この記事では、Pythonが学べるおすすめ本を紹介します。
初心者は最初にPythonのどんな本を買えば良いの?
自分のレベルに合うPythonのおすすめ本が知りたい
Pythonの学習本を目的別に26冊ご紹介します。
この記事を読めば、失敗することなくPythonの学習本を選ぶことが可能です。ぜひ参考にして、自分にぴったりの本を見つけてください。
本記事を読む前に、そもそもPythonとはどんなプログラミング言語なのか、その特徴をおさらいしておきたい人は次の記事を参考にしてください。
- はじめての1冊には「Pythonスタートブック」がおすすめ
- 理解を深めたい人には「独習Python」がおすすめ
- Pythonの学習本は目的に合わせて選択すべき
Python学習本の選び方とは?
Pythonの本を選ぶときには、次の点を基準にしてください。
- プログラミング初心者はわかりやすさを重視
- プログラミング経験者にはリファレンス性が重要
- 目的に特化した内容の本を選ぶ
Pythonの学習本を選ぶときには、自分のレベルに合ったものを選ぶことが大切です。それぞれについて解説します。
プログラミング初心者はわかりやすさを重視
Pythonだけでなく、プログラミングが初心者の方は「いかに挫折しないか」を考える必要があります。挫折しないためには、わかりやすさを重視して本を選びましょう。
そこで押さえておきたいのが、次の4つのポイントです。
- 文字だけではなくイラストでも解説されているか
- サンプルコードがあって作業しながら学習できるか
- 何回も繰り返し読める内容か
- 簡単な成果物を作れる知識が身に付くか
プログラミング学習の最大の敵は、「やっぱり無理だ」と思って挫折してしまうことです。
上記のポイントを押さえて、いかにあなたが「これなら続けていけそう」と思えるかを大切に、まずは一冊選んでみましょう。
プログラミング経験者にはリファレンス性が重要
リファレンスとは参照すること。つまり、自分にとって必要な知識がどこに書かれているかすぐに見つけられる本がリファレンス性が高い本といえます。
すでに他の言語を扱える方は、初心者向けの基本的な内容はすでに知っていることが多いです。そのため、以下の3つのポイントを基準に選ぶことをおすすめします。
- 辞書的な使い方ができるか
- Python独自の文法が効率的に網羅できる内容か
- 成果物を作れる知識が身に付くか
プログラミング経験者はすでに基礎知識があるので、初心者向けの解説は不要です。「Pythonだとどういうコードになるのか」と効率よく調べられる本が役立ちます。
目的に特化した内容の本を選ぶ
「Webサービスを開発したい」「効率化できる業務ツールを開発したい」など、具体的な目的のためにPythonを学びたい方には、その目的に特化した内容の本を選ぶのがおすすめです。実践的な知識を得られます。
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Pythonのおすすめ本一覧
この記事では、Pythonのおすすめ本を26冊紹介しています。記事内で紹介している本を一覧にしましたので、気になる本があればチェックしてみてください。
おすすめしたい人 | 書籍名 |
超初心者 | Python1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ |
プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門(1) セットアップ・文字列・数値編 | |
Pythonスタートブック 増補改訂版 | |
プログラミング初学者 | 独習Python |
Pythonチュートリアル 第4版 | |
Python[完全]入門 | |
Webアプリ開発に挑戦したい人 | 土日でわかるPythonプログラミング教室 |
Pythonではじめる Webサービス&スマホアプリの書きかた・作りかた | |
Pythonのフレームワークを学びたい人 | 動かして学ぶ!Python Django開発入門 |
Pythonフレームワーク Flaskで学ぶWebアプリケーションのしくみとつくり方 | |
Pythonで自動化・効率化ツールを開発したい人 | Pythonでかなえる Excel作業効率化 |
退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング | |
PythonでGUIアプリを作りたい人 | Pythonをおぼえた人がGUIアプリケーション開発をするためのtkinter速習入門 |
PythonでGUIをつくろう─はじめてのQt for Python | |
Pythonで画像処理をしたい人 | Pythonで始めるOpenCV 3プログラミング |
OpenCVによる画像処理入門 改訂第2版 | |
Pythonでデザインパターンを学びたい人 | 実践 Python 3 |
Pythonでデータ分析を学びたい人 | Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書 |
