きな年収アップは20代のうちは難しい傾向にあります。多くの企業が年功序列型を採用しており、昇給や昇進には年数がが必要だからです。

対してフリーランスの場合、個々の能力や営業スキルが年収に直結します。スキルによって公平性が保たれ、20代でも努力次第で大幅な年収アップが期待できるのです。

スキルアップの機会が多い

スキルアップの機会が多い
スキルアップの機会が多い

20代でフリーランスエンジニアに独立するメリット、3つ目は「スキルアップの機会が多い」ことです。

フリーランスのエンジニアには、常に新しい技術を学ぶ必要があります。これには、成長を怠ると市場価値を失ってしまうということが理由に挙げられます。

また、20代は体力もあります。スキルや知識の伸びしろもあり、新しいことへ挑戦も積極的に行える時期です。

独立すると頼れる人も少ないことから、必然的に自発的に学び続ける機会が増え、結果としてエンジニアとしてのスキルアップの機会が多くなります。

裁量権が大きい

20代でフリーランスエンジニアに独立するメリット、4つ目は「裁量権が大きい」ことです。

20代で会社員として働く場合、先輩や上司に仕事を決められた仕事を、淡々とこなすことが多いでしょう。自らアイディアを提供しても、意見が通ることはまずありません。

一方で、フリーランスは組織に属さないため、20代でも仕事内容を自分で決めることができます。仕事量の増減、どのような手順で仕事を進められるかを自分で決められるので、自分のペースで働きたい人におすすめです。

人間関係のストレスが少ない

20代でフリーランスエンジニアに独立するメリット、5つ目は「人間関係のストレスが少ない」ことです。

入社したての20代会社員の場合、配属先が合わなかったり、上司や先輩との関係が円滑でなかったりするとプレッシャーを感じてしまいます。しかし、フリーランスエンジニアはそのようなストレスを軽減できます。

フリーランスの仕事は短中期的なものが多く、自分に向いていないプロジェクトが長引くことはありません。取引先との関係も自分から築くことがほとんどです。

自分が裁量権を持つため、人間関係のストレスが少なく、仕事に集中しやすい環境を作れることがフリーランスエンジニアの魅力です。

20代でフリーランスエンジニアに独立する3つのデメリット

20代でフリーランスエンジニアに独立する3つのデメリット

ここからは、20代でフリーランスエンジニアに独立するデメリットを、3つにまとめて紹介します。

収入が不安定になる

20代でフリーランスエンジニアに独立するデメリット、1つ目は「収入が不安定になる」ことです。

会社員なら毎月安定した給与が保証されます。しかし、フリーランスは成果報酬型の契約をすることも多く、労働時間に対する報酬が固定されていません。

また、いきなり大口との契約が切れてしまうなど、突然収入が激減することもしばしばです。さらに自身の体調不良によって、長期間仕事ができなくなる可能性もあります。

正社員である場合、休みを取らなければいけない状況になったとき、有給が使えます。しかし、フリーランスは稼働していない間は給与が保証されません。

このように、フリーランスとして独立する際には、収入が不安定になることを覚えておきましょう。

福利厚生は受けられない

20代でフリーランスエンジニアに独立するデメリット、2つ目は「福利厚生は受けられない」ことです。

会社員の場合、社会保険料の半額を会社と折半する制度があります。しかし、フリーランスは保険料を全額自費で負担しなければいけません。

フリーランスは主に、国民健康保険と国民年金を納付します。国民健康保険料は前年の所得で決まるため、高所得だった場合の負担が大きくなります。

また、フリーランスは国民年金のみが支払われ、会社からの企業年金や退職金などはありません。ケガや病気になったとき、会社員と違って傷病手当金は受け取れないというデメリットもあります。

独立の際は、あらかじめ福利厚生が受けられないという点を念頭に置いておきましょう。

孤独感を感じやすい

20代でフリーランスエンジニアに独立するデメリット、3つ目は「孤独感を感じやすい」ことです。

フリーランスは1人で作業をすることが多いです。時に孤独を感じることもあるため、誰かとのふれあいを大切にしたい20代の人にとって、この点はフリーランスのデメリットとなります。

また、管理する人がいないため、気が引き締まらず仕事に集中できないということもあります。これらのデメリットをカバーするため、この先の「よくある質問」でフリーランスエンジニア向けのコミュニティをご紹介していますので、あわせてご覧ください。

フリーランスエンジニアに向いている20代の特徴4つ

フリーランスエンジニアに向いている20代の特徴4つ

ここからは、フリーランスエンジニアに向いている20代の特徴を、4つにまとめて紹介します。

自己管理が得意な人

フリーランスエンジニアに向いている20代の特徴、1つ目は「自己管理が得意な人」です。フリーランスは営業から契約の手続き、実務まですべてひとりで管理をしなければいけません。

