ニャンズとにゃんにゃんしている侍エンジニアブログ編集部のモリシタです。プログラミング言語のRubyやRubyを使ったフレームワークのRailsって人気ですよね。
みんなやってるし、初心者向きって言われているから
という理由で、Railsを学ぼうと思っている人も多いですよね。実際に学び始める前に、どんなサービスが作れるのか知りたいですよね。そこで今回は、Railsが使われている超有名なサービスを5つ紹介します!
こんなサービスまでRailsが使われているのか!とあなたも驚くこと間違いなしです。また、どうして超有名サービスでRailsが採用されているのか、その理由もわかりやすく解説します。
さらに、Railsの弱点も教えちゃいます。Railsのメリットデメリットを知った上で、あなたが本当にRailsを学ぶべきかじっくり考えてくださいね。
- クックパッドや食べログなどはRailsで開発されている
- Railsは使いやすい点からサービス開発に用いられている
- Railsは利用人数が多い大規模システムの開発には向かない
本記事を読む前に、そもそもRuby on Railsとは何なのかをおさらいしておきたい人は、次の記事を参考にしてください。
Ruby on Railsを使って作れるサービスとは?
Cookpad
URL:Cookpad
レシピサイトで超有名なCookpad。Cookpadの開発実績を踏まえたセミナーや勉強会を開催しています。
食べログ
URL:食べログ
誰もが知っている超大手グルメサイトの食べログ。美味しいお店を手軽に探せるサービスです。
CrowdWorks
URL:CrowdWorks
WEB上でさまざまな仕事を獲得出来る、クラウドソーシングサービス大手のCrowdWorksです。
freee
URL:freee
急成長を遂げたクラウド会計ソフトです。個人事業主やフリーランスの人に人気のサービスです。
Hulu
URL:Hulu
動画視聴サイトのHuluもRuby on railsで開発されています。
超有名サービスでRuby on Railsが使われる理由とは?
Railsで作られている5つの有名なサービスをご紹介しました。どれも一度は聞いたり見たり、実際に使ってる人もいますよね。
では、どうしてこんなにも有名なサービスで、Railsが採用されているのでしょうか?ここからはRailsでサービスを作成するメリットを簡単にご紹介します。
日本人にとって扱いやすい
Rubyは日本人が作った言語なので、日本人にとって直感的に理解しやすい言語です。RailsはそんなRubyをさらに使いやすくするために開発されたフレームワークです。だからたくさんの日本人に愛されるというわけです。
また、最新情報やコミュニティが活発です。例えばPythonは、最新の情報を手に入れようとすると、基本的に英語を理解できないといけません。
ぶっちゃけ、英語の文章がズラッと並ぶだけでも「うわっ」てなりますよね。しかし、Railsは日本人が作ったRubyがベースとなっているため、日本からの情報発信がメインです。そのため、いち早く日本語で最新情報が手に入れられます。
日本人が扱いやすいだけでなく、調べれば日本語で書かれた資料が多くあるため、多くの人が利用し、エンジニア同士の交流も活発になります。
エンジニアを獲得しやすい
先ほども話した通り、RubyとRailsは多くの日本人エンジニアに愛されるプログラミング言語とフレームワークです。たくさんの利用者がいるということは、新しいサービスを開発しようとした時にエンジニアを集めやすいということにも繋がります。
日本にあまり浸透していないPythonのプログラマーを探すのは、とても大変ですよね。そもそも日本人は、あまり前例がない物を使いたがらない傾向にあります。
そういった面でも、Railsは多くの人に親しまれていると同時に、たくさんのサービスが開発され利用されている実績を持ちます。企業も安心して導入でき、開発のためのプロジェクトを組めるのです。
開発効率が高い
そもそもフレームワークというのは、開発が少しでも効率的になるようによく使われる機能をまとめて提供してくれるものです。そのため、フレームワークであるRailsの登場で、コマンド入力の手間が大幅に削減されました。
つまり、開発工程の短縮ができ、開発コストを抑えることができます。コマンド入力が楽になるのは、プログラマーにとって非常にありがたいですし、短期間で開発できコストを抑えられるのは、企業にとっても非常にメリットです。
開発コストを削減でき、短期間で開発できる点が最大の強みと言えます。
Ruby on Railsの弱点とは?
これまで、Railsのメリットを解説してきました。メリットを見る限り、Railsは非常に素晴らしいフレームワークですよね。
しかし、どんなに素晴らしいRailsでも、苦手な分野があります。それは、大規模開発には向かないという点です。例えば、銀行のATMのシステムなどはJavaが好まれる傾向にあります。
JavaはOSを問わずに動かすことができるだけでなく、大量の処理を安定的に行うことができるからです。一方Railsは、処理速度が遅いため、大量のデータや大量の処理が必要なシステムには向いていません。
しかし、中小規模の開発には積極的に採用されていて、ベンチャー企業やこれから新しくサービスを立ち上げる場合に活用されます。
初心者が知らないRailsのAPI
エンジニアに大人気のRailsによるAPI専用アプリとは?
Railsは開発効率が高いというメリットがあるとお伝えしました。それを実現できている理由の一つが「RailsによるAPI専用アプリ」です。APIってなに?という方は、こちらの記事を読んでくださいね。
アプリ開発をする上で、APIの活用は今や当たり前です。必ず使うモノなら、細かな設定をいちいち決めなくても、すばやくアプリを立ち上げられる方が使い勝手が良いですよね。それを実現しているのが「RailsによるAPI専用アプリ」なんです。
Railsが多くの開発者に採用されている理由の一つとなっています。このAPI専用アプリがあることによって、アプリ開発の効率をアップさせています。
自分が作るアプリに使えるAPIが知りたい
という方は、この記事を見てくださいね。
APIが学べるコンテンツ
アプリ開発をするためには、APIを学ぶ必要があります。でも、
たくさんありすぎて選べない
オススメの教材が知りたい
と悩んでいる人がたくさんいます。この状態のまま学習を進めると、挫折してしまう可能性がアップします。
そこで、オススメのAPI学習コンテンツをまとめた記事を紹介します。こちらの記事を読めば、初心者でもAPIの基礎が学べて、どうやって使えば良いかわかります。
まとめ
いかがでしたか?Railsでは、超有名なサービスにも取り入れられていることがわかりましたね。
しかし、人気の反面、大量の処理が必要な開発には不向きというデメリットもあります。それを差し引いても、Railsは人気であり、多くのサービスに取り入れられています。
また、日本人にも扱いやすい言語ですので、初心者向きのプログラミング言語とも言えます。これらのことを踏まえ、Railsがあなたが作りたいもの就きたい仕事に向いているのかしっかりと考えてくださいね。