この記事では、具体的な手順も交え、未経験から独学でプログラマーになる方法を解説します。
プログラマーの仕事に興味はあるものの、なるために何から始めればいいのかわからない人は多くいますよね。また「未経験の状態からでもなれるの?」と不安を感じている人もいるはず。
そこで本記事では、現役エンジニアの目線で未経験者からプログラマーになるにはどうすればいいのか、その方法をステップ形式で紹介します。また、プログラマー志望者におすすめのプログラミング言語や勉強方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 就業や副業・独立など、プログラマーはいくつものルートで目指せる
- プログラマーへの道のりは「どんなプログラマーを目指すか決めること」から始まる
- プログラマー就業後1年目の平均年収は300〜350万円
未経験からプログラマーになる方法
はじめに、プログラマーになる方法を、2つの進路にわけて紹介します。
就職を目指す場合
プログラマーへの就職を目指す主な方法は、次の2つです。
プログラマーになるために大学や専門学校に行く必要があるのか迷う人もいるでしょう。結論から言えば、大学にはできる限り行くことをおすすめします。
なぜなら高卒と大卒では、社会人になってからの給与面での差が大きくなる場合もあり、生涯年収に差が出やすいためです。仮に途中でプログラマーに挫折したとしても、大卒の方が別業界に転職するときのハードルは低いでしょう。
またプログラマーへの最短ルートは、基本を身に付けたらとにかくプログラミングの実践を重ねることです。挫折せず最速でプログラマーになりたい方は、実践的なスキルが身に付く専門学校やプログラミングスクールに行くと良いでしょう。
IT系の学部・学科がある大学に通う
これから大学に進学する高校生の場合、IT系の学部・学科がある大学に通うことをおすすめします。大学を卒業して、そのままプログラマーとして就職できるチャンスも十分あります。
大学に通うメリット | ・未経験者でも就職しやすい ・生涯年収が高くなりやすい ・挫折してしまったときにも転職しやすい |
大学に通うデメリット | ・入学金や学費がかかる ・4年間の通学が必要 |
教育におけるITの重要性が高まり、IT系の学部や学科を設ける大学が増えています。こうした大学に通えば、プログラマーに必要なスキルに関して体系的に学ぶことが可能です。例として、次のような大学が挙げられます。
大学・学部・学科名 | 学べる内容の例 |
北海道情報大学 経営情報学部 システム情報学科 | プログラミング(JavaやPython)、データサイエンスなど |
大阪電気通信大学 総合情報学部 デジタルゲーム学科 | ゲームプログラミング、3Dグラフィックスなど |
新卒の場合、将来性の高さで採用される「ポテンシャル採用」を期待できます。研究室から推薦してもらえる場合もあり、実務未経験でも就職活動で十分戦えるでしょう。
すでに大学で学んでいる人の中には「文系学部からプログラマーとして就職するのは難しいのだろうか」と疑問を持つ人もいるでしょう。
文系学部からでも、プログラマーとしての就職は可能です。ただし基礎知識は必要となるため、独学やITスクールなど学校以外の場所でプログラミングの学習を進めておきましょう。
また、下の記事ではプログラマー志望者におすすめの大学を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
IT系の専門学校に通う
独学に不安がある文系大学生や社会人なら、IT系の専門学校に通うことをおすすめします。20代半ばの第二新卒までなら、専門学校の卒業後にポテンシャル採用での就職チャンスも十分あります。
専門学校に通うメリット | ・大学に比べて通学期間が短い ・専門分野に特化した学習ができる |
専門学校に通うデメリット | 大卒資格が得られない |
専門学校だと1つの職業に特化したコースが多く、プログラマーにしぼって学べることがメリットです。また、大学は短くても4年かかる一方で、多くの専門学校は1~2年程度で卒業できます。たとえば、下記はともに2年制です。
専門学校・学部・学科名 | 学べる内容の例 |
神戸電子専門学校 AIシステム開発学科 | プログラミング(Pythonなど)、データサイエンスなど |
日本電子専門学校 モバイルアプリケーション開発科 | プログラミング(JavaやSwift)、画面デザインなど |
また、30代以上の人でも、高卒であれば専門学校に入学することは可能です。ただしポテンシャル採用はあまり期待できないため、専門学校の就職支援を活用しましょう。