20代だからといってがむしゃらに働いても、体調を崩して納期が遅れてしまっては、クライアントからの信頼を失いかねません。フリーランスはひとりで仕事をこなさなければならない分、体調管理はもちろん、スケジュール管理もしっかり行う必要があります。

状況に応じてキャリアプランの練り直しも必要となるでしょう。

会社員は終身雇用制度があり、年齢や経験に応じて昇進し、退職までの計画が立てやすいです。一方で、フリーランスは自分の努力と方針でキャリアパスが大きく変わります。

短期・長期にかかわらず、自己管理が得意な人は、20代でもフリーランスエンジニアとして活躍できるでしょう。

変化に富む働き方がしたい人

フリーランスエンジニアに向いている20代の特徴、2つ目は「変化に富む働き方がしたい人」です。

IT業界はテクノロジーの進化が速いため、常に最新の技術を学ぶ必要があります。常に危機感を持って勉強し続ければ、独学や勉強会などで新しい知識を習得することが可能です。

さらに日々案件を受けながらスキルを磨くことで、挑戦できる仕事の幅が広がっていくでしょう。

20代はチャレンジ精神が旺盛で、最新のトレンドを追うことが苦ではない人もいるはず。変化に富む働き方がしたい人はフリーランスエンジニアに向いています。

コミュニケーションを積極的にとれる人

フリーランスエンジニアに向いている20代の特徴、3つ目は「コミュニケーションを積極的にとれる人」です。フリーランスはまず、自分から案件を獲得するために、積極的にコミュニケーションを取って営業をする必要があります。

さらに1つの開発現場に、複数のフリーランスエンジニアや派遣社員が企業に常駐することも多いです。入り込んだ職場では「なぜこのコードが必要なのか」など、メンバーやクライアントに分かりやすく説明できないと困ってしまいます。

プロジェクトの進行が止まり、最悪の場合、そのまま仕事が流れてしまうこともありえます。

積極的にコミュニケーションを取れる人は、このような複雑な事態を回避し、まとめる力に優れるため20代でもフリーランスエンジニアとして成功しやすいのです。

自責思考で仕事に取り組んでいる人

フリーランスエンジニアに向いている20代の特徴、4つ目は「自責思考で仕事に取り組んでいる人」です。

自責思考とは何かトラブルが起きた際に、自分に問題があると捉える思考です。例えば他のエンジニアと共同で作業し、コードの不具合でシステムが動かなくなったとき、自分のどこに落ち度があったのか冷静に見極める必要があります。

自分がマニュアルをよく見ていなかった、コミュニケーションが不足して伝達漏れがなかったかなどを確認し、改善する姿勢が求められます。

会社では上司がいて、さらに自分以外に作業をしてくれる人がいるので、責任の所在を曖昧にすることが可能です。しかし、フリーランスはすべてをひとりでこなさなければなりません。

自責思考で仕事に取り組むことができる人は、20代でフリーランスエンジニアとして活躍できるでしょう。

20代フリーランスエンジニアで活躍するために必要な3つのスキル

20代フリーランスエンジニアで活躍するために必要な3つのスキル

ここからは、20代がフリーランスエンジニアとして活躍するために必要なスキルを、3つにまとめて紹介します。

コミュニケーションスキル

20代がフリーランスエンジニアとして活躍するために必要なスキル、1つ目は「コミュニケーションスキル」です。

フリーランスになることで、煩わしいコミュニケーションが必要なくなるとイメージする人が多いですが、実際はそんなことはありません。フリーランサーはクライアントからプロジェクトの概要をヒアリングし、頻繁にコミュニケーションをとる必要があります。

また20代は経験が浅く、開発経験が少ないため、クライアントのニーズとまったく違う方向で作業を進めてしまいがちです。

フリーランスのエンジニアとして活躍するためには、必ずコミュニケーションスキルは磨いておきましょう。

自己管理スキル

20代がフリーランスエンジニアとして活躍するために必要なスキル、2つ目は「自己管理スキル」です。

独立後は個人事業主としての責任が増加します。フリーランスとして働くには、体調管理やスケジュール管理など、自己管理能力が不可欠です。

さらに、自分のスキルがどの市場で求められているか、市場分析も必要となります。

例えば、JavaやPHPは需要が高いものの、競争が激しく単価が低めです。対してSwiftやPythonは新しいプログラミング言語のため、扱えるエンジニアが少なく単価が高いですが、案件数が少ない傾向にあります。

自分の市場価値を見極め、どのような仕事を受けるのか戦略を立てることも、20代のフリーランスエンジニアが活躍する条件のひとつとなります。

営業スキル

20代がフリーランスエンジニアとして活躍するために必要なスキル、3つ目は「営業スキル」です。

若くして高い収入を得られるフリーランスエンジニアは、営業スキルが高いことが多いです。どれだけプログラミングスキルが高くても、自身をアピールする技術がなければ仕事が舞い込むことはありません

エンジニア市場は人材が足りていないため、しっかりと営業をすれば仕事を得やすい傾向にあります。どうしても営業が苦手という人は、エージェントサービスの活用がおすすめです。

エージェントサービスはマージンも発生しますので、いざとなったとき自分だけで仕事が取れるように営業スキルを磨いておきましょう。

フリーランスエンジニアに関するよくある質問

ここからは、フリーランスエンジニアに関するよくある質問を、4つまとめて紹介します。

フリーランスエンジニアになる前に会社員を経験すべきか?

