こんにちは、フリーランスエンジニア兼ライターのワキザカ サンシロウです。
皆さんは、VBAで印刷機能を作ったことがありますか?Excelを使っていると、データを紙で印刷するケースはよくありますよね。
そこで今回は、
- PrintOutメソッドの使い方
- PrintOutメソッドで印刷プレビューする方法
- PrintOutメソッドで印刷設定を変更する方法
といった基礎的なことから、応用的な方法まで、徹底的に解説します!
PrintOutメソッドとは
最初に、VBAで印刷をするためのPrintOutメソッドの使い方について解説します。PrintOutメソッドは、次のように使います。
Worksheets("Sheet1").PrintOut 印刷設定
このコードを1行書くだけで簡単に印刷をすることができます。
また、印刷設定は色々ありますが、いきなり全て覚えるのは難しいです。
そのため、最初は利用頻度の高い以下3つを覚えておくのがおすすめです!
- ページ範囲指定:From:=開始ページ, To:=終了ページ,
- 印刷数指定:Copies:=コピー数
- 印刷プレビュー表示:Preview:=True
カンマ(,)で区切ることで、複数設定もできるので、覚えておくと良いでしょう。なお、印刷設定は省略可能で、省略するとデフォルトの設定で印刷を開始します。
PrintOutを使ったサンプルコード
次に、サンプルコードをいくつかご紹介します。
印刷設定なし:
Sub Sample0() Worksheets("Sheet1").PrintOut End Sub
ページ範囲指定:
Sub Sample1() Worksheets("Sheet1").PrintOut From:=1, To:=3 End Sub
印刷数指定:
Sub Sample2() Worksheets("Sheet1").PrintOut Copies:=3 End Sub
印刷プレビュー表示設定:
Sub Sample3() Worksheets("Sheet1").PrintOut Preview:=True End Sub
複数の印刷設定:
Sub All() Worksheets("Sheet1").PrintOut From:=1, To:=3, Copies:=3, Preview:=True End Sub
すこし多めにサンプルを紹介しましたが、基本的には「印刷設定は省略可能かつ、設定する場合はカンマ区切りができる」と覚えておけばOKです。
補足:Excelに追加したボタンから印刷処理をする方法について
Excelで印刷機能を使う場合は、ボタンをクリックして印刷するケースが多いです。
そのため、シートにボタンを追加してマクロを実行する方法とあわせて覚えておくと、印刷機能が簡単に作れるのでおすすめです。シートにボタンを追加する方法については、以下で詳しく解説しているので、気になる方は見てみてくださいね!
まとめ
今回は、PrintOutを使った印刷方法について解説しました。Excelを使っていると、データを紙に印刷するケースはよくあります。使い方もかんたんなので、ぜひ使ってみてくださいね!