文系営業畑出身からたった3ヶ月でエンジニアになった話

こんにちは！侍ブログ編集部（@samuraijuku）です。

今回はSAMURAI ENGINEERの卒業生で、株式会社テクノモバイルでのお仕事を経て、現在はフリーランスのキャリアコンサルタントとして弊社業務に携わっていただいている兵政和さんにインタビューしたいと思います。

以下の動画で、兵さんのインタビュー内容をサクッと15秒で閲覧できます！
※音楽が流れるのでご注意ください。

「スキルを身につけたかった」プログラミングを学んだ理由

ーーー現在のご職業を教えてください。

兵：SAMURAI ENGINEERでフリーランスキャリアコンサルタントとして働いてます。

業務内容は主にセールスエンジニアとしてコンサルティング業務を担当しており、SAMURAI ENGINEERに興味を持った人にマンツーマンレッスンなどサービスの魅力を伝えたり、現状の悩みや目標を聞いて独自の学習プランを提案したりしています。

ーーーエンジニアへの転職はいかがでしたか？

兵：もちろん難しくて大変な面もありましたが、日々新しいことを学ぶことができて、RPGでいうレベル上げをしている感覚ですごく楽しかったです。

具体的には、株式会社テクノモバイルでエンジニア職として受託システム開発や、ゲームアプリ制作に関わりましたね。

僕は全くの未経験からスタートしたので、最初は研修を重ねながらサーバサイド言語やGitなどバージョン管理システム、MySQLなどのデータベースからHTTPプロトコルなどのネットワークまで、幅広く取り組みました。

そうしてエンジニアとしての経験を重ねていくうち、仕事だけでなく時間やお金など様々な価値観が変わったのを感じて、とても良い経験ができたと思っています。

ーーーなぜ弊社で働こうと思ったのですか？

兵：単純に仕事の幅を広げてみたかったからです。

プログラミングを通じて色々なことを得たことで今まで以上に自分に自信がつき、僕にしかできないことがあるはずだと考えていた時に、ふとSAMURAIのことを思い出しました。

学生時代から営業職のインターンで培った経験と、SAMURAIでプログラミング学習から仕事獲得までサポートしてもらった経験を最大限活かせるのが、現在のセールスエンジニア業務です。これは天命なのかなと思っています。(笑)

ーーーありがとうございます。弊社に入学する前、もともとプログラミングには興味があったんですか？

兵：いえ、全くなかったですね(笑)　「僕にできるはずがない」と、むしろかなり敬遠していました。根っからの文系なので仕事も営業系でしたし、そもそもPCすらまともに触ってこなかったです。

ーーーなるほど。当時の営業職に何か不満があったんですか？

兵：いえ、そんなことはないです。話すのは好きでしたし、やりがいもありました。休みや給料などの待遇もそこそこよかったですし、不満があったわけではないです。

ただ、自分の将来のことを考えた時に不安になったんですよね。例えば「今、どんなスキル持っているか？」と自分で考えた時にこれといったものが浮かばなかったんです。

もちろん営業はやってきたので多少はできますが、スキルと呼べるほどではありませんでした。どうみてもITの時代なのに、PCすら満足に扱えないのはマズいと思いました。

ーーーでは、プログラミングとは全く縁がなかったんですね。

兵：そうですね。プログラミングどころか、本当に25歳まで自分のPCすら持っていませんでした。(笑)

会社のパソコンで営業資料をまとめるためにExcelやWordを使ったり、プレゼンをするためにPowerPointを最低限扱ったりするくらいで、ITスキルとも呼べないレベルでしたね。

当時の職場がかなりアナログな環境で、スマホでたいていのことはできました。正直なところ、今の日本はデジタル化できてない会社が思っている以上に多いと思います。

ーーープログラミングを学び始めたきっかけはなんですか？

兵：先ほど話した通り、手に職が欲しかったのと、将来的な不安を考えたのが大きいです。

最近でいうと、ロボットやAIに仕事奪われる、中間管理職はなくなると言われていますよね。終身雇用や年功序列も崩壊して会社は守ってくれないので、自分でスキルつけていくしかないと聞きます。

でも、営業やコンサル、人事などの文系職は、ハッキリわかる手に職ではなく、スキルをつけたくても自分には無理だという焦りがありました。そのためとにかく手に職をつけたいと思いましたね。