次の記事では、プログラミングが学べる東京・大阪の専門学校を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
なお、プログラマーに関心はあるものの、本当に自分にあう職種なのか不安な人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。
かかる時間はたったの1分。5つの質問に答えるだけで、自分にあうIT職種を診断してもらえます。
自身に適した職種が知りたい人は、手軽に試してみると良いですよ。
\ 5つの質問に答えるだけ /
異業種からの転職を目指す場合
異業種からプログラマーへの転職を目指す主な方法は、次の2つです。
プログラマーを目指すうえで基本的に年齢は関係なく、30・40代からでも遅くありません。
プログラマーには若さよりも、スキルの方がはるかに重要な要素です。今後ジョブ型雇用に移行するにあたり、能力や経験も重要視されます。
スキルの全くない若手よりも、スキル十分で即戦力になる30・40代の方が、多くの場合採用されやすいでしょう。
未経験であっても、正しい勉強方法でしっかりしたスキルを身に付ければ、プログラマーへの転職は可能です。
独学で必要なスキルを身につける
まず考えられるのは、プログラマーに必要なスキルを独学で身につけ、自分で転職先を見つける方法です。
独学であれば、社会人・学生を問わず自分のペースで学習できるメリットがあります。プログラミングを独学できる教材は比較的安価なものが多く、学習コストをおさえやすいでしょう。
ただし、独学は挫折のリスクが最も高い方法といえます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由で、87.5%のプログラミング独学者が「挫折や行き詰まりを感じたことがある」と回答しました。
独学では、教材選びから学習計画や進捗管理、不明点・問題点の解決までをすべて自分だけで行うことになります。スキルが習得できたとしても、就業先に上手く自分を売り込めなければプログラマーになることは困難です。
なお、弊社が現役エンジニアへ「エンジニアになるまでの学習時間・学習期間」を調査したところ、要した1日の平均時間は4時間24分、学習期間は平均17ヶ月という結果が出ています。
相応の学習期間が必要な点を含め、独学でプログラマーになることは決して簡単ではありません。とはいえ、実際に独学でプログラマーになった人もいます。独学での成功を目指すなら、後述する正しい目指し方をしっかり確認しましょう。
なお、プログラマーへの就業に向けどの言語が自分にあうのか、どう学習を進めればいいのかなどがあいまいな人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
かかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、あなたにあう言語や学習プランを診断してもらえます。
効率よくプログラミングを学習したい人は、ぜひ一度お試しください。
\ 4つの質問に答えるだけ /
プログラミングスクールに通う
社会人・学生を問わず、確実性・効率性を重視したい人に最もおすすめの選択肢はプログラミングスクールに通うことです。実務経験の豊富な講師の指導のもと、挫折せずプログラミングに特化して学べます。
スクールに通うメリット | ・効率のよいカリキュラムで学習を進められる ・不明点を講師に質問できる ・転職サポートを受けられる |
スクールに通うデメリット | 費用がかかる |
また、スクールは数ヶ月~1年程度で卒業できることが多いため、短期間で転職活動に進めます。受講に費用がかかるものの、大学や専門学校よりもコストを抑えやすいでしょう。下表のように転職支援のあるスクールを選べば、40代以上でも十分チャンスがあります。
プログラミングスクール名 | 学べる内容の例 |
侍エンジニア | プログラミング(どの言語でも可)、Webアプリ開発、AI開発など |
RUNTEQ | プログラミング(Ruby)、Webアプリ開発など |
Aidemy | プログラミング(Python)、AI開発など |
なかでも、月分割4,098円から学べる「侍エンジニア」では、現役エンジニアから指導を受けつつ、就業活動のサポートが受けられます。
転職活動で内定が獲得できなかった場合には、受講料を全額返金してもらえるため、かけた費用が無駄になる心配はありません。
「累計受講者数4万5,000名以上」「転職成功率99%」を誇る侍エンジニアなら、未経験からでも挫折なくプログラマーへの転職が実現できますよ。
\ 給付金で受講料が最大80%OFF /
なお、下の記事では上記を含めたプログラマーやITエンジニアが目指せるおすすめのプログラミングスクールを、選び方も交えて紹介しているのであわせて参考にしてください。
