リスキリングセミナー・イベントおすすめまとめ【申し込み手順と体験談】

この記事では、リスキリングにおすすめのセミナー・イベントを紹介します。

セミナーでリスキリングってできるの?
どのセミナーをうければいいのかな…

リスキリングとは、社会人が現在の仕事と並行しながら新たなスキルの習得を目指すことです。

日本政府は、将来の予測が難しい時代でも柔軟に活躍し続ける力を身につけるため、リカレント教育(社会人の学び)やリスキリング(学び直し)を推進しています。補助金助成金など、政府が実施している制度を活用すれば、費用をおさえつつリスキリングも可能です。

そのようななか、セミナーという形式でリスキリングしようと考えている人も多いですよね。

しかし、開催されているセミナーは数多くあるため、どのようなものに参加すればいいか判断できない人もいますよね。口コミや講義内容など、詳細を確認しないまま参加するセミナーを選んでは、かけた費用や時間を無駄にしかねません。

そこで、この記事ではおすすめのリスキリング向けセミナーを紹介します。セミナーの選び方や参加するメリット・デメリットも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • リスキリングセミナーは短期間で必要な知識を習得可能
  • 不明点の即時解消や低コストで学べる点もセミナーの強み
  • セミナーは学習内容や開催形態などで選ぶのがおすすめ
目次

リスキリングセミナーおすすめ5選

さっそく、おすすめのリスキリングセミナーを、厳選して5つ紹介します。

プログラミングで月5万の収入UPを実現するための4STEP

学べる内容・月5万円収入をアップする方法
・年収アップに必要な知識・スキルの理解
・年収アップに向けた具体的な計画の立て方 など
料金無料
申し込み方法公式サイトより予約

プログラミングで月5万の収入UPを実現するための4STEP」は、マンツーマンレッスンとオーダーメイドカリキュラムが人気のプログラミングスクール「侍エンジニア」が実施するリスキリングセミナーです。

このセミナーではタイトルのとおり、プログラミングスキルを活用して月5万円の収入アップを実現する方法を次の4ステップにわけて教えてくれます。

  • STEP1.市場理解をしつつ、理想を考えてみる
  • STEP2.月5万円の収入アップの手段を知る
  • STEP3.実現するために必要な知識・スキルを理解する
  • STEP4.実現までの具体的な計画を立てる

なお、本セミナーは無料で受講可能である一方で、先着100名限定となっています。セミナー終了後は質問時間も設けられているため、疑問点や不明点を直接解消できるところもおすすめしたい理由の1つです。

現在の年収に物足りなさを感じている人、プログラミングスキルで稼げる方法を知りたい人におすすめのセミナーです。

業務自動化から人工知能まで!実践Pythonプログラミング体験セミナー

TECH PLAY
出典:TECH PLAY
学べる内容・Python言語の概要月5万円収入をアップする方法
・Pythonのプログラミング体験 など
料金無料
申し込み方法公式サイトより予約

業務自動化から人工知能まで!実践Pythonプログラミング体験セミナー」は、AI開発などで高い人気を集めるPythonを学べるリスキリングセミナーです。

Pythonは、データサイエンスやWebアプリケーション開発など、汎用性が高く幅広い開発を行える点が特徴といえます。さらに最近ではChatGPTなどのAI開発にも利用されており、高い将来性がある言語です。

このセミナーでは、実際にPythonでプログラミングを行いながら、概要や学習を進めるためのポイントを学べる内容になっています。なお、セミナーは定期的に開催されているため、予定が合わない人も参加しやすい点が嬉しいポイントです。

リスキリングでプログラミングを身につけたい人、AIやデータサイエンスなどの最先端技術に興味がある人におすすめのセミナーです。

めっさわかるHTML&CSS☆Webページを作ってみる

ストアカ
出典:ストアカ
学べる内容・Webページ作りの流れ
・HTML&CSSを使う理由および使い方 など
料金1万2,500円
申し込み方法公式サイトより予約

めっさわかるHTML&CSS☆Webページを作ってみる」は、職業訓練校で1,000人以上、個人講座で100人以上をレクチャーしてきた実績を持つ塩谷 康弘氏から学べるセミナーです。

