独学で習得できる?UI/UXデザインおすすめ勉強方法5選

この記事では、未経験からのUI/UXデザインを独学するおすすめの勉強法を解説します。

UI/UXを学ぶ方法は多岐にわたり、それぞれの個性や働き方にあった勉強法を選ぶ必要があります。

「UI/UXは聞いたことがあるけれど、具体的には知らない方」や「UI/UXを勉強する方法とそれぞれのメリットを知りたい方」は、この記事を参考にUI/UXデザインの概要と学習法を見つけてください。初めにUI/UXデザインを勉強する「5つの方法」について解説します。

本記事を読む前に、UI/UXとは何かをおさらいしておきたい人は次の記事を参考にしてください。

UI/UXとは?違いや関係性など初心者向けに専門用語なしで紹介します
更新日:2024年10月31日
この記事の要約
  • UI/UXは学習サイトや本などを併用した勉強がおすすめ
  • 効率よいUI/UX学習には実際に手を動かしながらの勉強が吉
  • UI/UXスキルを活かせる仕事は多くある

なお、Webデザインを習得して転職や副業・フリーランスを目指したい人は、ぜひ侍エンジニアをお試しください。

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目次

UI/UXを勉強する6つの方法

さっそく、UI/UXの勉強方法を、6つにまとめて紹介します。

なお、勉強方法を知る前に独学でどうWebデザインスキルを身につければいいのかイメージが湧かない人は、下の「Webデザインの学習手順」を参考にしてください。

Webデザインの学習手順を確認してみる

本で勉強する

本で学習することのメリットは、「自分のペースで学習を進めることができる」ことです。自分の理解度に合わせて繰り返し学習したり、飛ばしたりできます。また、UI/UXデザインの基礎から応用までを学ぶことができるものや、特定の分野に特化した本を選べるなど自身に合う本を選択可能です。

ただし、一人で学習を継続するのは困難な点も多く、分からないことをすぐに聞けないというデメリットもあります。誰かに教わりたい人や仲間と積極的に交流しながら学びたい人には向かない、といえるでしょう。

以降では、UI/UXの勉強におすすめの本を厳選して3冊紹介します。

UI/UXデザインの原則

ビジネスにおけるWEBサービスの重要性は年々増し、担当者に求められるレベルも高まっています。「WEB担当になったけれど何から手をつけたらいいのか分からない」という方のために、これまでUI/UXデザインにより200社以上のCVR改善に貢献してきた著者が初心者にもわかりやすく解説しています。

使い勝手や見た目を整えるのはもちろん、「ユーザーに選ばれる魅力的なサービスづくり」も基本から応用まで提案します。UI/UXデザインを基礎から応用までわかりやすく解説しているこの本で、初心者でも無理なく学習を進められます。

UIデザイン みんなで考え、カイゼンする

ユーザーニーズが複雑化し変化が速い現代では、チームでUIを開発し改善していくことが重要です。本書はデザイナーだけでなく、チーム全体で共有できるUIデザインプロセスを解説しています。プロトタイピングやミニマムな完成品による改善を繰り返すスピーディーな開発手法について触れられていることも特徴の一つです。デザイナー、エンジニア、マーケティングなどチーム全体でUI開発を進める方法も学べます。

さらには、UIデザイナーの役割とビジネス視点で解決すべき課題についても解説されています。したがってチームでUI開発を効率化したいデザイナー、エンジニアやUIデザインプロセスを理解したいチームメンバー、そしてビジネス視点でUI開発を捉えたい経営層など幅広い人のための実用書といえます。

はじめてのUXリサーチ ユーザとともに価値あるサービスを作り続けるために

UXリサーチは、ユーザーのニーズや行動を理解し、より良いサービス開発に役立てるための重要な手法です。本書は、プロダクトマネージャーやデザイナーなど、さまざまな職種の人が現場の課題や目的に応じています。またUXリサーチを実務に取り入れられるよう、基本的な考え方から実践までわかりやすく解説されています。

本書の特徴は、UXリサーチの基本的な捉え方や組み立て方を学びたい方に最適です。また、手法や組織で活かせる仕組みの作り方、仲間の増やし方、そして実践知の共有について触れられており、メルペイUXリサーチチームの現役リサーチャーによる7つの実践事例を解説しています。また、実践で使えるテンプレートも付いているなど、初心者の人にとって学びの助けになるでしょう。

なお、UI/UXデザイナーへの就業や副業での収入獲得に向けどの言語が自分にあうのか、どう学習を進めればいいのかなどがあいまいな人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。

