こんにちは!エンジニアの中沢です。
C#では日時の比較をするために、比較演算子やCompareToメソッドを使うことができます。日時はDateTime型だけではなく、string型の文字列でも比較できるので、上手く活用してください。
この記事では、
- DateTimeとは
- DateTime型の日付を比較する方法
- string型の文字列の日付を比較する方法
などの基本的な内容から、応用的な使い方に関しても解説していきます。今回はこれらの方法を覚えるために、日時を比較するさまざまな方法をわかりやすく解説します!
DateTimeとは
DateTimeクラスは、日時(日付)を扱うときに使うクラスです。現在の日時を取得したり、フォーマットを指定して日時を文字列に変換して表示することなどができます。フォーマットで表示形式の指定や、区切り文字を指定したりすることができます。
DateTime型の日付を比較する方法
比較演算子を使う方法
ここでは、DateTime型の日付を比較演算子で比較する方法を解説します。比較演算子を使えば簡単にどちらの日時が後なのかを判定することができます。次のプログラムで確認してみましょう。
using System; namespace Sample { class Sample { static void Main() { DateTime time1 = DateTime.Now; DateTime time2 = time1.AddHours(1); Console.WriteLine("time1 = " + time1); Console.WriteLine("time2 = " + time2); if (time1 == time2) { Console.WriteLine("time1とtime2は同じ日時です"); } else if (time1 < time2) { Console.WriteLine("time1はtime2より前の日時です"); } else if (time1 > time2) { Console.WriteLine("time1はtime2より後の日時です"); } Console.ReadKey(); } } }
実行結果:
time1 = 2018/05/03 16:29:07 time2 = 2018/05/03 17:29:07 time1はtime2より前の日時です
このプログラムでは、現在の日時と、その1時間後の日時を比較しています。このように比較演算子を使って日時を比較することができました。
CompareToメソッドを使う方法
日時を比較するには、CompareToメソッドを使う方法もあります。CompareToメソッドで日時を比較する方法を次のプログラムで確認してみましょう。
using System; namespace Sample { class Sample { static void Main() { DateTime time1 = DateTime.Now; DateTime time2 = time1.AddHours(1); Console.WriteLine("time1 = " + time1); Console.WriteLine("time2 = " + time2); switch (time1.CompareTo(time2)) { case -1: Console.WriteLine("time1はtime2より前の日時です"); break; case 0: Console.WriteLine("time1とtime2は同じ日時です"); break; case 1: Console.WriteLine("time1はtime2より後の日時です"); break; } Console.ReadKey(); } } }
実行結果:
time1 = 2018/05/03 16:30:46 time2 = 2018/05/03 17:30:46 time1はtime2より前の日時です
このようにして、CompareToメソッドで比較することができました。
string型の文字列の日付を比較する方法
ここでは、string型の文字列の日付を比較する方法を解説します。文字列には比較演算子は使えないので、CompareToメソッドを使う必要があります。文字列の日付を比較する方法を次のプログラムで確認してみましょう。
using System; namespace Sample { class Sample { static void Main() { DateTime time1 = DateTime.Now; DateTime time2 = time1.AddHours(1); string strTime1 = time1.ToString(); string strTime2 = time2.ToString(); Console.WriteLine("strTime1 = " + strTime1); Console.WriteLine("strTime2 = " + strTime2); switch (strTime1.CompareTo(strTime2)) { case -1: Console.WriteLine("strTime1はstrTime2より前の日時です"); break; case 0: Console.WriteLine("strTime1とstrTime2は同じ日時です"); break; case 1: Console.WriteLine("strTime1はstrTime2より後の日時です"); break; } Console.ReadKey(); } } }
実行結果:
strTime1 = 2019/03/04 2:27:52 strTime2 = 2019/03/04 3:27:52 strTime1はstrTime2より前の日時です
このようにして、文字列の日付を比較することができました。
まとめ
いかがでしたか?今回は比較演算子とCompareToメソッドで日付の比較をする方法を解説しました。文字列の比較には「比較演算子」が使えないので注意してくださいね。
もし、文字列の比較を忘れてしまったらこの記事を確認してください!