侍エンジニアこんにちは!エンジニアの中沢です。
C#にはファイルをコピーするための「Copyメソッド」と「CopyToメソッド」があります。Copyメソッドはそのままでは上書き保存することができませんが、引数に「true」を指定することで上書き保存ができるようになります。
この記事では、
- ファイルをコピーするCopyメソッドとは
- FileクラスのCopyメソッドの使い方
- FileInfoクラスのCopyToメソッドの使い方
- 上書き保存する方法
などの基本的な内容から、応用的な使い方に関しても解説していきます。今回はこれらの方法を覚えるために、ファイルコピーのさまざまな使い方をわかりやすく解説します!
ファイルをコピーするCopyメソッドとは
ファイルをコピーするメソッドは、FileクラスではCopyメソッド、FileInfoクラスではCopyToメソッドが用意されています。
どちらも似たように使えますが、その違いは「Fileクラス」が静的メソッドで、「FileInfoクラス」がインスタンスメソッドだということです。
また、コピー先にファイルが存在する場合は例外が発生しますが、この記事では引数を設定すれば上書き保存できることも解説しているのでぜひ確認してください。
FileクラスのCopyメソッドの使い方
FileクラスのCopyメソッドは第1引数にコピー元のファイルパスを指定して、第2引数にコピー先のパスを指定することで使用できます。
次のプログラムで確認してみましょう。
using System; using System.IO; namespace Sample { class Sample { static void Main() { File.Copy(@"E:samurai1.txt", @"E:samurai2.txt"); Console.WriteLine("ファイルがコピーされました"); Console.ReadKey(); } } }
実行結果:
ファイルがコピーされました
このようにしてファイルをコピーすることができました。
FileInfoクラスのCopyToメソッドの使い方
FileInfoクラスのCopyToメソッドは、コンストラクタの引数にコピー元のファイルのパスを指定して、CopyToメソッドの引数にコピー先のパスを指定することで使用できます。
次のプログラムで確認してみましょう。
using System; using System.IO; namespace Sample { class Sample { static void Main() { FileInfo file = new FileInfo(@"E:samurai1.txt"); file.CopyTo(@"E:samurai2.txt"); Console.WriteLine("ファイルがコピーされました"); Console.ReadKey(); } } }
実行結果:
ファイルがコピーされました
このようにしてファイルをコピーすることができました。
上書き保存する方法
コピー先にファイルが存在する場合には、「System.IO.IOException」の例外が発生するので注意が必要です。コピー先にファイルが存在する場合に上書き保存するには、Copyメソッドの第3引数に「true」を指定します。
CopyToメソッドの場合は、同様に第2引数に「true」を指定します。
次のプログラムで確認してみましょう。
using System; using System.IO; namespace Sample { class Sample { static void Main() { File.Copy(@"E:samurai1.txt", @"E:samurai2.txt", true); Console.WriteLine("ファイルがコピーされました"); Console.ReadKey(); } } }
実行結果:
ファイルがコピーされました
このようにしてファイルを上書き保存することができました。
まとめ
いかがでしたか?
今回はCopyメソッドとCopyToメソッドでファイルをコピーする方法を解説しました。コピー先にファイルが存在する場合は上書き保存の設定をしないと例外が発生するので注意してくださいね。
もし、ファイルをコピーする方法を忘れてしまったらこの記事を確認してください!