【C#入門】StartsWith、EndsWithで文字列の始まりと終わりを判定

こんにちは! エンジニアの中沢です。

C#には文字列の始まりや終わりを判定するためのStartsWithメソッドEndsWithメソッドがあります。文字列の前方一致(接頭辞)や、後方一致(接尾辞)の確認ができるので上手く活用しましょう。

この記事では、

  • StartsWith、EndsWithメソッドとは
  • StartsWithメソッドで始まりの文字列を判定する
  • EndsWithメソッドで終わりの文字列を判定する
  • 大文字と小文字を区別しないで判定する方法


などの基本から応用的な使い方まで、わかりやすく解説していきます。

目次

StartsWithメソッド、EndsWithメソッドとは

StartsWithメソッドは、指定した文字列の始まりの文字列を判定するために使います。StartsWithメソッドを使った検索方法を、前方一致(接頭辞)などと呼びます。

同様に、EndsWithメソッドは、指定した文字列の終わりの文字列を判定するために使います。EndsWithメソッドを使った検索方法を、後方一致(接尾辞)などと呼びます。

StartsWithメソッドで始まりの文字列を判定する

ここではStartsWithメソッドで始まりの文字列を判定する方法を解説します。

StartsWithメソッドは引数に検索する文字列を指定します。StartsWithメソッドで始まりの文字列を判定する方法を次のプログラムで確認してみましょう。

using System;

namespace Sample
{
    class Sample
    {
        static void Main()
        {
            string str = "SamuraiEngineerJuku";

            if (str.StartsWith("Samurai"))
            {
                Console.WriteLine("前方一致しました");
            }
            else
            {
                Console.WriteLine("前方一致しませんでした");
            }

            Console.ReadKey();
        }
    }
}

実行結果:

前方一致しました

このようにしてStartsWithメソッドで文字列の前方一致の判定ができました。

EndsWithメソッドで終わりの文字列を判定する

ここでは、EndsWithメソッドで終わりの文字列を判定する方法を解説します。

EndsWithメソッドは引数に検索する文字列を指定します。EndsWithメソッドで終わりの文字列を判定する方法を次のプログラムで確認してみましょう。

using System;

namespace Sample
{
    class Sample
    {
        static void Main()
        {
            string str = "SamuraiEngineerJuku";

            if (str.EndsWith("Juku"))
            {
                Console.WriteLine("後方一致しました");
            }
            else
            {
                Console.WriteLine("後方一致しませんでした");
            }

            Console.ReadKey();
        }
    }
}

実行結果:

後方一致しました

このようにしてEndsWithメソッドで文字列の後方一致の判定ができました。

大文字と小文字を区別しないで判定する方法

ここでは、大文字と小文字を区別しないで判定する方法を解説します。

大文字と小文字を区別しないで判定するには、StartsWithメソッドの第2引数に「true」を指定します。次のプログラムで確認してみましょう。

using System;
using System.Globalization;

namespace Sample
{
    class Sample
    {
        static void Main()
        {
            string str = "SamuraiEngineerJuku";

            if (str.StartsWith("SAMURAI", true, CultureInfo.CurrentCulture))
            {
                Console.WriteLine("前方一致しました");
            }
            else
            {
                Console.WriteLine("前方一致しませんでした");
            }

            Console.ReadKey();
        }
    }
}

実行結果:

前方一致しました

このようにして大文字と小文字を区別しないで判定することができました。

IndexOfメソッドで検索する方法

IndexOfメソッドを使って文字列を検索することができます。IndexOfメソッドの詳しい使い方はこちらの記事で解説しているので、ぜひ確認してください。

Containsメソッドで値が含まれるか判定する方法

Containsメソッドを使って値が含まれるかどうかを判定することができます。Containsメソッドの詳しい使い方はこちらの記事で解説しているので、ぜひ確認してください。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「StartsWithメソッド」と「EndsWithメソッド」で、文字列の前方一致(接頭辞)や、後方一致(接尾辞)の判定をする方法を解説しました。StartsWithメソッドは大文字と小文字を区別せずに判定できるので、ぜひ活用してくださいね。

もし、文字列の前方一致や後方一致を忘れてしまったらこの記事を確認してください!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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