この記事では、初心者からのプログラミング独学方法をわかりやすく解説します。
国内におけるIT人材の不足が深刻化していることもあり、ITエンジニアといったプログラミングスキルがある人材の需要は増し、他の職種に比べ高い報酬を設けるケースが増えてきました。
そんななか、転職や副業での収入獲得に向けたリスキリングを目的に、プログラミングを学び始めようと考えている人は多いですよね。
ただ、プログラミングを独学しようにも、どう勉強を進めれば良いかわからない人もいるはず。プログラミングで学ぶべきことは多岐に渡るため、何の知識もなくゼロから進めていくのは難しいのが現実です。
そこで、本記事ではプログラミングの独学は何から始めればいいのか、その勉強手順を初心者向けにわかりやすく解説します。独学におすすめの学習教材や挫折しないポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、本記事を読む前に、プログラミングとは何かをおさらいしておきたい人は下記を参考にしてください。
プログラミングとは「コンピューターへの命令」であるプログラムを作成する作業のこと。「プログラミング言語」と呼ばれる専用の言葉を用いて、コンピューターを動かすためのプログラムを書いていきます。
あらゆるアプリやサービス、システムは、人間が書いたプログラムによって動いています。さらに、そのプログラムどおりにコンピューターが動作することで、すべてのIT製品・サービスは正しく機能しているのです。
つまり、プログラムを作成するプログラミングは、IT社会を支える欠かせない仕事といえます。
なお、次の記事ではそもそもプログラミングとは何なのか、その意味や仕組みを詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。
この記事の要約
プログラミングは独学で習得できるのか
- オンライン学習サイトといった独学用の学習教材が増えたことで、プログラミング習得のハードルは下がった
- シンプルな文法のプログラミング言語が主流となっている点でも独学しやすい
- 学習者の87.5%が挫折を経験しているため、独学での習得は決して簡単ではない
プログラミング習得にかかる独学期間
- 平均17ヶ月の学習期間、1日あたりでは平均4時間24分の勉強時間が必要
未経験からのプログラミング独学手順
- 学習目的を明確にする
- 目的が明確であるほど、学習へのモチベーションが維持しやすくなる ※目的があいまいな人はこちらをチェック
- 独学に必要なものを揃える
- パソコン/インターネット環境、プログラムの実行環境、統合開発環境/テキストエディタは必須で用意 ※それぞれの詳細はこちらをチェック
- 学ぶ言語を決める
- 将来性や汎用性などを踏まえるとPythonやJavaがおすすめ ※具体的な学習言語の決め方はこちらをチェック
- 言語の基礎文法を学ぶ
- 学習サイト/本/学習用ゲーム・アプリなどを併用しながら学ぶのが効果的 ※ツールそれぞれのおすすめはこちらをチェック
- プロダクト開発に挑戦する
- 慣れるまでは既存のサイトを模写しながら開発するのがおすすめ
→ 各手順の詳細はこちらをチェック!
プログラミングの独学を経て稼ぐには?
