この記事では通うべきかも交え、プログラミングスクールの特徴を解説します。
実際プログラミングスクールではどんなことが学べるの?
プログラミングスクールを利用するのにデメリットとかってあるのかな?
プログラミングスクールに興味はあるものの、実際にどのようなところなのかイメージが湧かない人は多いですよね。
一言でプログラミングスクールといっても、学習内容や提供サービスは場所ごとで異なります。
そこで本記事では、プログラミングスクールの特徴をわかりやすく解説します。スクールを活用するメリット・デメリットやどんな人が活用すべきかも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
- プログラミングスクールの基本がわかる
- プログラミングスクールに通うメリットとデメリットがわかる
- プログラミングスクールをおすすめしたい人や選び方がわかる
プログラミングスクールとは?
プログラミングスクールとは、その名前のとおりプログラミング言語を学べるスクールを指します。
プログラミングに興味があっても「プログラミングスクールに通うのは敷居が高い」と感じている人も多いかもしれません。しかし、多くのスクールではプログラミングの基礎から応用まで、段階的に学べるためこれまでプログラミングの経験がない初心者でも安心して取り組むことが可能です。
独学でプログラミングの習得にチャレンジする人も少なくありません。しかし、独学では学習内容を自分で選び、進行ペースも自己管理する必要があります。そのため、多くの人は途中で挫折してしまいがちです。
一方、プログラミングスクールでは、カリキュラムが体系的に構成されているため、ステップごとに学んでいくことで無理なくスキルを習得できます。また、わからない点が出てきても講師やメンターが常にサポートしてくれるため、学習の停滞を防ぎやすくなります。
さらに、スクールではチーム開発やプロジェクト管理の方法など、実際の現場で役立つ経験や実践的なスキルの習得も可能です。
そのほかにも、コミュニティや同じ志を持つ仲間がいることで、モチベーションを維持しやすい点もプログラミングスクールがもつ特徴といえます。
プログラミングスクールの基礎知識

