【C#入門】文字列と数値の相互変換総まとめ(ToString/Parse/Convert)

こんにちは! エンジニアの中沢です。

C#には文字列と数値を変換するための「ToStringメソッド」、「Parseメソッド」、「Convertクラス」などがあります。

フォーマットを指定して変換することもできるので、上手く活用してください。

この記事では、

  • 文字列と数値を相互変換するには?
  • ToStringメソッドで数値を文字列に変換する方法
  • Parseメソッドで文字列を数値に変換する方法


という基本的な内容から、「Convertクラスで様々な型に変換する方法」などの応用的な使い方に関しても紹介します。

今回はこれらの方法を覚えるために、文字列と数値を変換するさまざまな使い方をわかりやすく解説します!

目次

文字列と数値を相互変換するには?

文字列と数値を相互変換するためには、「ToStringメソッド」、「Parseメソッド」、「Convertクラス」などを使用します。

ToStringメソッドは数値を文字列に変換するときに使います。ToStringメソッドではフォーマットを指定して変換することができます。

Parseメソッドは文字列を数値に変換するために使います。

Convertクラスは様々なデータ型に変換するために使います。Convertクラスは変換対象が「null」の場合でも例外が発生しないので安全に変換することができます。

ToStringメソッドで数値を文字列に変換する方法

ここでは、ToStringメソッドで数値を文字列に変換する方法を解説します。ToStringメソッドは、呼び出し元の数値を文字列に変換し、戻り値として返します。

次のプログラムで確認してみましょう。

using System;

namespace Sample
{
    class Sample
    {
        static void Main()
        {
            int num = 123;
            string str = num.ToString();

            Console.WriteLine(str);

            Console.ReadKey();
        }
    }
}

実行結果:

123

このようにして、数値を文字列に変換することができました。

ToStringメソッドの詳しい使い方はこちらの記事で解説しているので、ぜひ確認してください。

ToStringメソッドは引数に文字列に変換するときの書式を指定することができます。書式の指定についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ確認にしてください

Parseメソッドで文字列を数値に変換する方法

ここでは、Parseメソッドで文字列を数値に変換する方法を解説します。Parseメソッドは引数に変換する文字列を指定します。

次のプログラムで確認してみましょう。

using System;

namespace Sample
{
    class Sample
    {
        static void Main()
        {
            int num1 = int.Parse("123");
            Console.WriteLine(num1);

            double num2 = double.Parse("123.456");
            Console.WriteLine(num2);

            Console.ReadKey();
        }
    }
}

実行結果:

123
123.456

このようにして、文字列を数値に変換することができました。文字列を数値に変換する方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。

Convertクラスで様々な型に変換する方法

ここでは、Convertクラスで様々な型に変換する方法を解説します。

Convertクラスで変換するには、「ToInt32」のように変換する型によって使うメソッド指定します。Convertクラスで変換する場合には、「null」を変換しようとしても例外が発生しません。

次のプログラムで確認してみましょう。

using System;

namespace Sample
{
    class Sample
    {
        static void Main()
        {
            int num1 = Convert.ToInt32("123");
            Console.WriteLine(num1);

            double num2 = Convert.ToDouble("123.456");
            Console.WriteLine(num2);

            string str = Convert.ToString(12.34);
            Console.WriteLine(str);

            num1 = Convert.ToInt32(null);
            Console.WriteLine(num1);

            Console.ReadKey();
        }
    }
}

実行結果:

123
123.456
12.34
0

このようにして、様々なデータ型に変換することができました。「null」を変換しようとしても例外が発生していません。

まとめ

いかがでしたか?

今回は文字列と数値を変換するために「ToStringメソッド」、「Parseメソッド」、「Convertクラス」の使い方を解説しました。

Convertクラスを使えば「null」の場合も安全に変換することができるので、ぜひ活用してくださいね。

もし、文字列と数値を変換する方法を忘れてしまったらこの記事を確認してください!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

目次