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Webデザイン資格の取得を目指して独学する

資格の習得を通して、UX/UIを体系的に学べます。具体的には、資格取得を通して次のようなスキルが身につけられます。

  • ユーザー視点: ユーザーのニーズや行動を理解し、ユーザーにとって使いやすいデザインを構築するスキル
  • 情報設計: 情報を整理し、わかりやすく伝えるためのスキル
  • インターフェースデザイン: 画面構成や操作方法などを設計し、ユーザーにとって快適な操作性を提供するスキル
  • 視覚デザイン: 色彩やフォントなどを使い分け、視覚的に訴求するデザインを構築するスキル
  • デザインツール: PhotoshopやIllustratorなどのデザインツールを使いこなすスキル
  • 最新トレンド: Webデザインにおける最新トレンドを常に把握し、デザインに活かすスキル

以降では、UI/UXの勉強におすすめの資格を厳選して3つ紹介します。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、ウェブサイトのデザインに必要な知識、そして技能を認定する国家資格です。

この試験は特定非営利活動法人「インターネットスキル認定普及協会」によって実施されており、試験は1級から3級まで分かれています。それぞれ「実技試験」と「学科試験」があり、試験内容は国際標準規格に基づいたホームページ作成、システム構築、セキュリティ対策などです。

1級合格者には厚生労働大臣より、そして2級及び3級合格者には当協会理事長より「ウェブデザイン技能士」の合格証書が発行されます。ウェブデザイン技能検定はウェブ業界において唯一の国家資格であり、就職や転職の際にアピールしやすいでしょう。

Google UX Designプロフェッショナル認定

Google UX Designプロフェッショナル認定は、Googleが提供しているUXデザイナーになるためのオンライン講座となります。

UXに関する基本的な概念から整理できますが、後半にかけて実際にプロトタイプの作成や、 仮想プロジェクトの実施もできるためインプットのみならずアウトプットまで実践的にUXデザインを身につけたい方におすすめです。また、講座は一つあたりの時間が短いため、隙間時間を有効に活用して勉強できます。

ただし、使用される講座の動画やテキストは英語表記なので、英語が苦手な人はDeepL翻訳Google翻訳なども活用しながら進めましょう。

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5を活用したWebページやアプリケーションのデザイン、設計、構築方法などに関する知識やスキルを認定するための試験です。試験はレベル1とレベル2に分けられています。

レベル1ではマルチデバイスに対応しているWebコンテンツ制作の基礎の実力を測ります。また、レベル2はシステム同士の連携、最新のマルチメディア技術に対応している動的コンテンツ、あるいはWebアプリケーションの開発、設計能力などを測ります。試験合格の認定期間は5年間で、それ以後は再認定試験の受検は必要です。

なお、ITの仕事に興味はあるものの、どの職種が自分にあうのかわからない人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。

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学習サイトで勉強する

学習サイトを使えば、低コストで最新の知識を自分のペースで学べ、コミュニティを通じてモチベーションを保てます。ただし、教材の質は慎重に選ぶ必要があります。

以降では、UI/UXの勉強におすすめの勉強サイトを厳選して3つ紹介します。

侍テラコヤ

侍テラコヤは、日本最安級のサブスク型オンラインITスクールです。

教材数は100種類以上で、実際に自分の手を動かしながら学べるため、最短最速でエンジニアを目指せます。例えば、Amazon風のECサイト構築や美容室のホームぺ―ジ作成など、実践的な題材を通じてスキルを伸ばすことも可能。

また、現役エンジニアによるマンツーマンレッスンも受講可能です。プログラミング学習の悩みやキャリア相談もできるため、モチベーションの向上に結び付けられるでしょう。

Udemy

Udemyでは、初めてUI/UXを学ぶ人向けに基礎講座から実践的な講座まで幅広く用意されています。

動画を見て一緒に手を動かしながら学べるため、効率的に学習可能です。Udemyにて購入したコースの動画は、削除しない限り何回でも見られます。そのため、わかりづらい場所は何度でも見直せます。

内容を忘れてしまっても、該当箇所のみの復習も可能なので初心者の人でも安心して学習を続けられるでしょう。

chot.design

chot.designは日本のIT/Web業界向けのデザイン学習サイトで、毎日ちょっとずつデザインを学ぶことができます。

初学者向けの基礎講座を始め、実践的なUI/UXデザインやコーディングまで幅広いトピックを扱っているのが特徴です。具体的には主要デザインツール(Illustrator・Photoshop・XD・Figmaなど)の使い方や、Wordpressの基礎から応用までサイト制作に必要なスキルを一貫して学べます。

chot.designは無料で利用できるため、気軽にデザインの勉強を始めることが可能です。

上記を含め、UI/UXデザインが学べるおすすめの学習サイトを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