ここからは次のトピック別に、プログラミングスクールの基礎知識を解説します。
料金相場

下表のように、プログラミングスクールの料金相場は受講期間により異なります。
受講期間 | 料金相場 |
---|---|
1~3ヶ月 | 約22万7,288円 |
3~6ヶ月 | 約45万180円 |
6ヶ月以上 | 約55万6,608円 |
2025年3月時点の教材費/入学金を含む46校のスクール料金をもとに算出しています。
料金相場の算出元(46校のスクール料金)
- 侍エンジニア:16万5,000円(4週間)
- キカガク:79万2,000円(6ヶ月)
- テックアイエス:34万3,200円(3ヶ月)
- テックブースト:32万9,120円(3ヶ月)
- テックアカデミー:25万1,900円(4週間)
- ランテック:55万円(9ヶ月)
- DMM WEBCAMP:16万9,800円(4週間)
- テックキャンプ:65万7,800円(10ヶ月)
- ポテパンキャンプ:44万円(5ヶ月)
- コードキャンプ:19万8,000円(2ヶ月)
- WithCode:9万9,800円(4週間)
- アイデミー:32万7,800円(3ヶ月)
- レイズテック:49万8,000円(無期間)
- GEEK JOB 21万7,800円(2ヶ月)
- インターネット・アカデミー:22万8,800円(1ヶ月)
- DPro:79万7,800円(4ヶ月)
- コーチテック:42万9,000円(3ヶ月)
- コードジム:69万円(20週間)
- Winスクール:33万300円(3ヶ月)
- パソコンスクールISA:35万5,300円(12ヶ月)
- パソコンスクールソフトキャンパス:15万1,800円(2ヶ月)
- noa:65万8,270円(142時間)
- デイトラ:12万9,800円(最大12ヶ月)
- デジハリオンライン:20万3,500円~(3ヶ月)
- データミックス:19万8,000円(2ヶ月)
- SHElikes:17万3,580円(1ヶ月~)
- システムアーキテクチュアナレッジ:22万5,500円(66時間)
- AIジョブカレ:10万5,600円~(2ヶ月~)
- ジーズアカデミー:42万9,000円(6ヶ月)
- IOS ACADEMIA:34万9,800円(3ヶ月)
- TECH STADIUM:9万9,000円(2ヶ月)
- クリプテックアカデミア:26万4,000円(3ヶ月)
- ウズウズカレッジ:26万4,000円(6ヶ月)
- コードビレッジ:12万5,000円(1ヶ月)
- スキルハブ:28万7,980円(3ヶ月)
- ゼロプラス:79万8,000円(4ヶ月)
- WEB COACH:31万7,000円(3ヶ月)
- データラーニングスクール:55万8,000円(12ヶ月)
- データサイエンスアカデミー:33万8,800円(2ヶ月~)
- とらくら:22万4,400円(3ヶ月~)
- セキュ塾:88万円(6ヶ月)
- 日本プログラミングスクール:10万7,800円(3ヶ月)
- IT道場:36万円(6ヶ月)
- テックミーツ:11万5,280円(6ヶ月)
- AI Academy Bootcamp:10万円(1ヶ月)
- mine:20万9,000円(24~48時間)
2025年3月時点の税込み価格を掲載しています。
(単一講座や月額制スクールを除く)各スクールのコース最低料金を掲載しています。
1〜3ヶ月の受講期間では、特定のスキルを学べる単一講座等が多く、料金も比較的安価です。
3〜6ヶ月の受講期間では、ITエンジニアへの転職や就職をはじめ、副業での収入獲得やフリーランスエンジニアとしての独立など、幅広いキャリアを目指せます。学習内容はもちろんキャリアサポートも充実しているため、約45万円が相場です。
6ヶ月以上の料金相場は約55万円で、AIやIoTなどの専門分野を学べます。実践学習に力を入れており、作品の制作時間を多めに確保しているところもあります。
専門分野を学べるスクールやサポートが手厚いスクールは、受講料金も高額になりがちです。ただし、必ずしも「受講料が高い=質が高い」ではない点には注意しましょう。
プログラミングスクールの料金についてより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

身につけられるスキル
プログラミングスクールでは主に次のようなスキルが身につけられます。
- Webアプリ開発スキル
- モバイルアプリ開発スキル
- AI・データサイエンス
- クラウドスキル
Webアプリ開発スキルとしては、HTML/CSSやJavaScriptなどのフロントエンド技術や、Python、Ruby、PHPなどのバックエンド技術が含まれます。また、モバイルアプリ開発やAI・データサイエンスに特化したコースもあるため、自分の目指す分野に応じたスキルを学べるのが魅力です。
開発ツールやチーム開発など実践でのスキルが磨けるのも、スクールの特徴といえます。
受講形式

プログラミングスクールの主な受講形式は「オンライン」と「通学」に分かれており、それぞれ特徴が異なります。
通学では、同じ教室にいる講師から直接指導を受けられるため、わからないところを質問しやすい点がメリットです。また、あらかじめ決められたスケジュールに沿って定期的に教室へ通いながら勉強を進めるため、学習を習慣化しやすい点もメリットの1つです。
一方で通学に手間がやコストかかる点をはじめ、受講費用自体も割高な点はデメリットといえます。
オンラインでは場所や時間を問わず自分のペースで学習を進められる点がメリットです。ただし、スクールによっては質問の回答に時間を要する点はデメリットの1つです。
また、ともに学ぶ受講生などがいないため、モチベーションの維持に苦労することがある点にも注意しましょう。
指導形式