このセミナーでは、HTMLとCSSを活用してWebサイトを1ページを作成しながら、スキル習得を目指します。Webページ作成の流れはもちろん、HTMLやCSSの利用方法も体験可能です。セミナーは大阪の梅田や神戸の三宮をはじめ、京都の河原町まで出張対応してくれます。オンラインにも対応可能なため、1人ひとりの状況に合わせて選べる点が嬉しいポイントといえます。

Webページの作り方を知りたい人、HTMLやCSSの概要を学びたい人におすすめのセミナーです。

「ゼロトラスト」実装の進め方

マジセミ
出典:マジセミ
学べる内容・VPNの脆弱性やランサムウェア対策などのセキュリティリスクへの対応方法
・最適なゼロトラストの実装を支援する具体的なソリューション など
料金無料
申し込み方法公式サイトより予約

「『ゼロトラスト』実装の進め方」はネットワークやセキュリティソリューションを提供する高千穂交易株式会社が実施するセミナーです。

昨今は働き方改革などが進み、テレワークやハイブリッドワークを導入する企業が増加しています。自由な働き方を実現しやすくなった一方で、サイバー攻撃を受けるリスクも増している状態です。

このセミナーでは、ネットワーク環境の変化やサイバー攻撃に対する防御を実現するセキュリティモデルである「ゼロトラスト・セキュリティ」の概要や進め方を学べます。

最新のセキュリティ事情を学びたい人にはおすすめのセミナーです。

AWSのセキュリティ機能でAWS上のサーバを守ろう

conpass
出典:conpass
学べる内容・AWSのセキュリティ機能
・設定方法およびログの確認方法
・セキュリティ機能のベストプラクティス など
料金無料
申し込み方法公式サイトより予約

AWSのセキュリティ機能でAWS上のサーバを守ろう」は、AWSのセキュリティ機能を学べる大規模セミナーです。

同セミナーは、AWSのトップエンジニアやセキュリティ関連のスペシャリストが主催しており、さまざまな企業や団体の後援を受けています。参加可能者数も600人で、誰でも参加しやすいのが特徴です。

AWSは高い堅牢度をもつ一方で、些細な設定誤りを原因とした情報漏えいなどが多発しています。このセミナーでは、AWSの操作ログを確認できるAWS CloudTrailや脅威検出サービスであるAmazon GuardDutyなど、AWSが提供するセキュリティ機能を幅広く学べます。

AWSの知識を深めたい人や、セキュリティに関するスキルを習得したい人にはおすすめのセミナーです。

セミナーでリスキリングするメリット・デメリット

なかには、セミナーでリスキリングに取り組もうか悩んでいる人もいますよね。

そこでここからは、セミナーでリスキリングするメリットとデメリットをそれぞれ解説します。

4つのメリット

4つのメリット

セミナーでリスキリングする主なメリットは次の4つです。

  • 短期間で知識やスキルが身に付く
  • 身につけたいスキルをピンポイントで学べる
  • 不明点をすぐに解消できる
  • コストを抑えながらリスキリングができる

セミナーでリスキリングすれば、短期間で知識やスキルを習得可能です。一般的にリスキリングのセミナーは、1日で完結するため、身につけたいスキルをピンポイントで効率的に学べます。そのため、忙しい社会人でも受講しやすく、リスキリングを実現しやすい点がメリットといえます。

また、学習サイトや動画などとは異なり、各分野の豊富な経験を有するスペシャリストが講師を担当するため、不明点や疑問点をすぐに解消できる点もメリットの1つです。さらに、セミナーは無料で受講できるものが多いため、コストをおさえながらリスキリングできる点も嬉しいポイントといえます。

2つのデメリット

2つのデメリット

リスキリングセミナーはメリットもある一方で、下記のようなデメリットも存在します。

  • 体系的な知識は習得しづらい
  • モチベーションを維持しづらい

前述したとおり、リスキリングセミナーはピンポイントで学びたいスキルを習得可能です。しかし、セミナーの時間は限られているため、体系的な知識を習得しづらい点はデメリットといえます。

