プログラミングを練習できるサイトってどれだろう?
有料サイトもあるみたいだけど、無料サイトと何が違うの?
無料から有料のものまで、プログラミングの練習に適したサイトは多くあるため、どれにしようか迷いますよね。
「調べて出てきたから」という理由でサイトを選ぶと、難易度や進め方があわずに途中で挫折する可能性もあります。
そこで、今回はプログラミング練習に適したおすすめサイトを、選び方も交えて紹介します。また、サイトを活用して効率よくプログラミングを学ぶ方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
- プログラミングを無料で練習するなら「侍テラコヤ」がおすすめ
- プログラミングスキルの向上には明確な目的・継続的な練習が不可欠
- 効果的な練習には既存Webサイトの模写がおすすめ
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
プログラミング練習サイトおすすめ7選【初心者向け】
ここでは、おすすめのプログラミング練習サイトを7つ紹介します。
1位:侍テラコヤ
侍テラコヤのおすすめポイント
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現役エンジニアにオンラインレッスンで相談できる
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回答率100%のQ&A機能
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学習ログで勉強の進み具合を確認できる
侍テラコヤは、登録無料で現役エンジニアに質問しながらプログラミング学習を進められるコスパの良さが特徴の練習サイトです。
- 現役エンジニアが応える回答率100%のQ&A掲示板
- 必要に応じて受けられる現役エンジニアとのオンラインレッスン
といったサポート体制を整えているため、練習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談できます。
公式サイトで詳細を見る下記の口コミからも、侍テラコヤなら挫折しづらい環境で学習を進められるといえます。
また、侍テラコヤは入会金不要・いつでも退会OKに加え、利用から1ヵ月の間は「全額返金保証制度」が適用されるので「他のサイトを選べばよかった」と後悔する心配もありません。
コスパよく効率的にプログラミングスキルを習得したい人は、侍テラコヤをお試しください。
学習方式 | ・テキスト形式(一部動画あり) ・現役エンジニアとのオンラインレッスン |
学べる言語 | Python,PHP,Java,JavaScript,Ruby,SQL,HTML/CSSなど40種類以上 |
料金 | フリープラン ・無料 ライトプラン (+月1回のマンツーマンレッスン) ・単月定額:4,480円 ・半年定額:3,480円 ・年間定額:2,980円 ベーシックプラン (+月2回のマンツーマンレッスン) ・単月定額:6,480円 ・半年定額:4,980円 ・年間定額:4,180円 プレミアムプラン (+月4回のマンツーマンレッスン) ・単月定額:9,980円 ・半年定額:7,680円 ・年間定額:6,280円 ※全プランの共通事項 ・入学金:無料 ・解約金:無料 ・利用継続:期間制限なし(最短1ヶ月から利用可能) ・全額返金保証制度あり(条件の詳細はこちら) ・1レッスン時間60分 |
2位:Progate Path
Progate Pathのおすすめポイント
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自分自身のPCを利用して環境構築を学べる
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エンジニアの実務レベルのタスクにチャレンジできる
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学びたいスキルのタスクを個別に購入できる
「Progate Path」は、実務レベルの学習タスクを提供する練習サイトです。
Progate Pathは学習サイトとして有名なProgateを展開している株式会社Progateが運営しています。Progateは一切環境構築不要でしたが、Progate Pathでは実際の開発現場で必要となる環境構築から練習が可能です。
また、実務のようにさまざまなテーマをもつ複数のタスクが存在しており、練習したいものを選んで購入できます。タスクは「学習タスク」と「実務タスク」に分かれているため、必要なスキルをピンポイントで購入、練習できるのが嬉しいポイントといえます。
実務の体験をしたい人、1人で解決できるスキルを習得したい人にはおすすめです。
公式サイトで詳細を見る学習方式 | プログラミング |
学べる言語 | HTML/CSS,JavaScript,TypeScript など |
