プログラミング資格の難易度は?職業別に15資格の難度を徹底解説

この記事では、職業別にプログラミング資格の難易度を解説します。

プログラミングの資格を取ろうという方の理由の一つに「収入アップ」「就職のため」などがあると思います。

ただし実際は

どの資格を取れば役に立つのかな?
色々資格があってどれがいいのかよく分からない……。

というように、どの資格が自分に合っているのか、よくわからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、目的達成に最適なおすすめのプログラミング資格をまとめました。

資格を取得しステップアップしたいけれど、どの資格を取ればいいのか迷っているという方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

この記事の要約
  • 開発したい分野に適した専門的な資格を選ぼう
  • プログラミング初心者には情報処理技術者試験がおすすめ
  • 就業時は資格+制作物で自身の知識・スキルをアピールしよう
目次

プログラミングの資格を取得するメリットは3つ

プログラマーの仕事は資格や免許がなくてもスタートできるため、特に資格はいらないのでは?という意見があるのは確かです。それでも、資格を取得するメリットが3つあります。

関連知識を体系的に学べる

必要な知識やスキルを断片的に身につけるのではなく、関連する技術をひとつのつながりとして学べ、忘れにくくなります。また、1つ1つのプログラムがどうして存在するのか明確に理解できるため、応用がスムーズです。

スキルの証明になる

プログラマーは、あらかじめプログラミングの知識がないと仕事になりません。調べながら進められるという方も意見もありますが、わからないことをいちいち調べているようでは作業効率が悪く、時間がかかります。

未経験者や実務経験が浅い人にとって、資格取得のために身につけた体系的な知識やスキルが大いに役立ちます。また、取得した資格がその分野の知識があることを対外的に証明する手だてにになります。

モチベーション維持に役立つ

資格を取得するという目標が、日々の学習へのモチベーションとなります。また、1つ資格を取った経験がきっかけで、より難易度の高い資格取得へもチャレンジしやすくなります。プログラマーに必要な、常に成長し続けるという素養も身につけられます。

Webプログラマー系のプログラミング資格

Webプログラマーの仕事内容

WebサイトやWebアプリの構築に必要なプログラムを作ります。HTML、Java、PHP、Rubyといった言語を主に使用します。

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更新日:2024年10月31日

Java SE8 認定資格


資格の概要

Javaを開発したOracle社が主催する認定資格です。レベル別に3つの試験があり、自分の知識レベルに合った試験を選んで勉強を進めます。

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更新日:2024年11月18日

資格の目的について、公式では次のように示されています。

2014年3月に公開した「Java SE 8」は、冗長的なコードの削減、コレクションやアノテーションの改善、並列処理プログラミング・モデルの簡素化、最新のマルチコア・プロセッサの効率的な活用により、企業システムやクラウド・サービス、スマート・デバイスなどで活用されるアプリケーション開発を加速させます。
(出典:最新のJava開発プラットフォーム「Java SE 8」の認定資格を発表)

資格の種類・難易度

難易度は「Bronze」「Silver」「Gold」の3段階あります。

Bronze … 基本が分かっていれば取れるレベル
Silver … 入門書を終えて開発をしたことがあれば取れるレベル
Gold … データベースなど開発に関わる周辺知識や設計など、Javaのシステム開発全般について担当者レベルで理解していれば取得できるレベル

受験に際し、BronzeとSilverに前提資格は特に必要ありませんが、Goldを新規取得するならOracle認定Javaプログラマ Silver SE 8 を取得済であることが条件となります。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料

資格の種類試験時間問題数出題形式合格ライン
Bronze65分60問CBT(選択問題)60%
Silver150分77問CBT(選択問題)65%
Gold150分85問CBT(選択問題)65%

試験会場は、全国のピアソンVUEテストセンター。リストの中から自分の都合のいい会場を選びます。試験日の指定は特になく、基本的に、自分の都合の良い日に受験できます(選択した会場が営業日でなければ選べないので要注意)。

