今回の記事では、コマンドプロンプトでIPアドレスの確認方法について紹介致します!
「IPアドレスを確認したい」
「IPアドレスを解放・再取得したい」
「ウェブサイトのIPアドレスを知りたい」
という方へ向けて、
・IPアドレスを確認する方法
・IPアドレスを解放・再取得する方法
・ウェブサイトのURLからIPアドレスを取得する方法
について紹介します。
なお、本記事を読む前にコマンドプロンプトをおさらいしておきたい人は、次の記事を参考にしてください。
→ コマンドプロンプトとは?できることや使い方を初心者向けに解説
コマンドプロンプトの開き方
まずはじめに、コマンドプロンプトの開き方を紹介致します。
コマンドプロンプトは「Windows + R」で「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「cmd」と入力しOKすることで立ち上がります。
IPアドレスを確認する方法
では本題に入りましょう。
IPアドレスを取得するには、「ipconfig」コマンドを入力します。
$ipconfig
これを実行すると、以下のようにIP構成が分かります。
C:Usersuser>ipconfig Windows IP 構成 イーサネット アダプター イーサネット: メディアの状態. . . . . . . . . . . .: メディアは接続されていません 接続固有の DNS サフィックス . . . . .: dramuh01.local Wireless LAN adapter ローカル エリア接続* 1: メディアの状態. . . . . . . . . . . .: メディアは接続されていません 接続固有の DNS サフィックス . . . . .: Wireless LAN adapter ローカル エリア接続* 2: メディアの状態. . . . . . . . . . . .: メディアは接続されていません 接続固有の DNS サフィックス . . . . .: Wireless LAN adapter Wi-Fi: 接続固有の DNS サフィックス . . . . .: IPv6 アドレス . . . . . . . . . . . .: 2001:234:c156:ad7b:8811:962f:802a:3 IPv6 アドレス . . . . . . . . . . . .: 2001:234:c156:ad7b:b5c0:caf5:27fd:3b70 一時 IPv6 アドレス. . . . . . . . . .: 2001:268:c143:ad7b:fd65:e4ab:bf8:10c9 リンクローカル IPv6 アドレス. . . . .: fe80::b5c0:cafe:27ed:3b70%19 IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: xxx.xxx.xxx.xxx サブネット マスク . . . . . . . . . .: 255.255.255.0 デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .: ee80::8a11:96ff:ee2f:709a%19 192.168.100.1 イーサネット アダプター Bluetooth ネットワーク接続: メディアの状態. . . . . . . . . . . .: メディアは接続されていません 接続固有の DNS サフィックス . . . . .:
こちらの「IPv4 アドレス」に書かれているアドレスが、ご自身のIPアドレスになります。
なお、このIPアドレスはプライベート(ローカル)IPアドレスです。
グローバルIPアドレスを確認したい方はブラウザを開き、
・ルータにアクセスし確認する
・グローバルIPを確認できるウェブサイトへアクセスして確認する
といった方法がありますので、お試しください。
話は戻りますが、IP構成のより詳細な情報を知りたい場合は「/all」を付けます。
$ipconfig /all
とすることで、より詳細な情報の確認が可能です。
MACアドレス(端末固有のアドレス)を知りたい場合などに「/all」を使いましょう。
IPアドレスを解放・再取得する方法
続いて、IPアドレスを解放し更新するまでの手順を紹介します。
現在のIPアドレスを解放(0.0.0.0)するには、「/release」をipconfigに付けます。
$ipconfig /release
この状態で再度アドレスを確認すると、以前までのアドレスが表示されなくなっているかと思います。
ここから更に新しいIPアドレスを取得するには、「renew」を付けましょう。
$ipconfig /renew
この状態で改めてIPアドレスを確認すると、変更されている事がわかります。
ウェブサイトのURLからIPアドレスを取得する方法
今度はウェブサイトのURLからIPアドレスを取得する方法を紹介します。
ウェブサイトのURLからIPアドレスを取得するには、「nslookup」コマンドを使います。
$nslookup ドメイン名
「https://」は必要ないのでご注意ください。
それでは実際に使ってみましょう。
実行結果:
C:Userstkhro>nslookup www.google.co.jp DNS request timed out. timeout was 2 seconds. サーバー: UnKnown Address: fe80::8a11:96ff:fe2f:709a 権限のない回答: 名前: www.google.co.jp Addresses: 2404:6800:400a:80b::2003 172.217.161.195
「172.217.161.195」がIPアドレスになります。
もしこれが正しいか確認したい場合は、こちらのIPアドレスブラウザに入力して、直接検索してみてください。
ただ、他のページの場合、セキュリティ上直接IPアドレスを拒否するようになっているページもありますのでご注意ください。
また、「nslookup」コマンドに取得したIPアドレスを入れて確認することも可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、
・IPアドレスを確認する方法
・IPアドレスを解放・再取得する方法
・ウェブサイトのURLからIPアドレスを取得する方法
について紹介致しました。
IPアドレスは専門分野の方でなければ触れる機会は少ないと思いますが、もし何かあった場合はこの記事が少しでもお役に立てられれば幸いです。