【難易度別】AWS認定資格10種類!おすすめの学習方法も紹介

AWS認定資格の難易度を知りたい!
そもそもAWS認定資格ってなに?
AWS認定資格の学習はどのようにすればいいの?

AWS認定資格は、クラウド分野でのスキルを証明するための重要な資格です。しかし、資格の種類や難易度が幅広いため、どの資格が自分に適しているのか迷いますよね。

そこでこの記事では「AWS認定資格の難易度」という視点から、以下の内容を解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

【前提知識】AWS認定資格とは

AWS認定資格は、クラウドサービスを提供するAmazon Web Services(AWS)が発行する資格で、クラウド技術やサービスに関する知識やスキルを証明するものです。

この資格は、IT業界でのキャリアアップやスキルの信頼性を高める手段として人気があります。資格は入門者向けから上級者向けまで幅広く、具体的な役割や専門分野に応じて選べます。たとえば、クラウドの基本や、設計開発運用などです。

試験の受験費用は約1万円から3万円程度で、試験はオンラインまたはテストセンターで受けられます。

AWS認定資格は、採用時のアピール材料としても有効で、多くの企業で評価されています。

【難易度別】AWS認定資格10種類

AWS認定資格10種類を難易度別に紹介していきます。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

1. AWS 認定クラウドプラクティショナー|難易度:★

AWS 認定クラウドプラクティショナー(AWS Certified Cloud Practitioner)は、AWSクラウドやサービス、用語の基本的な理解を証明する資格です。

クラウド未経験者がキャリアを始める際や、基礎的なクラウド知識を必要とする業務従事者に適した出発点として推奨されます。受験料は100ドルで、試験時間は90分です。

この資格を取得すると、クラウド技術の基礎を習得し、次のステップとなる資格に挑戦する準備が整います。また、非エンジニアの方でも取得しやすいため、業界未経験者にもおすすめです。

カテゴリFoundational
試験期間90 分
試験の形態65 個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
料金100 USD
※:為替相場を含む費用の情報の確認はこちら
対面テストまたはオンラインテストPearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験

引用:AWS Certified Cloud Practitioner

2. AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト|難易度:★★

AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(AWS Certified Solutions Architect – Associate)は、コストとパフォーマンスを最適化したソリューション設計に焦点を当てた資格です。

AWSクラウドやオンプレミスITの経験者に適しており、深いコーディング経験は不要ですが、基本的なプログラミングの知識があると有利です。試験時間は130分で、受験料は150ドルとなっています。

この資格を取得すると、AWSのサービスを効果的に活用した設計が可能となり、企業内での信頼性が向上します。また、実務での応用力を高められるでしょう。

カテゴリAssociate
試験期間130 分
試験の形態65 個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
料金150 USD
※:為替相場を含む費用の情報の確認はこちら
対面テストまたはオンラインテストPearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験

引用:AWS Certified Solutions Architect – Associate

3. AWS 認定デベロッパー – アソシエイト|難易度:★★

AWS 認定デベロッパー – アソシエイト(AWS Certified Developer – Associate)は、アプリケーションの開発デプロイ最適化問題解決CI/CDワークフローの使用に関するスキルを証明する資格です。

ITやクラウド開発に携わる個人にとって、AWS認定の最初のステップとして適しています。受験料は150ドルで、試験時間は130分です。

この資格を取得すると、クラウド開発に必要な実践的なスキルが身につき、プロジェクトの効率化が図れます。また、チーム開発においてリーダーシップを発揮するきっかけとなるでしょう。

カテゴリAssociate
試験期間130 分
試験の形態65 個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
料金150 USD
※:為替相場を含む費用の情報の確認はこちら
対面テストまたはオンラインテストPearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験

引用:AWS Certified Developer – Associate

4. AWS 認定SysOps管理者 – アソシエイト|難易度:★★

AWS 認定SysOps管理者 – アソシエイト(AWS Certified SysOps Administrator – Associate)は、AWSワークロードの監視保守セキュリティネットワークの実装スキルを証明する資格です。 

