勉強を始めてみたけど、うまく進まなくて辛い
エラーがどうしても解決できない
この先、エンジニアとしてやっていけるのか不安
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は、未経験エンジニアがプログラミング学習の途中で挫折してしまう確率はとても高いのが現実です。
皆さんが学習の途中で挫折してしまうのを避けられるよう、今回は未経験エンジニアが「挫折しやすいポイント」を調査しました。さらに、「挫折しないための対策法」についてもまとめています。ぜひ参考にしてください。
- 未経験エンジニアはプログラミングへの苦手意識を持ちやすい
- 未経験エンジニアは覚えることが多く苦戦するケースもある
- 未経験エンジニアは学習内容と実務レベルの差に苦労しやすい
- エンジニアへのスキル習得には学びやすい環境を作れるかが重要
未経験エンジニアがプログラミング学習で挫折する確率は90%
プログラミングは、エンジニアにとって必須のスキルです。
しかし、未経験エンジニアがプログラミング学習に挫折する確率は、当社が実施したアンケートによると回答者全体の90%と非常に高いのが現状です。
ここでは、プログラミング学習に挫折してしまう3つの理由と挫折しやすい学習方法について解説します。
プログラミング学習に挫折してしまう理由
なぜプログラミング学習に挫折してしまうのかアンケート調査をしたところ、多かったのは次のような理由です。
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
実際に、上記のような問題にぶつかっている方もいるかもしれませんね。
ここでは挫折しやすい理由について3つをピックアップして紹介しましたが、次のリンク先の記事ではアンケート結果をもとに、プログラミング学習に挫折してしまう理由をさらに詳しく解説しています。
挫折しないための解決策も紹介しているので、ぜひご覧ください。
挫折者の6割が独学
プログラミングは独学でも身につけられるスキルです。しかし、その一方でアンケート調査によれば、挫折者の約6割が独学でプログラミング学習を進めていたという事実もあります。
独学の場合、自力で解決できないエラーにぶつかったときに質問できる環境がないことで、挫折率が高くなる傾向があります。
挫折せず学習を続けたいと考えるなら、独学でも質問できる環境を作っておくと良いでしょう。
そもそも未経験でもエンジニアになれるの?
エンジニアを目指そうとしたときに気になるのは、そもそも未経験でもエンジニアになれるのかという点。
結論から言えば、未経験でもエンジニアになることは可能です。
ここでは、未経験でもエンジニアになれる根拠と文系エンジニアの割合について紹介します。
未経験歓迎のエンジニア求人は数多くある
求人サイトなどを確認すると、エンジニア求人のなかには「未経験歓迎」と書かれたものが多くあります。このことから、エンジニアは未経験でも挑戦しやすい職種であることがわかるでしょう。
IT業界ではエンジニアが不足しているため、企業は未経験者でも積極的に採用し育成を行なっています。新卒採用の場合だけでなく、中途採用の社員に対しても丁寧な研修を行なっている企業も数多くあります。
エンジニアになりたいと考えている方は、未経験だからと言って諦めずぜひチャレンジしてみてくださいね。
プログラミング学習は挫折しやすいのに、未経験でもエンジニアになれるというのは矛盾していると思った方もいるでしょう。そんな方には、次のリンク先の記事がおすすめ。
文系未経験エンジニアの割合は?
エンジニアというと、理系の職業というイメージを持っている方も多いでしょう。「自分は文系だから無理」と思ってしまっている方もいるかもしれませんね。
しかし、文系出身のエンジニアはそれほど少なくありません。IPAの「IT人材白書2018」によれば、文系を専攻していた人の割合は約30%です。
つまり、エンジニアの3人に1人は文系出身。エンジニアになりたいと考えている文系出身の方には、勇気を与えてくれる数字ではないでしょうか。
エンジニアは成果が求められる職業です。やる気があるのに最初から無理と諦めてしまうのはもったいないですよ。まずは、一歩踏み出してみましょう。
エンジニアへの挫折は転職でも起きる
エンジニアになろうとして学習を始めたものの、途中で挫折してしまう人は少なくありません。
ここでは、転職のときに挫折しやすいポイントはどこにあるのかに加え、転職で挫折しないための対処法についても解説します。
エンジニアへの転職に挫折してしまうきっかけは?