受験申し込みは、試験の数ヶ月間〜当日(選択した試験会場による)に可能です。

資格のおすすめポイント

  • Javaを教える仕事で評価されやすい
  • 特に大きい企業からの受託案件において他の言語の資格より比較的有利
  • 公的な機関の案件開発等の受託案件獲得にも少し有利

なお、IT企業への就職やエンジニア転職を見据え、Java Silverといった資格を取得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

侍エンジニアでは、現役エンジニアから指導を受けつつ、資格取得+就業活動のサポートが受けられます。

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PHP技術者認定試験


資格の概要

PHPは、Webアプリケーションの開発に特化したプログラミング言語。PHP技術者認定機構が実施しています。

PHPとは何かわかりやすく解説!できることや将来性、学習方法も紹介
更新日:2024年9月24日

資格の種類・難易度

PHP5技術者認定初級試験、PHP5技術者認定上級・準上級試験、PHP5技術者認定ウィザード、PHP7技術者者認定初級試験があります。

PHP5技術者認定初級試験は、PHPプログラミングの基本知識を問う試験です。PHP5技術者認定初級試験がレベル1なら、準上級はレベル2、上級はレベル3となります。PHP5技術者認定ウィザードは、上級試験でスコア90点(9割以上)を取得後所定の文書(テキストで500文字以上)を提出し、承認されれば認定されます。

PHP7技術者認定初級試験は、PHPプログラミングの基本知識を問う試験。2019年4月22日より受付を開始した新しい試験です。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数

資格の種類試験時間問題数出題形式合格ライン受験料
PHP5技術者
認定初級試験
1時間40問選択式(複数または単一選択)7割12,000円(税抜)
PHP5技術者認定
準上級・上級試験
2時間60問選択式(複数または単一選択)準上級:750〜1049点・1500点
上級:1050〜1500/1500点
15,000円(税抜)
PHP7技術者
認定初級試験
1時間40問CBT(選択問題)7割12,000円(税抜)

資格のおすすめポイント

  • 技術者に対して「スタンダードな知識」が有ること・勉強習慣があることをアピール出来る
  • PHPを教える仕事に有利
  • 無料で学習できる教材」が公式で配られている
  • サーバサイドの技術者が少ないWEB制作会社で仕事をする際に有利
  • 個人発注の受託開発獲得で少しだけ有利

Ruby技術者認定試験


引用元: Ruby Association

Rubyとは?概要と使う職種

Rubyは、Webアプリケーション開発、ブログサイト開発、ポータルサイト開発、SNS開発、ショッピングサイト制作など、さまざまな開発シーンで利用されている言語。柔軟性が高く、コードが短く簡潔という特徴があります。生みの親が日本人なので、学習しやすいというメリットがあります。

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更新日:2024年11月7日

資格の種類・難易度

Rubyの資格は現在は次の2種類が存在します。

「Ruby Association Certified Ruby Programmer Silver version 2.1」
「Ruby Association Certified Ruby Programmer Gold version 2.1」

Silver … 普段からRubyをすらすら書いている人には少し学習すれば簡単に取れる内容
Gold … Rubyの普段の開発では使わないような内容も出てくるため開発者でもそれなりに学習が必要です。

試験の申し込みやテストセンターの予約は、プロメトリック社のウェブサイトから行います。自分の都合のいいテストセンター(会場)や日程を選んで受験できます。

出題範囲等は公式サイトに細かく書いていますので、確認してみてください。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料

資格の種類試験時間問題数出題形式合格ライン受験料
Silver90分50問選択式75%16,500円(税込)
Gold90分50問選択式75%16,200円(税込)

資格のおすすめポイント

  • 技術者に対して「新しい知識」が有ること・勉強習慣があることをアピール出来る
  • Rubyを教える仕事に有利
  • ベンチャー企業の採用に少しだけ有利
  • 個人発注の受託開発獲得で少しだけ有利