試験では、AWS環境でのデプロイやセキュリティ設定、トラブルシューティングなどが問われます。試験時間は130分で、受験料は150ドルです。

この資格を取得すると、AWS環境の最適化や運用効率の向上に貢献できます。また、インフラ管理の自動化スキルが高まり、チームでの作業をスムーズに進められるようになるでしょう。運用に関わるエンジニアが次のステップへ進むための重要な基盤となる資格です。

カテゴリAssociate
試験期間130 分
試験の形態65 個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
料金150 USD
※:為替相場を含む費用の情報の確認はこちら
対面テストまたはオンラインテストPearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験

引用:AWS Certified SysOps Administrator – Associate

5. AWS 認定データエンジニア – アソシエイト|難易度:★★

 AWS 認定データエンジニア – アソシエイト(AWS Certified Data Engineer – Associate)は、AWSデータサービスの活用データパイプラインの設計・管理データモデルの構築データ品質の確保など、データ処理全般に関するスキルを証明する資格です。

この資格は、データを扱う仕事に携わる人におすすめで、データストレージ、ETLプロセス、分析ツールの知識が必要となります。試験時間は約130分で、受験料は150ドルです。

この資格を取得すると、データ駆動型の意思決定に貢献できるようになります。また、データ分析基盤の設計スキルが評価され、プロジェクトでの信頼が高まるでしょう。データエンジニアとして成長する上で欠かせない資格といえます。

カテゴリAssociate
試験期間130 分
試験の形態65 個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
料金150 USD
※:為替相場を含む費用の情報の確認はこちら
対面テストまたはオンラインテストPearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験

引用:AWS Certified Data Engineer – Associate

6. AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル|難易度:★★★

AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(AWS Certified Solutions Architect – Professional)は、2年以上のAWSクラウドアーキテクチャ設計経験を持つ個人向けの資格です。

この資格は、複雑な課題への解決策の提供や、セキュリティコストパフォーマンスの最適化プロセスの自動化に関する高度なスキルを証明します。試験時間は180分で、受験料は300ドルです。

この資格を取得すると、大規模なクラウドプロジェクトをリードする力が身につきます。また、設計スキルを深めると、企業からの信頼を得られるようになります。難易度は高いですが、その分だけ価値のある資格です。

カテゴリProfessional
試験期間180 分
試験の形態75 個の質問 (複数選択または複数応答のいずれか)
料金300 USD
※:為替相場を含む費用の情報の確認はこちら
対面テストまたはオンラインテストPearson VUE テストセンターまたはオンラインでの監督付き試験

引用:AWS Certified Solutions Architect – Professional

7. AWS 認定DevOpsエンジニア – プロフェッショナル|難易度:★★★

AWS 認定DevOpsエンジニア – プロフェッショナル(AWS Certified DevOps Engineer – Professional)は、AWS環境でのプロビジョニング、運用、管理に2年以上の経験を持つ個人向けの資格です。

この資格は、分散アプリケーションの運用スキルを証明し、信頼性の高いシステムを迅速に提供できる能力を示します。試験時間は180分、受験料は300ドルです。

この資格を取得すると、開発から運用まで一貫して管理するスキルが身につきます。また、企業内での信頼が向上し、プロジェクトの生産性を高められるでしょう。難易度は高いですが、その分、価値のあるスキルを習得できます。

カテゴリProfessional
試験期間180 分
試験の形態75 個の質問 (複数選択または複数応答のいずれか)
料金300 USD
※:為替相場を含む費用の情報の確認はこちら
対面テストまたはオンラインテストPearson VUE テストセンターまたはオンラインでの監督付き試験

引用:AWS Certified DevOps Engineer – Professional

8. AWS 認定高度ネットワーキング – スペシャリティ|難易度:★★★★

 AWS 認定高度ネットワーキング – スペシャリティ(AWS Certified Advanced Networking – Specialty)は、AWSサービスに対応するネットワークアーキテクチャの設計と維持に関する専門知識を認定する資格です。

