こんにちは、フリーランスエンジニア兼ライターのワキザカ サンシロウです。
皆さんは、VBAで割り算の余りを計算する方法を知っていますか? データを扱っていると、割り算の余りを計算するケースはよくありますよね。Mod関数を使えば、簡単に割り算の余りを調べることができるのでおすすめです!
そこで今回は、
- Mod関数の使い方
といった基礎的なことから、
- Mod関数を使った具体的なサンプルコード
- 合わせて覚えると便利な計算演算子まとめ
といった応用的な方法まで、徹底的に解説します!
Mod関数とは
Mod関数は、冒頭で説明した通り割り算の余りを計算するための関数です。「1000 ÷ 300」をしたときに100を計算するために使います。
使い方は次の通りです。
元の数 Mod 割る数
さきほどの「1000 ÷ 300」の場合は、次のようになります。
1000 Mod 300
元の数と割りたい数でModを挟んで書くだけなので、とても簡単ですよね。
Mod関数を使ったサンプルコード
次に、Mod関数を使ったサンプルコードを紹介します。サンプルコード:
Sub test() Dim intNum As Integer intNum = 1000 If intNum Mod 2 = 0 Then MsgBox intNum & "は偶数のデータです" ElseIf intNum Mod 2 = 1 Then MsgBox intNum & "は奇数のデータです" End If End Sub
実行結果:
割り算をした結果が偶数、奇数どちらになっているか確認するためのサンプルです。「1000 ÷ 2」の余りが0の場合は偶数、1の場合は奇数としてメッセージを表示しています。intNumの値を1001に変えれば奇数のメッセージが表示されます。
このように、Mod関数を使えば簡単に割り算の余りを計算することができます。ちなみに、Mod関数はIf文とあわせて使い方を覚えるととても便利です。If文の使い方について以下で詳しく解説しているので、気になる方は見てみてくださいね!
補足:計算に使える演算子まとめ
最後に補足ですが、割り算以外の計算に使う演算子をまとめました。Mod関数以外は通常の計算方法と同じですが、プログラミングが初めての方は確認しておくのがおすすめです!
No | 演算子 | 意味 | 計算例 |
---|---|---|---|
1 | + | 足し算 | 10 + 5 = 15 |
2 | - | 引き算 | 10 - 5 = 5 |
3 | * | 掛け算 | 10 * 5 = 50 |
4 | / | 割り算 | 10 / 5 = 2 |
5 | Mod | 割り算の余り | 10 Mod 5 = 0 |
6 | ^ | べき乗 | 10 ^ 5 = 100000 |
まとめ
今回は、割り算の余りを出すためのMod関数の使い方について解説しました。Excelでデータを使っていると、割り算の余りを求めることはよくあります。使い方も簡単なので、ぜひ使ってみてくださいね!