みなさんこんにちは! フリーランスプログラマーのsatoです。
開発が複雑になってくると、リモートリポジトリを複数扱うケースが出てきますよね。その際、リモートリポジトリを追加するコマンドが「git remote add コマンド」です。今回はそんなリモートリポジトリの追加方法を始めとし、確認・削除方法といった、合わせて使うだろう技術についても学びましょう。
- [基本]「git remote add」の使い方
- [基本]「git remote -v」で一覧表示!
- [応用] 逆に削除するときは?
- [応用] URLを変更したい!
- [応用] リポジトリ名を変更したい!
最初に追加方法を学び、合わせて現状の確認方法や、追加・削除についても見ていきましょう。
この辺りをマスターしていれば、URLを間違えた時や、急な変更があった時でもすぐ対応が可能でしょう。それではよろしくお願いいたします。
「git remote add」の使い方
それでは早速追加方法を見てみましょう。コマンドは以下の通りです。
詳細:
$ git remote add [追加するリモートリポジトリ名] [追加したいリポジトリ]
実例:
$ git remote add origin http://xxxxxx.xxx/xxxx
引数の[追加するリモートリポジトリ名]へは、自分の把握しやすい名前をつけましょう。(originはデフォルトで使用されるため、すでにある可能性が高いでしょう。後で説明する一覧表示方法で確認したとき。現存する場合は、別の名前をつけましょう。)
コマンドの使い方としてはこれだけです。うまく追加できたなら、例えばpushコマンドなら、以下のように、使用できるようになっているはずです。
$ git push [作成したリポジトリ名] [ブランチ名]
「git remote -v」でリモートリポジトリを一覧表示!
追加が完了したら、リモートリポジトリを一覧表示して、確認をしてみましょう。以下のように remoteコマンドを単体で使用すると、存在しているリモートリポジトリの一覧が取得できます。
実行処理:
$ git remote
結果:
origin
また「-v」オプションをつけることで、urlなど詳細まで表示可能です。
実行処理:
$ git remote -v
結果:
origin https://xxxxxx.xxx/xxxxx (fetch) origin https://xxxxxx.xxx/xxxxx (push)
「-v」オプションは、リモートリポジトリのURLを確認するために、よく使うので覚えておきましょう。
逆に削除するときは?
「add」ではなく「rm」を使用することで削除ができます。
$ git remote rm [削除したいリモートリポジトリ名]
作成・削除はセットで覚えておきましょう!
また削除する前に「git remote -v」で、リポジトリ名やURLは必ず確認しておきましょう。確認さえ取れていれば、間違えて削除した際に復旧が楽になります。
URLを変更したい!
「間違ったURLを設定してしまった!」なんてこともあるでしょう。その場合は「set-url」を使用することで、URLの変更が可能です。
$ git remote set-url origin [変更先のURL]
リポジトリ名を変更したい!
環境を掃除したい時に、リポジトリ名を変えたくなる時もあるでしょう。そんな時は「rename」コマンドを使用しましょう。
$ git remote rename [変更前リポジトリ名] [変更後リポジトリ名]
管理しやすい名前をつけましょう!
まとめ
今回は「追加・削除・確認・変更」と、リモートリポジトリの操作方法を一通り学んできました。
まとめると…
- 追加は「git remote add」
- 削除は「git remote rm」
- 確認は「git remote -v」
- URL変更は「git remote set-url」
- 名前変更は「git remote rename」
このような感じですね。一通り覚えておけば、リモートリポジトリの操作はひとまず完璧です!
また忘れてしまったら、このまとめを見に来てください!