- 需要の高い言語を選ぶ
- 高需要な言語ほど求人が多く仕事の報酬条件も良い傾向にある
- 高品質なポートフォリオを作成する
- 募集側はポートフォリオの品質で募集者の力量を判断する
- 難易度の低い案件で実績を増やす
- 案件の積み重ねは信頼につながる
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初心者からでもプログラミングは独学できる
「初心者が独学でプログラミングを身につけるのは難しい」というイメージを持つ人は多いでしょう。しかし、初心者からでも独学でプログラミングの習得は可能です。その主な理由として次の2つが挙げられます。
- 学習環境が充実しているため
- 学びやすいプログラミング言語が普及しているため
最近ではプログラミングを学習できる書籍やサイト、アプリが数多く存在し、その質も上がっています。こうした学習方法から自分に合ったものを選ぶことで、独学でも学びやすい環境を整えられる時代となっているのです。
また最近では、文法がシンプルで学びやすいプログラミング言語が主流となっています。こうしたプログラミング言語を選べば、初心者でも比較的理解しやすいため、独学の成功率は上がるでしょう。
このように、プログラミングの学習ハードルは下がっているため、独学も1つの選択肢といえます。
独学の期間や難易度は目的ごとに異なる
独学にかかる期間や難易度は、プログラミング学習の目的ごとに異なります。目的が変われば開発分野やプログラミング言語も変わり、身につけるべき知識や技術の量も変わってくるためです。
たとえばAI(人工知能)を開発したい場合、プログラミングだけでなく数学やデータ分析などの知識も身につける必要があります。このように、関連する知識や技術が多いほど、学習期間は長くなるでしょう。
ここでは特定の目的に限定せず、あくまで平均の期間・時間を紹介します。弊社の調査によれば、現役ITエンジニアがエンジニアになるまでに、1日あたり平均4時間24分の学習時間・平均17ヶ月もの学習期間を要しています。
独学だと、スクールのようなサポートがないため学習スピードが遅くなり、多くの学習期間がかかってしまうのです。
なお、ITの仕事に興味はあるものの、どの職種が自分にあうのかわからない人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。
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独学は自走力がある人ほど向いている
前述したように、プログラミングの独学は挫折しやすく、誰でも成功できるものではありません。プログラミングの独学を成功させるためは、自走力(自分だけで走り抜ける力)が求められます。
プログラミングを独学できるだけの自走力がある人の主な特徴は、次の3つです。
- 問題解決能力が高い
- 時間管理がしっかりできる
- 孤独を感じにくい
プログラミング学習では、プログラムのエラーや誤動作が起こることは珍しくありません。こうした問題を解決できないと挫折に近づきます。反対に、自分で問題の原因を特定し、解決できる人は挫折しにくいでしょう。
また、独学だと時間管理も自分だけで行わなければなりません。時間管理がしっかりできる人なら、サポートを受けなくてもしっかり学習を進められる可能性があります。
長期間にわたり1人で学習を続けるうえで、孤独感も生じます。1人でも孤独を感じにくい人なら、学習途中で心が折れることは少ないでしょう。
もし、自走力がある人の特徴に当てはまらなかった場合は、手厚い学習サポートを受けられるプログラミングスクールの活用をおすすめします。
学習途中で挫折する独学者も多い
前述したとおり、プログラミングは独学可能なものの、スキルの習得が簡単とはいえません。事実、弊社の調査ではプログラミング学習者の87.5%が「勉強途中で挫折や行き詰まりを経験した」と回答しています。
なお、学習方法についてのアンケートでは、挫折した人のうち58.3%は独学者でした。
つまり、プログラミング独学者のおよそ2人に1人は学習途中で挫折を経験しているのです。それだけ、プログラミングの独学は難しいといえます。プログラミングスキルを身につけたいなら、独学にこだわり過ぎないことも大切です。
初心者から始めるプログラミングの独学手順