料金 | ・個別タスク買い切り型:490円~ ・60日間集中プラン:9,800円 ・無料ライセンス:0円 |
3位:Paizaラーニング
Paizaラーニングのおすすめポイント
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3分動画で手軽に学べる
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環境構築不要でコーディング練習ができる
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不明点をエンジニアに質問できる
「Paizaラーニング」は、動画形式で手軽にプログラミングを練習できるサイトです。
サイト内ではスキルチェック問題をはじめ、プログラミングレベルに応じた問題が各種用意されています。初心者から経験者までレベルに合わせた問題があり、問題数自体も豊富です。
無料プランでは、学べる動画本数に制限があります。しかし、有料プランを利用することで、すべてのレッスン動画を閲覧可能です。また、エンジニアへの質問や、Paizaラーニングのコミュニティ機能「paizaの森」への参加は有料プランのみ提供されています。
お試しであれば無料プラン、本格的に学ぶなら有料プランがよいでしょう。
公式サイトで詳細を見る学習方式 | 動画形式 |
学べる言語 | Python,Java,PHP,C#,Rubyなど |
料金 | 無料プラン 有料プラン ・1,078円(1ヶ月) ・4,488円(6ヶ月) ・7,200円(12ヶ月) |
4位:ドットインストール
ドットインストールのおすすめポイント
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3分動画で手軽に学べる
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手を動かしながらコード作成が学べる
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現役エンジニアに質問できる
「ドットインストール」は、3分動画で手軽にプログラミングを練習できるサイトです。
無料プランと有料プランがあり、無料プランの場合は利用できるレッスンが限られます。ただ、手を動かしてコーディングが学べる機能は無料でも使えるので、まずは無料でスタートするのもいいでしょう。
有料プランは月額1,080円で、すべてのレッスンが利用できます。また、分からないところを現役エンジニアに質問できる機能も使えるので、本格的に学ぶなら有料プランがおすすめです。
ドットインストールは1レッスン3分で学べる動画形式であるため、すきま時間にプログラミングの練習を進められます。まとまった時間の確保が難しく、少しずつ学習を進めたい人におすすめの練習サイトです。
公式サイトで詳細を見る学習方式 | ・動画形式&コーディング |
学べる言語 | HTML/CSS,JavaScript,PHP,Rubyなど |
料金 | ・無料プラン ・有料プラン:月額1,080円 |
5位:PyQ
PyQのおすすめポイント
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Pythonに特化した練習コンテンツ
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読む→書く→動かすで効率的な練習を実現
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600クエスト/1,500問以上の豊富なコンテンツ
「PyQ」はPythonに特化したコンテンツを提供するプログラミング練習サイトです。
PyQはWebブラウザを起動すればすぐに練習をスタートできます。コンテンツは次のサイクルで学べるようになっている点が特徴です。
- 1.テキストと画像で問題を読む
- 2.お手本を見ながらコードを書く
- 3.書いたプログラミングを動かす
バランスよくインプットとアウトプットができるため、効率的に学べるでしょう。
なお、PyQでは600クエスト(1クエストあたり複数個の問題)と1,500問以上のコンテンツを提供しています。そのため、Pythonに関する基礎はもちろん応用レベルまで幅広く練習できるのが特徴です。
公式サイトで詳細を見る学習方式 | テキスト形式・コーディング |
学べる言語 | Python |
料金 | 個人ライトプラン・3,040円 個人スタンダードプラン・8,130円 |
6位:Codecademy
Codecademyのおすすめポイント
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世界的に人気の練習サイト
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教材は英語表記
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コーディング練習をすぐにはじめられる