複雑なネットワークタスクを実行し、ネットワークソリューションの設計・実装に5年以上の経験がある個人を対象としています。試験時間は180分、受験料は300ドルです。

この資格を取得すると、ネットワークの最適化やセキュリティ強化に貢献できるようになります。高い技術力を求められるため、ネットワーク関連のキャリアアップに最適な資格です。

カテゴリSpecialty
試験期間170 分
試験の形態65 個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
料金300 USD
※:為替相場を含む費用の情報の確認はこちら
対面テストまたはオンラインテストPearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験

引用:AWS Certified Advanced Networking – Specialty

9. AWS 認定機械学習 – スペシャリティ|難易度:★★★★

AWS 認定機械学習 – スペシャリティ(AWS Certified Machine Learning – Specialty)は、AWSでの機械学習モデルの構築トレーニングチューニングデプロイに関する専門知識を認定する資格です。

AWSクラウドでのMLや深層学習ワークロードに1年以上の実践経験を持つ開発者やデータサイエンティストを対象とし、MLアルゴリズムやハイパーパラメータ最適化、フレームワークの使用経験が求められます。試験時間は180分、受験料は300ドルです。

この資格を取得すると、AI活用の幅が広がり、プロジェクトの成果を高めることが期待されます。専門的な知識が求められるため、事前の準備が重要です。

カテゴリSpecialty
試験期間180 分
試験の形態65 個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
料金300 USD
※:為替相場を含む費用の情報の確認はこちら
対面テストまたはオンラインテストPearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験

引用:AWS Certified Machine Learning – Specialty

10. AWS 認定セキュリティ – スペシャリティ|難易度:★★★★

AWS 認定セキュリティ – スペシャリティ(AWS Certified Security – Specialty)は、AWSクラウドでのセキュリティソリューションの設計と実装に関する知識を証明する資格です。

データ分類、データ暗号化、安全なプロトコルの理解と、それらを実現するAWSのメカニズムに関するスキルも評価されます。試験時間は170分、受験料は300ドルです。

この資格を取得すると、セキュリティ対策の強化に貢献でき、企業内での重要性が高まります。また、クラウドセキュリティの専門家として活躍するチャンスが広がります。専門的な知識が必要ですが、学びの価値は非常に高いです。

カテゴリSpecialty
試験期間170 分
試験の形態65 個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
料金300 USD
※:為替相場を含む費用の情報の確認はこちら
対面テストまたはオンラインテストPearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験

引用:AWS Certified Security – Specialty

AWS資格取得を目指す際におすすめの学習3選

AWS資格取得を目指す際におすすめの学習3選

AWS資格取得を目指す際におすすめの学習方法は次の3つです。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

本を使って学習する

AWS資格取得を目指すなら、本を活用する学習方法は初心者から上級者まで幅広い層に適しています。

本は自分のペースで学べるため、忙しい人でもスケジュールに合わせて進めやすいです。資格ごとに特化した参考書や問題集が市販されており、基礎から応用まで体系的に学べます。

また、本を繰り返し読むと理解が深まり、知識の定着率も向上します。さらに、学び直しがしやすい点も大きな魅力です。AWS関連の知識を広くカバーした本を選ぶと、試験対策だけでなく、実務にも応用できるスキルを習得できます

書籍の価格は手ごろなものが多く、コストパフォーマンスが高いのも利点です。

本を使った学習は、自己学習を始める最初のステップとして非常におすすめの方法といえます。

AWS公式サイトを利用して学習する

AWS公式サイトを利用する学習方法は、公式情報を基にした信頼性の高い学びが得られる点が特徴です。

サイトでは、無料で利用できるトレーニング資料やハンズオンワークショップが数多く提供されています。これにより、理論だけでなく、実際のAWS環境を操作しながらスキルを習得可能です。

また、試験の出題範囲や模擬問題も公式で公開されているため、効率的に試験準備が進められます。さらに、サービスごとの詳細なドキュメントを読み込むと、AWS技術の深い理解が得られます。