プログラミング初心者の人が独学を成功させるためには、正しい進め方を知ることが大切です。ここでは、プログラミング初心者におすすめの独学ロードマップを、5つの手順にまとめて紹介します。
ステップ1:プログラミング学習の目的を明確にしよう
まずは、プログラミング学習の目的を明確にしましょう。目的を明確にすることで方向性がぶれにくくなり、モチベーションも維持しやすくなります。
目的を決めるときには、「プログラミングを身につけて何を実現したいのか」を掘り下げて考えましょう。たとえば、「プログラミングで稼ぎたい」という目的があったとしても、次のように働き方はさまざまです。
- プログラマーとして転職したい
- フリーランスのプログラマーになりたい
- プログラミングの副業で稼ぎたい
また、「プログラミングで何かを作りたい」という目的も持っておくのが理想です。プログラミングでは次のようにさまざまなものを作れます。何を作りたいかも明確にしておきましょう。
- Webアプリ
- スマホアプリ
- 人工知能(AI)
- 電子機器の組み込みシステム
独学を進めていく前に、目的をしっかり固めておくことが大切です。
なお、副業での収入獲得を目指しているものの、どんな仕事が自分に合うかわからない人は「副業診断」をお試しください。
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ステップ2:プログラミングの独学に必要なものを揃えよう
プログラミング言語を決めたら、独学に必要なものを揃えましょう。プログラミングの独学にあたって、次の3つを揃えておく必要があります。
- パソコンとインターネット環境
- プログラムの実行環境
- 統合開発環境またはテキストエディタ
プログラミングには、パソコンとインターネット環境が必須です。プログラムを書くのに必要なだけでなく、Web上で調べ物をしたり、必要なソフトウェアをダウンロードしたりするときにも使います。
また、プログラムを実行するためには、専用の実行環境をインストールする必要があります。プログラミング言語によって必要な実行環境は変わるため、言語に合わせた実行環境をインストールしましょう。
また、プログラミングを効率的に行うために「統合開発環境」または「テキストエディタ」の導入をおすすめします。統合開発環境(IDE)とは、プログラム開発に必要な機能をまとめた開発ツールのことです。
統合開発環境は便利ですが、データサイズが大きいデメリットもあります。パソコンの容量を節約したい場合は、プログラムを書く作業だけを効率化できる、軽量なテキストエディタを導入するのも良いでしょう。
ステップ3:勉強するプログラミング言語を決めよう
目的を明確にしたら、勉強するプログラミング言語を決めましょう。
プログラミング言語によって、できることや年収、需要、習得難易度は異なります。目指すキャリアや方向性を考慮したうえで、勉強するプログラミング言語を選ぶことが大切です。
なお、実業家として知られるひろゆきさんは、「Python」と「Java」をおすすめしています。どちらも人気ランキング常連で、歴史のある言語です。詳しくは、ひろゆきさんとの対談動画をご覧ください。
なかには、「プログラミング言語が多くて選べない」という人もいますよね。そのような場合は、弊社が提供している「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
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勉強するプログラミング言語があいまいな人は、下のリンクから気軽にお試しください。
もし、具体的に勉強したい言語がすでに決まっている場合は、それぞれの勉強法を紹介している下記記事をご覧ください。
ステップ4:プログラミング言語の基礎文法を学ぼう
プログラミングの環境が整ったら、プログラミング言語の基礎文法から学んでいきましょう。思いどおりのプログラムを書くためには、基本的な書き方を理解していなければなりません。
独学でプログラミングの基礎文法を学べる代表的な方法は、「学習サイト」「学習本」「学習ゲーム」「学習アプリ」の4つです。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分にとってメリットが大きい方法を選びましょう。
また、前のステップで構築した環境を用いて、実際に基礎文法を使ってプログラミングを行うのも効果的です。実際に動きを見ることでイメージが鮮明になり、知識がより定着しやすくなるでしょう。