「Codecademy」は、世界的に人気がある海外のプログラミング練習サイトです。
テキストによる解説のほか、コーディング環境も用意されているため、実践的な内容を学習できます。また、有料プランを利用すれば、すべてのコースが利用できるだけでなく、フィードバックをもらうことも可能です。
さらに、もっとも金額が高い「プロ」を利用すれば、他の利用者とつながれる機能や転職・就職時の技術面接対策の練習問題も利用できます。
サイト全体は英語表記であるため、英語が理解できる必要はありますが、比較的簡単な英語が多いのでハードルはそこまで高くないでしょう。英語でも問題ない人や、海外サイトに興味がある人におすすめです。
公式サイトで詳細を見る学習方式 | テキスト+コーディング |
学べる言語 | HTML/CSS,JavaScript,Python,Javaなど |
料金 | 無料プラン 有料プラン ・プロライト:17.49ドル ・プロ:24.99ドル |
7位:Udemy
Udemyのおすすめポイント
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コースが豊富で自分に合うスキルが学べる
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買い切り式で費用が分かりやすい
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第一線で活躍するエンジニアのコースがある
「Udemy」は、買い切り式の有料サイトです。
Udemyには、学びたい内容別にコースが用意されており、自分が学びたいコースを購入してプログラミングの勉強をスタートします。教材は動画形式で、順序どおり学ぶことで体系的にスキルを学べます。
第一線で活躍している海外エンジニアのコースもあり、開発現場で必要なスキルを学習可能です。コース料金には差があり、目安として2,440円~2万4,000円ほどと幅広い価格帯になっています。
Udemyはプログラミングを本格的に学びたい人や、最新の知識を学びたい人におすすめできます。
公式サイトで詳細を見る学習方式 | 動画形式 |
学べる言語 | HTML/CSS,Python,JavaScriptなど |
料金 | 各コースによって異なる ・目安:2,440円~2万4,000円 |
プログラミングスキルの向上には明確な「練習の目的」が不可欠
プログラミングスキルの向上には明確な「練習の目的」が不可欠です。
一口にプログラミング練習サイトといっても、さまざまな目的を持ったものが存在します。しかし、ただ目についた練習サイトで練習するだけでは、目的の実現に近づけません。一例をあげるとフリーランスエンジニアとしての独立を目指す人が、基礎的な内容しか学べない練習サイトを利用しても何の成果も期待できません。
プログラミングスキルを向上するためには、自分自身の目的実現を見据えた練習を継続しなければ、必要なスキルが習得できないのです。
なお、次の記事ではプログラミング学習において目的が重要な理由を、明確にする手順も交え詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
練習サイトと学習サイトの違いもおさえておこう
練習サイトを選ぶ前に、学習サイトとの違いをおさえておきましょう。次のように、プログラミングの練習サイトと学習サイトでは対象者や学べる内容が異なります。
プログラミング学習サイトはこれからプログラミングを習得しようとしている人に向けたサービスです。主にプログラミング言語の仕様やスキル取得を目的としています。
一方でプログラミング練習サイトは、一定のプログラミングスキルを有した人がさらに知識を向上したいとき、あるいはWebサービス開発などの実践的なスキルを身につけたいときに利用します。
なお、次の記事ではおすすめのプログラミング学習サイトを、選び方も交え詳しく紹介しているので良ければ参考にしてください。
効率的に目的を実現するならスクールもおすすめ
目的の実現を見据えた効率的なプログラミングスキルの習得を目指すなら、スクールの活用もおすすめです。
練習サイトはプログラミングスキルの向上に効果的な反面、独学途中に挫折する可能性があります。事実、弊社の調査では次のような理由から87.5%の人がプログラミングの独学途中で「挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
一方、スクールでは現役エンジニアに質問・相談できる環境が整えられたうえでプログラミング学習を進められるため、独学に比べ挫折しづらい状況でスキル習得に励めます。学習へのサポートだけでなく、次のような目的の実現に向けた支援も並行して受けられる点から、効率よく理想的な達成が可能です。
- ITエンジニアへの就職・転職
- 副業での収入獲得
- フリーランスへの独立