UI/UXが学べる学習サイトおすすめ6選!選び方や活用法も紹介
更新日:2024年10月31日

なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でスキル習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

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既存のWebサイトを模写する

模写をすることで、HTML・CSS・Javascriptのコーディングスキルやブートストラップの他、jQueryなどのライブラリやフレームワークの使用方法を学べます。

実際に模写を行うことで、一般的なデザインパターンやユーザー体験の模範を理解できます。また、模写中に生じた難問や問題に取り組むことで今後に役立つ問題解決スキルを培うことも可能です。

既存のWebサイトの模写は効果的ですが、良いと思ったWebサイトのデザインを細かく分析して「言語化」するも重要です。この「言語化」をする訓練を積み重ねることで、今後自分で作成をしていく際に必要な論理的思考力が養われます。

なお、副業での収入獲得を目指しているものの、どんな仕事が自分に合うかわからない人は「副業診断」をお試しください。

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自身が取り組みやすい副業で収入を獲得したい人は、ぜひ一度お試しください。

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Webデザインスクールで勉強する

WebデザインスクールではUI/UXの基礎から応用、実践的なスキルまで学ぶことが可能です。

また、体系的にデザインの理論や最新のトレンドを学べるため、ユーザーの視点に立った魅力的なデザインを作成する知識を習得できます。

Webデザインスクールによっては転職や就職を目指す人のためのキャリアサポートが充実しているスクールもあります。また、豊富なネットワークを利用して自身のキャリアアップを目指すことも可能です。

以降では、UI/UXの勉強におすすめのスクールを厳選して3校紹介します。

侍エンジニア

Webデザインスクール「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」

月分割4,098円から学べる侍エンジニアでは、現役Webデザイナーと学習コーチが2名体制で学習をサポートしてくれるため、途中で挫折する心配はありません。「受講生の学習完了率98%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境で学習を進められるといえます。

また、侍エンジニアでは最大70%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してUI/UXデザインのスキルを習得できますよ。

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デジタルハリウッドSTUDIO

デジタルハリウッドSTUDIO

デジタルハリウッドSTUDIOでは現役クリエイターによる実践的な指導を受けられ、オンラインとリアルを組み合わせたハイブリット教育を提供し、受講生のペースやレベルに合わせて学習できます。段階的な課題が設定されており、どの地域からでも高い質の講座を受けることも可能です。

インターネットアカデミー

INTERNET ACADEMY(インターネットアカデミー)

インターネットアカデミーは、WebデザインやプログラミングなどのITスキルを学ぶためのオンライン学習プラットフォームです。

もちろんUI/UXの基本を理解するための講座も用意されており、自分のペースでオンライン講義、ビデオチュートリアルなどを通して学べます。また、コース修了後には認定を取得でき、学習したスキルを活用してUI/UXデザイナーなどの仕事に就くことも可能です。

なお、次の記事では上記を含め、UI/UXが学べるWebデザインスクールを紹介していますので、併せて参考にしてください。

UI/UXデザインが学べるスクール・講座おすすめ5選【2024年最新】
更新日:2024年12月20日

Youtubeで勉強する

YouTubeは、UI/UXデザインを学ぶ上で非常に有効です。次のような動画で視覚的に学ぶことで、本などでは得られないツールの具体的な使い方を中心に学べます。

ほかにも、デザインのプロセスを目で見て理解することができ、イメージしづらい分野も学べます。

最近では、初心者から中級者までさまざまなレベルの動画が幅広く揃っているため、自分に合ったものを視聴しましょう。

効率よくUI/UXを勉強する3つのコツ

効率よくUI/UXを勉強する3つのコツ

ここからは、効率よくuiuxを勉強するコツを、3つにまとめて紹介します。

コツ1:ツールを準備する

UI/UXデザインを学ぶ際に、ツールは非常に重要です。使用するツールを事前に準備することで、学習効率をあげられます。

デザインツールは、UI/UXデザイナーのアイデアを形にするためのプロトタイプを作成する時に欠かせません。

特に、Figmaはインターフェース設計において広く使われています。ブラウザ上のクラウドベースのプラットフォームで複数のデザイナーがリアルタイムで共同作業が可能であるため、実務での活用が期待できます。