プログラミングスクールは、マンツーマンレッスンや集団講義などさまざまな指導形式で学べます。主な指導形式とそれぞれの特徴は次のとおりです。
マンツーマンレッスンは、1対1で講師からの指導を受けられます。学習中に発生した疑問点や不明点をすぐに解消できるのがメリットです。また、集団講義とは異なり周囲を気にせず集中して学習できる点もメリットといえます。
一方で、講師と相性が良くない場合、学習自体にストレスを感じやすい点がデメリットです。スクールによっては講師を指名できるところもありますが、そのような対応ができない場合は学習に対するモチベーションは低下します。
集団講義は、ほかの受講生と共に学べるのがメリットです。受講生同士でコミュニケーションを取りやすく切磋琢磨しながら学べる点も特徴といえます。
しかし、集団講義はクラス全体にあわせてレッスンが進むため、自分のペースでは学習できません。理解が早い人は物足りなく感じるだけではなく、理解が遅い人は周囲のペースに付いていけず取り残されてしまうリスクが高い点はデメリットです。
動画などで学ぶ自学形式は、スマートフォンやタブレットに対応したコンテンツであれば、通勤や通学などのすきま時間に学び進められる点がメリットといえます。また、マンツーマンレッスン同様に自分のペースで進められるため、ストレスなく学べる点もメリットの1つです。
一方で質問の回答に時間を要する場合は不明点を解消しにくい点や、進捗サポートなどもないためモチベーションが低下しやすい点はデメリットといえます。
プログラミングスクールを利用する3つのメリット

プログラミングスクールは、独学にはない多くの利点があります。ここでは、スクールで学べる主なメリットを3つにまとめて解説します。
メリット1:挫折しづらい学習環境が整えられている

プログラミングスクールでは、挫折しづらい学習環境が整備されている点がメリットです。
独学でプログラミングを学ぶ場合、不明点や疑問点を自分自身で解消する必要があります。もちろん、環境構築やエラーも1人で対応しなければなりません。なかには、プログラミングの学習を始める前につまづいてしまうケースがあるのも事実です。
一方で、スクールはメンターや講師が専属で学習をサポートしてくれるところも少なくありません。講師はカリキュラム上の不明点に対するアドバイスはもちろん、学習進捗の確認やさまざまな相談にのってくれます。特にプログラミングの初学者は、途中でわからないことに直面したり、つまずいたりすることが多い傾向ですが、サポートが手厚いことでそのような困難を乗り越えやすくなります。
さらに、チャットやメールなどのオンラインサポートを提供しているスクールでは、24時間いつでも質問が可能です。そのほかにも、講師や生徒同士で交流できる場も設けられているスクールは、コミュニティを通じて一緒に学ぶ仲間ができるため、モチベーションを維持しやすい点もメリットといえます。
このような環境により、学習に対する不安やストレスを軽減し、集中してスキルを磨ける点はプログラミングスクールがもつ魅力の1つです。
メリット2:効率よくスキルを習得できる

プログラミングスクールは、短期間で効率的にスキルを習得できるカリキュラムを提供しています。
多くのスクールでは、数ヶ月から半年程度でプログラミングスキルを身につけることが可能です。特に1〜3ヶ月で学べる短期集中型のカリキュラムは、仕事や学業と両立しながら学びたい人や、急いで次のステージに進みたい人にとっておすすめです。
プログラミングスクールは、効率的に学べるカリキュラムや指導方法を導入しており、ただスキルをインプットするだけではなく、疑似プロジェクトなどに取り組む機会も多く設けられています。そのため、机上のスキルや理論だけでなく、手を動かしたり成果物を作ったりするなどアウトプットを行いながら学べるため、スキルの定着が早いという点も特徴です。
メリット3:目的の実現をサポートしてもらえる

プログラミングスクールでは、手厚いサポートにより目的実現を後押ししてくれます。プログラミングスクールに通う目的はさまざまです。主な目的は次のとおりです。
- エンジニアへの就職や転職
- 副業での収入獲得
- フリーランスエンジニアとしての独立
- キャリアチェンジやスキルアップ(プログラマー→AIエンジニアなど)
スクールはこのような目的を実現するために、書類添削や面接対策をはじめ、ポートフォリオの作成支援なども提供しています。さらに副業での収入獲得やフリーランスエンジニアとして活躍するために、営業活動や案件保証サポートなども利用可能です。
なお、次の記事ではプログラミングスクールで学ぶメリットについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

プログラミングスクールを利用する3つのデメリット

プログラミングスクールには多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。ここでは、利用者が考慮すべき3つのデメリットを解説します。
独学に比べ費用がかかる