なかでも、月分割4,098円から学べる侍エンジニアは、現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスンとオリジナルカリキュラムが特徴のオンラインプログラミングスクールです。
事前のカウンセリングにて、プログラミングを学ぶ目的や理想の生活・仕事像をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でも目的の実現に必要なプログラミングスキルを効率的に習得できます。
また、レッスン以外の時間でも
- オンラインで質問できるQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
なお、侍エンジニアでは最大実質70%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してITエンジニアへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。
プログラミングの練習サイトを選ぶポイント5つ
ここからは、プログラミング練習サイトを選ぶポイントを、5つにまとめて紹介します。
無料か有料か
まずは、プログラミングの練習に適したサイトを予算から決めましょう。
プログラミングの練習ができるサイトには無料と有料のものがあり、それぞれ利用できるサービスが異なります。
無料サイトのメリットは、費用をかけずに始められること。無料で会員登録すればすぐにプログラミングの練習を始められるため、誰でも手軽に利用できます。
ただし、無料サイトは利用できる機能が限られていたり、学べる言語が少ないケースも多いです。また、基本的には質問や相談はできないため、独学での勉強となります。
一方、有料サイトは無料サイトに比べ教材や質問機能といったサポート体制が充実している点が魅力です。そのため、必要なスキルをまんべんなく学べます。
料金プランはサイトによって異なりますが、月額制・レッスンごとに課金する仕組みが一般的です。
なお、弊社がプログラミング学習サイトの活用経験がある人100名に実施した調査では有料・無料サイトの活用比率に差はなく、費やした費用も半数以上が3,000円未満と回答しています。
予算等も考慮しつつ、お試しでプログラミングを体験してみたい人は無料サイトを、練習のしやすさを重視する人には有料サイトがおすすめです。
学びたい言語を練習できるか
プログラミングの練習に適したサイトを選ぶとき、学びたい言語を練習できるかは重要です。
1つのサイトで複数言語の練習問題をあつかうサイトもあれば、1つの言語に特化したサイトもあります。
サイト名 | 学べる言語 |
SAMURAI TERAKOYA | Python・PHP・Java・JavaScript・HTML/CSSなど40種類以上 |
シラバス | HTML/CSS、WordPress、Ruby on Rails、Backbone.jsなど |
また、同じ言語が学べるサイトでも、フレームワークやライブラリといった機能面がどこまで学べるか異なるケースもあるため注意が必要です。
なお、フレームワークやライブラリは、プログラム開発を効率的に行うための枠組みや部品集のようなものです。開発に便利で、使用頻度が高い機能をまとめたもののことです。
フレームワークやライブラリは、それぞれ使い方が異なるため、開発分野に合わせて学ばなければいけません。このような細かい教材の内容も、サイトによって違いがあるのです。
自分が学びたい言語や機能に対応した練習問題がなければ、目標を達成するためのスキルが身につきません。もし学びたい言語が決まっているのであれば、サイト内でその言語を扱っているか確認しましょう。
なお、もし学ぶ言語が決まっていないのであれば、できるだけ多くの言語をあつかうサイトの利用がおすすめです。大は小を兼ねるので、ぜひ検討してみてください。
なお、目的や作りたいものはあるけど何から学べばいいかわからない場合には、弊社の「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
診断にかかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、上画像のようなあなたにあうプログラミング言語やおすすめの学習プランを診断します。
どの言語を学ぶかあいまいな方はぜひお試しください。
自分にあうプログラミング言語を診断してみる実務を想定した問題・課題に取り組めるか
実務を想定した問題や課題に取り組めるかという点も、プログラミング練習サイトを選ぶときの重要なポイントです。
プログラミングを練習している人の多くは「実務でも活躍できるスキルを身につけたい」と考えているはずです。しかし、前提知識や基礎文法を中心に取り扱う練習サイトでは実務レベルのプログラミングスキルを身につけるのは困難だといえます。
実務を想定した問題や課題に取り組める練習サイトを選べば、目的の実現に必要なスキルを効率的に習得可能です。
評判・口コミはよいか
プログラミングの練習に適したサイトを選ぶとき、評判・口コミも参考にすることをおすすめします。
