IT企業からフリーランスに転身!後悔するSEの共通点はこれだ

こんにちは。侍エンジニアブログ編集部のダイキです。

近年フリーランスエンジニアが増えていることをご存知ですか。

フリーランスな働き方が日本でも浸透してきており、ランサーズの調査によると人口の17%がフリーランスで働いているという調査結果が出ています。

今後もフリーランス人口は増えると予想されており、SEのなかにはフリーランスを目指す方も多いですよね。

しかし、フリーランスに転向しても簡単に結果が出せる訳ではありません。

フリーランスに転向して

「収入が大幅に下がってしまった。」
「仕事がなくて生活が苦しい。」
「収入が安定しないから将来が不安!」

という話もよく耳にします。

では、フリーランス転向に失敗してしまうSEとはどういう方なのでしょうか。

失敗してしまったSEの方に話を伺ったところ、失敗する方には共通点があることが分かりましたので、ここでご紹介します。

【この記事はこんな方に書きました】

  • フリーランスエンジニアに興味がある
  • フリーランスエンジニアを目指している
  • フリーランス一年目で何をすべきか分からない
目次

フリーランスになって失敗するSEの共通点

フリーランスを目指すなら絶対に失敗したくないですよね。

失敗しないためには、なぜ失敗してしまうのかを知るのが1番です。

ここでは実際に失敗してしまったSEの共通点をご紹介します。

資金の見通しが甘い

フリーランス転向1年目は何かと出費がかさみます。

転向前にある程度の貯蓄がなければ、資金繰りに追われ仕事どころではなくなってしまいます。

最低でも、1年間仕事がなくても生活出来るくらいの費用を持っていた方が良いでしょう。

また、フリーランス1年目であれば、税金など全て1人で行わなければならないため、戸惑うことだらけですよね。

よくあるのが、税金関係の雑務に時間を割いてしまい、本業の時間が削られてしまうということです。

税金関係の雑務は本業と一切関係がなく、生産性のない時間となってしまうため、転向前にある程度の知識を備えておく必要があります。

明確なビジョンを持っていない

近年、フリーランスという働き方が一般的になってきたことから、気軽にフリーランスに転向する方が増えています。

しかし、フリーランスになるうえで明確なビジョンを備えていないと、何から始めればいいか分からない状態になりかねません。

現在はクラウドソーシングの普及により、案件を獲得しやすい環境が整ってきていますが、クラウドソーシングの課題として、単価が安いという問題があります。

目の前にある簡単な案件だけを処理していては、スキルアップは望めず、ただその場をしのいでいるだけです。

働き方が自由な分、キャリアプランは自分で定めなければならないので、キャリアビジョンが視えていない状態でフリーランスに転向するのはリスクが高いでしょう。

自分の強みがない

フリーランスにとって、1番大切なのは人脈ですよね。

最近では、フリーランスと企業をマッチングさせることが目的の交流会などが多く行われており、人脈を広げる場が増えてきています。

しかし、交流会などの場で親睦を深めたとしても、実際に仕事の案件を獲得するためには、企業相手に『自分はこんなことができますよ。』と言えるような他のエンジニアより尖ったスキルを持っていなければ、なかなかインパクトを与えることができません。

自身の強みがなければ、なかなか仕事の獲得は難しく、高待遇の案件につくことも出来ないため、フリーランスは相手にインパクトを残せるような強みを持つことが大切になります。

スケジュール管理が出来ない

フリーランスになると、複数の案件を同時にこなすことが多くなります。

複数の案件を抱えた時、何から始めるべきか管理することが出来なければ、納期に間に合わなくなってしまうこともあります。

一度でも納期に間に合わなければ、その企業からの案件を獲得することは難しいでしょう。

フリーランスならば、自身のスキルを把握して、どこまでなら処理できるかを見極めて案件を獲得する必要があります。

フリーランスとして成功するためにすべきことは?