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でプログラミングスキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。
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ステップ5:実際にプロダクトを開発してみよう
プログラミング言語の基礎文法をひと通り学んだら、開発を実践してプロダクト(成果物)を製作しましょう。プロダクトの製作を通して実践スキルが身につくだけでなく、達成感がさらなるモチベーションにつながります。
とはいえ、最初は何を作ればよいのか決められないこともあります。
慣れないうちは、教材のサンプルコードや既存のサイトを模写(真似して作成)するのがおすすめです。模写を繰り返すことで、基礎文法を組み合わせたプログラムの作り方を理解できるようになります。模写のポイントを知りたい人は、次の記事をご覧ください。
慣れてきたら、自分のアイデアを出してオリジナルのプロダクトを製作してみましょう。
プログラミングの独学で挫折しないポイント4つ
前述のように、プログラミングを独学する人の多くは挫折してしまいます。プログラミングの独学で挫折しないためにも、ここで紹介する4つのポイントを押さえておきましょう。
1つずつ解説します。なお、次の記事ではプログラミング学習で挫折する原因や対策を詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
→ 【挫折率90%】プログラミング学習に失敗する原因と正しい学習ステップ
ポイント1:学習サイクルを構築する
プログラミング学習を効率よく進めるためのサイクルを構築しましょう。そうすることで効率的、かつ継続的に学習できるようになります。基礎学習・応用学習の2種類あり、それぞれ学習サイクルは変わります。
基礎学習のサイクルは下図のとおりです。基本的にゴール(目標)を決めてからは、インプット→アウトプット→チェック→アジャストの流れで学習を進めます。
このサイクルは、サンプルコードや既存サイトを模写するときに有効です。自らオリジナルのプロダクトを作る際には、次のような応用学習のサイクルに沿って学ぶと良いでしょう。
基礎サイクルに「プラン」と「リサーチ」が追加されています。プランでどのようなプロダクトを作るか計画を立て、それを実現するための方法をリサーチで調べるのです。
つまり、応用学習を効率よく進めるためには事前の計画や、計画にあわせた調査が必要不可欠となります。いきなり学習を始めるのではなく、ゴールにたどり着くためには何が必要なのか最初に洗い出して学習に移りましょう。
ポイント2:質問・相談できる環境を整える
質問・相談できる環境を整えておきましょう。そうしないと、挫折率が上がってしまいます。
次のデータは、弊社がプログラミング学習者に「挫折や行き詰まりを感じた理由」を質問した際の回答結果です。理由として特に多かったのは、「不明点を聞ける環境になかった」と「エラーが解決できなかった」の2つ。
つまり、不明点やエラーを自分で解決できずにつまずく人が非常に多いのです。そのため、問題解決能力に自信がない人は、しっかり質問・相談できる環境を整える必要があります。
おすすめの方法は「teratail」や「侍テラコヤ」などのQ&Aサイトを活用することです。こうしたQ&Aサイトでは、困った時に質問ができるだけでなく、似たような疑問にぶつかった人の解決方法をチェックできます。
独学だとしても、周りのサポートをもらえる環境をつくることが成功のポイントです。なお次の記事では、プログラミング質問サイトのおすすめを多数紹介しているので、あわせて参考にしてください。
→ 悩める初心者の味方!プログラミング質問サイトおすすめ10選
また、Q&Aサイトで求める答えを得るためには、正しい質問方法を知ることも大切です。正しい質問方法については次の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ポイント3:細かく目標を設定して習慣化する
目標を細かく設定すると良いでしょう。つまり、少し先の見える場所にゴール(目標)を設置し、それを日々クリアしていくのです。ゴールが見えているとモチベーションを保ちやすく、学習を習慣化しやすくなります。