ネット上には、サイトを使った人の体験談や口コミ・評判などが発信されています。こうした情報は、サイトの内容やサポート体制を知るうえで大切な情報です。
もちろん、ネット上の口コミや評判が必ずしも合っているとは限りません。ただし、あらかじめ口コミ・評判を確認しておけば、自分に合うサイトを選ぶ参考にできます。
上記で紹介した調査でも、プログラミング学習サイトを選ぶときに重視したこと」を聞いたところ4人に1人は「サイトの評判・口コミ」を重視したと回答しました。
実際に学習サイトを利用した人も、口コミ・評判を参考にしています。自分に合うサイトを見つけるためにも、ぜひ口コミ・評判も参考にしてください。
不明点を質問・相談できるか
プログラミングの練習に適したサイトを選ぶ際は、質問・相談ができるかどうかも確認しておくべきでしょう。
練習サイトのなかには、わからないところをチャットや掲示板などで質問できる機能や、メンターに相談できるサービスを提供している場合があります。
質問・相談できる機能があれば、独学でも悩みを解決しながらプログラミングの練習を進められます。そのため、一般的な独学より挫折するリスクを下げられるのです。
実際、上記で紹介した調査にて「再度学習サイトで学ぶと仮定した場合にどのようなサイトを利用したいか」を聞いたところ、半数が「不明点を質問・相談できる学習サイト」と回答しました。
また「質問・相談ができるプログラミングスクールではなく学習サイトを利用した理由」への回答には、33%が「独学でも身につけられると思ったから」と回答しています。
上記から、質問や相談できるサイトなら独学でスキルを習得できると考える人が多いといえます。
なんらかの理由でスクールに通えない人や、独学でできるところまで頑張りたい人は、有料サイトであっても質問・相談ができるサイトを選ぶといいでしょう。
なお、侍テラコヤでは現役エンジニアに質問しながらプログラミングの練習が可能です。以降で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。
上達しないプログラミングの練習方法
ひとことで「練習」といえど、その方法はさまざまです。スキルの向上につながらないやり方で練習しては、上記で紹介したおすすめの練習サイトを活用したとしても、プログラミングの上達は見込めません。
そこで、ここからは上達しないプログラミングの練習方法を、4つにまとめて紹介します。
答えのコードをコピー&ペーストする
答えのコードをコピー&ペーストしても、プログラミングスキルは上達しません。
プログラミング練習サイトは、問題や課題を解くことが目的ではありません。「なぜそのようなプログラミングになるのか」あるいは「どう書けばよいのか」を自らで調べ、回答することで実践的なスキルの習得が期待可能です。
コードをコピー&ペーストすれば、問題や課題は早期にクリアできるでしょう。しかし、何も考えずにコピー&ペーストで先に進んでしまうと、プログラミングはいつまでたってもまったく上達しない点には注意が必要です。
エラーを特定・改善しない
プログラミングのエラーを特定・改善せずに放置する人は上達が見込めません。
プログラミングにエラーはつきものです。それはプログラミング練習サイトはもちろん、実際の開発現場も例外ではありません。どんなに優れたエンジニアであっても、エラーを出さずにプログラミングが完了することは、ほぼありません。重要なことはエラーが発生した時に、自分自身でその原因を調べた上で、適切な対応をとることです。
エラーを特定・改善しないということは、いつまでたってもプログラムが完成しないことを指します。このようにエラーから逃げ回る人は、なかなかプログラミングが上達しません。
似たような問題ばかりを解く
似たような問題ばかりを解く人も、プログラミングが上達しない人の特徴といえます。
ひとことでプログラミングの練習といっても、その範囲は広くさまざまな内容が含まれます。具体的には次のとおりです。
- 基礎的な構文
- データベース処理
- ファイル操作
- エラー処理 など
プログラミングスキルを身につけるためには、段階的にすべての内容を学ぶ必要があります。しかし、中にはデータベース処理に関する練習問題を延々と繰り返してしまう人がいるのです。
本人は練習した気になるものの、プログラミングスキルはほとんど上達しないでしょう。
部分的な課題・問題にしか取り組まない
プログラミングが上達しない人たちは、部分的な課題や問題にしか取り組みません。
プログラミング練習サイトでは「基礎を学べる課題」と「実践を想定した課題」を提供しているところがあります。実際の開発現場で活躍するためには、基礎課題を練習した後に「Webサイトの構築」や「Web APIの開発」など、実践を想定した課題で経験値を積むべきです。
しかし、いつまでたっても「〜のコードを書いてみよう」といった基礎的な課題しか取り組まず、実践的な課題にチャレンジしない人がいます。
このような人たちは、基礎レベルから脱せないため上達が難しいといえます。
なお、下の記事ではプログラミングが上達する人としづらい人の違いを詳しく紹介しているので、良ければ参考にしてください。