Pythonで学ぶあたらしい統計学の教科書 | |
Pythonで人工知能(AI)開発を目指す人 | Pythonプログラミングパーフェクトマスター[Python3/Anaconda/PyQt5対応第3版] (Perfect Master) |
PythonによるAIプログラミング入門 ―ディープラーニングを始める前に身につけておくべき15の基礎技術 | |
機械学習・ディープラーニングを学びたい人 | 今すぐ試したい! 機械学習・深層学習(ディープラーニング) 画像認識プログラミングレシピ |
Python機械学習プログラミング 達人データサイエンティストによる理論と実践 (impress top gear) | |
ラズベリーパイでPythonを使いたい人 | みんなのRaspberry Pi入門 第4版 |
ゼロからよくわかる! ラズベリー・パイで電子工作入門ガイド | |
問題集を選びたい人 | 実践式はじめてのPython問題集まとめ.ver2 |
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【超初心者向け】最初に読むべきPythonおすすめ本ランキングTop3
まずは、プログラミング初心者でもスムーズに理解し、読み進められる本を3冊ご紹介します。これからプログラミングに挑戦したい方はぜひご覧ください。
Python1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ
Python関連の学習本では非常に珍しい、キャラクターが対話形式でPythonについて解説していくスタイルの本です。読みやすさを追求した本で、一般的なテキストエディターなどの解説はありません。
次のような方におすすめです。
- Pythonの学習書は専門用語が多くて読みにくいと感じる方
- 楽しく読める本を探している方
マンガやイラストを使って解説されているので、文字だけの解説ではイメージしにくい部分もきちんと理解しながら学習を進められます。
プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門(1) セットアップ・文字列・数値編
Amazonソフトウェア開発・言語ランキング1位を獲得したこともある、超初心者向けのPython本です。
下記のような方におすすめします。
- 入門向けの本で一度でも挫折経験がある方
- まったくプログラミングを学習したことがない初心者の方
本書は3部作のうちの1作目で、Pythonの導入、文字列と数字のごく初歩の操作が紹介されています。変数やメソッドなど、Pythonの学習に欠かせない基本的な概念が自然に身に付く内容です。
本書の内容をしっかりマスターすることで、基礎が理解しやすくなります。
Pythonスタートブック 増補改訂版
プログラミングの知識がゼロでも理解できる、入門者におすすめなPythonの学習本です。プログラミングの基本中の基本から、データ型を駆使した本格プログラムまで学べます。
豊富なイラストとサンプルを使って、Pythonならではのプログラミングのノウハウを楽しく解説してくれている点が魅力です。
本書は、次のような方におすすめです。
- オブジェクト指向について基礎から学びたい方
- サンプルコードを動かしながらプログラミングを学びたい方
小・中学生でも理解できるくらい簡単に書かれているので、プログラミングに触れたことがない方でも挫折しにくいといえます。
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【プログラミング初学者向け】Pythonおすすめ本ランキングTop3
続いて、初心者向けの本でPythonの基礎を学んだあと、次のステップに進みたい方、プログラミングの基本はすでに知っている初学者の方におすすめの本を紹介します。紹介するのは次の3冊です。
Pythonの初心者におすすめの教材や勉強法については次の記事でも紹介しているので、あわせて参考にしてください。
独習Python
独習Pythonは、解説・例題・理解度チェックという3ステップで学習を進められるタイプの本です。
本を読むだけだと、わかったつもりになってしまうことがあります。しかし本書は例題や理解度チェックがあるため、曖昧なまま学習を先にすすめてしまうことを防げます。
本書は次のような方におすすめです。
- Pythonについて基本からしっかり勉強したい方
- 練習問題を解きながら勉強したい方
これからPythonで開発を始めたい初学者からホビープログラマーまで、幅広い人が使いやすい本です。
Pythonチュートリアル 第4版
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が行う、「Python3 エンジニア認定基礎試験」の認定テキストに指定されている本です。Python3.9の内容に対応しています。
Pythonの概念や基本機能、特徴的な機能がまとめられており、すでに他のプログラミング言語にふれたことがある人の1冊目に最適です。
