データベース学習本おすすめ13選【入門者〜上級者までレベル別に紹介】


データベースについて詳しくなりたい…!
自分が持っているデータベースの知識は正しいのかな…?

データベースについての知識をつけることは、仕事の幅を広げる、業務の効率化を図る上で重要なことです。

この記事では、データベースに関する知識を得られる書籍を初心者向け、中級者向け、上級者向けという3つのレベルに分けてご紹介していきます。

目次

データベース操作初心者向けのおすすめ本5選

データベースについての知識を持っていない人でも、データベースへの知識を得る事ができる書籍を5冊紹介します。

マンガでわかるデータベース

データベースの基本部分をマンガのストーリーに合わせて学習できる書籍です。

マンガ形式の書籍なので、文字だらけの本を読むのは苦手という方でもストーリーを楽しみながらデータベースについての知識を深めることができます。

また、読みやすいだけでなく、情報処理技術者試験に向けた練習問題も掲載されているため、基礎だけでなく今後のステップアップにも役立つ内容です。

おすすめポイント
  • 活字を読むのは苦手だけど、データベースに興味がある方におすすめ
  • マンガを楽しみながらデータベースの知識を深められる
  • 基本情報技術者試験の学習のお供もなる

SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作

データベースの知識が0という人に向けたデータベース操作の基礎を学べる書籍です。初心者には難しいポイントは、図でわかりやすく解説されていて最終的にはアプリケーションの利用方法まで解説されています。

プロのデータベースエンジニアである著者から、現場で生きるデータベース操作の基礎知識を学ぶことができる初心者向けの書籍です。

おすすめポイント
  • データベースが知識ない方向けのデータベース操作の入門書
  • 図とサンプルプログラムが豊富でわかりやすい
  • 現場でデータベースがどのように利用されているか学べる

おうちで学べるデータベースのきほん 第2版

「おうちで学べるデータベースのきほん 第2版」は、データベースの基礎をわかりやすく解説した入門書です。初心者向けに、データベースの基本概念から実際の操作方法までを順序立てて学べる構成になっており、特に自宅で自主学習する人に最適です。

リレーショナルデータベースの仕組みやSQLの基本操作、データの正規化、そしてデータベース設計の基礎などを丁寧に説明しています。図やイラストを多用しているため、複雑な概念も視覚的に理解しやすく、プログラミング初心者にも親しみやすい内容です。

おすすめポイント
  • 図解やイラストを多用し、複雑なデータベースの概念を視覚的にわかりやすく解説
  • SQLの基本操作やデータベース設計の基礎を丁寧に紹介し、実務でも役立つスキルを学べる
  • 自主学習を進めやすいように構成されており、ステップごとに進められるため、理解が深まりやすい

図解まるわかり データベースのしくみ

「図解まるわかり データベースのしくみ」は、データベースの基本構造や仕組みを視覚的に理解できるように解説した初心者向けの書籍です。特に、データベース技術に触れたことのない人でも、図やイラストを通じてデータベースの設計や運用の基礎を学べる点が特徴です。

内容は、リレーショナルデータベースの概念、SQLの基本操作、そしてデータの正規化やインデックス、トランザクション管理など、実務に直結する重要な概念を扱っています。

おすすめポイント
  • 視覚的な説明が豊富で、複雑な概念をシンプルに理解できる
  • データベースに関する基本的な仕組みや操作をしっかり学べる内容
  • SQL操作やトランザクション管理など、ビジネスシーンでの応用に必要な知識も身につけられる

SQL1年生 データベースのしくみ SQLiteで体験してわかる!会話でまなべる!

「SQL1年生 データベースのしくみ SQLiteで体験してわかる!会話でまなべる!」は、SQL初心者に向けて、データベースとSQLの基本を会話形式で学べる書籍です。SQLiteという軽量データベースを使い、実際に手を動かしながら基本的なデータ操作を体験できます。

会話形式を採用しているため、難解な技術的説明も身近でわかりやすく、データベースの仕組みやSQLの基本を自然に理解できるのが特徴です。SQL文の基礎からテーブル作成、データ操作、クエリの実行まで幅広くカバーしており、初心者が無理なくステップアップできる構成となっています。