※Rubyを採用している企業はベンチャーであることが多いため実力主義な事が多いです。

※プログラミング教育のような事業以外では、やはりアプリを実際に作って持ち込んだほうがしっかり評価はされます。

参考:Ruby Programmer Gold 2.1 に合格した!次は Platinum 狙うぞ

その他役立つ資格

国家資格である情報処理技術者試験に合格すると、役立ちます。

アプリケーションエンジニア系のプログラミング資格

アプリケーションエンジニアの仕事内容

業務用アプリケーション、コンピューターを制御・コントロールするソフトウェア、スマートフォンで使用するアプリといった、ITシステムに含まれるアプリケーション開発の一連の作業を担当します。

アプリケーションエンジニアとは?初心者向けに仕事内容/年収/資格を解説
更新日:2024年11月15日

システムアーキテクト試験


資格の概要

IPA(情報処理推進新機構)が実施する国家試験。要件定義のようなシステム開発の上流工程に関わる試験です。組み込みシステムに関する知識をはじめ幅広い知識が問われ、情報システム開発を主導するような上級エンジニアが受験対象者となっています。

資格の種類・難易度

令和元年度の実績は応募者数8.341名に対し合格率は15.3%と、なかなかの難関資格です。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料

試験は年2回、春と秋に実施。資格自体は1種類ですが、試験は午前2回、午後2回の4部構成となっており、それぞれの試験に合格ラインを設けています。


試験の合格ラインは、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰは各60点以上、午後ⅡはA判定以上となっており、4つすべてが合格ラインを超えて合格となります。

受験料は5,400円。受験資格は特になく、誰でも受験できます。

資格のおすすめポイント

  • 求められることが多い分、やりがいがある
  • 取得により、自分の市場価値が向上する
  • 多岐にわたるスキルの証明になる
  • 転職に有利
  • ほかの国家資格の科目免除や任用資格を得られる

なお、IT企業への就職やエンジニア転職を見据え、プログラミング資格を取得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

侍エンジニアでは、現役エンジニアから指導を受けつつ、資格取得+就業活動のサポートが受けられます。

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Android技術者認定試験


資格の概要

Googleが開発したOS・Androidに関する知識やスキルを客観的に把握できる試験です。

資格の種類・難易度

アプリケーション技術者認定試験と、プラットフォーム技術者認定試験の2つがあり、それぞれベーシックとプロフェッショナルの2レベル構成ですが、2020年6月13日現在、プロフェッショナルは準備中です。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料

資格の種類試験時間問題数出題形式合格ライン受験料
アプリケーション
技術者認定試験
90分70問四肢択一70%15,000円(税別)
プラットフォーム
技術者認定試験
90分70問四肢択一70%15,000円(税別)

試験の申し込みやテストセンターの予約は、プロメトリック社のウェブサイトから行います。自分の都合のいいテストセンター(会場)や日程を選んで受験できます。

資格のおすすめポイント

  • スキルを客観的に認識できる
  • これから先のキャリア構築に向け、次の目標を定められる
  • スコアレポートで、自分の弱点を確認できる

その他役立つ資格

  • 基本情報処理技術者試験
  • C言語プログラミング能力検定試験

ネットワークエンジニア系のプログラミング資格

ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアは、コンピューターネットワークのシステム設計・構築、監視・運用、保守管理などを行います。セキュリティやOS、サーバーといったことに関する幅広い知識、最新の技術や製品、ケーブリングや機器の設置に関する知識が求められます。

シスコ技術者認定


引用元: CISCO

資格の概要

「シスコ技術者認定」は、ネットワーク機器大手であるシスコシステムズの認定資格。1993年にスタートした資格で、2020年2月24日より新制度の試験に切り替わりました。

ルーティングの基礎知識から世界中に支社がある大規模な会社のネットワークトラブルをサポートできるレベルまで難易度別に分かれており、知識や経験に合ったレベルの問題が用意されています。

資格の種類・難易度


「エントリー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」「アーキテクト」の5つのレベルで構成されています。それぞれ分野が細分化されており、業界や業務に適した資格が用意されています。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料

資格の種類試験時間出題形式受験料
エントリー
(CCT)
90分選択問題14,000円前後
アソシエイト
(CCNA)
120分選択問題、演習問題33,600円(税別)
プロフェッショナル
(CCNP)
120分CBT方式、実技試験33,600円(税別)