独学と比較すると費用が高額になりがちな点は、プログラミングスクールのデメリットです。
独学であれば、インターネットにある無料教材や安価なオンラインコースも多く存在するため、費用をかけることなく学べます。一方で質の高いカリキュラムやサポート体制を提供しているスクールでは、その分料金も高く設定されていることが多く、一部では100万円近くかかることもあります。プログラミングスキル学習の初期投資として大きな負担に感じる人も少なくありません。
ただし、スクールの料金には次のような費用が含まれています。
- 講師やメンターなどの人件費
- カリキュラムの作成費
- 教室の家賃や運営費
短期間で集中して学ぶ環境や、転職サポートが含まれていると考えると、決して高額ではなくコストパフォーマンスに優れていると感じる人も多いはずです。
なお、スクールによっては割引キャンペーンや分割払いなどをはじめ、給付金制度を利用できるところもあります。自身が利用できるかは事前に調べておくと良いでしょう。
学べる内容が限られるケースもある
プログラミングスクールやコースによって、学べる内容が限定的な点もデメリットといえます。
スクールは1人ひとりの目的実現を後押しするために、さまざまなコースを提供しているのが特徴です。例えば、プログラミング初心者を対象としたスクールでは、プログラミングの基礎を中心に学べます。一方でフリーランスエンジニアの育成を目的とするスクールでは、実践的なスキルを中心に学習します。
プログラミング初心者を対象としたスクールでは、フリーランスエンジニアとして活躍するために必要なスキルを学べません。反対にフリーランスエンジニア育成に特化したスクールでは、プログラミング基礎には時間を割かない点は注意が必要です。また、受講期間や自身のレベルによっても、習得できるスキルの幅は異なります。
効率的にプログラミングスキルを身につけるには、自分のスキルに合ったスクールや、目的達成に必要なスキルを学べるスクールを選ぶことが重要です。
次の記事では「プログラミングスクールはやめとけ」といわれる理由について解説しています。あわせてご覧ください。

講師や学習の進め方が合わない可能性も
一言でプログラミングスクールといっても、さまざまな講師が働いています。残念ながら一部のスクールでは、次のような講師が指導しています。
- 時間内にカリキュラムを終わらせることに精一杯となっており、質問の機会を与えない講師
- 現場ではほとんど使用されない古いスキルを「あたかも」重要なスキルであるかのように教える講師
また、講師といえど人間であるため、質に問題がなくても「相性が良くない」と感じてしまうことがあるのも事実です。
学習の進め方もスクールによって異なります。知識のインプットを重視したスクールもあれば、ひたすら手を動かしてプログラミングに触れるスクールも存在します。
このように、プログラミングスクールの講師や学習の進め方は千差万別です。そのため、スクールを選ぶときはどのような講師がいるのか、あるいはどのように学習するのかなどを無料カウンセリングなどで確認しましょう。
なお、次の記事ではプログラミングスクールで失敗する人の理由や向いていない人の特徴を解説しています。ぜひ参考にしてください。

プログラミングスクールを利用した人の体験談
ここからは、実際にプログラミングスクールを利用して、目的を果たした人の体験談を紹介します。
異業種からエンジニア転職に成功した山岡さん

高校卒業後に1年の空白期間を経て工場で働いていた山岡さん。
工場を退職したことをきっかけに、以前から興味をもっていたプログラミングに独学でチャレンジします。山岡さんは、自身でさまざまな書籍を購入して学習したものの、理解が深まらずプログラミングスクールに入学しました。
スクールでは講師への質問制度やインストラクターとのマンツーマンレッスンを積極的に活用し、効率的にプログラミングスキルの習得に成功します。転職活動もインストラクターのサポートを受けながら進めた結果、見事にエンジニアへの転職を実現したそうです。

