こんにちは!エンジニアの中沢です。
JavaScriptには文字列やJSONを変換するための「parse」があります。
データ型を変換して扱うことができるので、上手く活用してください。
この記事では、
・parseとは
・Date.parse()で経過時間を取得する方法
・JSON.parse()でJSONのデコードをする方法
という基本的な内容から、
・parseInt()で文字列を数値に変換する方法
などの応用的な使い方に関しても解説していきます。
今回はこれらの方法を覚えるために、parseのさまざまな使い方をわかりやすく解説します!
parseとは
parseとは、日付やJSONなどのデータを文字列に変換するために使います。
日付やJSONのデータをそのまま表示しようとしてもできない場合があるので、そのときはparseを使うようにしてください。
また、文字列を数値に変換するにはparseIntを使います。
Date.parse()で経過時間を取得する方法
ここでは、Date.parse()で経過時間を取得する方法を解説します。
Date.parse()は、指定した日時が「1970年1月1日 00:00:00」からどれだけ経過いるのかをミリ秒単位で取得するために使います。
「1970年1月1日 00:00:00」以前の日時を指定した場合には、負の値を返します。
Date.parse()を使って処理時間の計測などもできるので、上手く活用してください
Date.parse()の使い方を次のプログラムで確認してみましょう。
var day = Date.parse('1970/1/2'); console.log( day );
実行結果:
54000000
このようにして経過時間を取得することができました。
Date.parse()の詳しい使い方はこちらの記事で解説しているので、ぜひ確認してください。
JSON.parse()でJSONのデコードをする方法
ここでは、JSON.parse()でJSONのデコードをする方法を解説します。
JSONのデータはそのままでは表示できないので、JSON.parse()でデコードする必要があります。
次のプログラムで確認してみましょう。
var obj = { name: '太郎', age: 30, area: 'Tokyo' } var json = JSON.stringify(obj); json = JSON.parse(json); console.log(json.name);
実行結果:
太郎
このようにして、JSONのデータを表示することができました。
JSONの使い方はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。
parseInt()で文字列を数値に変換する方法
ここでは、parseIntで文字列を数値に変換する方法を解説します。
parseIntで文字列を数値に変換するには、引数に変換したい文字列を指定します。
次のプログラムで確認してみましょう。
var str = '123'; var result = parseInt(str); console.log('str:' + typeof str); console.log('result:' + typeof result);
実行結果:
str:string result:number
このプログラムでは、typeofを使って型のチェックをしています。
parseIntで変換する前はデータ型がstring(文字列型)ですが、変換後はnumber(数値型)になっていることが確認できます。
このようにして、データ型を変換することができました。
parseIntの詳しい使い方はこちらの記事で解説しているので、ぜひ確認してください。
まとめ
いかがでしたか?
今回はparseで変換する方法を解説しました。
データ型を変換して扱えるので、ぜひ活用してくださいね。
もし、parseの使い方を忘れてしまったらこの記事を確認してください!