上記で紹介したプログラミング学習で挫折するパターンに加えて、転職においては以下のようなことがきっかけになる場合もあります。
- 学習時間を確保しにくい
- 金銭的な不安
前職を辞めずにプログラミング学習や転職活動を行う場合、忙しい時間の合間を縫ってそれらをこなさなければなりません。まとまった時間が確保できず、エンジニアへの転職に挫折してしまうケースもあります。
仕事を辞めてからプログラミングを学習し、エンジニアに転身する方法も考えられます。なかには予期せぬ事態で前職を辞めざるを得なくなった、というケースもあるでしょう。
仕事を辞めてからエンジニアを目指せば、学習時間は確保しやすくなります。一方で、就職するまでの間は貯金やアルバイトなどで生活費をまかなうしかありません。
貯金があるうちは良いのですが、残高が減ってくると気持ちに焦りが生まれます。生活費が厳しくなれば、少しでも早く採用してくれる職場に就職しなければならない場合もあるでしょう。
金銭的な不安からエンジニア以外の職種にも応募し、結果的に別の道を進むというパターンもあります。
未経験からエンジニアへ挫折せず転職するための対策法
エンジニアへの転職で挫折しないためには、次の3つの対策を行うと良いでしょう。
- 貯金をしてから転職活動を始める
- IT企業でのアルバイトを視野に入れる
- プログラミング学習のために決まった時間を確保する
転職活動前には貯金をしておくと、気持ちに余裕が持てます。
仕事を辞めて転職活動をするときに貯金が必要なのは、言うまでもありません。会社で働きながら転職活動をする場合でも、貯金があれば学習時間の確保や面接のために残業を断るなど、柔軟に動けるようになります。
IT企業でアルバイトができれば、収入を得ながら業務のなかでエンジニアとしての実務に触れることやプログラミングを学習できる可能性があるため効率は抜群です。
副業可能な会社で働いている方や、仕事を辞めてから転職活動を行う方は検討してみてください。アルバイトから正社員への登用を行なっている会社であれば、そのまま就職が決まる可能性もあります。
プログラミングの学習を始めるときに「空いた時間で学習しよう」と考えている方も多いのです。しかし、日々忙しく生活していると、なかなか時間が空くことはありません。
エンジニアを目指すのであれば、
- 毎週火曜日の業務終了後は学習の時間にする
- 休日も平日と同じ時間に起きて午前中に勉強する
など、プログラミング学習のために決まった時間を確保することがおすすめです。
プログラミング習得までに必要な学習時間は人によって異なりますが、およそ300時間から800時間程度が目安とされています。詳細は次のリンク先の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
プログラミング習得までにかかる時間を知っておけば、そこから逆算して学習計画を立てることもできますね。
未経験エンジニアが最初に挫折しがちな3大失敗あるあるはこれ!