プログラマーに求められる4つのスキル
プログラミング言語の知識やスキルはもちろん必須ですが、開発する分野にかかわらず求められるスキルはほかにも存在します。プログラミングスキル以外で、プログラマーに求められるスキルは以下の4つです。
各スキルについて、1つひとつ解説していきます。
プログラミングで必須の「論理的思考能力」
プログラマーがプログラムを作成するうえで、「論理的思考能力」が欠かせません。論理的思考能力とは、筋道を立てて物事を論理的に考えるスキルのことです。
たくさんの論理を矛盾なく組み合わせることで、高品質なプログラムが生まれます。頭の中で論理を正しく組み立てられないと、思い通りに動くプログラムは作成できません。
また、論理的思考能力が高いと自分の考えを上手く整理でき、相手にわかりやすく伝えられます。オフィスワークがメインとなるIT企業に転職する場合、特に役立つスキルです。
的確な答えを見つけるための「問題解決スキル」
プログラマーの生産性に直結する「問題解決スキル」も大切です。問題解決スキルとは、発生した問題に対して調査・原因特定を行い、解決策を立案するスキルのこと。
プログラマーの仕事では、エラーや誤動作といった問題が日常茶飯事です。たった1文字の書き間違いでエラーが発生することもあります。
問題が発生するたびに、自分で原因や解決策を見つけなければなりません。問題解決スキルが高いと、発生した問題の原因を効率よく特定でき、適切な解決策を考えられるのです。
スムーズに開発を進めるための「コミュニケーション能力」
人との関わりが必ず発生するプログラマーの仕事には、「コミュニケーション能力」も不可欠です。
開発の現場ではチームメイトとの連携が欠かせず、立場によっては顧客とのやり取りも必要となります。在宅のプログラマーであっても、オンラインでのやり取りが欠かせません。
コミュニケーション能力が低いと、やり取りに時間がかかる上に誤解が生じることも。正確な意思疎通を図り、相手とスムーズに連携するためにコミュニケーション能力が求められます。
報告・連絡・相談といった自分からの発信力はもちろん、顧客やチームメイトからの情報を正確にヒアリングすることも大切です。
プロジェクトを完遂するための「マネジメントスキル」
プログラマーが仕事を滞りなく進めるうえで、「マネジメントスキル」も大切です。IT業界におけるマネジメントスキルとは、開発チームに欠かせないモノやヒトなどを管理するスキルのこと。
プログラマーの仕事には、「納期(顧客への納品期限)」が付き物です。進捗状況や発生した問題を適切にマネジメントできなければ、納期までにプログラムを完成させることはできません。
開発メンバーのマネジメントは、プログラマーの上位職にあたる「システムエンジニア(SE)」の役割です。とはいえ、プログラマーも自身の業務をマネジメントする必要があります。
担当業務の進捗を正確に把握し、遅れや問題が発生した場合は迅速にチーム内で情報共有することが重要です。SEの目が届かない在宅ワークなら、なおさらマネジメントスキルが欠かせません。
SEの上位職として、開発プロジェクト全体を管理する「プロジェクトマネージャー(PM)」があります。こうした職種へのキャリアアップでも、重要になってくるスキルです。
なお、プログラマーへの就職・転職を見据え、独学でスキル習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアから指導を受けつつ、就業活動のサポートが受けられます。
「累計受講者数4万5,000名以上」「転職成功率99%」を誇る侍エンジニアなら、未経験からでも挫折なくプログラマーへの就業が実現できますよ。
\ 給付金で受講料が最大80%OFF /
未経験から独学でプログラマーになるための6ステップ
未経験から独学でプログラマーになりたい人には、この6ステップがおすすめです。
各ステップの詳細は、順番に解説していきます。
ステップ1:どんなプログラマーを目指すか決めよう
まずは、どんなプログラマーになりたいのか考え、理想とするプログラマー像を明確にしましょう。プログラマーとひと言でいっても、Web系やモバイル系といった開発分野、会社員やフリーランスといった働き方はさまざまです。
なりたいプログラマー像が不明確だと、自分にあった言語を選べない上に、モチベーションを維持することも難しくなります。そのため、次のような観点で考えながら、どんなプログラマーを目指すか決めましょう。
なりたいプログラマー像がはっきりすれば、それがプログラミング学習の目的にもなります。プログラミング学習の目的地をしっかり見据えたうえで、以降のステップに進みましょう。
ステップ2:習得すべきプログラミング言語を明確にしよう