おすすめポイント
  • 技術的な内容が会話形式で説明されており、初心者でも親しみやすく、理解しやすい
  • SQLiteを使い、実際にSQLを操作しながら学べるため、即座に学んだ内容を体験できる
  • SQL文やデータベース設計など、初めて学ぶ人が知っておくべき基礎知識がしっかりと網羅されている

データベース操作中級者向けのおすすめ本5選

ここからは、データベースについての基礎知識と、それを操作するSQLについての基礎知識を持っている人が読むべき書籍を5冊紹介します。

達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ

初心者向けの書籍で紹介した『SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作』と同じ著者が著作したSQL中級者向けの書籍です。基礎的な説明が少ない分、実際の現場で使えるSQLの知識が得られる構成になっています。

SQLの原理や仕組みやデータベースの歴史なども網羅しており、データベースについての知識をより深めることのできる書籍になっています。

おすすめポイント
  • データベース操作に慣れた方がぜひ読んでほしい一冊
  • SQLの仕組みを学ぶことでより効率のよいSQLを書くヒントになる
  • SQLの原理からデータベースの歴史・現場で使えるノウハウまで網羅的に解説している

SQLアンチパターン

データベース設計やSQL記述の際に避けるべき事柄に焦点を当てて著作された書籍です。

データベースやSQLを使いこなせるようになった中級者がまずやるべきことは、ミスをなくすことです。ある程度の仕事を任されるようになると、一つのSQL記述ミスが大きな問題につながりかねないからです。

SQLを使いこなせるようになったらこの書籍を読んでデータベース管理で起こり得るミスを未然に防ぎましょう。

おすすめポイント
  • データベース設計やSQLでやってはいけないことに焦点を当てた一冊
  • SQLを使いこなせるようになった中級者がつまずきやすい点を解説している
  • アンチパターンを実行した場合の例も解説しているので、より理解しやすい

達人に学ぶDB設計徹底指南書 第2版

「達人に学ぶDB設計徹底指南書 第2版」は、データベース設計の実践的なノウハウを徹底的に解説した書籍です。初心者から中級者まで幅広い読者を対象にしており、データベースの理論だけでなく、具体的な設計手法や現場での実践的なアプローチを学べます。

特に、リレーショナルデータベース設計の基礎から、正規化やER図の描き方、パフォーマンスを考慮した設計までを丁寧に解説しており、実務で役立つ内容が充実しています。

現場の課題を解決するための「徹底指南書」というタイトル通り、設計の質を向上させたいエンジニアには必読の一冊です。

おすすめポイント
  • 設計の理論だけでなく、実際の現場で直面する課題への対応方法が詳しく解説されている
  • 設計のプロセスを具体的な事例を交えながら解説しているため、初心者にも分かりやすい
  • 第2版では、最新のデータベース設計技術やトレンドも取り入れ、現代のニーズに合った内容にアップデートされている

SQL実践入門 ──高速でわかりやすいクエリの書き方 WEB+DB PRESS plus

「SQL実践入門 ──高速でわかりやすいクエリの書き方 WEB+DB PRESS plus」は、効率的でパフォーマンスの高いSQLクエリを書くための実践的なガイドです。SQLの基礎を押さえながら、より高速かつわかりやすいクエリを構築するためのノウハウを提供します。

著者は、SQLの文法にとどまらず、データベースのパフォーマンスチューニングや、効率的なクエリの書き方について深く掘り下げています。また、実際の業務でよく遭遇する問題に対するアプローチや、クエリの最適化技術も紹介されており、SQL初心者から中級者まで幅広い層に対応した内容です。

おすすめポイント
  • 理論だけでなく、実務で直面するクエリの最適化やパフォーマンスチューニングを学べる
  • 高速で効率的なSQLの書き方に焦点を当て、データベースのパフォーマンスを最大化できる
  • 実際のシステム開発で役立つ技術を、具体例を通じて解説し、即戦力となるスキルを養える

失敗から学ぶRDBの正しい歩き方 Software Design plus

「失敗から学ぶRDBの正しい歩き方 Software Design plus」は、リレーショナルデータベース(RDB)を正しく理解し、設計・運用するための指南書です。特に、データベースの構築や管理において遭遇する典型的な失敗例を基に、問題の原因を明らかにし、適切な解決策を学べる構成になっています。

具体的には、データモデリング、正規化、インデックスの適切な使い方、パフォーマンスの最適化など、現場で役立つ実践的な知識が豊富に含まれています。また、初心者だけでなく、実務経験者が陥りがちな落とし穴にもフォーカスしており、DB設計に関わるあらゆる人に役立つ内容となっています。

