【Python入門】ブール型(Boolean)の用途と使い方を学ぼう!

Pythonに限らず、どのプログラミング言語でも真偽を判定するためのブール型(bool・boolean)は用意されています。

ブール型の用途を知りたい
ブール型の使い方を具体的に知りたい

このような方に向けて、この記事ではブール型の基本について解説していきます。

  • 【基礎】ブール型とは
  • 【基礎】ブール型の使いかた
  • 【発展】無限ループで使用する方法
  • 【発展】ブール型の演算

ブール型は条件式などでよく使われます。ブール型について、初心者でもわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

本記事を読む前に、Pythonがどんなプログラミング言語なのかをおさらいしておきたい人は次の記事を参考にしてください。

→ Pythonとは?特徴やできること、活用例をわかりやすく簡単に解説

なお、その他のPythonの記事についてはこちらにまとめています。

目次

ブール型とは

ブール型(bool又はboolean)はプログラミング言語でよく使われる真偽値のことを指します。

表)ブール型の種類

意味
True
False

真偽値は真(True)と偽(False)の二種類が用意されています。条件式や論理演算で確認するときなどに、

  • 条件式の結果が真(True)なら処理を実施する
  • 条件式の結果が偽(False)なら実施しない

のような使われ方をします。次項ではそんなbool型の使い方を見ていきましょう。

ブール型の使い方

bool型の定義

bool型は数値型や文字列型の変数と同様に定義することができます。

bool1 = True
bool2 = False

print(bool1)
print(bool2)

実行結果:

True
False

bool型を条件式で使用する

bool型は前述したように条件式や論理演算でよく使われます。プログラミングにおいてbool型はフラグとして使用されることも多く、例えば以下のように条件式で記述することも多いです。

bool1 = True

if bool1 == True:
    print("処理を続行")
else:
    print("処理を終了")

実行結果:

処理を続行

上のコードでは「TrueがTrueと等しければ…」のようなことをやっているので、効率的ではありません。同じことを書くなら、以下のようにやるのが一般的です。

bool1 = True

if bool1:
    print("処理を続行")
else:
    print("処理を終了")

また以下のサンプルでは、変数bool1とbool2の値を論理演算子を用いて、いずれの値もTrueだったら結果はTrueになります。

bool1 = True
bool2 = False
bool3 = True

# bool1とbool2の比較
if bool1 and bool2:
    print("結果はTrueです")
else:
    print("結果はFalseです")
    
# bool1とbool3の比較
if bool1 and bool3:
    print("結果はTrueです")
else:
    print("結果はFalseです")

実行結果:

結果はFalseです
結果はTrueです

このように論理演算子のandを使えば変数が両方ともTrueの場合は条件式はTrueとなり、条件式の処理が実行されます。また、論理演算子orの場合はどちらかがTrueの場合は結果はTrueとなります。

bool1 = True
bool2 = False
bool3 = True

# bool1とbool2の比較
if bool1 or bool2:
    print("結果はTrueです")
else:
    print("結果はFalseです")
    
# bool1とbool3の比較
if bool1 or bool3:
    print("結果はTrueです")
else:
    print("結果はFalseです")

実行結果:

結果はTrueです
結果はTrueです

無限ループを行う方法

bool型はwhile文による繰り返し処理で、無限ループを使用する場合にもよく使われます。

while True:
    処理1

このように記述すると、処理1を延々と繰り返すことが可能になります。

ブール型と数値型の演算

bool型はTrueなら1、Falseなら0の値として扱うことができるため、数値型との演算も可能になります。

bool1 = True
bool2 = False

# ブール型と数値型の演算
print(bool1 + 1)
print(bool2 + 1)

# ブール型と数値型の演算
print(bool1 + bool2)

通常このような使われ方はしませんが、たとえば処理結果によって値を1加算したいときなどに加算用にbool値の変数を用意しておくこともできます。

まとめ

ここではPythonのブール型について解説しました。

  • ブール型とは
  • ブール型の使いかた
  • 無限ループで使用する方法
  • ブール型の演算

ブール型はif文などで使用する基本的な型となりますので、使い方についてはしっかりと理解しておきましょう。もし、ブール型の使い方を忘れてしまったら、この記事を思い出してくださいね!

この記事を書いた人

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