フリーランスエンジニアが海外で必要なスキルとは? | メリットや注意点も解説

この記事では、海外でフリーランスエンジニアが活躍する方法を解説します。

最近は、働き方に対する価値観が変わり、フリーランスエンジニアとして稼ぐ人が増えてきましたね。

フリーランスエンジニアになって「海外で自由に働きたい」「旅しながら働きたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?


海外でフリーランスエンジニアとして稼ぐために必要なことは?
フリーランスエンジニアが海外で働くメリットってあるの?
フリーランスエンジニアとして仕事がしやすい国はどこ?

このような疑問に答えます!

実は、エンジニアという職業は、海外で働きやすい職業なんです!

そこで今回は、海外でフリーランスエンジニアが稼ぐために必要なスキル、海外へ移住する際の注意点、おすすめの国などについて解説します。

本記事を最後まで読んでいただければ、海外で働くイメージが明確にできます。

【この記事はこんな人のために書きました】

  • これからフリーランスエンジニアになる人
  • 海外でフリーランスエンジニアになりたい人
この記事の要約
  • 海外でフリーランスエンジニアが稼ぐには英語スキルが必須
  • 物価の違いから、フリーランスが日本より裕福に暮らせる国もある
  • 国内と変わらず、フリーランスエンジニアには開発スキルや営業スキルが求められる
目次

海外でフリーランスエンジニアが稼ぐために必要なスキル


必要なスキル

フリーランスエンジニアとして海外で稼ぐといっても、基本的なスキルを習得していないと快適な生活を維持することはできません。

以下で解説するスキルはどれも必須となるので、海外へ行く前にきっちりと学習するようにしておきましょう。

Web系エンジニアとしての基礎スキル

海外でフリーランスエンジニアとして稼ぐためには、主にWeb系の言語を習得しておきましょう。理由としては「在宅OK」の案件が多いからですね。

Web系エンジニアとして習得しておくべき基礎スキルの例を以下にあげておきます。

  • マークアップ言語:HTML / CSS
  • フロントエンドの開発言語:JavaScript / jQuery
  • サーバーサイドの開発言語:PHP / Ruby

以上のスキルを重点的に習得しておけば、Webサイト・アプリ、SNS、ECサイトなどのWebサービスは一通り作れるようになります。

海外にいても、日本の案件を受注して稼いでいるフリーランスエンジニアは多いのです。

Web系の言語を習得しておくとリモート案件も契約しやすくなるので、まずはWeb系エンジニアとしてのスキルを高めておきましょう。

なお、フリーランスエンジニアへの独立に向けどの言語が自分にあうのか、どう学習を進めればいいのかなどがあいまいな人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。

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効率よくプログラミングを学習したい人は、ぜひ一度お試しください。

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案件を獲得するための営業スキル

技術があっても仕事を取ってこないとお金は稼げません。案件を獲得するためにクライアントへの提案力、交渉力も必要なスキルになります。

フリーランスエンジニアとして実績を積んでポートフォリオを作成しておくとクライアントに営業する時の武器になるはずです。

「自分はこういうWebサービスが作れます」という点で具体的に伝えられる準備をしておいてください。

また直接企業へ営業をするのであれば、クライアントがどのようなWebサービスを作りたいか?という点についてよくヒアリングをして、自分から解決に繋がるような提案をできるようになりましょう。

なお、フリーランスエンジニアへの独立を目指しているものの、どんな仕事が自分に合うかわからない人は「副業診断」をお試しください。

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日常会話ができる程度の英語スキル

海外で生活をするわけですから、日常会話ができるくらいの英語力は必要になるでしょう。

基本的にはネット環境が整った自宅で作業をすることになりますが、そもそも暮らす場所を契約する時に英語など海外の言葉を喋れないと話しが進みませんよね?

ずっと引きこもるわけにもいかないですし、外での買い物や食事、移動でタクシーを利用する場合も意思の疎通ができないと不便をするわけです。

また、海外でも友人が作れないと孤独に耐えかねて日本に戻ってきてしまうエンジニアも少なくないです。

さらにもし、あなたが日本の仕事ばかりでなく、海外の案件を受注したり企業で実力を試したいと思い立った場合は、ビジネスレベルの英語力が求められます。

プログラミングスキルも大事なのですが、海外で快適な生活を送るためにも英語スキルも身につけておきましょう。

海外でフリーランスエンジニアとして働くメリット

海外でフリーランスエンジニアとして働くことのメリットについて考えてみたことはありますか?

