git cloneコマンドを使用すれば、リモートリポジトリの内容をまるごとコピーできるので非常に便利です。
cloneでbranchを指定する方法について知りたい
といった方に向けて、この記事ではbranchやcloneの基本から、branchを指定してcloneする方法について解説していきます!
- branchとは
- cloneとは
- cloneの使い方
- branchを指定してcloneする
ここでは実例を交えてcloneの方法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。それではいってみましょう!
branchとは
branch(ブランチ)とは、1つプロジェクトを分岐させて本体に影響を与えずに、開発を行える機能のことを言います。具体的には現行のバージョンから枝分かれさせて、他の作業を行うときによく使われます。
branch名をつけて複数ブランチを作ることによって、担当者別や機能別に作業を行います。branchを作るときは以下のコマンドを実行します。
$ git branch [ブランチ名]
そんなブランチについては、以下の記事で詳しく解説しています!
cloneとは
cloneはリポジトリをコピーするためのコマンドです。主にリモートリポジトリをコピー(複製)して、ローカルで作業を行うときに使います。
cloneの書き方
# ブランチを指定しない場合 git clone [リポジトリのアドレス] # ブランチを指定する場合 git clone -b [ブランチ名][リポジトリのアドレス]
- 「リポジトリ」 (git clone)→ 「複製されたリポジトリ」
cloneの使い方
通常のリモートリポジトリからmasterブランチをcloneする方法については、以下の記事で解説しています。
branchを指定してcloneする
ではbranchを指定してcloneする方法について見ていきましょう。事前準備としてリモートリポジトリを作成しておきます。
リモートリポジトリには以下のようなリポジトリが作成されているものとします。
- リポジトリ名:clone_test
- ブランチ名:branch_test
- ファイル:sample.txt
ローカルリポジトリは「/Users/ユーザー名」以下に「sample」ディレクトリを作成しています。
$ mkdir sample $ cd sample $ git init Initialized empty Git repository in /Users/taka/sample/.git/
それではリモートリポジトリclone_testのブランチbranch_testをgit cloneコマンドでcloneしてみましょう。使用するコマンドは以下のとおりです。
$ git clone -b branch_test https://github.com/ユーザーID/clone_test.git
以下のように出力されたら成功です!
Cloning into ‘clone_test’… remote: Counting objects: 3, done. remote: Total 3 (delta 0), reused 3 (delta 0), pack-reused 0 Unpacking objects: 100% (3/3), done.
現在のディレクトリにディレクトリ名「clone_test」のディレクトリが作成されています。
そもそもGitについてよくわからない方へ
そもそもGitについてよくわからない人は、以下の記事で基本を解説していますので、参考にしてください!
まとめ
ここではgit cloneでbranchを指定する方法について解説しました。
- branchとは
- cloneとは
- cloneの使い方
- branchを指定してcloneする
cloneを使用すればリポジトリの内容を簡単いコピーすることができますので、使い方についてはしっかりと理解しておきましょう。もし、cloneの方法を忘れてしまったら、この記事を思い出してくださいね!