出題範囲からランダムに問題が選ばれるため、同時に試験を受けていても試験内容が異なり、合格点や問題数などが多少変動します。

試験は、希望日の前日までに申し込めば受験可能。ピアソンVUEのWebサイトから予約します。

資格のおすすめポイント

  • ネットワーク技術の基礎が身につく
  • 世界標準の資格なので市場価値が高い
  • 給与アップを狙える

ネットワークスペシャリスト試験


資格の概要

ネットワークに精通したプロフェッショナルのための資格。ネットワークの専門家として、ITストラテジストやシステムアーキテクト、ITサービスマネージャといった業務に役立つ国家資格です。

資格の種類・難易度

午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの4つの試験があり、すべてにおいて6割以上取得で合格です。情報処理技術者試験のうちでも最高難度「レベル4」である高度区分試験の1つ。受験者の中心は経験を生んだエンジニアですが、令和元年度の合格率は14.4%と難易度の高い資格です。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料


1科目100点満点で、4科目すべてにおいて60点以上で合格です。受験資格や年齢制限はありません。受験料は5,700円。全国の主要都市で受験します。試験は年1回。例年、10月の第3日曜日に実施しています。

資格のおすすめポイント


  • 難関の国家資格である
  • 高い技術と知識があることの証明になる
  • 転職やステップアップに役立つ

その他役立つ資格

  • 基本情報技術者試験
  • 情報セキュリティスペシャリスト試験
  • CompTIA

インフラエンジニア系のプログラミング資格

インフラ系プログラマーの仕事内容

インフラ系プログラマーは、サーバーやデータベースの運用、保守、管理を行う職種です。サーバーエンジニアとデータベースエンジニアに分けられ、サーバーエンジニアはサーバーの構築、運用保守を、データベースエンジニアは、データベースの開発・設計、運用・管理を行います。

MCP(マイクロソフト認定資格プログラム)


資格の概要

「MCP」は、Microsoftが実施する認定資格で、全世界共通の資格です。サーバー、デスクトップ、アプリケーション、データベース、デベロッパーの5つの科目において、Microsoft製品への知識が問われる内容です。サーバーエンジニアに求められるサーバーやOS、アプリケーションの深い知識の確認ができる資格です。

資格の種類・難易度

「MCP」は、難易度によって「MTA」「MCSA」「MCSD」「MCSE」と4つのレベルに分かれています。

「MTA」は基本的な知識を問う内容。IT業界への就職を目指す方、新入社員研修に適した内容です。

「MCSA」は、マイクロソフト関連の該当製品・バージョンの主要スキルや知識を問う内容。IT業界でキャリアを築き始めた中級者や、広く深く実務に対応できるスキルがあるIT上級者向け。

「MCSD」は、指示された機能を使い開発やシステム構築をする知識が求められ、広く深く実務に応用できるスキルや知識を持ったIT上級者向けです。2年ごとに再認定する必要があります。

「MCSE」は、IT技術者が目指すべきである最上位資格。3年ごとに再認定する必要があります。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料

資格の種類試験時間問題数出題形式合格ライン受験料
MTA45分40問前後CBT方式70%程度14,040円(税抜)
MCSA各120分程度各45〜55問程度CBT方式70%程度各21,103円(税抜)
MCSD各140分程度各40問程度CBT方式70%程度各21,103円(税抜)
MCSE各140分程度各40問程度CBT方式70%程度各21,103円(税抜)

受験の申し込みは、ピアソンVUE社のWebサイトから行います。試験日程や会場のしてはなく、選んだ会場の試験実施日の中から都合がいい日時を選んで受験できます。

「MTA」以外は認定に複数科目の合格が必要です。受験バウチャーの割引販売があるので、利用しない手はありません。

資格のおすすめポイント

  • IT技術の学習に意欲的だと評価対象に
  • 自分が何をやりたいのかを明確にできる
  • 学習を通じて足りない知識を補える

データベースエンジニア系の資格

データベースエンジニアの仕事内容

データベースエンジニアは、データベースの開発、設計、運用、管理を行います。データベースにデータを保存したり取り出したり、必要なときにデータをすぐに取り出せるようにシステムを構築し、運用していきます。