個人によってメリットには違いがあると思いますが、ここではフリーランスエンジニアが海外で働く一般的なメリットを5つ解説しますので参考にしてください。

パソコン1台あればどこでも仕事ができる

フリーランスエンジニアなら、パソコン1台あれば海外でも自由に仕事ができます。

なぜなら、クラウドソーシングサービスや、フリーランス特化のエージェンが多数あり日本のクライアントと、海外にいながら取引ができる環境が整っているからです。

成果物の納品は、基本的にデータでやりとりを行うことがほとんどのため、その点は海外でも問題ないはずです。ミーティングなどが必要になってもリモートで十分可能ですね。

パソコンとWebツールを使いこなせれば、エンジニアであればフリーランスとして稼いでいけます。

なお、フリーランスエンジニアに関心はあるものの、本当に自分にあう職種なのか不安な人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。

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自身に適した職種が知りたい人は、手軽に試してみると良いですよ。

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海外のエンジニアと交流ができる

日本で仕事をしていると、海外のエンジニアの人と交流する機会がほとんどないですよね。

海外に行くことで、現地の交流会や勉強会に参加できるようになります。

海外のエンジニアと交流することで、日本ではまだ知られていないような技術について情報を得ることができます。

そのため、自分のスキルアップ繋がるメリットがあります。

物価の差を利用して日本より裕福に暮らす

フリーランスエンジニアの良いところは、海外にいながら日本円を稼げるところなんです。

日本円を稼ぎつつ物価の安い海外で暮らすことで、日本よりも高い生活水準で暮らすことができます

東南アジアだと、日本の物価の1/3程度で生活することができます。

1LDKでプール付きのコンドミニアムが4万くらいから借りることができ、
日本で暮らすよりも、ムダな固定費を出費することがないので、自由に使えるお金を増やすことができます。

スキルアップを目指して海外企業との取引が可能

先ほども紹介したように、プログラミングは世界共通言語です。

海外で働くことで、現地の企業とも取引ができるというメリットがあります。

海外企業で働くことで、グローバルな経験を積むことができスキルアップに繋がります。

国によってはフリーランスでも長期ビザを取得することができる国もありますので、
海外で働くハードルは低くなりつつあります。

オフショア開発の日本企業で仕事が獲得できる

エンジニアの不足という背景や、人件費削減を目的として海外に開発拠点をおく企業が増えています。

そのため、現地に開発拠点をおく日本企業との取引をしているフリーランスエンジニアの方もいます。

また、現地の文化や習慣を理解している日本人が少ないため、
現地在住の日本人の価値が高く雇用されやすいというメリットがあります

なお、独学でフリーランスエンジニアとして稼げるほどのITスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。

「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なくフリーランスエンジニアとして稼げるスキルが習得できますよ。

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海外でフリーランスエンジニアとして活躍するための事前準備

海外に移住してフリーランスエンジニアとして活躍する前に、身につけておくべき技術や知識、就労ビザの取得など事前に準備することを解説します。

まずはプログラミングスキルを身につける

プログラミングスキルを習得していなければエンジニアではありません。

前述していますが、Web系の言語を学習しておくとフリーランスエンジニアとしての案件を獲得しやすいです。

ITは日々変化していますので、最新の情報にアンテナを張って知識・技術のアップデートを怠らないようにしましょう。

暮らしたい国の文化や言語を学んでおく

あなたが移住したいと思っている国はどこでしょうか?いくつか候補があると思いますが、暮らしたい国の文化や言語などについても学んでおくべきです。

また、日本と海外では法律も違います。国が違うのですから当然ですね。

日本では合法ではあったことでも、移住先の国では違法となる可能性も十分にあります。

要らぬトラブルを招かないように、移住すると決めた国の法律について最低限の知識を知っておきましょう。

先輩エンジニアに話を聞いて必要なことを確認する

海外生活をしている先輩エンジニアがいたら、連絡を取ってフリーランスとしての働き方やどんな生活をしてるかなど色々な話しを聞いてみましょう。

やはり経験者からのアドバイスは有益な情報となります。またフリーランスエンジニアとして海外で活躍している方のブログやTwitterを探して今後の参考にするのもいいですね。

以下に、海外で現役のエンジニアとして活躍している方を3名だけ紹介します。

■デジタルノマド教科書
世界を旅しながらフリーランスとして活躍している方です。色々な国の体験談は参考になるでしょう。WordPressに関する記事も書いているので読んでみてください。

■ナカジマチカ
台湾を拠点にして活躍しているフリーランスエンジニアさんのブログです。

■さくマガ『お仕事は「推しごと」。 ITエンジニアでDevRel職をしている”ちょまど”です』
外資系 IT企業でエンジニアをしている千代田まどか(ちょまど)さんの連載記事です。エンジニア以外でも幅広く精力的に活動している方ですね。

短期滞在で実際に国を訪れてみる

フリーランスエンジニアとして生活をしたいと思っている国はいったいどんなところなのか?