たとえば「半年でWeb制作をマスターする」が最終目標の場合を考えましょう。この場合、「1日目はWebの仕組みを理解する」「2日目はHTMLの基本を理解する」など、目標を細かく区切ることで達成しやすくなります。
細かい目標を達成することで達成感が得られるため、学習意欲が高まります。いきなり最終目標を達成しようとせず、少しずつクリアしていくことを考えましょう。
ポイント4:勉強仲間を作る
プログラミングのコミュニティやサロンを活用し、ともに勉強する仲間を作りましょう。仲間がいるとモチベーション向上につながるだけでなく、困ったときの相談相手にもなります。
実際、コミュニティやサロンを活用しているプログラミング学習者は多いです。X(旧Twitter)でも、次のようにコミュニティやサロンへの参加に関する投稿が見受けられます。
プログラミングを独学で進めていると、孤独に感じることもあります。孤独に強い人でない限りは、勉強仲間を作ったほうが独学を成功させやすいでしょう。
プログラミングの勉強仲間を作る方法やおすすめサイトは次の記事にまとめているので、あわせてご覧ください。
→ プログラミングの勉強仲間を作るには?おすすめサイトとサークル8選紹介
プログラミングの独学で稼ぐ3つのコツ
プログラミングを独学で習得し稼いでいる人もいますが、初心者がいきなり稼ぐことは簡単ではありません。プログラミングで稼ぎたい人は、ここで紹介する3つのコツを知っておきましょう。
コツ1:需要の高い言語を選ぶ
稼ぎたいなら、需要の高いプログラミング言語を選びましょう。需要が高い言語ほど求人が多いため、仕事を獲得しやすいといえます。また、その言語スキルを求める企業が多い分、条件の良い仕事も豊富です。
需要の高いおすすめ言語を下表にまとめました。興味がある言語をチェックしてみましょう。
言語名 | 概要 |
Python | AI(人工知能)開発で特に注目されている言語 |
Java | システム開発やAndroidアプリ開発など汎用性が高い言語 |
JavaScript | ほとんどのWebサイト・Webアプリに採用されている言語 |
なお、次の記事では需要の高いプログラミング言語を詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
コツ2:高品質なポートフォリオを作成する
高品質な「ポートフォリオ」を作成しましょう。ポートフォリオとは、自作したプログラミング作品集や、自分の経歴やスキルをまとめた資料のこと。転職だと、ポートフォリオがないと面接を受けられないケースもあります。
仕事獲得にあたって、ポートフォリオの品質が重要となります。ポートフォリオの完成度を見れば、応募者のスキルが大まかに把握できるためです。低品質なポートフォリオでは、採用担当者からの評価も低くなってしまいます。
そのため、できる限りポートフォリオの完成度は高めておきましょう。
ポートフォリオの作成方法については次の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
→ エンジニアのポートフォリオとは?未経験者に必要な訳と作成ポイント
また、オリジナルのWebサービスを自分のポートフォリオにすることもおすすめです。Webサービスを作るための方法を知りたい人は、次の記事もあわせてご覧ください。
→ 【初心者向け】Webサービス開発の作り方をステップ形式で解説
コツ3:難易度の低い案件で実績を増やす
最初は難易度の低い案件を受注し、実績を増やすことが必要です。実績がないと、仕事を依頼する人も不安になってしまいます。簡単な案件で実績を積み重ねることで信頼性が高まり、仕事を獲得しやすくなるでしょう。
案件の探し方としてポピュラーなのは、「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサイトです。Web上で案件の受注から報酬獲得まで完結する手軽さが魅力で、副業やフリーランスに役立ちます。
転職を目指す人も、仕事の感覚をつかむために案件にチャレンジしてみると良いでしょう。実績とスキルが付いてきたら徐々にレベルを上げて、単価の高い案件にもチャレンジするのがおすすめです。
なお、おすすめのクラウドソーシングサイトを知りたい人は、次の記事をご覧ください。
→ プログラミング案件を探す!おすすめクラウドソーシングサイト5選
プログラミング学習は独学とスクールのどちらがおすすめ?