また、プロジェクトの進行がスムーズになり、デザインスキルの向上にも繋がります。

コツ2:実際に手を動かして学ぶ

UI/UXデザインの学習に限らず、本などからインプットしたら、実際に手を動かしてアウトプットを繰り返すことが重要です。

UI/UXデザインの分野では、プロトタイプやユーザビリティテストを繰り返すことで理解を深められます。例えば、自身のポートフォリオサイトを作成し、ワイヤーフレームの作成から始め、プロトタイプ、ユーザーテストまで行うことで、実践的なスキルを身につけられます。

また、ツールなどのエラーの対処など、UI/UXデザインにおける問題解決能力も高められ、即戦力となるスキルを身につけることができるでしょう。

コツ3:ポートフォリオを作成してアウトプットする

ケーススタディを作成することで、プロダクトを整理できるため、アウトプットとして有効な方法です。

ポートフォリオの作成方法はいくつかありますが、一つは「ケーススタディ型」です。これは一般的な方法ですが、そのプロジェクトの背景、課題、解決策、そして結果を明確に記述することで後で見直すことも可能です。

また、特定の領域に特化したデザイナーには「スペシャリスト型ポートフォリオ」が適しています。こちらは自分の専門性に基づいて分類することで、顧客が求めているニーズに応じて提案をする場合にも活用できます。

UI/UXデザイナー向けのポートフォリオの作り方を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

UI/UXデザイナーのポートフォリオ作成ガイド!参考サイトも紹介
更新日:2024年10月31日

UI/UXの勉強で挫折しない3つのポイント

UI/UXの勉強で挫折しない3つのポイント

ここからは、UI/UXの勉強で挫折しないポイントを、3つにまとめて紹介します。

ポイント1:質問できる環境を準備する

UI/UXデザインの学習中に疑問点が出たときに、すぐに質問できる環境を整えておくことが重要です。

独学では、学習中に疑問が生じても、なかなか解決できず、先に進もうとしても同じところでつまずいてしまい、それが挫折の原因になります。

こうした挫折を避けるために、オンラインコミュニティやSNSを活用して、気軽に質問できる環境を整えましょう。同じ志を持つ仲間や経験者からアドバイスをもらえる場を作ることでモチベーションアップもできます。

ポイント2:勉強前に学習目的を明確にしておく

学習を始める前に、なぜUI/UXデザインを学ぶのか、目的を明確にしておくことも重要です。

目標が曖昧なままだと、途中で方向性を見失い、学習が滞ってしまう可能性があります。具体的なキャリア目標やデザインスキルのレベル向上など、学習の目標を設定することで、日々の勉強にも意欲的に取り組むことができます。

ポイント3:勉強を習慣化させる

UI/UXデザインの勉強で挫折しないために、勉強を習慣化させましょう。

学習を習慣化するためには、勉強を日常生活の一部として組み込むことが大切です。習慣化すれば、モチベーションに左右されずに学び続けることが可能になります。

通勤時間や休憩時間に勉強すると決めて実践すると、無理なく継続できるようになるでしょう。

毎日少しずつでも進めることで、徐々に成果が積み重なり、スキルの向上が実感できるようになります。

UI/UXのスキルが活かせる仕事5つ

UI/UXのスキルが活かせる仕事5つ

ここからは、UI/UXのスキルが活かせる仕事を、5つにまとめて紹介します。

Webデザイナー

WebデザイナーはWebサイトのデザインを専門的に行う職種です。

WebデザイナーはHTML・CSS、そしてJavaScriptなどのプログラミング言語を理解している必要もあり、ユーザーが使いやすいプロダクトを設計するうえで、UI/UXのスキルがあることでそれぞれのニーズに応じた質の高いプロダクトを制作できます。

Webデザイナーの特徴をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

Webデザイナーとは?仕事内容や年収、未経験からなる方法も紹介
更新日:2024年12月12日

ITエンジニア

ITエンジニアはユーザーがシステムやアプリケーションを効率的に操作ができるようにUI/UXのスキルを活用します。また、HTML・CSS・JavaScriptを使って、ユーザーインターフェースを構築でき、フロントエンド開発においてデザインから実装までの一連のプロセスを担当できます。さらに、デザインシステムを作成して一貫性のあるデザイン要素を管理することも可能です。