ORACLE MASTER(オラクルマスター)


資格の概要

Database管理ソフトウェア市場でトップを守り続けるORACLEに関する認定試験です。Oracle Databaseを扱う技術力を認定するもので、データベースの管理、運用のほか、SQLの習熟度を問う問題が出題されます。

日本オラクル株式会社が試験を実施しますが、2003年の制度改定以降、Silver以上に関しては、日本国外で実施されるOracle Certification Program(OCP)と連携されるようになりました。

資格の種類・難易度

「ORACLE MASTER」には難易度が易しい順に「Bronze(ブロンズ)」「Silver(シルバー)」「Gold(ゴールド)」「Platinum(プラチナ)」の4つがあります。

ステップアップ型の資格なので下位の資格から順に取得していく必要がありますが、資格の入門編という位置づけの「Bronze」の受験に前提条件は設けられていません。

未経験者に必要な学習時間の目安は40〜60時間。難易度が高いと言われていますが、しっかり勉強すれば合格ラインをクリアできる資格です。Oracle本体は高額ですが、無料で1ヶ月利用できる体験版を利用して学習するのがおすすめ。Oracleのこちらのページからダウンロードできます。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料

「ORACLE MASTER Bronze」について説明します。

DBA:Bronze DBA12c120分70問CBT方式77%13,600円(税抜)

SQL:Bronze SQL基礎I120分40問CBT方式70%13,600円(税抜)SQL:12c SQL基礎120分75問CBT方式65%13,600円(税抜)

「Bronze」の対象試験は3つあります。DBAと、2つあるSQL科目のいずれか1つの合計2つの試験に合格する必要があります。

それぞれ個別の試験なので、2つ同時に受けなくてもOK。また、2つの試験を同時に受けて片方が不合格になったとしても、合格した方を再受験する必要はありません。オンライン対象試験なので、いつでも受験できます。

参考:ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c Certification Overview

資格のおすすめポイント

  • 知識やスキルを証明できる
  • SQLやデータベースに関する理解が深まる
  • ベンダー資格取得に伴い、自信がつく

OSS-DB技術者認定資格


引用元: LPI-Japan OSS-DB

資格の概要

「OSS-DB技術者認定資格」は、オープンソースデータベース(OSS-DB)に関する試験です。オープンデータベースとは無料で利用できるデータベースの総称で、改変を自由したり再配布することできるうえ、Oracleのような商用データベースに匹敵する機能が搭載されています。

OSS-DBはビッグデータの活用やディープラーニングと密接に関係しており、データベースの強化や効率的なデータ活用を目指す企業に重要視されているスキルです。

資格の種類・難易度

「OSS-DB技術者認定資格」には「OSS-DB Silver」と「OSS-DB Gold」の2つがあります。「OSS-DB Silver」の受験に前提条件はありませんが、「OSS-DB Gold」は「OSS-DB Silver」を5年以内に取得していることが条件となっています。

「OSS-DB Silver」はデータベースシステムの設計/開発/導入/運用ができる技術者を認定対象としており、出題分野は、OSS-DBとリレーショナルデータベースに関する一般知識(16%)、PostgreSQLのインストール方法やバック方法のような運用管理(52%)、SQLコマンドや組み込み関数といった開発/SQL(32%)の3分野。実務に必要な知識と技術を問う試験内容になっています。

「OSS-DB Gold」は、スケールアウト可能な大規模データベースシステムの改善/運用管理/コンサルティングができる技術者を認定対象としており、出題分野は、運用管理(30%)、性能監視(30%)、パフォーマンスチューニング(20%)、障害対応(20%)の4分野。より実務的な内容となっています。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料

資格の種類試験時間問題数出題形式合格ライン受験料
OSS-DB Silver90分50問CBT方式64/100点15,000円(税抜)
OSS-DB Gold90分30問CBT方式70/100点13,600円(税抜)