目指すプログラマー像をもとに、習得すべきプログラミング言語を明確にしましょう。何を開発したいのか、どんな働き方をしたいのかによって、学ぶべきプログラミング言語はある程度しぼられます。
たとえばゲームプログラマーになりたい場合は、ゲーム開発によく使われる「C#」や「C++」が有力です。また、在宅のプログラマーになりたい場合は、Web開発に使える「PHP」や「Ruby」を学ぶのが良いでしょう。
ただし、プログラミング言語によって開発分野はもちろん、習得難易度や需要も変わってきます。スキル習得の成功率を高めたいなら習得難易度の低さ、転職の成功率を高めたいなら需要の高さも加味して選びましょう。
なお「どの言語が自分にあうのかわからない…」という人は、弊社が提供している「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
診断にかかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、次のようなあなたにあうプログラミング言語やおすすめの学習プランを診断してもらえます。
どのプログラミング言語を選べばいいのかわからない人は、ぜひ一度お試しください。
\ 4つの質問に答えるだけ /
ステップ3:プログラミングの勉強方法を決めよう
学ぶべきプログラミング言語が決まったら、どのように勉強するか決めましょう。自分にあった正しい方法で勉強することが、プログラミング習得を成功させるうえで大切です。
プログラミングの主な独学方法3つを、メリット・デメリットや向いている人の特徴を交えて下表にまとめました。
それぞれ一長一短であり、どの勉強方法があっているかは学習者によります。自分にあわない方法で独学すると挫折のリスクが高まるため、慎重に選びましょう。もちろん、複数の方法を併用しても構いません。
それぞれの勉強方法について、おすすめを2つずつ紹介します。
おすすめの学習本
オフラインでじっくり体系的に学びたい人には、学習本が向いています。これからプログラマーを目指す初心者の人におすすめの学習本は、次の2冊です。
タイトルのとおり、プログラミングにおける基礎の基礎を入門者向けに解説している1冊です。学生でもプログラミングの全体像をつかめる内容となっているため、最初の1冊として読むと良いでしょう。
プログラムにまつわる「仕組み」をわかりやすく解説している1冊です。豊富な図で丁寧に解説しているため、コンピューターに詳しくない人でもプログラムの仕組みがしっかり把握できます。
なお、次の記事ではプログラミングのコーディング勉強におすすめの学習本を紹介しているので、あわせて参考にしてください。
おすすめの学習サイト
オンラインで効率よく学びたい人には、学習サイトが向いています。これからプログラマーを目指す初心者の人におすすめの学習サイトは、次の2つです。
「SAMURAI TERAKOYA(侍テラコヤ)」は、登録無料で人気のプログラミング言語を幅広く学べる学習サービスです。
月額2,980円(税込)の有料プランなら、50種類以上の教材がすべて学び放題となります(2023年6月時点)。有料プランだと、現役エンジニアによる月1回のマンツーマンレッスンに加え「Q&A掲示板」で何度でも質問可能です。
なお、侍テラコヤは入会金不要・いつでも退会OKに加え、有料プランへの切り替え後も利用から1ヶ月の間は「全額返金保証制度」が適用されるので「他のサービスを選べばよかった」と後悔する心配もありません。
コスパと効率性を両立しながらプログラミングスキルを習得したい人は、ぜひ侍テラコヤをお試しください。
\ 現役エンジニアとレッスン可能 /
「ドットインストール」は、1本あたり3分の動画教材でプログラミングを学べるサービスです。音声と映像の両方によって情報がインプットされるため、効率的に知識を習得できます。
有料プランだと、動画の文字起こし機能やソースコードの比較機能など、より便利な機能を使えるようになります。無料プランでも基本的な講座は視聴できるため、動画で学びたい人は試してみると良いでしょう。
なお、下の記事ではプログラミング・コーディング初心者におすすめの学習サイトを紹介しているので、良ければ参考にしてください。
おすすめの学習アプリ
スマートフォンですき間時間に学びたい人には、学習アプリが向いています。これからプログラマーを目指す初心者の人におすすめの学習アプリは、次の2つです。
「Progate」は、スライド形式で人気のプログラミング言語を学べるアプリです。親しみやすいイラストが充実しておりゲーム性もあるため、プログラミング初心者でも無理なく学習を継続できるでしょう。
