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プログラミングが分からないと仕事がなくなる
この言葉を聞いて焦りを感じる人もいるのではないでしょうか?
最近では、人工知能などの言葉が世の中に広まっています。
と不安を感じますよね。
そこで今回は
- 加速するプログラミングの時代
- 世界の注目が集まるプログラミングの教育
- 2020年に日本もプログラミング教育が始まる
この3つについてお話します。
加速するプログラミングの時代
最近では、予想を遥かに超えるほどTIテクノロジー関連の言葉をよく耳にする機会が増えました。プログラミングやコンピューターとは関係ないと思われる分野で
- 人工知能
- ビッグデータ
- クラウド
- Iot
- ブロックチェーン
など、次々と新たなキーワードが出てくる時代になってきています。このような時代の流れで、「プログラミング」という言葉も急激に広まりました。
「今後はプログラミングの仕組みを知らないと仕事ができない」
などの刺激を受ける言葉も耳にする機会が増えました。
あのアップル創業者のスティーブ・ジョブズもこのようにコメントしています。
この国の全ての人が、プログラミングができるようにならなければいけない。
なぜなら、”考え方”がわかるようになるからだ。ロースクールに行くようなものだよ。
全員が弁護士になるべきだとは言わないけれど、現実にロースクールに通うことは人生に役立つはずだ。一定の方法で物事の考え方を学べるからね / スティーブ・ジョブズ(アップル 創業者)
ロースクール(法学校)を例えに、「考え方」を学べるという点で非常に重要性の高いことであると述べています。ただプログラミングができるようになるだけではなく、こういった考え方ができるようにならないと、今後の仕事に大きく影響が出てくることを訴えています。
日本でもDeNA創業者の南場智子さんが
ただインターネット上のサービスを利用するだけではなく、インターネットを使って何かサービスを生み出せるぐらいの素養を求めたいところです。あるいは、自分の手でアプリを作ることはできなくても、アプリが作られる過程や仕組みはわかっていてほしい。それだけでも、発想はずいぶん広がるからです。またIT素養のある人材が集まれば、組織内のコミュニケーションがとてもスムーズになります。 / 南場智子(DeNA創業者)
このように、最低でもプログラミングの知識は覚えておくべきだと証言しています。
もはや、プログラミングのスキルや知識は必須で、それを知らないと今後の仕事は成り立たないと言っても過言ではないでしょう。それぐらいプログラミングは急激に世界に広まっています。
世界の注目が集まるプログラミング教育
プログラミングについて今話題になっているのが、子供へのプログラミング教育です。
この表を見えもわかるように、すでに世界でプログラミング教育が注目されすでに実施されている国もあります。
「Skype」が生まれた国として有名なエストニアでは、小学校1年生からプログラミング教育が始まっていて、あのMicrosoftもこの活動を支援しています。
アメリカも日本と同じくまだ必修化にはなっていませんが、オバマ大統領も自らプログラミング教育の必要性を訴えかける動画を発表したりしています。
FacebookCEOのマーク・ザッカーバーグらがコメントしたプログラミング教育に関しての動画が取り上げられたりと、国全体でプログラミング教育を推奨しています。
2020年に日本もプログラミング教育が始まる
2016年4月に文部科学省が小学生でのプログラミング教育必須化を検討し、2020年から新学習指導に変わると言うニュースで世間を騒がせました。
しかし、プログラミング教育に関する取り組みは最近始まったわけではなく、前々から議論が交わされていました。
2013年6月に発表された成長戦略内でも「プログラミング教育」について明記されています。この中には、「義務教育段階からのプログラミング教育等のIT教育を推進する」という内容が記載されていました。
プログラミング教育とは、子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育むこと / 文部科学省
文部科学省もこのように述べていて、プログラミングを学ぶことで得られる「プログラミング思考」が重要と言っています。今後、ますますプログラミングは広まっていき、この「プログラミング的思考」がわからなければ、仕事がなくなる時代がやってきます。
そして、2020年に行われる教育改革によって、ついに「プログラミング教育の必修化」が実施されることになり、プログラミング学習は今まで以上に注目を浴びていくでしょう。
この記事の復習
諸外国の多くがプログラミングの重要性を理解し、義務教育に組み込んでいます。
今後ますます
- IT化が進み、今後プログラミングの仕事は急激に広がっていく
- 日本でも2020年からプログラミング教育が始まり必須スキルになっていく
という状況になるでしょう。
- 知っトク豆知識
- 日本の教育は遅れている
イギリスでは、小学1・2 年生で簡単なプログラム の理解と作成、デバッグの勉強をします。
小学3〜6年生になるとプログラムの設計や作成、デバッグ、コンピュータネットワークの理解と応用を学ぶそうです。
日本ではやっと2020年に、プログラミング教育が始まります。
世界規模でプログラミングスキルの一般化が進むでしょう。