学習の途中で挫折してしまう未経験エンジニアには、いくつかの共通点があります。ここでは、特に多い3つの失敗とその予防策を紹介します。
- プログラミングに対する苦手意識
- 理解が追いつかない
- 経験の差がでてしまう
プログラミングに対する苦手意識
未経験からプログラミングを始めると、何が何やらさっぱり分からないですよね。
OJTをこなしていくうちに、
プログラミング無理じゃね……。
と、プログラミングに対して苦手意識を持ってしまうことがあります。
エンジニアにとって、プログラミングはかかせません。苦手意識を持ってしまうと学習効率は大幅に下がります。
次第に業務についていけなくなり、挫折してしまう方が多いです。まずは、学習サイトなどで基礎的なプログラミングを学んでおくことをおすすめします。
以下の記事では、プログラミングを学習できるおすすめのサイトを紹介しています。
無料で利用できるサイトもあるので、ぜひ学習に役立ててくださいね。
理解が追いつかない
入社すると、同期にはプログラミング経験者もいます。経験者のなかには、専門用語やデータをもとにコミュニケーションを取ろうとする人もいます。
しかし、未経験にとっては専門用語を使って話されても理解できないことが多いですよね。
覚えることが多くてついていけない
ぜんぜん周りとコミュニケーション取れない……
と感じてしまうこともあります。ただでさえ覚えることが多いのに、コミュニケーションまで取れないとなると辞めたくなってしまうのも仕方がないかもしれません。
エンジニアになる前に、基礎知識や専門用語を学んでおくことが重要です。
以下の記事では、ITに関する基本的な知識や用語の解説をしていますので、ぜひ参考にしてください。
経験の差が出てしまう
就職する前に、IT企業でインターンとしてすでに経験を積んでいる方も多くいます。
IT企業でのインターン経験がないと、最初のうちは特に差が大きく出てしまいがちです。差がついてしまうとついつい
自分はだめなんじゃないか。
やっぱり文系には無理なんだ。
と思ってしまうこともありますよね。
入社1年目は特にネガティブなイメージが広がってしまい、挫折してしまうエンジニアが多いです。しかし、そこであきらめずに働いているうちに差が埋まってくることも多いものです。
最初のうちから諦めてしまうのはもったいないですよ。
文系エンジニアはメリットを活かせ!
理系が有利だと思われがちなエンジニア職ですが、文系が有利になる場面もあります。ここでは、文系のメリットを活かせるシーンを2つ紹介します。
コミュニケーション能力を最大限に活かそう
エンジニアのほとんどの業務はチームで行います。そのため、「コミュニケーション能力」はエンジニアの必須スキルのひとつとされています。
チーム開発で円滑な業務を行うためには、コミュニケーションがかかせません。チーム内の橋渡し役として円滑なチーム環境を作れることから、文系エンジニアの方がプロジェクトマネージャーなどの上流工程の職に就きやすいです。
また、顧客側とシステムについて会話をする場面では、文系のほうがより分かりやすい説明ができます。
コミュニケーション能力を活かすことで、他のエンジニアよりも評価の高いエンジニアになれますよ。
企画提案力で他に差を付けよう
エンジニアとは、クライアントの希望するシステムを開発する職業です。技術力だけでなく、クライアントへ分かりやすく優れたシステムを提供することが求められます。
優れたエンジニアには、「企画提案力」が必要になります。文系エンジニアの特徴として、理系エンジニアよりも柔軟な発想力があります。
技術力を付けることは、努力である程度できますが、発想力を鍛えることは簡単ではありません。そのため、文系エンジニアの方が将来的に上流工程を任される優秀なエンジニアになる可能性が高いといえるでしょう。
実際にエンジニアになった人の体験談を参考にしよう
ここまで読んでいただき、未経験からエンジニアを目指すことへの不安が多少は軽減できたでしょうか。
次は、実際にエンジニアになった人の体験談を紹介します。体験談を読みながら、あなたがエンジニアになった後の姿をイメージしてみてください。
文系未経験でエンジニアになった大学生
SAMURAI ENGINEERの卒業生、北尾恵太さんは「文系学部といえば営業」という考え方に疑問をいだき、もっとクリエイティブな職業に就きたいと考え、受講されました。
現在では現役エンジニアとしてさまざまな企業のプロジェクトに参加し、結果を残しています。北尾さんのように文系学部出身で未経験からでも優秀なエンジニアになった方はたくさんいます。
