git configでGitの設定を変更・確認する方法を解説!

「git config」コマンドを使用すれば、Gitの設定を変更することができます。

Gitの設定内容を変更したい
git configの使い方を詳しく知りたい

といった方に向けて、この記事では「git config」コマンドでGitの設定内容を変更する方法について解説していきます。

  • git configとは
  • git configで設定内容を確認する方法
  • git configで設定内容を変更する方法

git configついてわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

git configとは

git configとは一言で言うとGitの設定内容を変更するためのコマンドです。Gitにはさまざまな設定項目がありますが、git configコマンドを実行することでGitの設定項目を指定して内容を変更することができます。

git configの書き方

$ git config [種別] [設定項目] [変更内容(値)] <value>

Gitの設定はオプションでそれぞれの種別「system」「global」「local」に分けて設定することができます。

  • –system:システム全体の設定
  • –global:該当ユーザーの全リポジトリの設定
  • –local:該当のリポジトリのみ設定

Gitの設定はlocalでは該当のリポジトリのみ設定が有効となるので、通常はglobalで設定を行うことが多いと言えるでしょう。

git configで設定内容を確認する

現在の設定内容を一覧で表示するには「git config」コマンドでオプション「–list」を設定します。例えばlocalの設定内容を確認したい場合は以下のように実行します。

$ git config --local --list

出力例:

core.repositoryformatversion=0
core.filemode=true
core.bare=false
core.logallrefupdates=true
core.ignorecase=true
core.precomposeunicode=true
remote.origin.url=https://github.com/takataka58/sample.git
remote.origin.fetch=+refs/heads/*:refs/remotes/origin/*

設定内容は「KEY=値」のように出力されます。値がtrueになっているKEYは設定が有効になっています。全ての設定内容を表示したい場合は以下のように実行します。

$ git config --list

git configで設定内容を変更する

git configで設定できる項目はたくさんありますが、ここではよく行う設定方法を紹介します。

ユーザー名の設定

ユーザー名を設定する場合は引数に「user.name」を指定して以下のように実行します。

$ git config --global user.name [ユーザー名]

ここでは以下のように変更してみます。

$ git config --global user.name samurai

設定内容を確認すると、以下のようにユーザー名が変更されています。

user.name=samurai

メールアドレスの設定

メールアドレスを設定する場合は引数に「user.email」を指定して以下のように実行します。

$ git config --global user.email [メールアドレス]

出力内容の色分け

ターミナルで出力する文字に色付けしたい場合は「color.ui」を指定します。

$ git config --global color.ui true

色を指定したい場合は以下のように指定します。

$ git config --global color.指定色

公式によると、指定できる色は以下の通りです。

色として指定できる値は normal、black、red、green、yellow、blue、magenta、cyan あるいは white のいずれかです。先ほどの例の bold のように属性を指定することもできます。bold、dim、ul、blink および reverse のいずれかを指定できます。引用:Git

そもそもGitについてよくわからない方へ

そもそもGitについてよくわからない人は、以下の記事で基本を解説していますので、参考にしてください!

まとめ

ここではGitの設定内容を「git config」コマンドで設定する方法について、以下の内容で解説しました。

  • git configとは
  • 設定内容を一覧で確認する方法
  • git configで設定内容を変更する方法

git configコマンドを使用すれば、簡単にGItの設定を変更することができます。もし、git configの使い方を忘れてしまったら、この記事を思い出してくださいね!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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