看護師から半年でAWS資格を2つ取得した山口さん
看護師として活躍していたものの、元々パソコンも好きで組み立てPCなどを自作していた山口さんは、「自分の好きなことを一度はやってみたい」という思いが強くなり、本気でプログラミングを学ぶためにスクールの利用を決断します。
スクールでは、学習中に発生したわからないことや気になることを専属インストラクターに質問することで、プログラミングスキルの習得に成功しました。モチベーションが低下したときも、インストラクターに相談することで挫折することなく学習を完了。
AWS認定資格のクラウドプラクティショナーとソリューションアーキテクトアソシエイトを取得するだけではなく、2つの内定も獲得しました。

40代未経験から30万円以上の副業案件を獲得した樋口さん
文系大学を卒業後、販売員や飲食店の店長をはじめ、さまざまな職業を経験してきた樋口さんは、お子さんの誕生をきっかけに在宅ワークに興味を持ちます。
樋口さんは、もともと趣味でブログを運営していたため、HTML/CSSやJavaScriptなども独学で学んでいましたが、エラーなどの解消に時間を要するなど悩みを抱えていました。その悩みを解消するためにプロから教わるプログラミングスクールに入校します。
スクールではフリーランスエンジニアとして活躍する担当インストラクターから、プログラミングスキルはもちろん、現場ならではの実用的なスキルなども吸収。
その結果、受講中に30万円以上の副業案件獲得に成功しました。

このほかにもプログラミングスクールを卒業して、目的を達成した人はたくさんいます。次の記事では、スクール卒業後のリアルな情報をまとめています。ぜひ参考にしてください。

プログラミングスクールはこんな人におすすめ

ここからはプログラミングスクールがおすすめな人の特徴を、次の3つにまとめて解説します。
通う目的が明確な人
通う目的が明確な人は、プログラミングスクールで学ぶ効果を最大化できます。
通う目的が明確な状態でスクールを選べば、必要なスキルを効率的に学べます。また、エンジニアへの転職やフリーランスとしての独立などを後押ししてくれるサポートも利用可能です。また、学習中に辛いことが起きても、目的が明確なためモチベーションが低下しづらい点も特徴といえます。
自分自身が理想とする将来像が明確であることはもちろん、その目的を達成したいという思いが強いほど、プログラミングスクールで学ぶ効果は高くなります。
スクールに通う目的があいまいな人は、スクールを選ぶ前に「なぜプログラミングを学びたいか」を整理することをおすすめします。
学習意欲が高い人
学習意欲が高い人も、プログラミングスクールの利用をおすすめします。
プログラミングスクールは「スクール」という名前が付いているとはいえ、小学校や中学校のような教育機関とは異なります。そのため、学習に遅れがみられる生徒を手取り足取り指導してくれるわけではありません。
「質問しなくても講師が教えてくれるだろう」あるいは「わかっていないことに気付いてくれるだろう」と受動的な姿勢が強い人は、プログラミングに対する理解度が深まりにくいため、目的も実現も難しくなりがちです。その結果「スクールに通っても思っていた成果が得られなかった」と後悔しやすいといえます。
一方で学習意欲が高い人は、プログラミングスクールで学ぶことはもちろん、さまざまなサポートをフル活用します。講師に対しても積極的に質問したり、受講生同士のコミュニティにも前向きなため、同じ受講期間であっても多くのスキルや知識を吸収可能です。
相応の学習時間を確保できる人
レッスン外にも相応の学習時間を確保できる人は、プログラミングスクールに向いています。
スクールは、初心者でも効率的に学べるようにカリキュラムや指導方法を日々ブラッシュアップしています。しかし、一般的なスクールのレッスン時間はおよそ1時間前後であるため、その時間だけ頑張ってもスキルアップは実現できません。
レッスン以外の学習時間を確保できない人は、レッスンではじめて耳にする単語にとまどったり、発生した不明点を消化せずに積み残しがちです。一方でレッスン以外で学習時間を確保できる人は、事前にカリキュラムを確認したり、レッスンで理解できなかった点をおさらいするなど、効果的な予習や復習を実施できます。
その結果、自分自身が想像していた以上の成果を得やすくなります。
なお、次の記事ではスクールでの学習が向いている人におすすめしたいプログラミングスクールを紹介しています。良いスクールの見極めるポイントや選び方なども詳しく紹介しているため、良ければ参考にしてください。