実際の体験談を聞くことで、エンジニアという職業がより身近に感じられますよ。次のリンク先の記事もぜひ参考にしてみてください。
未経験から雑食系フリーランスエンジニアに
勝又健太さんは、フリーランスエンジニアとして働く一方で、YouTubeやオンラインサロンなどで情報発信も行なっています。
現在は時間単価1万円以上のオファーを数多く獲得する勝又さんですが、実は未経験からのスタートでした。
次のリンク先の記事では、勝又さんの独学時代の失敗談やフリーランスエンジニアになるまでの経緯を対談形式で紹介しています。
エンジニアとして就職したい方はもちろん、将来的にフリーランスとして活動したい方も必見です。
挫折から立ち直り優良企業の自社開発エンジニアに
北野将隆さんは、高校時代にプログラミング学習を始めるもその難しさに一度は挫折。高校卒業後には職を転々としていましたが、高校時代の友人と話したことがきっかけで再度エンジニアを目指すようになりました。
現在では自社開発企業でエンジニアとして活躍する北野さんですが、入社のきっかけとなったのはSAMURAI ENGINEERのレッスンで作成したオリジナルのポートフォリオでした。
以下の記事では、北野さんが再度エンジニアを目指す決意をしてからどのように学習を進めていったのかを対談形式で紹介しています。
実際のポートフォリオも掲載されていますので、ぜひご覧ください。
エンジニアになるには学習環境が大事
実際に未経験からエンジニアになるためには、文系か理系かではなく、学習環境やモチベーションの方が重要です。
文系でも周りに優秀なエンジニアがいて、不明点を聞ける環境だったことから楽しく学習することができ、気づいたらプログラミングにハマっていたという人もいます。
逆に、理系でも詰まったときに聞ける人がおらずそのまま挫折してしまうパターンもあるため、プログラミングを続けられる環境をいかに作るかがポイントです。
例えば、仲間を作る・メンターを見つける・学習コミュニティに入るなど、あなたに合った方法で続けられる環境さえあれば、文系か理系かは関係なく学んでいけます。
どうやったらプログラミングを楽しく学べるか?最短で仕事を始められるか?を意識して環境を作っていきましょう。
未経験者におすすめはプログラミングスクール
未経験から最短でエンジニアになるなら、おすすめはプログラミングスクールでの学習です。
「SAMURAI ENGINEER」では、あなたに合った講師とカリキュラムによるマンツーマン形式の授業を行うため、モチベーションを保ちやすい学習支援を行なっています。
主な学習の特徴としては下記の3点です。
- あなた専用のオリジナルカリキュラム
- あなたの理想に近づける、講師によるマンツーマンレッスン
- あなたのアイディアを形にするオリジナルアプリ開発支援
また、マンツーマン指導によりあなたの強みも弱みも丸裸になり、弱点克服にぴったりな宿題を出してもらえば独学の学習もはかどります。
無料カウンセリングでは、体験版としてあなたの理想を聞かせていただいた上で、その理想を叶えるためのキャリアと最適な言語選びのご提案をいたします。
理想に向けたロードマップが明確になることで、
- 今何を学ぶべきなのか?
- 自分がエンジニアになるまでのどの段階にいるのか?
がわかり、今後の計画を立てるのにとても役立つ内容になっています。ぜひ下記よりお申し込みください。
まとめ
いかがでしたか。
エンジニアは、「文系だから」「未経験だから」無理という職業ではありません。未経験歓迎の求人はたくさんありますし、実際に未経験で就職して活躍している方もたくさんいます。
「全くの未経験だから」という理由で今まで諦めていた方も、ぜひ一歩踏み出してみてください。
未経験でいきなり就職するのは不安という方は、一度プログラミングスクールに通うことをおすすめします。以下の記事では、スクール選びのコツをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事のおさらい
当社アンケートによると約90%です。特に独学の方は挫折しやすい傾向があります。
「貯金をしてから転職活動を始める」「IT企業でのアルバイトを視野に入れる」「プログラミング学習のために決まった時間を確保する」の3つです。
「プログラミングに対する苦手意識」「理解が追いつかないから」「経験の差が出てしまうから」の3つです。