VBAとVBがあるけど、どちらを学べばいいんだろう・・・
VBAとVBの概要や違いを詳しく知りたいな・・・
できれば、違いだけでなくおすすめの学習方法も知りたい・・・
VBAとVBはどちらも覚えると便利な言語ですが、違いがわからずどちらを学べばいいか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。プログラミングに必要な準備や作れるツールが違うため、違いを最初に知っておくことがおすすめです。
こんにちは!フリーランスエンジニア兼テックライターのワキザカです。
この記事では、VBAとVBの違い・おすすめの学習方法について解説します!
また、マクロとVBAの違いやVBAを独学するコツについても書いているので、これからVBAを始めようと思っている方にもおすすめです!
この記事はこんな人のために書きました。
- VBAとVBの違いを知りたい人
- VBAとVBの違いを知った上でプログラミングを始めたい人
「VBA」と「VB」の違い
VBAとVBの違いについていきなり解説する前に、まずはそれぞれの意味について紹介しますね。
Wikipediaでは、それぞれ次のように解説されています。
■VBA
Visual Basic for Applications(ビジュアルベーシック・フォー・アプリケーションズ、VBA)は、マイクロソフト製のMicrosoft Officeシリーズに搭載されているプログラミング言語である。
引用:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/Visual_Basic_for_Applications
■VB
Microsoft Visual Basic (マイクロソフト ヴィジュアル ベーシック)はマイクロソフトが1990年代に開発していたプログラミング言語およびその処理系。通常はVisual BasicまたはVBと呼ぶ。Visual Studioに組み込まれ、さまざまな種類のアプリケーション開発に用いられる。後継となるMicrosoft Visual Basic .NETに関してはそちらの項目を参照。1970年代〜1980年代に開発されていた前身のMicrosoft BASICについてはそちらの項目を参照。
引用:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Visual_Basic
Wikipediaだけだとわかりづらいので、詳しく解説しますね。
プログラミング環境の違い
1つ目の違いは、プログラミングを始めるときの環境の違いです。
VBAはExcelなどのOfficeが入っていればすぐに使えますが、VBは開発環境を用意しないといけません。具体的には、「Visual Studio」という開発ツールをインストールする必要があります。そのため、それなりのPCスペックが必要になります。
2019年4月時点では、「Visual Studio 2019 Community」をインストールすれば無料で使うことができます。ダウンロード方法やVisual Studio Communityについて詳しく知りたい方は、以下がおすすめです!
画面を用意する必要があるか否か
2つ目の違いは、アプリを作るときに画面を必ず作るかどうかの違いです。
VBは入出力用の画面を最初に作る必要がありますが、VBAはExcelを画面として使うことができるので、別途画面を作る必要がありません。最初から画面を作って処理を作ると覚えることが多いですが、VBAならExcelの操作さえ覚えていれば覚えることは少なくなります。
また、VBAはVBをもとにして作られた言語なので、VBAを学んでからの方がVBを覚えることもできます。そのため、これからプログラミングを始める方はVBAがおすすめです。
次に、VBAをこれから学ぼうと思った方向けに、VBAの基礎概念について解説しますね。
マクロとVBAの違いとは?
まず、VBAを学ぶときに勘違いしてしまう人が多い、マクロとVBAの違いについて解説します。
マクロとは、操作を自動化する機能のことで、VBAはマクロを作るためのプログラミング言語です。例えば、「データをコピペするマクロ」の場合は、VBAでは以下のような処理を書いています。
■データをコピペするマクロの中で書いているVBAの例
1. A1セルの値をコピーする処理
2. B2セルに値を貼り付ける処理
これは単純な例ですが、「マクロを作るために1つずつ処理を書いたもの」がVBAなので、覚えておくことがおすすめです!
ちなみに、マクロとVBAの違いについては以下でも詳しく解説しています。さらに詳しく知りたい方は、ぜひ見てみてくださいね!
VBAを独学で学ぶ方法とは?
最後に、VBAを独学で学ぶ方法について解説します。
「VBAは、Excelを覚えていれば覚えることが少なく済む」と解説しましたが、少ないとはいえプログラミング言語であることは変わりません。プログラミングは挫折する人が多いのので、挫折しないための学習方法を知っておくのがおすすめです。
■挫折しないためにおすすめの学習方法
1. 基礎を学ぶ
2. 例題を使って実際に学ぶ
3. 作れるツール & 必要な知識を知る
4. ツールを作るときの考え方を学ぶ
5. VBAの応用力を付ける
それぞれ以下で解説しているので、ぜひ見てみてくださいね!
まとめ
今回は、VBAとVBの違い・おすすめの学習方法を解説しました。
VBAとVBでは、作れるツールや作るための開発環境が違います。VBAから始めて、慣れてきたらVBに挑戦するのがおすすめです。
ぜひ、VBAから始めてみてくださいね!