- 就職・転職活動のために資格を取得したい方
- Pythonの特徴をつかみたい方
また、理解度を確認するためにPythonの資格を取得してみたい初学者の方にもおすすめです。
Python[完全]入門
Pythonの基礎からアプリ開発のために必要な知識まで学べる一冊。開発環境の導入方法も解説されているので、Pythonを使うのが初めての方でも安心です。
- AI(人工知能)
- スクレイピング
- データベース
- Webプログラミング
などの実践的なサンプルが多数掲載されていて、実際にプログラムを動かしながら理解を深められます。
本書は、次のような方におすすめです。
- AI(人工知能)に興味がある方
- すぐに使えるプログラムを作りたい方
定型作業を自動化して仕事の効率を高めたい方も、ぜひチェックしてみてください。
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PythonでWebアプリ開発に挑戦したい人におすすめ本
Pythonを使うと、Webアプリの開発が可能です。ここでは、Webアプリ開発に挑戦したい人向けの本を紹介します。
次の記事では、Pythonでのwebアプリ開発におすすめの本をさらに詳しく紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
土日でわかるPythonプログラミング教室
「プログラミングに興味があるけれど、忙しくて一歩を踏み出せない」という方もいますよね。そんな人のために書かれたのがこの本です。
土日の2日間でPythonになれ親しみ、Webアプリ開発をできるところまでスキルを伸ばせるよう工夫されています。
本書は次のような方におすすめです。
- 土日で集中的に学びたい方
- 短時間で使えるプログラムを作りたい方
周辺技術も一緒に学べる一冊で、Pythonで具体的にどんなことができるのかをわかりやすく解説しています。
Pythonではじめる Webサービス&スマホアプリの書きかた・作りかた
単なるWebサイトではなく、Webサービスを作りたい人向けの本です。
本の紹介としては、ビジネスでWebサービスを作りたい人向けの紹介文が書かれています。しかしWebアプリやWebサービスを作ってみたい人なら、だれでも活用できます。
WebアプリやWebサービスを作るにはどのように書いたら良いのか、どのようにして組み込めば良いのかなどが解説されています。本書は次のような方におすすめです。
- Webサービスを作って公開したい方
- Webエンジニアに転職したい方
Webサービスを作るための基礎的な知識がまとまっているので、ぜひ読んでみてください。
なお、副業での収入獲得を目指しているものの、どんな仕事が自分に合うかわからない人は「副業診断」をお試しください。
かかる時間はたった1分ほど。5つの質問に答えるだけで、自分にあう副業を診断してもらえます。
自身が取り組みやすい副業で収入を獲得したい人は、ぜひ一度お試しください。
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Pythonのフレームワークを学びたい人におすすめ本
フレームワークとは、枠組みや骨組みを意味する言葉です。
プログラミングのときに使われるフレームワークとは、プログラミングのテンプレートのようなものを指します。改変や追記を行うことで、より早くプログラムを作成が可能です。
Pythonにもたくさんのフレームワークが用意されています。ここでは、Pythonのフレームワークを学びたい人におすすめの本を紹介します。
次の記事では、Pythonのフレームワークのひとつである「Django」を学ぶのにおすすめの本を紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
動かして学ぶ!Python Django開発入門
Web開発の機能が揃った、汎用性の高いフルスタックフレームワーク「Django」を使った開発を扱う本です。Django2.2に対応しています。
認証処理やデータベース・クラウドとの連携の基本など、この一冊を読めば一通りのことを学べます。
本書次のような方におすすめです。
- クラウドやデータベースとの連携について学びたい方
- フルスタックエンジニアを目指したい方
多くの情報が網羅されているため、幅広い内容を学べます。
Pythonフレームワーク Flaskで学ぶWebアプリケーションのしくみと作り方
軽量なマイクロフレームワーク「Flask」を使った、アプリ開発を学べる本です。
- Flask
- Bootstrap
- Vue.js
- SQLite3
などが解説されており、FlaskでのWebアプリケーション作成の全体像を一冊で理解できます。
本書は次のような方におすすめです。
- Webアプリを作るための基本を学びたい方
- Webアプリの裏側を知りたい方
※FlaskとBootstrapはWebアプリケーションを作るためのフレームワーク、Vue.jsはユーザーインターフェイスを構築するためのフレームワーク、SQLite3はデータベース管理ソフトです。