また、セミナーは1回限りで完結するため、学習サポートなどは充実していません。さらに周囲は知らない人ばかりというケースも多いため、モチベーションを維持しにくい点もリスキリングセミナーのデメリットです。

リスキリングセミナーを選ぶ3つのポイント

リスキリングセミナーを選ぶ3つのポイント

冒頭で述べたとおり、詳細を確認しないままセミナーに参加しては「もっとちゃんと調べておけばよかった…」と後悔しかねません。

そこで、ここからはリスキリングセミナーの選び方を、3つにまとめて解説します。

選び方1:目的の実現に適した内容か

各セミナーの内容を確認し、目的の実現に適しているものを選びましょう。

セミナーでリスキリングに取り組みたいと考えている人の多くは、キャリアアップや副業・独立など実現したい目的があるはずです。

目的実現が難しいセミナーを選んでしまうと、必要がないスキルを学習することになってしまいます。一方で、目的実現に適したリスキリングセミナーを選べば、効率的に必要なスキルを習得可能です。

自身のリスキリング目的を整理したうえで、その目的達成に近づけるセミナーを選ぶことをおすすめします。なお、リスキリングで転職や副業での収入獲得が実現できるのか、気になる人は次の記事を参考にしてください。

リスキリングで転職を実現する全手順【年代別の難易度とスキル習得法】
更新日:2024年12月12日
リスキリングで副業収入の獲得を目指す全手順【おすすめスキルと取り組み方】
更新日:2024年11月19日

選び方2:開催はオンラインかオフラインか

各セミナーの開催形式を確認し、学びやすいところを選びましょう。

開催方式を確認しないままセミナーを選べば、途中で挫折するリスクがあります。また、挫折しない場合でも多大なストレスにより学習効率が低下する点には注意が必要です。

なお、リスキリングセミナーの開催形式はオフラインとオフラインに分かれており、それぞれ特徴が異なります。

メリットデメリット
オンライン・時間や場所問わず受講できる
・自分のペースで学習できる
・モチベーションを維持しにくい
・質問しにくいと感じる人もいる
オフライン対面で講師の支援を受けられる・移動の手間がかかる
・受講スケジュールの調整が必要

オンラインは場所を問わずセミナーに参加できるため、自分のペースでリスキリングを進められます。一方、自習が必要なケースも多く、モチベーションを維持しにくいことがあります。さらにWeb会議やチャットツールの操作に慣れない人は、オンラインでの質問をしにくいと感じる点はデメリットのひとつです。

オフラインは、対面で講師のサポートを受けれるため、わからないところをリアルタイムで質問できます。一方で、会場への移動に手間がかかる点や受講スケジュールの調整が必要な点はデメリットです。

無理なく受講するためにも、自分に合う開催方式のセミナ-を選択してください。

選び方3:受講対象が個人か法人か

リスキリングセミナーの受講対象を確認し、自身に合うところを選びましょう。

リスキリングセミナーの受講対象は「個人」あるいは「法人」の2つです。セミナーのなかには、企業との取引や関係性づくりを目的としているものもあります。そのようなセミナーは、法人での参加申し込みしかできません。一方で勉強会に近いセミナーは、個人でも参加可能です。

受講対象を確認しないままセミナーを探せば、そもそも参加資格がないリスキリングセミナーを調べてしまい、時間を無駄にしてしまうことも。一方で、あらかじめ受講対象を確認しておけば、スムーズにリスキリングセミナーを調べることが可能です。

リスキリングセミナーを探す方法

リスキリングセミナーを探す方法

ここからは、リスキリングセミナーの探し方を、2つにまとめて紹介します。

探し方1:イベント・勉強会告知サイトで探す

リスキリングセミナーを掲載している主なイベント・勉強会告知サイトは次のとおりです。

概要セミナー件数
TECH PLAYテクノロジー関連のセミナーや勉強会が中心1,566件
ストアカ・累計受講者数154万人、掲載講座数8万6,000件
・幅広い分野に対応
2万1,594件
conpassエンジニアの交流を深めるセミナー・勉強会プラットフォーム1,111件

