元・人事の女性がWebデザイン習得！フリーランスになり自由な働き方を手に入れるまで

このような悩みの答えになるような経験をされ、未経験から半年でフリーランスWebデザイナーとして活動を始めた、栗川さんにインタビューを行いました！

栗川さんがフリーランスとして活動を始めた経緯やスクールの体験談など様々な内容を伺ったので、これからプログラミングを学んでフリーランスを目指したいという人は、ぜひ参考にしてください。

選んだコース（受講期間）	フリーランスコース（24週間）
学んだ言語/フレームワーク	HTML/CSS、JavaScript、PHP
受講期間中に学んだこと	・HTML/CSSを用いたコーディング

栗川さんがフリーランスWebデザイナーとして活動を始めるまでの経緯は、次の動画でも紹介しているのでぜひご覧ください。

好きな仕事をするためにフリーランスを目指す！給付金を利用してスクール入学

ーーープログラミングに触れるまでの経緯を教えてください。

栗川：私は大学を卒業してから10年以上、主に人事職として会社に勤めていました。しかし、子どもが生まれて自分の働き方を考える中で、好きな仕事で柔軟に働くためには会社員だと限界があると感じたんです。

「大変だけどフリーランスを目指してみよう！」と決心し、そのために以前からもともと興味があったWebサイト制作を学ぼうと思いました。

ーーー数あるスクールの中で、侍エンジニアを選んだ理由は何ですか？

栗川：私の子どもはまだ小さく体調を崩すことも多いため、できる限りフレキシビリティが高く、就学証明書を出してもらえる学校を探していました。

その中で、侍エンジニアはその点をクリアしていた上に、オンラインでしっかりマンツーマンのレッスンの時間を確保できるとわかったので、入学を決めたという流れになります。

ーーー入学前の不安は、無料カウンセリングを受けたことで解消できましたか？

栗川：私はこれまで会社員として、業務上で必要な知識を本や研修を通して学んだことはありました。しかし、大学を卒業して以来「数か月かけて勉強に集中する」ということはしてこなかったため、「勉強する」というイメージが湧かないことが不安だったんですよね。

でも、事前の無料カウンセリングで担当コンサルタントの方が、インストラクターの方と日程調整する方法やフリーランスとして活動するために必要な詳細情報を教えてくれたんです。他のプログラミングスクールとは異なり、自分の求めている環境が侍エンジニアにはあるとイメージできたので、不安は払拭されました。

ーーースクールの受講費用については、どのように捉えていましたか？

栗川：確かに、ある程度の金額にはなると思いました。ただ、私の場合はタイミングよくリスキリングを支援する国の給付金を受けられたので、カリキュラムを完了できたら一部返金があるということが大きかったです。

他のスクールと比べた時には高く感じますが、インストラクターの方がマンツーマンで時間を取ってくれるなら非常に意味があると思い、入学を決断しました。

得られたのは学習習慣！計画を立てつつ自分を褒めて勉強・育児を両立した

ーーースクールで学んで良かったことは何ですか？

栗川：実をいうとスクール入学前に独学で挑戦してみた時期があるのですが、1人で進めていると学習のリズムを作ることが難しかったんです。そうした意味では、キチンと学習習慣をつけられたことがスクールに入学して良かったと感じる点です。

また、担当インストラクターの方へ質問するために「わかりやすく言語化する」ということも、私にとって非常に大きな学びになりました。

ーーー勉強する中で、どんなことにつまずきましたか？

栗川：最初の頃は「こういう動きをしたい」「こういうデザインをしたい」と思っても、なかなか実装できないことが日々ありました。

そのため、受講期間中はインストラクターに質問したり侍エンジニアのプラットフォームで質問したりしたほか、Googleで検索して解決しました。受講期間の後半になると、自分の知識レベルや経験でうまくいかない際は、チャットボットに聞いて解決することもあったと思います。

ーーーモチベーションはどのようにして維持しましたか？

栗川：子育て中は子供の体調不良などにより、日々のスケジュールが管理できない部分があります。そのため、月の初めに「毎月どれくらいの時間をどう使うか」「月にやりたいこと」を1枚の紙に書き出して決めていました。

もちろん実行できない日もありましたが、大枠でやることを決めて時間を把握することで、日々起こる予定外の出来事に都度振り回されないように意識しました。月の終わりに振り返りをするということも、当時意識していたポイントです。

また、学習面での工夫としては、レッスンが終わると当日中か次の日には、復習になるような作業を実践していました。10〜20代の人とは違い30代の私はすぐ忘れてしまうので、すぐに復習することが大事だと考えていましたね。

ーーー育児と学習を両立するために、何か意識したことはありますか？

栗川：私は必ず1日単位ではなく1か月単位でやりたいことを決め、できたこと・できなかったことを可視化していました。1か月単位で見るとできていることがたくさんあるので、この習慣を始めてから前向きに頑張れるようになりました。

始めたきっかけとしては、会社員を辞めて起業した人から「できたことを可視化して自分を褒めることで、前に進んでいこう」とアドバイスをもらったことです。

ーーー担当インストラクターはどんな人でしたか？

栗川：私をご担当いただいたインストラクターの方は2人います。

1人目はWebデザイナーとしてデザイン会社に長年勤め、数年前に地方移住とともに個人事業主になった方でした。

2人目のインストラクターの方は1人目のインストラクターの方とは全く異なるタイプで、eコマースやオンラインビジネスの会社で長く勤務したあと、10年前に個人事業主になった方です。地域に根ざした名刺やチラシの制作など、Webデザインとは関係ない事業も個人で請け負われていました。

