こんにちは!エンジニアの中沢です。
JavaScriptには文字列を途中で改行するための「改行コード」があります。改行コードを使えば長い文字列を改行して表示できるので、上手く活用してください。
この記事では、
- 改行コードとは
- 文字列を途中で改行する方法
- エスケープシーケンス一覧
- 改行コードを置換する方法
などの基本的な内容から、応用的な使い方に関しても解説していきます。
今回はこれらの方法を覚えるために、改行コードのさまざまな使い方をわかりやすく解説します!
改行コードとは
改行コードとは文字列を途中で改行するためのものです。キーボードの「Enterキー」を押して改行しても、プログラムの実行結果の文字列は改行されないので注意が必要です。
文字列を改行するには、改行コードの「\n」を入力する必要があります。
文字列を途中で改行する方法
ここでは、文字列を途中で改行する方法を解説します。文字列を改行するには、改行コードを使います。
改行コードはOSごとに異なります。
Unix | \r |
mac(OS X) | \n |
mac(OS 9以前) | \r |
Windows | \r\n |
今回はmac(OS X)の改行コードを使用します。
次のプログラムで確認してみましょう。
var str = '侍\nエンジニア\n塾'; console.log(str);
実行結果:
侍 エンジニア 塾
このようにして、改行できることが確認できました。
エスケープシーケンス一覧
改行コードのようなキーボードから直接打てない文字は、エスケープシーケンスを使って入力します。エスケープシーケンスは、改行やタブなどで使用します。
次の一覧表で確認してみましょう。
エスケープシーケンス | 意味 |
b | バックスペース |
t | 水平タブ |
v | 垂直タブ (垂直方向に空白を入れる) |
n | 改行 |
r | 復帰 (同じ行の先頭に移動) |
f | 改ページ |
‘ | シングルクォーテーション |
“ | ダブルクォーテーション |
¥¥ | ¥文字 |
¥0 | NULL文字 |
エスケープ処理の詳しい使い方はこちらの記事で解説しているので、ぜひ確認してください。
改行コードを置換する方法
ここでは、改行コードを置換する方法を解説します。改行コードの置換は、replaceメソッドを使って正規表現のパターンを指定して行います。
たとえば、テキストに含まれる改行コードを取り除きたい場合は以下のように記述します。
text.replace(/r?n/g, '');
replaceメソッドの詳しい使い方はこちらの記事で解説しているので、ぜひ確認してください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は文字列を改行して表示する方法を解説しました。エスケープシーケンスの改行コードを使えば改行できるので、ぜひ活用してくださいね。
もし、改行する方法を忘れてしまったらこの記事を確認してください!