こうしたことから、UI/UXデザインのスキルを持つITエンジニアはデザイナーやプロダクトマネージャーといった、他のスキルを持つ人と連携してプロジェクトにより深く携われるでしょう。

ITエンジニアへの目指し方を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

ITエンジニアになるには?目指す手順や必要なスキル、勉強法も紹介
更新日:2024年11月13日

UXリサーチャー

UXリサーチャーは、ユーザーと直接対話をすることによって彼らのニーズやどのような課題があるのかを理解する必要があります。そのためには、UXを向上させるための高い知識とスキルが求められます。特にインタビューをもとにしたユーザビリティテストでは、ユーザーのデータからプロトタイプを作成します。それをもとにフィードバックを収集、そしてプロトタイプを通じてUI/UXの改善点を特定することが重要です。

またプロダクトに反映する過程において、デザイナーやエンジニアと連携してプロダクトの開発や改善を行う必要があります。UXリサーチャーが幅広いUI/UXのスキルを持っていることで円滑なコミュニケーションを行うことができるでしょう。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、美的な視点だけでなく、ユーザーの視点からもデザインを考えることが重要です。ユーザビリティや使いやすさを意識してUIデザインを行うことで、一貫性のあるデザイン要素を管理でき、UXを向上できます。

またグラフィックデザイナーは、アニメーションやモーショングラフィックを使って、UXを豊かにすることができ、UI/UXのスキルがあることでユーザーの目を引く要素をデザインできます。

グラフィックデザイナーとWebデザイナーの違いをより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違い!7つの観点から徹底解説
更新日:2024年12月12日

Webマーケター

Webマーケターはユーザーが、ウェブサイトやアプリケーションを使いやすく満足度の高い体験をするためにUI/UXデザインの原則を理解していることが重要です。そうすることで、コンテンツ戦略とUIデザインを連携させてユーザーにとって魅力的なコンテンツを提供できます。また、ユーザビリティの向上やユーザーのニーズに合った機能の開発に貢献できるでしょう。

また、WebマーケターはSEOを踏まえてUXの向上を同時に達成できるため、使いやすいプロダクトをユーザーに提供するとともに、検索エンジンにも適切に表示できます。

UI/UXの勉強によくある疑問

最後に、UI/UXの勉強によくある疑問へまとめて回答します。

UI/UXスキルの習得に必要な勉強時間の目安は?

一般的に、UI/UXデザインスキルの習得に必要な学習期間は半年から1年程度といわれます。

UI/UXデザインスキルを身につけるためには、デザインに関する知識や、プログラミングスキルを習得する必要があります。

事前の知識がない場合、学習難易度が高く、範囲も広いため、片手間の学習ではスキルを身につけることは困難です。働きながらUI/UXデザインのスキル習得を目指す場合には、学習を習慣化させることが重要です。

UI/UXデザイナーの将来性は?

UI/UXデザイナーは、ますます需要が高まっているIT職です。

近年、スマートフォンやウェブアプリが日常生活の一部となったことから、UXを重視したデザインの重要性が増しています。今後もDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI技術の発展により、UI/UXデザイナーの役割はさらに広がると予想されます。

UI/UXデザインは、新しい技術やトレンドに対応する柔軟性が求められるため、継続的な学習が必要となりますが、将来性は非常に高いです。企業においても、UXを改善する専門的な知識を持つUI/UXデザイナーは、貴重な存在となっています。

UI/UXデザイナーの将来性をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

UI/UXデザイナーはなくなる?現状の需要からわかる将来性
更新日:2024年10月31日

まとめ

今回の記事ではUI/UXの学び方やプラットフォーム、そして実務でのスキルの活用法まで紹介しました。UI/UXデザイナーはWebサイトやプロダクトの開発においてユーザビリティを高めるために必要な存在です。したがって、Web関連のサービスを提供している多くの競合が存在する現代社会において企業の競争力を高めるために今後も求められるでしょう。

また、UI/UXのスキルと他業種における専門性を組み合わせることによって希少性が高まることから、自身の更なるスキルアップやキャリアアップを目指せるため、この機会にUI/UXを学習することをおすすめします。

この記事の監修者

株式会社SAMURAI

高木 晃

情報系の大学を卒業後、HR関連のサービスを複数展開する事業会社に勤務。コミュニケーションデザイン領域のデザイナーを4年ほど務め、LPやバナーデザインの制作、コーディング等を経験。現在は株式会社SAMURAIでWebデザイナーとして、バナーデザイン制作やLP改善、Instagram運用等に従事。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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