「Udemy」は、プログラミングをはじめとする幅広い動画教材で学べる買い切り型のアプリです。一度購入した動画は繰り返し視聴できるため、好きな講師の動画を選んで反復学習できます。
なお、次の記事ではプログラミング・コーディング独学におすすめのアプリを紹介しているので、あわせて参考にしてください。
ステップ4:プログラミングスキルを身につけよう
勉強方法や使う教材が決まったら、実際にプログラミング学習を進めて知識やスキルを身につけましょう。教材にもよりますが、大まかには次のような流れで勉強を進めていくのがおすすめです。
- 1.プログラミング言語にあわせて環境構築する
- 2.プログラミング言語の基礎文法を理解する
- 3.サンプルプログラムを書いて動かしながら練習する
- 4.自分で作るものを決めてプログラム開発を実践する
まずは、プログラムを記述・実行するための環境構築が欠かせません。プログラミング言語の基礎文法を学ぶときには、構築した環境を使って簡単に動かすと理解がスムーズになります。
基礎文法をひと通り理解したら、プログラミングの練習を進めていきましょう。最初は、教材やWeb上にあるサンプルプログラムを写経(書き写し)しながら、少しずつ慣れていくのが効果的です。
プログラムをある程度スムーズに書けるようになったら、より実践的なプログラム開発を繰り返しましょう。何を作るか決めるところから自分でできるようになれば、プログラマーに求められる実践力を養えます。
開発を実践するときには「他人に見せたくなるような成果物を作る」ことを意識しましょう。
下の記事では、プログラミング・コーディングスキルが身につく勉強法をステップ形式で詳しく解説しているので、よければ参考にしてください。
なお、プログラマーへの就業を見据え、独学でスキル習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアから指導を受けつつ、就業活動のサポートが受けられます。
「累計受講者数4万5,000名以上」「転職成功率99%」を誇る侍エンジニアなら、未経験からでも挫折なくプログラマーへの就業が実現できますよ。
\ 給付金で受講料が最大80%OFF /
ステップ5:ポートフォリオを作成しよう
プログラミングのスキルを習得したら、仕事獲得に役立つ「ポートフォリオ」を作成しましょう。ポートフォリオとは、スキルを証明するために自分の成果物や実績をまとめた資料のこと。
未経験者がIT企業にスキルを証明するうえで、最も説得力があるのがプログラミングの成果物です。高品質な成果物をポートフォリオにできれば、仕事獲得を目指すうえで強力なアピールポイントとなるのです。
これまでに習得したスキルをフル活用して、自信作を用意しましょう。なお、ポートフォリオをプログラマーの仕事獲得に活用する方法は、主に2つあります。
前者の場合は、公開した自作プログラムのURLを採用書類やプロフィールなどで共有します。ポートフォリオをまとめる作業は別途必要ですが、採用担当者や顧客がプログラムをダウンロードして確認しやすいでしょう。
後者の場合は、ポートフォリオ自体をサービス上でまとめて、そのURLを共有します。自作WebサイトのURLや、これまでの職歴・学習成果などを整理して、わかりやすくアピールすることが可能です。
なお、次の記事ではなぜそもそもエンジニアにポートフォリオが必要なのか、その理由を作成方法も交えて紹介しているのでぜひ参考にしてください。
ステップ6:プログラマーになる準備を進めよう
ポートフォリオが作成できたら、プログラマーになる準備を進めましょう。
プログラマーになるための仕事の探し方はさまざまです。主な方法5つと、それらの概要やメリットを下表にまとめました。
仕事を探す方法 | 概要・メリット |
求人サイトを使う | さまざまな企業の求人が掲載されているサイトを使う方法。 仕事探しから応募まで、マイペースに行える。 |
転職エージェントを使う | 転職活動をエージェントが支援してくれるサービスを使う方法。 求人の紹介や書類の添削、面接対策をサポートしてもらえる。 |
クラウドソーシングサイトを使う | さまざまなフリーランス案件が掲載されているサイトを使う方法。 応募から報酬受け取りまでをオンラインで完結できる。 |
ビジネスSNSを使う | 企業の採用担当者と求職者をマッチングするサービスを使う方法。 自分からの応募だけでなく、企業からスカウトされる場合もある。 |
知人に紹介してもらう | ITエンジニアの知人に、自分を紹介してもらう方法。 それなりのスキルは必要なものの、スムーズに手続きしやすい。 |
また、プログラマーになるための手続きやポイントは、目指したいプログラマーとしての働き方によって変わります。ここでは、下記4つのトピック別にプログラマーへの目指し方をお伝えします。