Pythonで自動化・効率化ツールを開発したい人におすすめ本
Pythonは、さまざまな日常的な作業を自動化させられます。業務効率化のためにPythonを活用したい方には、自動化について詳しく解説された本がおすすめです。
Pythonでかなえる Excel作業効率化
ExcelやGoogleGoogleスプレッドシートでの定型作業を、Pythonで効率化するプログラムを紹介している本です。操作の自動化のみならず、データ分析やスクレイピングなども活用していけます。
「複数のファイルに分散したデータを分析する」といった、よく行う作業が例題として掲載されている内容です。そのためすぐ自身の業務に活用できます。
- 日常の仕事を効率化するためにプログラミングを学びたい方
- 面倒な雑務を少しでも減らしたい方
本書でプログラミングを学んで業務の自動化を行えば、プログラミング学習をはじめとした自分の時間を今より確保できる可能性があります。
退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
Pythonを利用して
- 文書の一括処理
- メールの送受信
- 画像処理
- GUI操作
などの定型作業を自動化する方法を解説しています。実務ですぐ活用できる内容が豊富で、Python開発の入門としてもおすすめです。
各章の最後には演習プロダクトが掲載されており、理論から応用までしっかり学べます。本書は次のような方におすすめです。
- 定型業務に割く時間が多いと感じている方
- 練習問題を解きながらプログラミングを学びたい方
ノンプログラマー向けの本なので、初心者でも挑戦しやすいです。
なお、IT企業やエンジニア転職・作業の効率化などを見据え、機械学習やPythonといったAIプログラミングが習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。また、AIツールとプログラミングを掛け合わせた作業の効率化スキルも習得可能。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく作業の効率化を実現できますよ。
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PythonでGUIアプリを作りたい人におすすめ本
GUIアプリとは、ディスプレイ上に表示されたボタンなどを使って操作できるアプリケーションです。一般向けのアプリはほとんどがGUIアプリで、スマホアプリもGUIアプリの一種です。
Pythonをおぼえた人がGUIアプリケーション開発をするためのtkinter速習入門
GUIアプリケーションライブラリのひとつである、「tkinter」の基礎を学習できる本です。実際にプログラムを作って動かしながら学べます。
だんだんとステップアップしていくような構成なので、初心者でも無理なく学習を進められますよ。本書は次のような方におすすめです。
- 実用的なプログラムを作りたい方
- スキル磨くためのモチベーションを高めたい方
本にあるサンプルコードをそのまま動かしてみたり、慣れてきたら自分なりに改良してみたりするのも良い勉強になります。
PythonでGUIをつくろう─はじめてのQt for Python
Qt for Pythonは、WindowsやMacOSなどさまざまな環境で使えるアプリを作るためのフレームワークです。この本は、Qt for Pythonを使ったUIの基本的な作成方法を解説しています。
本書は次のような方におすすめです。
- アプリの作成例を見たい方
- 双方向のアプリを作りたい方
まずはどんな風にアプリが作られているのか知りたい、という方必見です。
Pythonで画像処理をしたい人におすすめ本
Pythonを利用すると、トリミングや画像内の文字を読み取ってデータ化するなどさまざまな画像処理ができます。また、処理した画像を機械学習に使うことも可能です。
ここでは、Pythonで画像処理をしたい人におすすめの本を紹介します。次の記事ではPythonの画像処理が学べるおすすめ書籍をさらに詳しく紹介していますので、あわせて参考にしてください。
Pythonで始めるOpenCV 3プログラミング
OpenCVとは、画像処理や画像解析、機械学習などの機能を持つオープンソースのライブラリです。この本では、OpenCVによる画像や動画の処理をPythonで行う方法について解説しています。
画像の上に円を描くような簡単な処理から、モザイク処理や画像内から特定のオブジェクトを検出する処理まで学べます。本書は次のような方におすすめです。
- プログラミングによる画像処理が初めての方
- ディープラーニングに興味がある方
OpenCVによる画像処理入門 改訂第2版
こちらも、OpenCVによる画像処理が学べる一冊。Pythonだけでなく、C言語とC++を含む3言語に対応しています。
理論と実践がバランスよく収録されているので、適度に手を動かしながら理解を深められます。本書は次のような方におすすめです。