プログラミングの学習方法は、大まかに「独学」と「スクール」の2種類です。「どちらを選ぶべきかわからない」という人も多いでしょう。
ここでは、独学とスクールのメリットとデメリット、費用の違いをそれぞれ比較しながらお伝えします。
独学・スクールのメリット/デメリット
独学とスクールのメリット・デメリットは、下表のとおりです。
メリット | ・コストを安く抑えられる ・場所や時間に縛られず学べる ・自分で調べて解決する力が付く |
デメリット | ・挫折しやすい ・時間がかかる |
「コスト面」「自由度」を重視するなら独学、「効率性」「確実性」「サポートの手厚さ」を重視するならスクールがおすすめです。なお、オンライン型のスクールなら通う手間のデメリットはありません。
このように、メリット・デメリットがそれぞれにあるため、よく比較して自分に合ったものを選びましょう。
独学・スクールにかかる費用
次に料金の比較です。「プログラミングスクールだと費用が多くかかる」と考える人は少なくありません。ここでは、プログラミングの独学にかかる費用とスクールのレッスン料を比較してみます。
- プログラミング言語を3つ勉強する(HTML、CSS、JavaScript)
- 半年間勉強する
- Progateの有料プランを利用する(月額:1,290円)
- 各言語の本を1冊ずつ購入する(2,000円/冊と仮定)
- スクールは、SAMURAI ENGINEERの「教養コース」を受講すると仮定
この内容でプログラミングを学習する前提として、計算してみるとそれぞれ次の費用がかかります。
こうして比較してみると、独学の費用はスクールと比べて10分の1以下です。費用は明らかに独学のほうが安く済みます。
一方で、独学の挫折率は約87.5%なのに対して、スクールの挫折率はわずか約8%。挫折率はスクールのほうがはるかに低いです。
独学に成功すれば費用を抑えられますが、挫折すると結果的に1万円以上のお金と何ヶ月もの時間が無駄になってしまいます。独学かスクールかを選ぶときは、費用面と挫折率を含めて検討しましょう。
なお、独学とスクールのどちらが良いかについては、次の記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
→ プログラミングスクールと独学、どちらを選ぶべきかエンジニアが解説
独学が難しいと感じたらスクールを活用しよう
上記のようにプログラミングを独学で成功するケースはありますが、ここまで何度かお話しているようにプログラミングの独学は難しいのが正直なところです。
色々な理由はありますが、初心者が独学をして「無理だ」「難しい」と感じるポイントは次の6つです。
- 学習に時間がかかる
- 何から勉強すればいいかわからない
- モチベーションを保てない
- エラーや疑問点を解決できない
- 客観的な評価が得られない
- 相談できる人がいない
やりたいことはわかっていても、それを実現するためにどうやってプログラミングすれば良いか分からないことはよくあります。また、プログラミングを書いたもののどうやってもエラーが消えず、進めることができないことも同じくらい多いケースです。
ただし、この2点は身近に質問や相談できる人環境を整えたプログラミングスクールを活用すれば、すぐに解決できます。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
分割料金 | 一括料金 | 受講期間 |
---|---|---|
4,098円~ | 16万5,000円~ | 1ヶ月~ |
- 転職・副業・独立などの目的に特化したコースあり
- 累計指導実績4万5,000名以上
- 給付金活用で受講料が最大80%OFF
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、現役エンジニアのようなプロに質問・相談できない状況でプログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師による個別レッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談できます。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
また、侍エンジニアでは受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でも転職や副業での収入獲得に必要なプログラミングスキルだけを効率的に習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なお、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してITエンジニアへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。
公式サイトで詳細を見るまとめ
本記事ではプログラミングを独学で進める方法や、学習を挫折せずに継続するためのコツを紹介してきました。
繰り返しになりますが、プログラミングの独学は挫折する人がとても多いのが現実です。そのため、継続せざるを得ない環境を作るなどの工夫をしながら学習することが求められます。
独学に不安がある人は、プログラミングスクールの利用も考えましょう。今回の内容を参考にして、ぜひプログラミング学習を成功させてください。
なお、年代別でのプログラミング独学方法もそれぞれ以下の記事でまとめているので、よろしければ参考にしてください。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。
参考文献
- 文部科学省「プログラミング教育」
- 厚生労働省 職業情報提供サイト 「jobtag」
- IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「DX白書2023」
- 経済産業省「我が国におけるIT人材の動向」「IT人材育成の状況等について」「IT人材需給に関する調査」
- 松尾研究室「生成AI時代の人材育成」
- 厚生労働省「開発した教育訓練プログラム」
- プログラミング教育の問題と対策
- プログラミングの本質的難しさと 日本語/英語プログラミング言語の比較検討
- TIOBE Index
Twitterより引用