この記事では、特徴も交え、IoTに必要なプログラミング言語を解説します。
こんにちは!侍エンジニア編集部ライターのTAKUMAです。最近よく耳にするIoTですが、エンジニアとしてこれからどのようなプログラミング言語が必要になってくるのか気になる方は多いと思います。
IT分野において日々新しい技術が開発されており、個々に学習して行かないとすぐに時代に取り残されてしまう昨今。一体IoTという新しい技術にはどのような開発環境や言語が具体的に必要なのでしょうか。
今回はそんなみなさんが気になるIoTに必要なエンジニアとしてのスキルを具体的に解説いたします。
この記事を読んで欲しい人
- IoTに関するエンジニアとして必要なプログラミング言語が知りたい方
- IoTに関して興味はあるけどまだ知識が浅いので概要だけでも把握しておきたい方
- IoTにそもそもプログラミング言語が必要なのか気になっている方
- IoT開発には主にPython・Java・C言語が使える
- デバイスやセンサーから収集したデータの分析が重要となる
- すでにさまざまな活用事例があり今後もIoT市場は拡大予想
知っておきたいIoTに必要なプログラミング言語とは?
IoTにおいて必要と言われているプログラミング言語は、主に3つあります。
- Python
- Java
- C言語
以下からそれぞれの言語がなぜ必要なのか、どういった言語なのかその意味も兼ねて詳しく解説して行きますね。
IoTに必要なプログラミング言語①:Python
Python(パイソン)とは、短いコード量(文量)で簡単にプログラムが書けてしまう特徴があるプログラミグ言語です。
かなり汎用性が高いプログラミング言語と言われており、IoTに限らずAI、Web開発等といった様々な分野で活用されています。近年かなりエンジニアの中でも人気が高くなっているプログラミング言語の一つでもありますね。
IoTとの関連性からいうと、Pythonは人工知能の開発などにもよく利用されているプログラミング言語で、機械学習を得意とする機能性がとても高い言語の一つです。
Pythonを扱うエンジニアはまだまだ少ないので、とても単価の高いプログラミング言語と言われていますね。また、Pythonについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事にまとめています。
IoTに必要なプログラミング言語②:Java
Java(ジャバ)とはエンジニアの中でもかなり人気の高いプログラミング言語です。
応用力もかなり高い言語として認知されているので、多くのエンジニアが学んでいるプログラミング言語の一つでもあります。大企業のシステム開発やAndroidのアプリ開発などで使われている言語で、IoTの分野でも活用されています。
JavaはIoTではセキュリティー面が強く、IoTのネットワーク環境で使われているプログラミング言語の一つです。多くのハードに対応できる可能性があることから、IoTでも積極的に活用されていますね。
また、Javaに関してもっと詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になりますので合わせてどうぞ。
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IoTに必要なプログラミング言語③:C言語
最後に、IoTに必要と言われているのがC言語です。
C言語とはプログラミング言語の中でもかなり歴史の長い言語の一つで、知名度もかなり高いプログラミング言語です。あまり初心者向けのプログラミング言語とは言えませんが、C言語が扱えるようになると機械への指示を直接出せるようになります。
汎用性もかなり高いので、技術力の高い方はIoTの分野でも重宝されそうです。C言語はIoTでは「組み込み系」で主に使われており、複雑な制御を行いたい場合は「C++」等も活用されていますね。
また、C言語に関して詳しくは以下の記事で紹介していますので、是非とも合わせてご一読ください。
知っておきたいIoT開発に必要なもの
エンジニアとしてIoTの開発に必要なものもしっかりと把握しておきたいですよね。IoTの開発に必要なものは大きく分けて4つあります。
- デバイス
- センサー
- ネットワーク
- データ分析
それぞれ詳しくご紹介いたします。
IoT開発に必要なもの①:デバイス