いきなり移住する前に短期滞在という形で、候補にしている国に訪れて一度生活してみるのもいいのではないでしょうか。

食べ物や街の様子、国の慣習、気候など実際に生活してみて自分には合わないと感じるところがあるかもしれません。

またフリーランスエンジニアには欠かせないネット環境やコワーキングスペースも確認しておくいいですね。

移住する前に必ず就労ビザを取る

移住する前に就労ビザは取っておかなければなりません。国によって就労条件も違うので、事前に確認しておく必要があります。

就労ビザを取得せずに勝手にフリーランスとして仕事を始めるのは違法です。強制送還や高額な追徴課税といった罰則を課される事態にもなります。

最悪な結果を避けるためにも、就労ビザの取得条件や手続き方法などは細かくチェックしておきましょう。

フリーランスという働き方にあまり理解を示さない国もありますので、もし現地に知り合いがいる場合は、審査に関する情報などを聞いておくのもいいですね。

フリーランスエンジニアが海外で生活する際の注意点

フリーランスエンジニアが海外生活を実現する際に、注意したいポイントを3つ解説しますので覚えておきましょう。

できるだけ物価の安い国を選ぶ

フリーランスエンジニアが海外へ移住する際は、なるべく物価の安い国を選択してください。

物価が高い国では相応の稼ぎがないとゆとりのある生活も送れないですし、おそらく自分の時間も仕事で削られていきます。

そもそも日本はそれほど住み心地が悪い国でもないのですから、わざわざ物価の高い国へ移住することもないですよね。

ただ、個人によっては物価など関係なく、国の衣食住に大変な魅力を感じているという方もいるでしょう。

要は、なんのために海外でフリーランスになるのか?という目的をご自身で明確しておくことが大切です。

収入が安定してから海外へ移住す


海外へ移住する前に、日本のフリーランスエンジニアとして収入を安定させておきましょう。

「継続的な案件も獲得できていない」「貯金もそんなに貯まっていない」という不安定な状況では海外への移住はおすすめできません。

そのまま海外へ行ってもすぐに生活が破綻することは容易に想像できます。

まずはプロのエンジニアを目指すくらいの実績を積み上げ、継続的に案件を獲得するコツを掴んでから、フリーランスエンジニアとして海外へ旅立つようにしましょう。

クライアントとの時差に気をつける

海外でフリーランスエンジニアとして生活をするとしても、仕事は日本の企業から案件を受注することになります。

この場合に気をつけてほしいことが日本にいるクライアント企業との「時差」です。

クライアントとの連絡やWebミーティングが必要となった時に、時差が大きい国に住んでいると非常に不便ですよね?

日本の時間帯は日中でも、自分の住んでいる国は夜中だったりもするわけです。

物価の安さも国を選ぶ時のポイントになりますが、時差の大きさも考慮するようにしましょう。

フリーランスエンジニアが海外で暮らすなら東南アジア

海外でフリーランスエンジニアなら東南アジア

フリーランスエンジニア

海外でフリーランスをするなら東南アジアがオススメです。

理由は、物価が安く日本から飛行機で4時間程度で移動でき時差が少ないためです。

具体的には

  • フィリピン
  • タイ
  • マレーシア

この3つの国がオススメです。

上記の3つの国は、フリーランスエンジニアとして活動している日本人が多く住んでいるので、情報が入手しやすいというメリットがあります。

また、日本人が多く住んでいるので日本人向けのサービスも充実しているので、暮らしやすい生活環境が整っています。

まとめ

クラウドソーシングなどの発達により、フリーランスが海外で働くハードルは低くなりつつあります。

とはいえ、生活の基盤となる技術と知識を身につけ、フリーランスエンジニアとしての経験も積んでおかなければ、そんな簡単に海外で自由な生活を実現することはできません。

また、自分が移住したいと考えている国のマナーや生活習慣、法律などについてもよく知っておくべきです。

ただプログラミング言語は世界共通の言語でもあります。個人によってコードの書き方に違いはあるかもしれませんが、日本と海外で使う言語が違うのは「話す言葉」だけです。

海外生活を実現するには、まずフリーランスエンジニアとしての実力を高めることが最重要課題となります。

今回の記事が、海外でフリーランスエンジニアとなる夢への架け橋となれれば幸いです。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

この記事の監修者

株式会社SAMURAI

中川 大輝

独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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