いくつかの点に気をつけるだけで、フリーランス転向は皆さんにとって良い結果をもたらすでしょう。

では、失敗しないためにしてもらいたいことをご紹介します。

セルフマネジメントの徹底

フリーランスとしてやっていくためには、セルフマネジメントが出来なくてはなりません。

自由に働ける反面、就業時間も定められていないため、サボることも出来るし働きすぎてしまうこともあります。

特にフリーランス1年目だと、がむしゃらに働いて体調を崩してしまう方が多いです。

まずは、自分が今いくつの案件を抱えているかを精査して、優先順位をつけていきましょう。

優先順位の高いものからタスク化していき、漏れがないよう徹底することが大事です。

タスク化することで、やるべきことが明確になるため、モチベーションを維持しやすく効率よく作業出来るようになります。

慣れてくれば、時間に余裕が出来てくるので隙間時間には、情報収集など自身のスキルアップにあてましょう。

キャリアビジョンの明確化

フリーランス転向前から、キャリアビジョンを明確に定めておきましょう。

キャリアビジョンは大まかなものではなく、1年目で年収500万円、3年目で年収800万円といった具合に具体的な数字が出ているものの方が良いです。

具体的な数字を出すことで、「1年目で500万円を達成するためにはどうすれば良いか。」考えることができます。

例えば、3ヶ月経過時点で収益が100万円だったとすると、現状のままでは目標を達成出来ませんよね。

では、なぜ収益が100万円しか得られなかったのでしょう。

原因を探ると「各案件の単価が低かった」「単純に仕事量が少なかった。」といった明確な課題が見えてきます。

このようにどんどん原因を掘り下げていくことで、現状の課題が見えてきます。

このサイクルを定期的なスパンで回すことが、自身の成長に繋がります。

まず、ビジョンを明確にしないことには、サイクルを回すことも出来ないため、必ずキャリアビジョンを明確にしましょう。

特化したスキルを身につける

フリーランスに限った話ではありませんが、何か尖ったスキルを持っているエンジニアは需要が高いです。

どのようなスキルでも構いませんので、自分を売り込む時に『このスキルなら誰にも負けません。』と言えるようなエンジニアを目指しましょう。

特にセミナーや交流会などに参加した際、特化したスキルを持っていれば企業にインパクトを与えやすく新規案件の獲得や仕事先の紹介に繋がります。

安定してフリーランスの仕事を獲得するためには?

フリーランスという働き方に慣れてきたら、安定して仕事を獲得したいですよね。

次は仕事の獲得方法をご紹介します。

エージェントの活用

最近では、フリーランス専門の求人サイトも充実してきました。

ランサーズレバテックといったフリーランス向け大手求人サイトでは、専属のエージェントから好条件の案件を紹介してもらうことができます。

好条件の案件には、アプリ開発経験など具体的な条件を定めているものが多いため、エージェントと相談しながら自分の経験を活かした案件を紹介してもらいましょう。

好条件の案件を獲得するためには、マルチなスキルが求められます。

こちらの記事では実際に侍エンジニアを卒業し、フリーランスで成功した方々の経験をもとにキャリアアップに必要なスキルをまとめています、ぜひ参考にしてください。

人脈を広げる

フリーランスにとって、人脈は非常に大切な要素です。

交流会やセミナー以外に、SNSや仕事先でも積極的に交流を深めていくことで様々な人脈を広げることができます。

人脈が広ければ、求人サイトでは掲載されないような好条件の案件を獲得できるチャンスが広がるほか、仕事に関するアドバイスや時には共同作業などの足掛かりにもなります。

特に孤独になりやすいフリーランスにとって、共同作業など他のエンジニアと交流することは、視野を広げられるほか、モチベーション維持やスキルアップにも繋がりますので、積極的に交流を深めていきましょう。

ブログで情報を発信する

皆さんブログはやっていますか?

フリーランスにとってブログは宣伝媒体であり収益にもなる超優秀ツールです。

ブログで有益な情報を発信することで、ユーザーからの信頼を勝ち取ることが出来るので、講演会などに登壇する機会等も増えてきます。

ただ、ブログは速攻性のある施策ではないので、長期的に構想を練る必要があります。

時間がある時に記事の執筆を行い、徐々にコンテンツを充実させていきましょう。

仕事に繋げるコツとしては、あなたの強みである専門的な分野の記事を多く執筆すると相手に技術力が伝わりやすいのでオススメですよ。

時には「断ること」も重要

フリーランスとして、ある程度経験を積んでいくと、企業側からあなたへの依頼が来る機会が増えてきます。

そこで、重要なのがタスク管理です。

日本人の特徴で「断ること」がなかなか出来ない人は多いですよね。

しかし、自分の処理できる範囲で仕事量を調整しないと、体調を崩したり、納期に遅れるなどの問題が生じます。

一度、失敗してしまうと同じ企業からの案件はなかなか取ることが難しいです。

多くの依頼が来た場合でも、自分の処理できる範囲かを考えて時には断ることも重要ですよ。

フリーランスが大手IT企業以上の収入を得るには?

市場価値を高める

1つのスキルに特化していれば、その案件に関しての市場価値は高いと言えます。

しかし、1つのスキルに特化しすぎてしまうと、他の案件をこなすことが出来なくなってしまいます。

IT業界のトレンドは変わりやすく、いつまでも1つのスキルでやっていけるかは分かりません。

市場価値を高める近道は、複数のスキルを持つことです。

例えば、プログラミングとマーケティングで一流のスキルがあればITコンサルなどの案件もこなせるようになります。

高収入のコツは「ストックビジネス」

フリーランスとして仕事を全力で行えば、一時的に高額の収入を得ることは可能です。

しかし、継続的に高収入を得るためには、「ストックビジネス」を意識する必要があります。

「ストックビジネス??なにそれ?」

という方もいると思うので、説明しますね。

ビジネスには「フロービジネス」「ストックビジネス」2つの考え方があります。

フロービジネスは仕事が一回で完結して報酬を得るもの。

ストックビジネスは報酬が積み重なって支払われるものです。

フリーランスエンジニアの場合だと、Webサイトのメンテナンス管理などはストックビジネスに含まれます。

このストックビジネスをいかに積み重ねるかで、大企業以上の収入を定期的に得ることが出来るようになりますよ。

まとめ

いかがでしたか。

フリーランスエンジニアには様々な可能性が広がっています。

この記事が、皆さんのフリーランス転向の力になれれば嬉しいです。

最速でフリーランスになりたい方は、侍エンジニアのキャリアアドバイザーへ相談することも1つの方法です。

無料で相談できますので、気軽に活用してください。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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