試験の申し込みはEDUCO-IDを取得後、受験チケットを購入し、Webまたは電話で受験予約します。自分の都合のよい日程や場所を選んで予約します。

公式ページには「オープンソースデータベース標準教科書-PostgreSQL-」の無償提供が。また、受験対策としてサンプル問題や例題解説があります。勉強を始める前に一度チェックすることをおすすめします。

資格のおすすめポイント

  • PostgreSQLの技術力を証明できる
  • 転職やキャリアアップ時にプラス評価を得られる
  • ORACLE MASTERと併せて取得すればほかのエンジニアとの差別化に

その他役立つ資格

  • 基本情報技術者試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • MCP(マイクロソフト認定プロフェッショナル

幅広い分野で役立つプログラミング資格

Pythonのプログラミング資格『Python3工ンジニア認定試験』


引用元: PythonED

資格の概要

・Pythonをこれから始める人などを対象に、学習の目安を提供し習熟度チェックを行う
・プログラミングフィロソフィー「Pythonic」の普及推進を行う
・Python関連の一団体として試験関連の情報発信を行い、Pythonの普及を推進する
(出典:一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会)

一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会はこの上記の方針をもとにPython3エンジニア認定試験を作っています。まだ公式には認定試験の目的の発表されていないようですが、これからのPythonの需要を考えた試験ですね。

資格の種類・難易度

「Python3エンジニア認定基礎試験」「Python3エンジニア認定データ解析試験」の2つがあります。

「Python3エンジニア認定基礎試験」は、Pythonの文法や基礎知識について問われます。プログラミング未経験者なら、プログラミングの基礎知識を身につけるところからスタートし、試験対策していくのがおすすめです。

「Python3エンジニア認定データ解析試験」は、2020年春にスタートした新しい資格。Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法、数学やデータ分析ライブラリ「Pandas」に関する問題が出題されます。

学習方法については、こちらの記事がおすすめです。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料

資格の種類試験時間問題数出題形式合格ライン受験料
Python3エンジニア
認定基礎試験
60分40問CBT方式70%11,000円(税込)
Python3エンジニア
認定データ解析試験
60分40問CBT方式70%11,000円(税込)

基礎試験に関しては、あくまで基礎試験なので難易度的には優しい問題が多く、受験時間も少しで済んでしまうようです。

試験の申し込みは、こちらのサイトでOdyssey IDを取得し、試験会場を指定します。テストセンターによって受験できる日が異なりますので、事前に確認しておくといいでしょう。

資格のおすすめポイント

  • 基礎学習を終えたPython初心者の方の力試しになる
  • 自信につながる
  • スキルがそこまでなくても、資格が取れる

C言語のプログラミング資格『C言語プログラミング能力認定試験』


資格の概要

機種依存性が少なく互換性に優れるC言語のプログラミング技能を認定する資格試験です。

資格の種類・難易度

保有スキルをアピールできる1級から、プログラミングの学習を始めたばかりの方を対象にした3級までがあります。

1級はC言語を駆使し、言語処理系やユーティリティといった応用プログラムを作成できる能力を有していること、2級は500行程度の小規模のProgramを適切に書けることと基本アルゴリズムを理解していること、3級はC言語の概念を理解し簡単なプログラムを書けることを認定します。

2級、3級で出題されるのは基礎的な問題が中心。実務経験がなくてもきちんと勉強すれば合格できる可能性がかなりあります。まずは3級からスタートし、目的に応じてステップアップしていくといいでしょう。

ちなみに2019年3月31日時点での累計受験者数は172,943名、2018年度の平均合格率は35.2%です。

C言語資格「C言語プログラミング能力認定試験」とは?レベルや勉強法も解説
更新日:2024年11月15日

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料

資格の種類試験時間問題数出題形式合格ライン受験料
C言語
プログラミング
能力認定試験1級
150分2問実技試験60%7,800円
C言語
プログラミング
能力認定試験2級
90分8問筆記試験60%6,400円
C言語
プログラミング
能力認定試験3級
60分6問筆記試験60%5,200円