効果的にスキルが身につくプログラミング練習のコツ3つ
前述した「上達しないプログラミングの練習方法」に続き、ここからは効果的にプログラミングスキルを身につける練習のコツを、3つにまとめて紹介します。
15分考えてわからなければ調べる
プログラミングの練習中に分からないことが発生した場合は、すぐに調べる習慣をつけましょう。
不明点が発生した時もすぐに調べることもせずに、頭の中であれこれと考えて行動に出られない人がいます。このような人は、ただ時間ばかりを浪費してしまうため、効率的に学べません。しかし、プログラミング練習中に発生する不明点の多くは、調べれば解決するものばかりなのです。
もちろん、自分の頭で考えることも重要ですが「悩む時間」をあらかじめ決めておき、その時間を過ぎたら調べるようにすれば、悩む時間を最小限にできます。
既存のWebサイトを模写してみる
既存のWebサイトを模写してみるのも、効果的なプログラミングスキルの習得方法です。
既存サイトを模写するということは、HTML/CSSやJavaScriptをはじめ、一連のWebサイト開発に必要なスキルに幅広く触れることを意味します。また、新たなサイトを立ち上げる場合は、画像などを作る必要があり手間がかかります。一方で既存Webサイトであれば、それらのデータも存在しており、別途準備する必要がない点も嬉しいポイントです。
さらに、モダンなWebサイトのデザインや斬新な機能など、トレンドを学べる点も模写の強みといえます。
なお、次の記事ではコーディングスキルが向上する模写のやり方を詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
コーディングの補助ツールを活用する
コーディング補助ツールを活用すれば、より効果的にプログラミングスキルが身に付きます。
最近では「GitHub Copilot」やChatGPTの有料プラン(Code Interpreter)など、生成AIを利用したコーディング補助ツールが人気を集めています。これらの補助ツールは、膨大なプログラムを学習データとして、指示したものを瞬時に生成してくれるのが特徴です。
プログラミングの練習をはじめたときは、自分のコードに自信がないものです。一方でコーディング補助ツールを利用すれば、いつでもプログラムのお手本をつくりだすことができます。それらのプログラムを確認することで、効率的に優れたプログラムを身につけられます。
さらにコーディング補助ツールなどのような新しいツールを積極的に導入する姿勢は、流れが速いIT業界で早期に最新情報をキャッチアップし、さまざまなスキルを磨くという意味でも重要な習慣といえるでしょう。
プログラミング練習にまつわるFAQ
最後に、プログラミングの練習によくある質問へまとめて回答します。
練習中にモチベーションが下がった時はどうすればいいの?
プログラミング練習中にモチベーションが下がったときは、次のようなアクションをとってみるとよいでしょう。
- 学習をしなくてはいけない環境に身を置く
- ゲーム感覚で学べるものを探す
- アウトプットメインの学習に切り替える
どのような人であっても、同じような練習ばかりやっているとモチベーションは低下しがちです。そのような時は、上記のような方法で、練習内容を見直すことをおすすめします。きっと新鮮な気持ちでプログラミング練習に取り組めるはずです。
なお、下記の記事ではプログラミングの独学時にモチベーションを維持する方法を、注意点も交え詳しく解説しているのであわせて参考にしてください。
プログラミングと一緒に英語も学ぶべき?
プログラミング練習中に、英語を学ぶ必要はありません。
プログラミングに関するさまざまな最新情報は欧米のWebサイトなどを確認する必要があります。そのため、英語を身につけた方が良いのは事実です。しかし、プログラミング練習にも相応の時間を割く必要があり、英語の学習まで手が回らなくなってしまうリスクが高いといえます。
どちらも中途半端になるよりは、まずはプログラミング練習をしっかりと終わらせ、その後英語の勉強へのチャレンジをおすすめします。
プログラミングは本でも学んだ方がいい?
プログラミングは練習サイトだけではなく、本でも学ぶことをおすすめします。
練習サイトでもプログラミングに関する知識のインプットは可能です。しかし、本はプログラミングに関する体系的な知識を学べます。そのため、練習サイトと本を併用しながら勉強することで、更に効率的なスキル習得を目指せるのが特徴です。
なお、より効果的にプログラミングスキルを習得したい人は、侍エンジニアなどのプログラミングスクールを活用するとよいでしょう。
まとめ
今回は、プログラミングを練習できるおすすめサイトを、選び方や練習のコツも交えて紹介しました。
動画・イラストなどで、簡単にプログラミングを練習できるサイトは増えています。自分に合うサイトを見つけて学習することで、挫折することなく必要なスキルを習得可能です。
ぜひ、今回紹介したサイトのなかから、自分に合うものを使ってみてください。