フリーランスエンジニアとなる前に、必ずしも会社員を経験する必要はありません。

しかし会社員を経験しておくことで、最低限のビジネスマナーを身に付けられ、実務経験があることをアピールできるなどのメリットがあります。

また、フリーランスとして独立する際、前職の知人が新しいクライアントになってくれたというケースが多々あります。できれば1度会社員として経験を積み、在職中に副業をしながらフリーランスとして独立を目指すことがおすすめです。

独立をするタイミングはいつが適切か

独立は早ければ早いほど良いといえます。とはいえ20代で独立したとしても経験が少ないと、不利になるように感じますよね。

実は20代で目指すことには多くのメリットがあります。例えば、結婚などのライフイベントについてです。30代や40代はすでに家庭を持つことも多く、失敗した場合のリスクが高まります。

その点、20代であれば責任が少なく、失敗しても再就職を目指すことが可能です。30代後半や40代になると転職市場では不利になってしまいます。20代だからこそ、大きくチャレンジすることが可能です。

フリーランスエンジニア向けのコミュニティはあるの?

フリーランスエンジニア向けのコミュニティはいくつかあります。今回は、3つのコミュニティをご紹介します。

フリーランス協会

フリーランス協会は、「誰もが自律的なキャリアを築ける世の中へ」をスローガンに建設された国内最大規模のフリーランスコミュニティです。支援アドバイザーによるキャリア支援プロジェクトや、人材不足に悩む企業向けにフリーランス活用の事例を紹介しています。

NextFreelance

NextFreelanceはフリーランス向けのオンライン参加型コミュニティです。会費は無料で、主にSlackを使って交流をします。

フリーランス協会は多種多様なフリーランサーが集まるコミュニティですが、NextFreelanceはエンジニア・デザイナーが多めです。個人事業主同士の交流を目的としているため、リクルーターの参加はお断りしています。

FreelanceNow

FreelanceNowは5,000名以上が所属する実名制のフリーランス向けコミュニティです。エンジニア・デザイナー・コンサルタントが多く、メンバーのポートフォリオが一部公開されています。

フリーランサーと企業をマッチングし、新しい働き方を提供してくれます。

20代フリーランスエンジニアが案件を獲得する方法は?

20代のフリーランスエンジニアが案件を獲得する方法として、次の方法が挙げられます。

  • クラウドソーシングサイトを利用する
  • エージェントサービスを利用する
  • 知人から紹介してもらう
  • 企業のお問合せページへ直接営業を行う
  • 異業種相談会に参加する

フリーランスとして独立したての頃は、取引先のツテがないことも多いです。まずはココナラランサーズなど、クラウドソーシングサービスを利用し、案件を探しましょう。

いくつか実績を積んだら、エージェントサービスの利用に切り替えがおすすめです。仕事を紹介される際にマージンが発生しますが、エージェントサービスの案件は高単価です。

レバテックフリーランスランサーズエージェントなどを利用していきましょう。エージェントサービスには、福利厚生サービスもあります。

自ら営業ができるなら、企業にアポイントを取って直接取引をすることも有効です。自ら営業すれば、クラウドソーシングやエージェントサービスのように、手数料や仲介料が発生しないので、より多くの収入が見込めます。

また、知人からの紹介によって仕事を得ることもおすすめです。すでに信頼関係があれば、契約がスムーズに進みます。良い評価を得られれば、口コミを紹介され新たなクライアントが増えるでしょう。

仕事を紹介してくれる知人が全くいないという時には、異業種相談会に参加するのも選択肢に入ります。異業種交流会では、人脈を広げるために参加する個人事業主も多いです。

積極的にコミュニケーションを取ることで、新たな取引先が見つかる可能性があります。

まとめ

20代がフリーランスエンジニアとして成功するために必要なものは、「コミュニケーション」「自己管理スキル」「営業能力」の3つが必要となります。

フリーランスとして活動すると、自分で営業をかけ、クライアントとコミュニケーションを取って仕事をしなければいけません。また、請け負った仕事の納期など、スケジュール管理や体調管理も大切です。

孤独感を感じたり、ひとりでだらけてしまったりなどの問題がある場合、フリーランス向けのコミュニティの利用を検討しましょう。

現在会社員である場合は、副業案件からはじめ、実務経験を積んでから独立を目指すことがおすすめです。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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