2人とも物腰は柔らかった印象があります。1人目のインストラクターは持てる限りの知識を伝えようとしてくれましたし、2人目のインストラクターは常に私の理解度を気にかけてくれてました。とても穏やかに褒めてくれて、具体的なアドバイスをしてくれたのが良かったです。

ーーーレッスンで印象に残っているエピソードはありますか？

栗川：2人目のインストラクターの方とのエピソードです。

私が受講初期の頃にやりたいことをどう実現すれば良いか質問した際、「栗川さんならできるので来週までに考えてみてください」と言われました。その時は「いま教えてくれたら良いのに…」と思いましたが、実際に自分で考えてやってみたら本当にできたんです。

レッスンを何度か進めていく中で、インストラクターの方がその時点における私のスキルや性格をよく把握してくださっていたからこそ「自分で考えさせる」という教え方をしてくれたと思うので、マンツーマンレッスンならではのエピソードだったと感じています。

侍エンジニア受講生との繋がりが生んだポートフォリオ！受講中に複数の案件を獲得した

ーーーポートフォリオはどのようなものを作りましたか？

栗川：私はもともと入学した時から「自分のWebサイトを作りたい」ということを大きなモチベーションとしていたんです。なので、自分のできることや成果物を紹介するポートフォリオサイトを作成しました。

仕事を取るためのポートフォリオになるので、「自分が保有するスキルを簡潔に伝える」という点を意識しました。また、せっかくなら見に来てくれた人に楽しんでもらいたいと思い、おみくじを引ける機能を実装したのがこだわりポイントです。ぜひくじを引いてみてください（笑）

このポートフォリオ制作にかかった期間は、合計で1か月くらいだったかと思います。

ーーーポートフォリオのアイデアはどのように出しましたか？

栗川：アイデアについては、他のWebサイトを参考に考えた部分もありますが、侍エンジニアを通じて繋がった他の受講生のWebサイトを参考にしたのが大きかったです。

インストラクターの方は様々なアドバイスをくれましたが、全体的に「自由に取り組んでいい」という感じでした。質問を投げかければ返してくれましたが、「こうすべき」という押し付けは特になかったので楽しく取り組めたと思います。

ーーーポートフォリオを作る中で、どんなことにつまずきましたか？

栗川：ラフの段階で、私はFigmaにほぼ触れたことがなかったにも関わらず無理やり触り、結果的に時間を大幅にロスしました。途中までFigmaで頑張ったのですが、その後は諦めてWordPressのテンプレートで作成を進めました。

本当は正規のアプローチがあると思いますが、内容によってはオリジナルにこだわらなくてもテンプレートで作成できるんだなと感じました。

ーーーどのような案件を獲得しましたか？

栗川：私は案件を取るまでに時間がかかりましたが、インストラクターの方から助言をいただきつつ進めた結果、クラウドソーシングサイトの初応募で初案件を取れました。実績もない私でも依頼が取れたことは、会社員では得られない喜びだったと思います。

Webサイト制作の案件はその1つだけですが、その他にも私の知人から依頼をもらって簡単なデザインやLINEスタンプ制作をしました。受講中の数でいうと、合計で10件いかないくらいの案件をこなしたと思います。

ーーー案件獲得の際に、ポートフォリオが評価された部分はありましたか？

栗川：おそらくポートフォリオが影響した部分もあると思います。

そもそも私は、見た人から「構成がかわいい」「楽しそう」と思われることを狙っていました。ただ、実際にクライアントがポートフォリオのページ構成を見たところ、意外にも「信頼感がありそう」と伝えてくれたのでとても嬉しかったです。

今後は海外でも活躍したい！想像を超える面白さが待っているので一歩踏み出そう

ーーープログラミングを学んで、生活面で変化を感じる瞬間はありますか？

栗川：今回プログラミングを学習してみた結果、私が今までしてきた仕事と通ずる部分があると感じましたね。

例えば、会社員をしていると新しいシステムの導入や業務改善をすることがあります。やりたいことを実現するために工程を分解して組み直す考え方は、プログラミングに通じるものだと改めて実感できました。

ーーープログラミング学習で得た物は、エンジニアにならなくてもプラスになりますか？

栗川：私は文系の人間ですが、生きていく中でITの仕組みやシステムに関わるのは避けて通れないと考えています。個人的には数学を学ぶ際にプログラミングも併せて学習しておくと、数式に意味が出てくるはずだと感じました。

また、何をやればどんな結果が生まれるか具体的なイメージをつかめるようになるので、どんな職業の人にとっても学習する意味はあると思います。

ーーー今後の目標について教えてください。

栗川：私は今後フリーランスとして引き続きWebデザインのスキルを上げて、さらに多くの案件を取っていきたいです。また、Webデザイナーの仕事に加えて、イラストレーターや漫画家としても海外でも活躍できるようになりたいと思っています。

ーーープログラミングに興味があるものの、踏み出せない人にメッセージをお願いします。

栗川：今の時代は自分から探しにいかなくても、情報やメディア・エンタメが世の中に溢れています。その中で、「少しでも興味を持てる」「ワクワクできる」と思えることに出会えるのは、とても貴重なことだと思います。

興味があることを学んでみれば想像を超える面白いことが待っているので、ぜひ一歩踏み出してもらいたいです！