デバイスとはIoTにおいてとても重要なもので、コンピュータのメモリーやハードディスクのことを言います。デバイスの役割としてはデータの収集や検知等を行います。また、デバイスとは総称であり具体的には
- センサー
- ビーコン
- メーター
- ゲートウェイ
等をさします。それぞれの具体的な役割に関しては、以下の表を参考にしてください。
エンジニアとしてはIoTにおけるそれぞれの位置づけ等も、しっかり理解しておくと尚良いでしょう。
IoT開発に必要なもの②:センサー
IoTにおいてセンサーの役割は、モノをセンサーに取り付けることでデータの収集に役立てたり本体の動作に関わってくる非常に重要な部分です。
センサーをものに取り付け、そこからデータを収集するためには、エンジニアとして組み込み系のスキルが必要となります。また、センサーはIoTの技術においてデータ取集するために肝心な部分なので、開発においてはとても重要です。
上記の表では様々な「センサー」の種類を並べたものです。それぞれのセンサーで役割が違うので、エンジニアとして対象に合ったプログラムが必要となります。
IoT開発に必要なもの③:ネットワーク
IoTにおけるネットワークはデバイスが検知したデータを集約し伝達する役割を果たします。その際に主に活用されるのが以下の2つです。
- 携帯電話のように有料で活用されている広範囲のネットワーク
- 無線LANやBluetoothのように狭い範囲で無料で利用されているネットワーク
エンジニアはデバイス自体をネットワークに接続し、IoTとしての役割を果たすための技術導入スキルが必要となります。ネットワーク自体に繋がっていないとIoTとしてのそもそもの役割が果たせないので、この分野もかなり重要なものとなります。
IoT開発に必要なもの④:データ分析
IoTにおいてデバイスから集約されたデータを分析することはとても重要なこと。
データ分析をすることでそこからビジネスとして問題を解決したり、新しいサービスを開発したりといった糸口に繋がります。情報の管理や分析というものは人力ではできませんので、AIや機械学習などを利用して行われています。
また、IT分野においてスピード感というものはとても重要なことで、データを素早く分析し悪いところはすぐに改善したり次の手を考えたりしなければなりません。そのためにも、最終的なしっかりとしたデータ分析が重要となります。
IoTの活用事例と市場規模について解説!
IoTの活用事例や今後の市場規模についてもしっかりと理解しておくために、以下にそれぞれの項目ごとに分けて解説してみました。是非とも参考にしてみてください。
IoTの活用事例
現在においても様々な場面で活用されているIoT技術ですが、最近だと自宅にある全てのシステムがスマホ一つで管理できるサービスが人気ですよね。
もし万が一、外出した際に自宅のエアコンを付けっ放しだった場合に直ぐに手元のスマホに通知が行き、遠隔操作でエアコンのオン・オフを切り替えることが可能です。
こういった技術も全てIoTが活用されており、自宅の全てのモノがインターネットに接続されているからこそできることです。また、様々な分野別のIoT活用事例に関しては以下の記事で詳しくご紹介しています。
IoTの市場規模
日本国内のIoTの市場規模は2020年には、約12兆円まで拡大すると言われておりその中でも特に「金融」分野においては莫大な投資資金が投下されています。
最先端の技術をどの国々も取り組もうとした動きがある中で、世界的に見れば日本はまだまだIoTの市場規模は小さい方です。
それでも、2020年に行われる東京オリンピックでは、トヨタが世界に先駆けてIoT技術を導入した完全な「自動運転車」を発表すると公表しているので、益々日本国内の「自動車」分野に注目が集まりそうですね。
まとめ
IoTに必要なプログラミング言語は、
- Python
- Java
- C言語
以上の3つになります。エンジニアとして、しっかりと新しい技術についての知識を深め、それに必要なスキルを磨き今後に活かして行けるように共に頑張りましょう!
また、IoTの活用事例や市場規模を見て自分もエンジニアとして活躍したいと感じた方は、以下の記事が参考になりますので是非ともご一読くださいね。
この記事の監修者
株式会社SAMURAI
独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。