ただ、当時はエンジニアやプログラマーにあまりいいイメージがありませんでした。

ーーーそうなんですね。どんなイメージがあったんですか？

兵：いわゆる、3Kのイメージがありました。帰れない・きつい・給料安い、ですね。笑

世間一般ではわかりませんが僕にはそういうイメージがあり、どちらかというとマーケティングや営業、人事などの仕事のほうがカッコいいと考えていました。

でも、実際にプログラミングに触れてエンジニアと話して、かなりイメージが変わりました。自分で考えて、0からモノを生み出せるのはとてもカッコいいと思います。

例えば僕が最初に作ったWebアプリは、自分の現在地を読みとり付近のWifi&電源カフェを探しだすモノで、URLを共有すれば全世界の人が使うことができるわけです。当たり前のことですが、これはすごいと思います。

TwitterやFacebookなどのプラットフォーム上ではなく、自分の手でできたのはとても感慨深かったですね。

ーーーアプリとか作ると感動しますよね。

兵：はい。あと僕には、「プログラミングは理系でないとできない」「昔からPCを触っていないと無理」といった先入観がありましたが、実際そんなことはなかったです。

確かに、ある日急にできるようになることはありませんが、学習の内容と順序、環境を整えれば誰でもできるようになります。

「最初はタイピング練習」0からのプログラミング学習

ーーー最初は何から勉強し始めたんですか？

兵：まずはタイピングからです。一本指でキーボードを打つ状態だったので、ブラインドタッチは夢のまた夢という次元でした。(笑)

それでも、毎日20分くらいの練習を1か月やっていたら、気がつくとブラインドタッチを習得していましたね。

その後、まず基本的なHTMLやCSSを無料学習サイトで学び、インターネットの基本的な本を読み始めました。全く触れたことのない分野だったので最初はもちろん大変でしたが、わからないながらもとりあえず進むと、次の日には昨日よりかすかに理解が進んでいます。

そうして進んでいくと、どんどんわかることが増えてきて、楽しくなってくるんですよね。だんだんコツを掴んできて、要領よく効率的に学んでいけるようになるので、いま思えば最初が一番大変でしたね。

ーーー最初は独学だったんですね。

兵：そうですね、でも綺麗に挫折しました。(笑)

というのも、今の自分のレベルややりたいこと、やるべきことが全くわからず、とにかく量だと思い闇雲に勉強していたんです。

そうすると、もちろんわからないところやエラーで止まることになります。調べ方や参考書籍もわからないので、解決できずにモチベーションが下がり、PCを触らなくなり挫折完了という感じです。

ただ、現状や将来に対する危機感も変わらずあったので、何とかしたいと模索していました。

ーーーそこで、SAMURAI ENGINEERに出会ったんですね？

兵：そうです。以前、木内さんのセミナーに参加していたのもあり、声をかけてもらって入学しました。藁にもすがる思いでしたからね。

ーーー入学してみてどうでしたか？

兵：入学といっても堅苦しいものではなく、当時は名前通りあくまでオンライン上のコミュニティなので気軽に利用できました。

勉強は変わらず独学でしたが、正しい情報と順序を知って努力を継続すれば、思っているより簡単に習得できるとわかりましたね。

今の時代、情報がありふれていて素人からすると何をしていいかわからないと思います。どこまでいけばゴールなのか、これを勉強して意味があるのかなど、様々なことが頭をよぎります。

しかし、結局勉強するのは自分なので、学習に必要な情報を教われて、挫折しないコミュニティさえあれば身につくはずです。そんなコンセプトで運営しているSAMURAI ENGINEERは自分にピッタリのサービスでした。

プログラミングを学んで良かったこと「武器を手に入れた」

ーーープログラミングができるようになって良かったことを教えてください。

兵：一番は問題解決力が確実についたことですかね。問題の原因などを論理的に考えて完成系をイメージし、情報などのリソースを駆使して解決していきます。これはどんな仕事にも、共通して必要なことです。

それと、自分ができることに対する視野が大きく広がりました。

いま世の中ほとんどのものがITで成り立っているので、プログラミングを会得したことで、どこに行っても使える武器を手に入れたような感じです。

ーーー最後にひとことお願いします。

兵：情報革命が起きて、これだけ身近にITがあるにもかかわらずITと関わらないでいると、「自分とは全く別の世界の話」になってしまうと思います。

「俺には向いてない」「私には無理」という感じになるともったいないです。今はまだ何とかなっているかもしれませんが、本当に近い将来そう言っていられなくなる時が必ず来るはずです。

プログラミングを学ぶのが正しい、エンジニアがいいと言いたいわけではなく、多くの人が視野を広げてチャレンジするようになってほしいと思っています。

僕はプログラミングを学び始める前と今では、人生観やスキル、将来に対する楽しみなどが天と地くらい変化しました。プログラミングは人生を変える力があります。皆さんもぜひチャレンジしてみてください！

ー 兵さん、ありがとうございました！