この記事では、どちらを学ぶべきかも交え、JavaとJavaScriptの違いを解説します。
本日はJavaとJavaScriptの違いについて解説していきます。
この2つは名前が似ているので、初心者の人だと「JavaScript」を略して「Java」と勘違いする人も多いですが、JavaとJavaScriptは全くの別物なのです。
JavaとJavaScriptはどちらがおすすめなの?
このような疑問を抱えている人に向けて、今回は、JavaとJavaScriptの違いに加えて下記の内容も一緒に解説していきます。
- JavaとJavaScriptで具体的にできることの違い
- どちらがおすすめか?学ぶとエンジニアとして有利なのか?
わかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
また、次の記事ではそもそもJavaとはどんなプログラミング言語なのか、その特徴やできることをわかりやすく解説しているので良ければ参考にしてください。
- JavaとJavaScriptは同じ単語が含まれているだけで、用途や書き方など多くが異なる
- 業務システムやアプリの開発ならJava、Webサービスの開発にはJavaScriptがおすすめ
- JavaとJavaScriptは用途や目的に応じて使い分けられるかが重要
JavaとJavaScriptの違い
JavaとJavaScriptは名前が似ているものの、全く別のプログラミング言語です。
その違いは下記のように例えられています。
“メロン”と“メロンパン”くらい違う
この2つは「甘い」ということと「同じ単語が入っている」くらいしか共通点がないですね…
JavaとJavaScriptも同じです。
「プログラミング言語である」と「同じ単語が入っている」ということくらいしか共通点がないほど、用途から書き方まで全てが違うのです。
なお、プログラミングを学びたい気持ちはあるものの、どの言語が自分にあうのか、どう学習を進めればいいのかなどがあいまいな人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
かかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、あなたにあう言語や学習プランを診断してもらえます。
効率よくプログラミングを学習したい人は、ぜひ一度お試しください。
\ 4つの質問に答えるだけ /
JavaとJavaScriptのそれぞれの特徴
そもそもこの2つは、全く違う目的で使用されています。
まずはどのように違うのか、それぞれの特徴や歴史を紐解いてみましょう。
Javaとは
Javaは、Sun Microsystems社(2010年にOracle社が買収)が1996年に正式バージョンを発表したプログラミング言語です。
バージョンアップを重ねて進化を続けていて、現在の最新バージョンはJava 8です。(2018年7月時点)
Javaは世界的に見ても人気の高いプログラミング言語としての地位を確立しています。
検索数などからプログラミング言語の人気をランキング化したTIOBE INDEXを見ると、Javaはシェア1位(2019年11月現在)となっています。
Javaの最大特徴は環境に依存しないということです。
JavaはJava仮想マシン(JVM)の上で動きます。JVMはJavaのプログラムを動かすために必要なソフトウェアです。
Javaが登場する前に書かれたプログラムは、WindowsやOS Xなど動作する環境が決まっていて、それ以外では動作しませんでした。
Javaでは環境の違いをJVMに吸収してもらうことで、どんなコンピュータ上でも動くことができるのです!
JavaScriptとは
JavaScriptは、Netscape Communications社が開発したWebプログラミング言語です。
Webページの見栄えをよくしたいユーザーがWebページに取り入れたことで普及していきました。
JavaScriptの特徴は、あまりプログラミングの知識もなく、開発環境がそろっていなくても手軽に始めることができる点です。
Internet ExplorerやGoogle ChromeといったWebブラウザと、テキストエディタ(メモ帳など)があれば開発することが可能です。
JavaScriptについてもっと知りたい!という方は、下記の記事も併せて読んでみてください。
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でプログラミングスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。
\ 給付金で受講料が最大80%OFF /
JavaとJavaScriptの4つの違い
では、今までの情報を踏まえて、4つの違いを紹介していきましょう。
開発した会社が違う
まず、開発した会社が違います。JavaはSun Microsystems社が、JavaScriptはNetscape Communications社が、それぞれ開発したプログラミング言語です。
また、その目的や文法、利用される分野も異なります。
目的が違う
Javaは「Write Once, Run Anywhare(一度プログラムを書けば、どんなハードウェアでも動作する)」ことを目指して開発されました。
JavaScriptは、容易に開発できる手軽さと素早さを求めて開発されています。
文法が違う
文法の違いとしては、Javaではデータ型というものを最初に固定で決める形式(静的型付)を取ります。
一方、JavaScriptではデータ型を適宜変更できる形式(動的型付)を取ります。
Javaは、コンパイル(コンピュータが処理できる形に翻訳)が必要ですが、JavaScriptはコンパイルが必要ありません。
利用される分野が違う
Javaは業務システムやTwitterなどのWebサービス、スマートフォン用(Android)向けアプリなどを開発することができます。
JavaScriptは、Webブラウザ上で色を変えたり、ポップアップ表示をさせるといった動きがあるWebページを開発する際に主に使われています。
なお、ITの仕事に興味はあるものの、どの職種が自分にあうのかわからない人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。
かかる時間はたったの1分。5つの質問に答えるだけで、自分にあうIT職種を診断してもらえます。
自身に適した職種が知りたい人は、手軽に試してみると良いですよ。
\ 5つの質問に答えるだけ /
JavaとJavaScriptの名前が似ている理由
JavaとJavaScriptは全くの別物なのに、なぜ名前が似ているのでしょうか?