- 実践だけでなく理論もしっかり学びたい方
- すぐに動くプログラムを書きたい方
サンプルプログラムを参考に、アレンジなども加えながらプログラムを作ってみてください。
Pythonでデザインパターンを学びたい人におすすめ本
Pythonでデザインパターンを学びたい人におすすめなのが「実践 Python 3」です。
Pythonにおける、デザインパターンの実装や並行処理、Cython、Tkinterなどを扱っています。サンプルコードが豊富で、Pythonの基礎を理解している方、プログラミングの経験者向けの本です。
内容は難しめですが、活用できるテクニックが多数掲載されています。本書は次のような方におすすめです。
- Pythonプログラミングに関して中級以上のスキルがある方
- 処理速度を向上させる方法を学びたい方
※Cythonとは、Pythonのように書けてC言語のように高速に実行できるプログラミング言語です。
Pythonでデータ分析を学べるおすすめ本
大量のデータを扱うときに役立つ分析手法や、統計学の理論について学べる本です。あわせて学習することで、Pythonとデータ分析をより深く理解できます。
Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書
データ分析エンジニアを目指す方に向け、Pythonや数学の基礎からNumPyやPandasなどのライブラリによるスクレイピング、自然言語処理などを詳しく解説しています。
Python3エンジニア認定データ分析試験の主教材にも採用されている本です。本書は次のような方におすすめです。
- スクレイピングに興味がある方
- データ分析エンジニアを目指している方
※NumPyはPythonで数値計算の速度を上げるライブラリ、Pandasはデータ解析を支援する機能を提供するライブラリです。
Pythonで学ぶあたらしい統計学の教科書
統計学の基礎からスタートし、Pythonを用いた統計分析やモデル、機械学習への流れを理解できる内容です。
手法だけでなく、なぜそのように分析を行うのかという根本を理解できる構成です。Pythonを動かしながら理論を理解したい方に向いています。
- 統計学を基礎から学び分析に使いたい方
- 統計学と機械学習がどう繋がっているのか知りたい方
少し統計学を学んだ方が、知識を深めたいときにも使いやすい本です。
なお、IT企業への転職や業務の効率化を見据え、独学でPythonを用いたデータ分析スキルが習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や業務効率化が実現できますよ。
Pythonで人工知能(AI)開発を目指す人向けおすすめ本
PythonはAI開発にも欠かせない言語です。AI開発のためにPythonを学びたい方へ、AI手法に関して広く解説されている学習本を紹介します。
また次の記事では、AIを学ぶためのおすすめの本をレベル別に20冊ご紹介しています。これからAIを本格的に学びたい方はぜひ参考にしてください。
Pythonプログラミングパーフェクトマスター[Python3/Anaconda/PyQt5対応第3版] (Perfect Master)
AI開発を目的として、Pythonを解説した一冊です。コーディングからディープラーニングまで網羅されており、チャットボットを開発しながらPythonの実践を学べます。
基礎的な内容にも触れられていますが、一通りPythonを学んでから手に取るとより理解が深まります。本書は次のような方におすすめです。
- チャットボットを作ってみたい方
- 画像認識に興味がある方
ディープラーニングとは何か、なぜPythonがプログラミング学習に向いているのかなどの周辺知識も得られる本です。
PythonによるAIプログラミング入門 ―ディープラーニングを始める前に身につけておくべき15の基礎技術
AIの基礎からディープラーニングに至るまで、データ解析や機械学習などの人工知能の手法と関連分野のライブラリを広く解説している本です。技術的リファレンスとして活用できるほか、手法の使い分けをマスターするために役立ちます。
- 古典的なデータ解析や機械学習についても学びたい方
- AI関連の知識を効率よく学びたい方
AI開発を始める前の学習用書籍として取り入れてみてください。
機械学習・ディープラーニングを学べるおすすめ本
機械学習・ディープラーニングをマスターするには、Pythonの知識に加え、機械学習のアルゴリズムの理解や統計数学の知識が必要です。機械学習の理論とプログラミングの実践を学べる解説本を、2冊紹介します。
今すぐ試したい! 機械学習・深層学習(ディープラーニング) 画像認識プログラミングレシピ
前半では機械学習・ディープラーニングの理論を、後半ではそれらを用いた画像処理や文字認識、人物認識などの実践を扱っています。画像認識だけに特化しているわけではなく、機械学習をこれから学ぶ方におすすめです。
ラズベリーパイで利用できるプログラムも収録しています。本書は次のような方におすすめです。
- 画像認識ができるWebアプリを作りたい方
