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どうゆうふうに決めればいいかわからない
いざアプリ開発をしようと思っても、上記のように何からはじめればいいか、何を決めればいいかわからずに悩む人が多いのではないでしょうか。アプリを開発するといっても、まずはサービス企画から始めなければいけません。サービス企画はアプリ開発の根幹を作るために重要な工程です。
この記事ではオリジナルアプリ開発のロードマップで触れた企画について、さらに深掘りして解説します。
オリジナルアプリ開発における「サービス企画」とは
サービス企画とは、開発したいサービスについて以下のようなことを決めるプロセスです。
- コンセプト
- ターゲット
- 開発方法
- 予算
- 売り上げ
- プロモーション方法
- 競合との差異
サービスがなんのために作られ、どうやって売り、収益を上げていくのかを考えます。個人でオリジナルのアプリ開発をする時も企業がアプリ開発するときも、サービス企画との違いはほとんどありません。違いがあるとすれば、
- 個人開発か共同開発
- 納期があるかないか
- 予算の規模
などでしょう。企業でアプリを開発する場合は共同開発であることが前提であり、収益をあげることも重要になってきます。開発だけでなく広告・宣伝など様々な人が関わるため、納期も明確に決まっています。
サービス企画でやるべきこと
なぜ作るのか
- ユーザーのどんな課題を解消するのか
- アプリを利用することによって得られる価値
上記のようなことを最初に明確にしておくことは非常に重要です。これから様々な機能や使い方、見た目を検討する上で本当に必要かどうか、もっと良い方法はないのかなどを考える基準となります。
また明確な目的を設定することで、そのために何が必要かなど逆算して考えることができます。一つ一つの目標や課題をクリアしていくことで達成感を得ることができます。
誰のためのアプリなのか
ここではアプリを利用してくれるユーザー、つまりターゲットを明確にします。ターゲットを明確にすることで、より必要な機能や好まれるビジュアルなどが変わってきます。
ターゲットがどんな人なのか、具体的であればあるほど良いとされています。企業などでは実際に存在するのではないかと思うほど、ピンポイントでターゲットを絞る場合もあります。相手が何を求めているのか、必要なサービスとはなんなのかをイメージしやすくなるからです。
ターゲットをイメージするときは以下のような内容を考えることが多いので、参考にして実際に考えてみましょう。
- 年齢
- 性別
- 仕事
- 趣味
- 好きなこと
- 普段から利用しているアプリ
作りたいものを考える
最初から作りたいものが明確でない初心者は多くいます。なんとなくイメージできていても、それを具体的に説明できるところまで落とし込むのはとても難しく、そのままでは次のステップに進むことができません。
なんのお手本もなしに考えるのは難しいので、既存のアプリサービスをお手本にすると具体的に考えることができます。特に何を作ればいいのかわからないという人は、普段自分が利用しているアプリを考えると良いでしょう。
市場調査
市場調査は省略してもかまいません。初めてアプリ開発をする初心者にとって、まずはどんなものを作りたいかを考えることが重要です。
もし余裕があるのであれば、類似のアプリはどれくらいあるのかやそこにどんなニーズがあるのかを考えてみましょう。
サービスの機能を書き出す
作りたいアプリが決まったら、自分が欲しい機能を書き出してみましょう。数や実現性は考えず、できるだけ多くの「こうだったらいいのにな」という機能をブレストしましょう。
最低限実装すべき機能の確認
先ほど書き出した機能を精査します。リリース時点では、できるだけシンプルに最低限必要な機能に絞りましょう。というのも必要な機能が多すぎると、リリースまでに膨大な時間が必要になってしまうからです。
初心者にとってアプリ開発そのものがハードルが高いく、機能が多いとさらに開発は難航します。そうなると、かかる負荷が大きくなりアプリのリリースじたいが難しくなります。
リリースを諦めてしまわないように、まずはできるだけシンプルな機能でリリースを目指しましょう。
収益できるか
初めての場合、収益に関する設定は省略してもかまいません。考える余裕があれば下記のようなことを考えてみましょう。
- どのような方法で
- どの程度の収益が見込めるのか
- なぜユーザーがこのサービスに対価を支払ってくれるのか
サービス企画の心構え
完璧よりも作ってリリースすることが大切
はじめてのアプリ開発で、あれもしたい、これもしたいと考えてしまいがちです。またリリースするなら良いものをと、モチベーションが高く取り組みます。
しかしその意気込みが逆に自分自身に大きな負荷を与えてしまいます。スキルレベルを考えても初心者が完璧なアプリを開発することは不可能です。大手のサービスでさえ何度も何度も改修を重ねていることからも、完璧な状態でのリリースがそれほど重要視されないことがわかります。
また完璧を求めると理想が高くなりすぎてしまい、開発が進まなくなってしまいます。まずはリリースをすることを目指すことが大切です。
人からのアドバイスはほどほどに
アプリを作りたい、それをきっかけに独立や起業をしたいというと、ポジティブな意見はあまり聞けないでしょう。そういったマイナスな意見は真に受け過ぎずに、9割聞き流しても良いでしょう。
否定的な言葉を受け止めすぎると、モチベーションが下がり挫折につながってしまいます。しかし大切なのは作ってリリースさせることです。リリースしなければ何も始まりません。
経験してみなければわからないことも多く、得るものもありません。諦めるからどうか考えるのは、その後でも良いでしょう。
ポジティブ思考を忘れない
一人でプログラミング学習やアプリ開発をしていると、孤独や不安など感じることが多々あります。友人の誘いにも応じられないこともあるでしょう。こういった誘いに心が折れそうな時があるでしょうが、それでも自分にとって必要なことの優先順位をつけなければいけません。
失敗やうまくいかないことばかりでも、初心者は最初からうまくいかないのが当たり前です。
そのうまくいかないことをクリアすることでゴールに近づいている、スキルがアップしている(できることが増えた)などポジティブに捉えることが必要です。
この記事の復習
オリジナルアプリ開発におけるサービス企画とは、アプリを開発するために
- コンセプト
- ターゲット
- 開発方法
- 予算
- 売り上げ
- プロモーション方法
- 競合との差異
などを企画するプロセスです。個人でオリジナルのアプリ開発をする時も企業がアプリ開発するときも、サービス企画との違いはほとんどありません。違いがあるとすれば以下の通りです。
- 個人開発か共同開発
- 納期があるかないか
- 予算の規模
サービス企画では、以下のようなことを考え決めていきます。
- なぜ作るのか目的を明確にする
- 誰のためのアプリなのか
- どんなアプリを作るのか
- 市場調査
- サービスの機能を書き出す
- 最低限実装すべき機能の確認
- 収益ポイントを考える
またアプリ開発をする上で、不安や辛いことも多々あるでしょう。途中で挫折してしまわないように、以下のような心構えでアプリ開発に臨みましょう。
- 完璧よりも作ってリリースすることが大切
- 人からのアドバイスを真に受けすぎない
- ポジティブ思考を忘れない