試験は年3回、全国5都市で実施しています。申し込みはWebから。サーティファイへのユーザー登録が必要です。また、公式ページにはサンプル問題が公開されているので、勉強を始める前に確認するといいでしょう。試験の詳細はこちらで確認できます。

資格のおすすめポイント

  • 現場経験がなくても勉強を積み重ねれば合格圏内に入ることも難しくない
  • 1級から3級まであるので、段階的に学習することができる
  • 20万人以上の受験実績

情報処理技術者試験


資格の概要

情報処理の促進に関する法律に基づき、情報処理技術者としての知識や技能が一定水準以上であることを経済産業省が認定する国家資格です。情報システムを構築・運用するエンジニアから情報システムを利用するエンドユーザーまで、ITに関わるすべての人に役立つ資格です。

資格の種類・難易度


情報処理技術者試験には様々な種類があります。
スペシャリストにも様々な種類がありますが、特にプログラミングによるシステム開発に直接活かすことを考えるのであれば、「データベーススペシャリスト」「情報セキュリティスペシャリスト」「ネットワークスペシャリスト」がオススメです。

難易度は次の通り。
基本情報技術者 … 開発をしたことがある人であれば、数十時間程度の学習で取得可能
応用情報技術者 … 技術者でも広い知識と、それなりの用語の理解・暗記が必要
スペシャリスト … 各専門範囲での深い知識と、用語の理解・暗記が必要

知識によっては応用情報技術者よりもスペシャリストの方が取りやすい場合もあります。

ちなみに、下位資格にあたるITパスポートは、システム利用者を想定しているので開発側の資格ではありません。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料


試験によって実施時期などが異なります。詳しくは試験要項で確認しましょう。

資格のおすすめポイント

  • 国家資格なので「幅広い基礎知識」があることがアピール出来る
  • 運用保守業務などにおいて一定の評価を得られる
  • プログラミングスキル+αとしてデータベーススペシャリストなどがあると信用を得やすい

※プロのエンジニアとして採用や就職・転職に活かすとなれば、応用情報以上、主にスペシャリストと呼ばれるLv4の資格以外はほぼ評価されないと考えても良いでしょう。

Webデザイナーに役立つ資格

Webデザイナーの仕事内容

クライアントがイメージするWebサイトやWebページを実現するため、Webサイト全体のデザインの作成やランディングページといった特定のWebページのデザインを作成します。コーダーと兼任することが多く、コーディングスキルを求められます。

Webデザイナーとは?仕事内容や年収、未経験からなる方法も紹介
更新日:2024年10月31日

HTML5プロフェッショナル認定資格


資格の概要

Webコンテンツ開発エンジニアを対象とした資格。HTML5のほか、CSSヤJavaScriptに関する技術や知識が求められます。実際の現場で役立つスキルを重視しており、ソースコードの分析力や最新技術に関する出題もあります。

資格の種類・難易度

Level1とLevel2があり、Level1はWebコンテンツ制作における基礎、Level2はシステム連携と最新のマルチメディア技術に対応したコンテンツ開発と設計を問う内容になっています。

Level2は、Level1認定を保有した上で取得できる上位資格です。それぞれの認定有効期限は5年です。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料

資格の種類試験時間問題数出題形式合格ライン受験料
Level190分約60問CBT方式70%15,000円(税別)
Level290分40〜45問CBT方式70%15,000円(税別)

資格のおすすめポイント

  • コーディングは一通りできるという自信になる
  • Webデザイナー、コーダーとして仕事の幅が広がる
  • キャリアアップにつながる

CIW JavaScript スペシャリスト


資格の概要

「CIW JavaScript スペシャリスト」は、世界中で認められている、JavaScriptの習熟度の基準となる資格です。国際資格なので、海外で働きたい方、世界中の企業をクライアントに仕事をしたい方にもおすすめの資格です。

資格の種類・難易度

JavaScriptの資格の中では比較的難易度が高く、中級以上の習熟度が求められますが、その分、資格を武器に仕事を見つけられるというメリットがあります。試験の問題が英語なので、英語が苦手な人にはとてもハードルが高い試験です。JavaScriptそのものはもちろん、語学力も身につけられる資格です。

