皆さんGoogle Homeで遊んでますか?Google Homeといえば、大きめな方の元祖Google Homeと、小さくて安価なGoogle Home miniが頭に浮かぶかと思います。
ですが、Googleの本国アメリカでは第3のGoogle Homeが販売されています。その名もGoogle Home Max。日本では未発売のこの商品、一体どんな性能で日本で手に入れる方法はあるのでしょうか? さっそく見ていきましょう。
Google Home Maxの特徴
特徴その1.大型スピーカーによる音質
Google Home Maxは名前の通り、Google Homeシリーズ中最大の大きさを誇ります。おおよそのサイズ感が幅30cm × 高さ19cm × 奥行き15cm。重さが約5kg
ノーマルのGoogle Homeとくらべると大きさが4個分、重さが10個分(!)というド級なサイズ感が伝わるでしょうか? スピーカーは基本的にきくて重いほうが性能が高くなりやすいです。
Google Home MaxはノーマルのGoogle Homeには積めないような大型の4.5インチウーファー2基と0.7インチのカスタムツイーターを2基搭載しています。
このため、ノーマルのGoogle Homeでは出せないような重低音を出すことができるのです。さらに、公式発表によると、ノーマルのGoogle Homeの約20倍(!!)のパワフルな音が出せるとのこと。
ノーマルのGoogle Home自体、最大音量でかなり大きな音が出るのにその20倍とは……おそらく屋外で使うための機能なんでしょう。
特徴その2. 2個使うことでステレオスピーカーに
Google Home Max自体はツイーターが2つあるので標準でステレオ再生ができるわけですが、スピーカーを横向きから縦向きにすることでモノラルのスピーカーとして使うことができます。
Google Home Maxを2台用意してペアリングさせることで従来のホームオーディオのような構成も可能です。
特徴その3.唯一の音声入力端子
Google Homeシリーズには基本的に入力端子がありません。音声操作、無線接続が基本なんですね。ですが、Google Home Maxだけは3.5mm、つまり普通のイヤホンジャックサイズの音声入力端子が備わっています。
これにより、スマホや音楽機器を有線でつないで手軽に再生、ということができます。下の動画では1分あたりからDJのディプロがターンテーブルをGoogle Home Maxに接続しているのが確認できます。
特徴その4.環境に合わせて再生方法を調整
Google Home Max唯一の機能として、Smart Soundアルゴリズムを使った環境に合わせた音声調整機能があります。
これは音声入力に使うマイクを利用することで、各スピーカーのパーツから出ている音声を周囲の反響から測定し、その環境に最もあった形で調整する、というなんとも未来的なテクノロジーです。英語の動画ですが、こちらの動画がイメージが伝わりやすいですね。
Google Home Maxの日本での発売可能性
さて、いままでみてきた通り、Google Home Maxはデカくて音が良くて、高機能なデバイスです。外部の音声入力用の端子も備えているため、簡単にある程度クオリティーの高い音楽を大音量で再生できるデバイス、ともいえます。
こういった特性がマッチするのはアメリカのパーティーシーンではないでしょうか。多くの友人を招いて、大きな庭やリビングでパーティーを行うときのお供に使うには最適なように思います。
Google Home MaxはGoogle Homeシリーズのハイエンド機というよりも、そこそこな性能のスピーカーにGoogle Homeが載っかった一品と考えるほうがしっくり来る作りになっています。
翻って、日本で使用する場合どうでしょうか。ほとんどのケースでノーマルのGoogle Homeで十分、という気がするのは筆者だけでしょうか。
日本の住宅事情や文化、なによりもスマートスピーカーの現段階での普及度合いを考えると、Google Home Maxはそこまで求められていない、とGoogle側に判断されてもしかたがないように思います。
実際、Google Home Maxは発表が2017年の10月4日。本国のアメリカでの発売が同年12月、その他の地域が2018年内を予定されていました。2018年の間にカナダ、オーストラリア、イギリス、フランス、ドイツでは発売が開始されました。
そして、この記事の執筆時点が2018年の12月初頭。Googleの公式ストアにはGoogle Home Maxの姿はありませんし、Google側からなにか発表があったということもありません。少なくとも今年のクリスマス・年末年始の商戦では販売されることがなさそうです
Google Store : Google Home Max
2019年に入ってからどう動くかはまだわかりませんが、しばらくは日本で発売される可能性は低いのではないか、というのが筆者の所見です。
Google Home Maxを日本で入手するには
さて、前章でGoogle Home Maxがしばらく日本では発売されなさそう、という結論に至りましたが、どうしても今すぐにGoogle Home Maxが欲しい方もいるかも知れません。
そこで、この章ではどうにかしてGoogle Home Maxを入手する方法を紹介します。具体的に何をやるのかというと、ebayから個人輸入を行います。
ebayはカリフォルニア州サンノゼに本社を置く世界最大のオークションサイトで、日本で言うところのヤフオク!に相当します。
日本ではヤフオク!が既に勢力を持っていたため、日本に本格的に上陸することはなかった、ともいわれていますが、日本以外の国では非常にメジャーなオークションサイトなんですね。Eコマース企業で見ると世界3位、インターネットオークションでは世界1位を誇るのがebayです。
オークション形式というと、どんどん値段がつり上がっていって心配、という方もいるかもしれませんが、ご安心を。
バイヤーによっては下のように定額で販売をしているところがあるので、そちらから買えばオークション特有の高値をつかむ心配もありません。ちなみにGoogle Home Maxのアメリカでの販売価格は399米ドル。下記のバイヤーはかなり良心的な値付けをしているといえます。
“Google Home Max Chalk White Multiroom Wifi Smart Speaker 100 – 240V
WNGOGA222US 842776103062 | eBay”
また、詐欺や変な商品が送られてくるかも、という心配もあるかもしれません。ですが、商品名の後ろに記載されている星の数で信頼がある程度測れますし、100% buyer satisfaction(顧客満足度100%)という表記のあるバイヤーにすればある程度安心できます。
たしかにebayアカウントの開設やPayPalの設定、トラブルがあったときには英語での対応が必要などいろいろと大変な部分はありますが、どうしてもGoogle Home Maxが欲しい!という方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は
- Google Home Maxの特徴と日本での発売可能性
- 個人輸入でGoogle Home Maxを手に入れる方法
を紹介しました。Google Homeはなかなかにおもしろいガジェットで、一個買うと別の部屋用にもう一個欲しくなる逸品です。そのため、ハイエンドなGoogle Home Maxが欲しい、という方も少なかならずいることでしょう。
現時点では日本で使うためにはある程度の障壁がありますが、ぜひ乗り越えて最高のGoogle Home Maxを手に入れてください。この記事が皆様のGoogle Home活用の一助となれば幸いです。