おすすめポイント
  • 実務でよくある失敗例を挙げ、その対策を具体的に解説しており、実践的なスキルが身につく
  • 基本的なDB設計からパフォーマンスチューニングまで、幅広いトピックを網羅しているため、初心者から中級者まで役立つ
  • 実際の問題解決に役立つノウハウが詰まっており、DB設計の失敗を防ぎ、パフォーマンスを向上させるための実践的なアドバイスが得られる

データベース操作上級者向けのおすすめ本

ここからは、実際にデータベースを活用した仕事をしている人が辞書替わりに使える書籍や、データベースに関する知識をより深めたいという方におすすめの書籍を3冊紹介します。

ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ

合同会社DMM.comブロックチェーン研究室 室長である加嵜 長門氏とデータコンサルタントの田宮直人氏が実際に作成しているレポートやSQLコードをレシピ集としてまとめた書籍です。

データベース操作の仕事に直接生かせる汎用性の高いSQLコードが載っているため、業務の合間に確認するマニュアルや辞書のように利用できます。データベースの操作はできるが、いつも同じようなコードばかり書いているという人にもおすすめです。

おすすめポイント
  • 合同会社DMM.comの研究室 室長が実際に使っているレシピを紹介した一冊
  • 現場に活かせる汎用性の高いSQLがサンプルとして掲載されている
  • 業務の合間にSQLの書き方を確認する仕事の相棒

データベースパフォーマンスアップの教科書 基本原理編

データベースのパフォーマンスを上げるということに焦点を当てて著作された書籍です。
データベースに対する知識を十分に持っていても、読むのが難しく感じるほどデータベースの本質について細かく記述されています。

データベースの本質を理解しておくことで、システムの改善や開発に生かすことができるため、システム開発の責任者を務めるようなエンジニアであれば読んでおくべき書籍です。

おすすめポイント
  • データベースのパフォーマンス向上を解説した良書
  • データベースの基本原理からノウハウ・テクニックまで幅広く解説している
  • 例題も豊富で要件定義やアプリケーションの設計で参考になる

Effective SQL

「Effective SQL」は、SQLを最大限に活用するためのベストプラクティスを50項目にまとめた書籍です。

著者John L. ViescasとDouglas J. Steeleが、効率的でパフォーマンスに優れたSQLクエリを書くための実践的なアドバイスを提供しています。

この本は、SQLの初心者から中級者、そして熟練したデータベースエンジニアまで幅広い層に役立つ内容となっており、リレーショナルデータベースのパフォーマンス最適化や、よくあるミスの回避、データモデルのベストプラクティスを学べます。

おすすめポイント
  • 具体的なテクニックやアプローチが項目ごとに解説されており、すぐに実務で応用可能
  • SQLクエリの最適化に焦点を当て、リレーショナルデータベースの効率的な操作を学べる
  • 異なるデータベース管理システム(DBMS)でも通用するベストプラクティスが多数紹介されており、どのシステムを使うエンジニアにも役立つ

まとめ

現代ではデータベースのない企業は存在しないと言っても過言ではありません。

データベース管理の仕事を急に上司から任されたという事例もあります。そんな時に慌てないように、データベースに対するある程度の基礎知識は持っておくことをおすすめします。

特にIT企業で働いている社員なら今後のキャリアアップも考えるとデータベースに関する知識は必須でしょう。

そんなデータベースに関する知識のない人が書籍から学習する際は、必ずデータベース初心者向けの書籍を選ぶようにしてください。初心者が上級者向けの書籍を読むと挫折の原因になりかねません。

また、データベースを活用した仕事をしたいと考えている人は、まずは自分がデータベースに対してどの程度の知識を持っているか考えることが大切です。

さらにデータベース操作の上級者になれば、現場で使えるコードが載った書籍を辞書代わりに持っておくのもオススメです。

是非この記事を参考に自分の今までの実績と照らし合わせて、自分に合った書籍を探してみてください。

最後に、この記事の要点をまとめておきます。

  • 今後のことも考えるとデータベースの基礎知識は持っておくべき
  • 自分に合ったレベルの書籍で学習を始める
  • ある程度の知識が得られたら辞書替わりに使える書籍を選ぶ

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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