この方法は、最新の情報を基にした学習ができる点で非常に実用的です。公式のリソースを活用すれば、試験合格に向けた知識だけでなく、実務に直結するスキルも身につけられます。

スクールで学習する

AWS資格取得を目指す際、スクールで学ぶ方法は短期間で効率的にスキルを習得したい人に最適です。

スクールでは、プロの講師が体系的に授業を進めるため、わかりやすく無駄のない学習が可能です。例えば、大手プログラミングスクールの侍エンジニアでは、疑問点があればその場で質問できる環境が整っており、独学では解決が難しい問題にも対応できます。

また、学習スケジュールが明確に設定されているため、目標達成までの道筋がはっきりしています。費用は他の学習方法に比べて高めですが、資格取得後のキャリアアップや実務への即戦力としての価値を考えると十分に見合う投資といえるでしょう。

AWS認定資格に関してよくある質問

AWS認定資格に関してよくある質問は次の3つです。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

資格取得のために必要な勉強時間はどれくらい?

AWS認定資格の勉強時間は、選ぶ資格や個人の経験によって異なります。

たとえば、初心者向けのAWS 認定クラウドプラクティショナーであれば、約20~40時間の勉強が目安とされています。一方、中級者向けのAWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトでは、40~80時間が必要になることが一般的です。また、上級資格やスペシャリティ資格では100時間以上の学習が求められる場合もあります。

効率的な勉強を進めるためには、公式ドキュメントや模擬試験の活用が重要です。さらに、自分のスケジュールに合わせて計画を立て、毎日少しずつ学習を進めると効果的です。

試験内容に慣れることで合格率も上がるため、適切な時間配分が合格のカギとなります。

AWS認定資格を取得するメリットは?

AWS認定資格を取得すると、クラウド分野でのスキルを公式に証明でき、キャリアアップや信頼性向上につながります

この資格は、企業がAWSを活用する中で、クラウド技術に精通した人材を求める場面で非常に評価されます。また、採用の際や社内昇進でのアピールポイントにもなるでしょう。

さらに、AWS認定資格は、資格取得後の実務で役立つスキルを学べるため、即戦力として活用可能です。AWSのサービスは多くの企業で使われているため、資格を持つことで市場価値が高まり、将来的な収入アップにもつながる可能性があります。

AWS認定資格は、業界内での知識とスキルを高める有効な手段です。

資格取得を目指すなら独学とスクールはどちらがいいの?

AWS認定資格の取得方法として、独学とスクールのどちらを選ぶかは、学習スタイルや予算によります。

独学はコストを抑えたい人に適しており、公式ドキュメントやオンライン教材を使うと十分に学習が可能です。一方で、計画的な学習が苦手な人や、効率よく理解を深めたい人にはスクールがおすすめです。

スクールでは、プロの講師から直接指導を受けられるため、難しい概念もスムーズに理解できます。また、スクールには模擬試験や実践的なカリキュラムが含まれることが多く、試験対策に加えて実務スキルも習得できます。

自分のスケジュールや学びたいペースに合った学習方法選びが重要です。

まとめ

この記事では、以下の内容を解説してきました。

AWS資格は、難易度や種類が多いため、最初はどの資格に挑戦するべきか迷うかもしれません。しかし、自分のスキルや目指すキャリアに合った資格を選べば、学習のモチベーションも上がり、効率的に資格取得を目指せます。

資格取得を通じて、クラウド分野でのスキルを高め、キャリアアップの道を切り開いていきましょう。

なお、独学が苦手AWS認定資格を取得して転職したいという人には大手プログラミングスクールの「侍エンジニア」がおすすめです。「侍エンジニア」は以下のようにカリキュラム、サポート体制が充実しています。

  • AWSの実践的スキルの習得し、資格取得を目指せる
  • 内定が出なかった場合には受講料を全額返金
  • 経験豊富な専属講師が個別対応で指導
  • 24時間質問可能
  • 履歴書作成や面接対策まで徹底支援

侍エンジニア」で、挫折なくAWSを学習しましょう。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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