資格の種類・正答率・問題数・試験時間、試験日程と手数料

資格の種類試験時間問題数出題形式合格ライン受験料
JavaScript
スペシャリスト
75分50問CBT方式75%150米ドル

資格のおすすめポイント


  • 世界を舞台に仕事できる
  • JavaScriptのスキルのほか、語学力も身につく

その他役立つ資格

  • アドビ認定エキスパート
  • Photoshopクリエイター能力認定試験
  • Illustratorクリエイター能力認定試験

就職を有利にするプログラミング資格の活用法

実際は資格より実務経験が重要

最近では、就活や転職で有利になりたいために、とりあえずプログラミング系の資格を取得しようという人が増えています。でも果たして、あなたが就職したい企業は資格を必要としているのでしょうか?

例えば、ゲーム制作会社でゲームを作ったり、ソフト開発の企業でカスタマイズを行ったりする場合は、資格よりもプログラミングスキルが重要視されるでしょう。

目指す就職先によっては資格取得を目指すよりも、スキルや知識を深めたほうがいい場合もあります。まずはなりたい職種を決め手、その職種が本当に資格を必要としているのかを考えなければなりません。

とはいえ、転職や就職での採用側の判断基準は曖昧なことが多いため、面接回数を重ねて人物を吟味することも多々あります。その際、資格があれば、分かりやすくスキルを示せるので、面接を有利に運ぶことができます。

プログラミング資格を活かすためには?

採用の場で資格は有効に使えますが、実際は『資格を持っていればOK!問題なし!!』というわけにはいきません。

最良なのは、実務経験と資格の両方があること。次いで、実務経験があることですが、未経験者の場合は経験はゼロ。その代わり知識があることは客観的に証明するため、資格を取得するのがおすすめです。

そして、せっかく取得した資格を活かすためにはどうアピールすればいいのか、次に解説していきます。

プログラミング未経験なら『資格+制作物』でアピール

経験ゼロでも実務経験と同じくらい重要になるアピールが制作物の提出です。エンジニアの場合、簡単なプログラムを作ったり、Webサービスを作ることで自分ができることを分かりやすく示すことができます。

企業側は経験年数を採用条件に入れていることがほとんどですが、それも制作物があれば問題なく採用される場合がほとんど。未経験だからと諦めるのは早いです。

  • 実務経験がある場合には、「経験+資格」
  • 未経験の場合には、「制作物+資格」

就職を成功させるために、資格と合わせて計画的に準備していきましょう!

やりたい事が分からない、でも就職は有利にしたいというあなたへ

将来やりたいことを見つけなくてはいけない、というプレッシャーに悩まされる就活生は、非常に多いですよね。

やりたい事があり、それに向かって努力することは無駄がなく非常に効率的です。しかし、やりたい事が変わる可能性はあるし、大人になってもやりたい事が分からない人は大勢います。

悩んで何もせずにただ時間を費やしてしまうのであれば、まずはプログラミングを勉強してみましょう。プログラミングは、学ぶだけでも得られるメリットがあります。

とはいえ、プログラミング学習を何から始めればいいかわかりませんよね。どの言語を選ぶかさえ、未経験者のあなたには難しいはずです。

そんな時は、まず始めにプログラミング学習プラン診断をご利用ください。このアプリを使えば、あなたの目的や作りたいものから、必要なスキルや簡易的な学習プランを提供いたします。

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弊社専属のコンサルタントがあなたの悩みや不安など様々な内容にお答えさせていただきます。

まとめ

この記事では、プログラミング関連資格について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

業界や企業によって資格に対する評価の仕方も変わってきます。ご自身のキャリアや仕事獲得の手段として有益に利用して頂けましたら幸いです。

また、包括的におすすめのプログラミング資格を知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

プログラミングの資格おすすめ6選!取得する意味や学習方法も紹介
更新日:2024年11月22日
本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

この記事の監修者

株式会社SAMURAI

中川 大輝

独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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