プログラマーへの就職を目指す場合
新卒の人がプログラマーへの就職を目指す場合は、多くのチャンスがあります。IT企業の多くは、自社で育成する前提で新卒採用を行うケースが多いため、それほど高いスキルは求められないでしょう。
ただし、実務経験をアピールできない分、いかにして他人と差別化するかが重要です。IT求人の競争率は高いことが多く、将来性や人間的な魅力をアピールできなければ、新卒といえども内定をもらうことはできません。
そのため履歴書での効果的な自己PRや、魅力が伝わる面接対策など、差別化するための準備を行いましょう。また、仕事を探す方法としては「doda(デューダ)」のような「求人サイト」を活用することがポピュラーです。
仕事探しや準備に不安がある場合は「マイナビITエージェント」のような「転職エージェント」を活用するのも良いでしょう。エージェントが支援してくれるため、未経験でも安心して準備を進められます。
なお、優良企業への就職を目指したいプログラマー志望者は、次の記事もご覧ください。
プログラマーへの転職を目指す場合
20代半ばの第二新卒や、それ以上の人がプログラマーへの転職を目指す場合、新卒よりはハードルが上がります。年齢が上がるほどポテンシャル採用は期待できなくなり、実務経験や即戦力に近いスキルが求められるでしょう。
新卒と同様に将来性や人間的な魅力も重要ですが、それだけでは不十分です。これまでの実務経験から得たノウハウや、即戦力レベルのスキルの高さをアピールできるように準備しましょう。
ポートフォリオに磨きをかけることはもちろん、実務経験が活かせるような企業選びもポイントです。たとえば金融業界に勤めていた人なら、金融系のサービス開発企業にアピールしやすくなります。
仕事の探し方は新卒と同様、求人サイトや転職エージェントが常套手段です。少しでもチャンスを増やしたいなら「Wantedly」のような「ビジネスSNS」の活用や、ITエンジニアの知人に紹介を打診するのも良いでしょう。
フリーランスへの独立を目指す場合
特定の企業に所属しないフリーランスとしての独立は、就職・転職よりもハードルが高いです。継続的に仕事を受注できなければ稼げないため、プログラミングスキルだけでなく営業力やマネジメント能力も求められます。
そのため、ここでは会社員プログラマーとして経験を積んだ人が、フリーランスとして独立する前提で解説します。フリーランスとして独立する場合には、下記3つの手続きを行いましょう。
- 開業届・個人事業開始申告書の提出
- 国民年金・国民健康保険への加入・移行
- フリーランス向けサービスへの登録
フリーランスになる場合「開業届」や「個人事業開始申告書」を提出するのが一般的です。ペナルティはないものの、税金の面で優遇を受けられるため提出をおすすめします。
また、会社員時代に加入していた厚生年金や社会保険は「国民年金」や「国民健康保険」に移行しなければなりません。さらに、フリーランスプログラマーが仕事を探すために、下記いずれかのサービスに登録しましょう。
「クラウドソーシングサイト」を活用すれば、自分で案件を探して応募できます。案件探しに不安がある場合は、条件の良い案件を紹介してくれるフリーランス向けのエージェントを活用するのもおすすめです。
プログラマーとしてフリーランスを目指したい人は、次の記事を参考にしてください。
副業での収入獲得を目指す場合
本業を続けながらすき間時間に稼げるプログラマーの副業であれば、転職やフリーランスよりも低リスクです。ただし、次の2つは準備として行いましょう。
- 本業の会社で副業が禁止されていないか確認する
- 税金への理解を深める
社内規定で副業を禁止している場合もあるため、会社員の人は必ず確認してください。また、副業収入が年間20万円を超える場合は確定申告を行い、税金を支払わなければなりません。税金の知識も身につけておきましょう。
仕事の探し方はフリーランスと同様に、クラウドソーシングサイトやエージェントサービスを活用するのが一般的です。より副業に特化した「副業ポータル」のようなエージェントを活用するのも良いでしょう。
プログラミングの副業で稼ぐ方法を知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
なお、副業での収入獲得を目指しているものの、どんな仕事が自分に合うかわからない人は「副業診断」をお試しください。
かかる時間はたった1分ほど。5つの質問に答えるだけで、自分にあう副業を診断してもらえます。
自身が取り組みやすい副業で収入を獲得したい人は、ぜひ一度お試しください。
\ 5つの質問に答えるだけ /
プログラマー志望者におすすめのプログラミング言語3選