TECH PLAYは、テクノロジーの勉強会・イベント情報に特化しており、さまざまなセミナー情報が掲載されています。また、ストアカは趣味・特技などを中心に2万件をこえるセミナーが登録されているのが特徴です。conpassはエンジニアを「つなぐ」ことを目的としており、中級者向けのリスキリングセミナーを得意としています。

なお、セミナーによってはいずれかのイベント・勉強会告知サイトでしか掲載されないことも少なくありません。そのため、複数サイトを並行利用することをおすすめします。

探し方2:SNSで探す

SNSもリスキリングセミナーを見つける有効な方法の1つです。

勉強会サイトは豊富なセミナー情報を探せる反面、自らが情報を取得しにいく必要があります。一方でXなどのSNSサイトはセミナー情報が投稿されるため、自ら情報を取得する必要がなく、効率的にセミナー情報を収集可能です。

リスキリングセミナーに参加する際の注意点 

リスキリングセミナーに参加する際の注意点

ここからは、リスキリングセミナーに参加時の注意点を、3つにまとめて解説します。

注意点1:参加前に習得スキルを決めておく

リスキリングセミナー参加前に、習得したいスキルを決めておきましょう。

リスキリングが注目されている現在、さまざまなセミナーが開催されており、1つひとつレベルやターゲットは異なっているのが特徴です。

自身のスキルレベルとリスキリングセミナーのレベルがアンマッチだった場合、内容をほとんど理解できず時間や費用を無駄にしてしまいます。限られた時間で効率的にリスキリングするためにも、自身のレベルや目標に合わせたセミナーを選ぶことが重要です。

なお、リスキリングで何を学べばいいのかわからない人は、次の記事を参考にしてください。

リスキリングでは何を学ぶ?目的・年代別のおすすめスキルまとめ
更新日:2024年12月12日

注意点2:セミナー前後に予習・復習を行う

リスキリングセミナー受講前後は、予習・復習に取り組みましょう。

セミナーの時間は限られており、短いものは数時間で終了します。さらに、習得できるスキルも特定分野などのものが多く、セミナーに参加しただけでリスキリングを実現するのは難しいと言わざるを得ません。しかし、セミナー前後に予習や復習を行えば、セミナーで学習した内容を軸としてさらに幅広く、深い知識やスキルを習得可能です。

セミナー受講を無駄にしないためにも、受講前後に予習や復習を行い、学習効果を最大限に高めることをおすすめします。

予習・復習におすすめのリスキリング向け教材を詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

eラーニングでリスキリング!活用方法やおすすめ講座も紹介
更新日:2024年12月12日
リスキリング本おすすめ18選【スキル別に書籍を厳選】
更新日:2024年12月12日
リスキリングアプリおすすめ12選【スキル別に無料&有料を厳選】
更新日:2024年12月12日

注意点3:早めに必要なものを確認する

リスキリングセミナー受講時は、早めに必要なものをそろえましょう。

オンライン型セミナーで必要となる可能性があるものは下記のとおりです。

  • PCやタブレット
  • インターネット環境
  • ヘッドセットなど

また、セミナーによっては教科書として利用するために、講師から指定された書籍を購入する必要があります。準備物が間に合わなかった場合、セミナーの受講を断られるケースも少なくありません。

リスキリングセミナーに集中するためにも、早めに準備物を手配し、そろえておくことをおすすめします。

まとめ

今回は、リスキリングにおすすめのセミナーを紹介しました。

セミナーは効率よく学習できるだけではなく、独学よりも不明点や疑問点を解消可能です。日々業務で忙しい社会人にとっては、短時間で目的のスキルを効率的に学習できるセミナーを活用すれば、早期に目的を実現できます。

本記事を参考に、セミナーでリスキリングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

この記事を書いた人

【プロフィール】
Webライター8年目。IT企業でPM(プロジェクトマネージャー)として複数プロジェクトの管理を行う傍ら、2017年からWebライター活動を開始。IT分野を中心に、オウンドメディアの記事執筆を担当。2021年から侍エンジニアブログの記事制作を務めており、現役エンジニアならではの視点を意識し、読者に有益な情報提供を心掛けています。
【専門分野】
Web開発/プロジェクトマネジメント
【保有資格】
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
AWS Certified Developer - Associate認定

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