- サンプルプログラムがたくさん掲載されている本を選びたい方
機械学習や深層学習とはどのようなものかについて、知識を深められます。
Python 機械学習プログラミング 達人データサイエンティストによる理論と実践 (impress top gear)
機械学習や数学を理解している方が、実践を学ぶための中〜上級者向けの本です。ディープラーニング、強化学習などまで機械学習全般について解説されています。
実装がマスターできる、機械学習本のベストセラーです。本書は次のような方におすすめです。
- 基礎の学習を終えた方
- 機械学習全般の知識を得たい方
手元に置いておけば、学習の中で教科書のように参照しながら使えます。
ラズベリーパイでPythonを使いたい人向けおすすめ本
ラズベリーパイとは、教育目的で作られた最低限の機能を持ったコンピューターです。ここでは、ラズベリーパイでPythonを使いたい人におすすめの本を紹介します。
みんなのRaspberry Pi入門 第4版
Pythonの基礎と、Raspberry Piを使った電子工作が学べる本です。
写真と図を使って必要なものやメンテナンスの方法などが解説されています。そのため「文章だけの解説ではわかりにくい」と感じる人には特におすすめです。
本書は次のような方に向いています。
- プログラミング未経験の方
- ラズベリーパイがどのようなものか詳しく知りたい方
準備すべきものも細かく紹介されているので、まったく知識がない方でも電子工作を始められます。
ゼロからよくわかる! ラズベリー・パイで電子工作入門ガイド
扇風機や温湿度計、定点カメラ、お天気ボード、スマホで操縦するロボットなどの作り方が解説されています。セットアップから順を追って解説されていて、初心者でもチャレンジしやすい内容です。
本書は次のような方におすすめです。
- 身近なものを電子工作で作ってみたい方
- 一つひとつの手順を画像で確認したい方
本書の内容をアレンジすれば、実生活のなかで活かせる電子工作にもチャレンジできます。
Pythonの学習に役立つ問題集
Pythonには、認定試験があります。転職活動などのために資格を取得したい人は、問題集を使って自分の理解度を確認しながら学習を進めるのがおすすめです。
ここでは、おすすめの問題集をご紹介します。
実践式はじめてのPython問題集まとめ.ver2
初めてPythonを学んだ人向けの問題集で、基礎的な問題から実践問題まで収録されています。今までに学習した部分を、本当に理解したか確認するために使ってみてください。
本書は次のような方におすすめです。
- Pythonに関する知識が身についているか確認したい方
- 理解できていない部分だけ効率よく学習したい方
挫折なくPythonを学ぶなら
ここまで、Pythonの学習本をご紹介してきましたが、本以外の方法を取り入れると学習効率はさらに高まります。その理由は次の2点です。
- 実際にコードを書いて大まかな雰囲気を掴んだ方が学習効果は高い
- 本のみの学習では一度つまずいた場合に挫折してしまう可能性が高い
そこでおすすめなのが、プログラミングスクールに通っての学習です。プログラミングスクールのメリットは次の4点です。
- プロとマンツーマンで学べる
- わからないところをいつでも質問できる
- 仕事獲得のサポートをしてくれる
- 知りたい分野に特化して学べる
このように、あなたのPython学習を徹底的にサポートしてくれます。
プログラミングを勉強していると「本当に良い方法なのか」「本当に必要なポイントはどこなのか」「もしかして遠回りなやり方をしているのではないか」といった不安が出てくることがありますよね。
SAMURAI ENGINEERでは、専任講師によるマンツーマンレッスンを行っています。プログラミング学習の方法に悩んでいるあなたを全力でサポートしますので、ぜひお気軽に無料カウンセリングにお越しください。
無料カウンセリングで相談してみるまとめ
レベルや目的別に、おすすめのPython学習本26冊をご紹介しました。
Pythonの解説本は、数多くあります。本によって扱うレベルや内容はさまざまで、自分に合う本を選ぶことが大切です。
今回ご紹介したPython学習本を参考に、自分の状況に合った本を選び、学習をスムーズに進めていきましょう。
この記事のおさらい
Python学習本の選び方は次のとおりです。
・初心者はわかりやすさを重視
・初学者はリファレンス性を重視
・目的がある場合には特化した内容の本を選ぶ
上記の基準に沿って選ぶのがおすすめです。
プログラミング初学者におすすめのPython本は次の3冊です。
・独習Python
・Pythonチュートリアル 第4版
・Python[完全]入門
プログラミングの基礎はある程度知っているという方は、上記から選んでみてください。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
株式会社SAMURAI
独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。