失敗しないプログラミングスクールの選び方
プログラミングスクールへの理解がないまま、なんとなくスクールを選べば自分にマッチしないところを選んでしまい後悔しがちです。
例えば「Webアプリケーションエンジニアになりたい」という人が、AI専門のスクールを選んでしまうとWebアプリケーション開発に必要なスキルを学べないため「失敗」といわざるを得ない結果になります。同様に「名前を聞いたことがある」といった知名度だけでスクールを選んでしまうと、想像していたスクールとのギャップによりモチベーションが低下することも。
このような失敗を防ぐには、プログラミングスクールへの理解を深めた上で自身の目的達成や条件にあうスクール選びが重要になります。スクール選定時の主な比較ポイントと選び方は次のとおりです。
比較ポイント | 選び方 |
---|---|
料金相場 | 予算に合うか |
受講期間 | 確保できる学習時間にあうか |
受講/指導方式 | 学びやすいイメージが湧くか |
カリキュラム | 習得したいスキルが身につけられるか |
サポート 支援サービス | 転職や副業など、スキル習得後の目的実現を支援してもらえるか |
カウンセリング 説明会/授業体験 | 実際に受けてみた際の印象が良いか |
評判・口コミ | 受講生や卒業生からの口コミが良いか |
なお、弊社がプログラミングスクールの受講生・卒業生に「スクールの選び方」を調査したところ、次のような項目が回答にあがりました。自身に適したスクールが選べるよう、参考にしてください。
スクール選定時は、受講費用が予算内であるかを確認することが重要です。事前に、どれくらいお金をかけられるのか、どの方式で支払うのかを決めておくことをおすすめします。また、受講期間や指導方式をはじめカリキュラムは、自身の目的や適性によって異なります。どのようなスキルを、どのような方法で学ぶかはプログラミングの理解度に直結する要素です。
効率的な目標達成を目指すのであれば、サポート・支援サービスの内容もチェックしましょう。利用しないサポートが多いスクールは費用対効果が低めです。一方でサポートをフル活用できれば、最短距離で目的を達成できる可能性が高まります。
そのほか、カウンセリング/説明会・授業体験や評判・受講生の口コミは、リアルなスクールの状況を確認可能です。あらかじめ確認しておけば「思っていたスクールとは違う」という状況を防ぐことが可能です。
次の記事では、卒業生に聞いたプログラミングスクールの選び方について詳しく解説しています。ぜひスクール選びの参考にしてください。

プログラミングスクールを利用する際の注意点

プログラミングスクール利用時の注意点としては、スクールごとに特色が異なるという点です。
一見同じように見えてもスクールは、さまざまな目的やサービスを提供しています。主に初心者を対象としたスクールもあれば、エンジニアとしてのキャリアアップを目的としたスクールもあります。そのほか、主なスクールの特色は次のとおりです。
- 受講生や卒業生同士のコミュニティに力を入れている
- キャリアサポートが手厚い
- 最先端のスキルを学べる
このようにまったく異なる特色をもっています。だからこそ、プログラミングスクールの選び方が重要です。スクール利用の効果を最大限高めるためにも、本記事を参考に、自分に合うスクールを選びましょう。
まとめ
プログラミングを学ぶことで、未来の可能性が大きく広がります。
ITスキルは、多くの業界で求められ、キャリアチェンジや副業、フリーランスとしての活躍の道も開けます。特に未経験者にとっては、スクールで効率的に学ぶことが成功への近道です。
侍エンジニアでは、マンツーマンの個別指導があり、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの学習が可能です。そのため、初心者でも自分のペースで着実にスキルを習得できます。
また、転職サポートも充実しており、学んだスキルをすぐに実践に活かせる環境が整っています。現役エンジニアが指導するため、実践的なスキルを確実に習得できる点も大きな魅力です。
なお、受講生・卒業生からの評判が良いおすすめのプログラミングスクールを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者

フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。