需要や習得難易度が異なる点から、プログラマーを目指すうえでどのプログラミング言語を選ぶかは非常に重要です。
そこで、ここからは現役エンジニアへ実施した調査をもとに、プログラマー志望者へおすすめのプログラミング言語を3つ紹介します。
なお、現役エンジニアに実施した調査の詳細は次のとおりです。
ITエンジニアへの就職・転職におすすめのプログラミング言語TOP5 | 1位:Java(37票) 2位:Python(21票) 3位:JavaScript(14票) 4位:PHP(9票) 5位:C++(5票) |
在宅案件が豊富な「Java」
「Java」は、非常に汎用性の高い言語です。金融機関をはじめとした各企業で使われるシステムや、スマホアプリなどの構築に使われています。
求人ボックスで「Java」と検索すると、16万件を超える求人がヒットします(2023年12月時点)。汎用性が高いため、多くの企業で活用されている言語です。
習得難易度がやや高い言語ではあるものの、身につければ仕事の選択肢が広がります。在宅ワークが可能なJava案件も豊富にあるため、フリーランスのプログラマーを目指す方にもおすすめです。
将来性が高い「Python」
「Python」は、人工知能(AI)をはじめとする先端技術の開発で人気のプログラミング言語です。プログラミング言語の人気指標「TIOBE Index」でも1位(2023年12月時点)になるほど高い人気があります。
人気の秘訣は、今後も発展が期待できる分野で需要が高いことです。Pythonは、話題となっている「生成AI」の開発にも特によく使われる言語であり、さらなる需要の拡大が期待できます。
また「YouTube」のようなWebサービスの開発にも使われるなど、先端技術以外の用途にも採用できます。Pythonは文法がシンプルで覚えやすく、少ない学習コストで習得できるため、初心者におすすめの言語です。
初心者でも学びやすい「JavaScript」
「JavaScript」は、Webサイトに動的な処理をプラスするプログラミング言語です。Webサービスのフロントエンド(目に見える部分)の開発には事実上欠かせない言語となっており、とても高い需要があります。
求人検索エンジン「求人ボックス」によると、ここ1年におけるJavaScriptエンジニアの平均求人数は約5万5,000件です(2023年12月時点)。非常に求人数が多く、需要が安定していることがわかります。
JavaScriptのプログラムは、Webブラウザさえあれば動作を確認でき、難しい環境構築を行わずに実践学習が可能です。文法が比較的シンプルなこともあり、初心者でも学びやすいでしょう。
挫折なく未経験からプログラマーを目指すなら
もちろん、未経験からでもプログラマーになるのは可能です。ただ、なかには
独学でプログラミングスキルを習得できるかな…
途中で挫折したらどうしよう…
と不安な人もいますよね。
前述したとおり、プログラミングの学習途中で挫折する独学者は多くいます。
また、そうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。
加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、プログラマーへの就職・転職を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
料金 | 月分割4.098円~ |
実績 | ・累計指導実績4万5,000名以上 ・受講生の学習完了率98% ・受講生の転職成功率99% |
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもプログラマーへの就職・転職に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なお、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してプログラマーへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。
公式サイトで詳細を見るまとめ
今回は「プログラマーになるには」という疑問を解決すべく、初心者向けに詳しく解説しました。
プログラマーは将来性が高く、たくさんの人の喜びにつながる魅力的な仕事です。未経験の人も今回の内容を参考にして、ぜひプログラマーを目指してください。
侍エンジニアブログには、この記事以外にもプログラマーを目指す人に役立つ記事が多く存在します。また不明点や疑問点があったら、さまざまな記事をチェックしてみると良いでしょう。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。