Linuxにはディレクトリを新規作成するときに便利な「mkdir」コマンドがあります。
ここでは「mkdir」コマンドについて以下の内容で解説していきます。
Linuxで開発する上で、ディレクトリやサブディレクトリを作成するために「mkdir」コマンドはよく使用されます。
この記事では「mkdir」コマンドについてわかりやすく解説していますので、ぜひ使い方を覚えておきましょう!
mkdirコマンドとは
Linuxで新規にディレクトリを作成するには「mkdir」コマンドを使用します。
・「mkdir」コマンドの書式
$ mkdir ディレクトリ名
ディレクトリのパスを指定して新規ディレクトリを作成することもできます。
次項では「mkdir」コマンドの使い方について詳しく解説します。
mkdirコマンドの使い方
ここでは「mkdir」コマンドの使い方についてパターン別に見ていきましょう。
ディレクトリを作成する
指定した名称でディレクトリを作成するには、以下のように記述します。
$ mkdir testdir
$ ls
実行結果:
このように名称を指定するだけで、簡単にディレクトリが作成できることがわかりますね!
複数のディレクトリを作成する
複数のディレクトリを作成する場合は、引数に作成するディレクトリ名称をまとめて指定します。
ここでは複数ディレクトリ「testdir01」「testdir02」「testdir03」を指定しています。
$ mkdir testdir01 testdir02 testdir03
$ ls
実行結果:
このようにまとめてディレクトリが作成できることがわかりますね!
mkdirコマンドのオプション
「mkdir」コマンドで使用する主なオプションです。
オプション | 説明 |
---|---|
-m | 指定したパーミッションでディレクトリを作成 |
-p | 階層ディレクトリを作成 |
-v | ディレクトリ作成時に詳細を表示する |
-mでパーミッションを指定する
新規に作成するディレクトリにパーミッションを指定する場合は「-m」オプションを使用します。
以下では作成するディレクトリのパーミッションを「777」に指定しています。
$ mkdir -m 777 testdir
$ ls -l
実行結果:
ls -lで詳細を確認すると、パーミッションが「drwxrwxrwx」になっていることがわかりますね!
パーミッションについては以下の記事で詳しく解説しています。
-pで階層ディレクトリを作成する
新規ディレクトリを作成して、そのディレクトリの下にサブディレクトリを作りたい場合は「-p」オプションを使用します。
$ mkdir -p ディレクトリ名1/ディレクトリ名2
以下ではディレクトリ1を「testdir」、ディレクトリ2を「testsubdir」でそれぞれ作成しています。
$ mkdir -p testdir/testsubdir
$ ls -l testdir/
実行結果:
このようにサブディレクトリまで作成されていることがわかりますね!
Linuxについてもっと知りたい方へ
そもそもLinuxについて、
「実はなんとなくしか理解していない…」
「Linuxを効率よく学習する方法が知りたい」
といった情報を知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね!
まとめ
ここでは、Linuxでディレクトリを新規に作成する「mkdir」コマンドについて、
- mkdirコマンドとは
- mkdirコマンドの使い方
- mkdirコマンドのオプションと使い方
などについて解説しました。
実際にmkdirでディレクトリを新規に作成する機会は多いと言えますので、オプションの使い方までしっかりと覚えておきましょう。
もし「mkdir」コマンドの使い方を忘れてしまったら、この記事を参考にしてくださいね。