プログラミングにおいて、文字列を分割して取得したいといったことはよくあります。
「文字列を改行で分割したい」
「文字列を指定した区切り文字で分割したい」
そのような方に向けて、この記事ではPythonで文字列を分割する方法について、以下の内容で解説していきます。
・splitlinesとは
・splitlinesの使い方
・区切り文字を指定して分割する方法
ここでは文字列を改行で分割するsplitlinesについて、わかりやすく解説していきます!
本記事を読む前に、Pythonがどんなプログラミング言語なのかをおさらいしておきたい人は次の記事を参考にしてください。
→ Pythonとは?特徴やできること、活用例をわかりやすく簡単に解説
なお、その他のPythonの記事についてはこちらにまとめています。
splitlinesとは
splitlines()は文字列を改行で分割するためのメソッドです。
splitlinesの書き方
文字列.splitlines()
splitlinesはデフォルトで改行文字があった場合は分割してリストとして返します。
よく似たメソッドとしてはsplitメソッドがありますが、splitはデフォルトでは空白文字で分割されます。
改行したい場合は引数に区切り文字を指定することで改行することが可能ですが、改行するための文字コードは複数存在するため、改行文字で分割する目的なら、splitlinesを使用したほうが良いでしょう。
改行文字はWindowsでは「CR+LF(\r\n)」、LinuxやMacでは「LF(\n)」となります。
splitlinesの詳しい仕様については、以下の記事を参考にしてください。
https://docs.python.jp/3/library/stdtypes.html#str.splitlines
splitlinesの使い方
基本的な使い方
それではさっそくsplitlinesを使用して改行文字で区切る方法を見ていきましょう。
以下のサンプルをご覧ください。
str = 'apple\norange\nbanana\nmelon\nstrawberry' print(str.splitlines())
実行結果:
[‘apple’, ‘orange’, ‘banana’, ‘melon’, ‘strawberry’]
このように改行コードが入った文字列も簡単にリストで分割できることがわかりますね!
改行コードが混在している場合
splitlinesメソッドは、以下のように改行コードが混在している場合も問題なく分割可能です。
str = 'apple\norange\r\nbanana\nmelon\r\nstrawberry' print(str.splitlines())
実行結果:
[‘apple’, ‘orange’, ‘banana’, ‘melon’, ‘strawberry’]
区切り文字を指定して分割する方法
改行コードではなく、区切り文字を指定して文字列を分割したい場合はsplitメソッドを使うと便利です。
例えば、文字列に含まれるカンマ(,)を指定して区切りたい場合は以下のように記述します。
str = 'apple,orange,banana,melon,strawberry' print(str.split(‘,’))
実行結果:
[‘apple’, ‘orange’, ‘banana’, ‘melon’, ‘strawberry’]
splitメソッドについては、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
ここでは、文字列を改行で分割するsplitlinesメソッドについて解説しました。
- splitlinesとは
- splitlinesの使い方
- 区切り文字を指定して分割する方法
プログラムを実装するときに、取得した文字列を改行や区切り文字で分割するといったことはよくありますので、使い方についてはしっかりと覚えておきましょう。
もし、splitlinesの使い方について忘れてしまったら、この記事を思い出してくださいね!