突然ですが、今回は最新版のUnityの現状について見ていきましょう。
今回着目する大きな点は、以下の2点です。
- スクリプトの言語がC#一択に!
- 日本語化にも対応!
以前のUnityでは「C#」「JavaScript」「Boo」の3言語から、スクリプト言語を選択できました。そのことを知っている人や、話を聞いている人ならば、どれを使うべきか迷っていると思います。
しかし実は現在はほぼ「C#一択」となっています。「スクリプトの言語がC#一択に!」の項目ではその理由を見ていきましょう。「日本語化にも対応!」の項目では、その名前の通りですね。
Unityのエディタが日本語化できるようになったため、その詳細について「対応可能なバージョン」や「方法」についてまとめておきました。それぞれ大きな更新ですので、参考にしましょう。
スクリプトの言語がC#一択に!
Unityはスクリプトとして「C#」「JavaScript」「Boo」の3種類が選べる。そんな話を聞いたことがある人が多いと思います。
しかしこれはひと昔前までの話です。まず、最近ではプログラムの言語がC#一択となりました。それは「JavaScript」「Boo」の廃止が決定しているからです。
エディタ上から見てみよう!
Unityのブログで発表があり、その後特定のバージョン以降「JavaScript」「Boo」が、Unityエディタ上から順に新規作成できなくなりました。
次の①と②の画像は、一昔前と現在のUnityエディタ上でのスクリプト新規作成時の画面です。
① ひと昔前の画像
② 最新版の画像
見てもらえればわかると思いますが、スクリプトの新規作成を行う時に言語選択がなくなっていますね。そしてこの最新版で、生成されるのはC#です。
つまり生成時の選択肢がC#しかなくなったということです。
もうどうしても使えないの?
実は新規作成が行えなくなっただけで、まだ使用自体は可能です。この辺りはJavaScriptの記事にて、実例で紹介していますので閲覧してみてください。
とはいえ、いつ完全に使用できなくなってもおかしくは無いため、今から言語を選ぶ場合は必C#を選びましょう。
C#は難しく無いの?
ここで初心者からでてくる疑問として挙げられるのは
といった話でしょう。
正直な話JavaScriptよりは難易度が高いかもしれません。しかしそれでもC#を選んでおくべき理由が3つあります。
①他の言語は廃止が決定している
②サンプルや情報が多い
③勉強になる
一つずつ見ていきましょう。
①他の言語は廃止が決定している
これは単純ですね。先ほど説明したように、いつ完全に使用できなくなるかわかりません。今から選ぶメリットは無いでしょう。
②サンプルや情報が多い
何か問題が起きた時・実現したい仕組みが発生した時、みなさんGoogleなどで検索しますよね?
C#をみんなが使うということは、必然的にネット上の情報もC#のものが多くなるということです。C#ならば問題・疑問を解消する答えが出て来やすいということですね!
③勉強になる
C#はメジャーな言語の一つです。とても勉強になりますし、今後Unity以外・C#以外の言語を触ることになっても重要な基礎知識となってくれるでしょう。
以下の記事は、Unity上でC#を使う際の基本情報をまとめています。
また以下の記事ではC#を学ぶ際の、オススメの書籍も載せています。
ぜひ読んで基礎から学んでみてください。
日本語化にも対応!
Unityの最新版「Unity2018.1」以降のバージョンでは、ついにエディタの日本語化が可能になっています。日本語かするとエディタが以下のように表示されます。
ぜひ早めに対応してしまいましょう。また対応したとしても英語と日本語の切り替えは、オプションからすぐ行えますよ!
安心して、対応を進めましょう。
その他はどんな感じ?
以下のリンク先が、Unity2018の今後のアップグレード内容について紹介しています。
引用元:https://blogs.unity3d.com/jp/2018/05/02/2018-1-is-now-available/
描画周りが強化されていたり、旧パーティクルシステムの廃止が決定していたり、様々なことが書かれています。ざっと目を通しておくと、今後学ぶべきことに方針が立てやすいと思います。
これからインストールする人は?
以下の記事にUnityのダウンロードとインストールの詳細をまとめています。もしこの後、Unityの導入を進める人はぜひ参考にしてみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は以下の2に点について見てきました。
- スクリプト言語がC#一択になった
- 日本語対応が可能になった
プログラム言語は、今後を見据えてC#に挑戦することをお勧めします。また日本語化は便利なのですぐ対応してしまいましょう。どちらも重要な点なので、考慮してUnityを学びましょう!