そもそもJavaScriptは、開発当初はLiveScriptという名前でした。
しかしJavaが発表された当時、世界中のユーザーから非常に注目されていたので、人気に便乗しようと名前を変更しました。
これがJavaScriptという名前の由来です。
そのため、あまりプログラミングに詳しくない人から見ると、名前が似ているので同じようなプログラミング言語だと誤解されるようになってしまったのです。
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でプログラミングスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。
\ 給付金で受講料が最大80%OFF /
JavaとJavaScriptどちらの言語を選べばいいのか
業務システムやアプリ開発をしたいならJava
Javaは、携帯電話やスマートフォンなどで使われる小規模なアプリケーションから、銀行で使われるような大規模な業務システムを開発する際にも用いられます。
多くの種類のソフトウェアを開発でき、応用がきくプログラミング言語です。
そのため、ニーズが高く多くの仕事があります。ただ、覚えることが多く難しいため、習得も簡単ではありません。
そのかわり、スキルを身につけることができれば、「高単価のエンジニア」を目指すことができます。
WebサイトやWebサービスを作りたいならJavaScript
JavaScriptは、Webサービスにおいて利用者が閲覧、操作する部分を担当するフロントエンジニアなどの職種での案件が豊富です。
また、Webブラウザだけで動作確認できるため、学習を始めやすいプログラミング言語でもあります。
HTMLの新しいバージョンHTML5に対応するアプリケーション開発では重要なスキルとなります。今後、さらに需要が増えると予想されます。
何から始めたらいいのか迷ったら…
Java、JavaScriptだけでなくプログラミング言語全体を通して何を学ぶべきか決まってない方は、弊社が提供している「プログラミング学習プラン診断」をご活用ください。
診断にかかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、上画像のようなあなたにあうプログラミング言語やおすすめの学習プランを診断してもらえます。
何から始めればいいのかあいまいな方はぜひ一度お試しください。
\ 4つの質問に答えるだけ /
プログラミング学習において言語の選定は重要
JavaとJavaScriptの違いについて解説してみましたが、全く別物なら何を学べばいいんだろう?と悩んでしまう方もいるでしょう。
実のところ、プログラミング言語の選定はかなり難しく、言語で作れるものや各言語を扱うエンジニアの働き方や年収・将来性の違いなどを考慮し学ぶべき言語を決める必要があります。安易にプログラミング言語の学習を「違う言語を学べばよかった…」と後悔しかねません。
そこで、おすすめしたいのが侍エンジニアの「無料カウンセリング」です。
侍エンジニアの無料カウンセリングでは、プログラミング学習や今後のキャリアに関する疑問や悩みをプロのコンサルタントに直接相談できます。
コンサルタントはあなたの理想や悩みをヒアリングしたうえで学習するプログラミングを提案してくれるため、カウンセリング後に「結局、どの言語を学べばいいのかわからなかった…」と後悔する心配もありません。
カウンセリングを活用すれば、1人で悩み続けるよりも失敗や後悔なく学習するプログラミング言語の選定が可能になります。
なぜ侍エンジニアのカウンセリングを活用すると自分にあうプログラミング言語を明確にできるのか、その理由が気になる人はぜひ公式サイトをご覧ください。
無料カウンセリングの詳細を見る本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
株式会社SAMURAI
【プロフィール】 DX認定取得事業者に選定されている 株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。 「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。 累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、 累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、 2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。