Google Homeで使われている技術や将来性について徹底解説!

こんにちは!フリーランスエンジニア兼フリーライターの ワキザカ サンシロウ です。

突然ですがあなたは、Google Homeの仕組みを知っていますか?

CMやネット上で、使い方について説明されていることは多いですが、仕組みに関して解説しているところは少ないですよね。

そこで今回は、

・Google Homeとは?
・Google Homeの原理とは?
・Google Homeが切り開いていく未来とは?

について詳しく解説します!

目次

Google Homeとは?

Google Homeとは、2016年11月にアメリカ、2017年10月に日本で発売されたGoogle社のAIスピーカーです。

  • OK Google 、今日の天気を教えて
  • OK Google 、3分タイマー
  • OK Google 、〇〇を再生して

このように、音声操作でGoogle Homeにお願いをすることができます。

ただ、この程度のことであれば、スマートフォンがあれば解決できますよね。

しかし、例えば、

  • 朝起きてすぐにニュースを聞きたい時
  • 料理中に手が離せずタイマーをかけたくなった時
  • 別作業で手が離せない時
  • スマートフォンがどこにあるかわからない時

といった場合でも、Google Homeにおねがいすることで解決ができます!

手を使わずに、場所を探すことなくお願いができるというのが最大のメリットですね。

ChromeCast連携について

Google HomeはChromeCastと連携することができます。

ChromeCastとは、スマートフォンのアプリをテレビの大画面に出力することができるデバイスです。

対応しているアプリは年々増えており、以下のようなアプリが対応しております。

ChromeCast対応アプリ一部抜粋
chromecast対応アプリ抜粋
引用:https://www.google.com/intl/ja_jp/chromecast/built-in/apps/

YoutubeNetflixなどの動画を画面に出力することも可能なので、大画面で動画を視聴することができます。

この、ChromeCastをGoogle Homeで音声操作することができます。

  • OK Google 、Youtubeの 〇〇〇〇を 再生して
  • OK Google 、Netflixの 〇〇〇〇を 再生して
  • OK Google 、テレビをつけて
  • OK Google 、テレビを消して

動画再生以外にも、テレビのリモコンとして画面を消したり付けたりすることができるので、とても便利ですね。

IFTTT連携について

また、アプリとアプリをつなぐための連携アプリである、IFTTT(イフト)を利用することで、さらに活用の幅を広げることもできます。

例えば、

  • OK Google 、「おはようございます」をTwitterでつぶやいて

このように、Google HomeとTwitterをつなげることもできます。

この例ではTwitterを取り上げましたが、LINEFacebookInstagramなど様々なアプリケーションを設定することができます。

IFTTTでGoogle Homeと連携するレシピさえ作成しておけば、様々なことができるためとってもおすすめです。

AIスピーカーに関してさらに詳しく知りたい方は、コチラを参考にしてみてください!

Google Homeの原理とは?

それでは次に、Google Homeの仕組みについて解説したいと思います。

Google Homeは、Google AssistantとよばれるAIを使って動作しています。

例えば、「OK Google 、今日の天気を教えて」とお願いした場合、以下のような流れで処理が実行されます。

1. Google Homeが「OK Google 、今日の天気を教えて」を聞き取る

2. Google Assistantが聞き取った会話をもとに、天気のアプリを実行し天気情報を取得する

3. 取得した天気情報を、Google Homeから発話して回答する

このように、Google Assistant頭脳となり、結果をGoogle Homeが回答するイメージですね。

Google Homeは気になるけど買うのはちょっと・・・

と悩んでいるAndroidユーザの方は、Google Assistantをアプリでダウンロードし使ってみると良いかもしれませんね。

Google Homeが切り開いていく未来とは?

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最後に、Google Homeが今後切り開いていく未来について、お話しします。

1. Google検索技術がGoogle Assistantをアップデートする

現在は、簡単な検索しかお願いすることができません。

しかし、他社AIスピーカーと違い、Google社には検索エンジンを保有している強味があります。

今まで培ってきたGoogle検索データ、技術が組み込まれていくことで、より高度な検索ができるようになるでしょう。

2. Google系サービスとの連携が高まっていく

Googleカレンダー、Gmail、Googleドキュメント、GoogleスプレッドシートなどGoogle系の他サービスとの連携が手厚くなっていくことが予想されます。

ビジネスで利用されている方は、とても便利になりますね。

3. IFTTT拡張に比例して機能が増えていく

2018年1月現在では、音声から指示する部分のみがIFTTTと連携可能となっております。

しかし、今後音声としてアウトプットする部分がIFTTT連携できるようになる可能性があります。

例えば、

・Twitterで〇〇ユーザーがつぶやいたら、Google Homeでツイート内容を教えてくれる設定

などが実現できる可能性があります。

Twitterだけでなく他のアプリ連携もできるため、より活用の幅が高まっていくと思います。

4. 家電との連携が加速していく

Google Homeは、

  • OK Google 、リビングの電気をつけて

このように、家電を音声操作することができます。

また、あらかじめフレーズを登録しておくことで、

  • OK Google 、ただいま

と話すだけで、電気をつけることも可能です。

現在は、照明、ルンバ、au Homeと連携した家電など、操作できる範囲が少ないですが、今後増えていくことは間違いないです。

  • エアコンの操作
  • カーテンの開閉
  • ドアの開閉
  • コンセントの電源ON/OFF

など、様々な家電が操作できるようになるでしょう。

まとめ

今回は、Google Homeの概要、原理、予想される未来についてご紹介させていただきました。

AIスピーカーは日本版が昨年リリースされたため、持っていない人も多いと思います。

ただ、初めて声だけで操作ができたとき、そこには感動があります。

そして、ほんの少しだけ生活が楽しくなります。

さらに、これからもAIスピーカーは進化していきます。

Google Home miniは比較的安いため、ぜひ、ためしてみてくださいね!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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