C言語とC++/C#の関係とは?違いや特徴を比較して覚えよう

この記事では、特徴も交え、C言語・C++・C#の違いを解説します。

C言語は、「C++」や「C#」という言語とよく比較されます。

えっ、全部一緒じゃないの?
どれを学べばいいの?

なんて思った方も多いのではないでしょうか。名前が似ているので、C++とC#との関係を勘違いしてしまうこともよくあります。

しかし、これらの言語にはそれぞれメリットとデメリットがあるので、学習する前に違いや特徴をおさえておきましょう。これから学習を始める方には必ず参考になる内容なのでぜひ一読ください。

また、次の記事ではそもそもC言語とはどんなプログラミング言語なのか、その特徴をできることや将来性も交えわかりやすく解説しているので良ければ参考にしてください。

→ C言語とは?意味や特徴、できることをわかりやすく解説

C言語とC++/C#それぞれの特徴や違いは下の動画も解説しているので、良ければご覧ください。

この記事の要約
  • C言語は組み込み系やソフトウェア開発に使用される
  • C++はスマホ・Webアプリや業務システム開発に使用される
  • C#はゲームやアプリ開発に使用される
目次

C言語、C++、C#とは

C言語とは

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概要

C言語は1972年に開発されたコンパイル型の汎用プログラミング言語です。プログラムを実行させるには、作成したソースコードを「コンパイル」と呼ばれる機械語に変換して実行する形式にする必要があります。

C言語は歴史が古く人気の言語

C言語は歴史のある言語ながら今でも多くのシステムで使われており、人気が衰える気配がありません。C言語はコンピュータを意識したプログラムングを行うため、コンパクトで処理速度が早いことが特徴です

組込系の現場や人工知能、ハードウェアやサーバのプログラム開発などでC言語が使用される機会が多いと言えます。

C言語でできること

C言語でできることは、大きく分けて2つあります。それぞれ「ロボット・組み込み系」「ソフトウェア・OS作成」の2つです。

ロボット・組み込み系というのは、「電子工作」「電子機器」「家電製品」などのことです。C言語ではこれらの機器を制御するソフトウェアを作ることができます。

また、C言語は「Windows」「Mac」「Linux」などのOS(PCを動作させるために必要となる重要なソフトウェア)も作成可能です。

その他、C言語ができることを詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください。

【入門者必見】C言語を学ぶメリットやできることを徹底解説!
更新日:2024年11月18日

C++とは

概要

「C++(シープラスプラス)」は、1983年に「C言語の拡張」として開発されたプログラミング言語です。日本では略して「シープラプラ」、「シープラ」などと呼ばれています。

C言語にオブジェクト指向を追加したものとなっています。

C言語にオブジェクト指向を追加した言語

C++はC言語に「オブジェクト指向※」を追加したもので、より効率よくプログラミングができるように作られています。C言語より開発効率がよくなるように、さまざまな拡張機能が追加されています。

他に注目するべき特徴は、C言語と互換性があることです。C++とC言語は同時に使うことができますので、ソフトウェアの開発で一緒によく使われています。

※オブジェクト指向についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

C++でできること

C++は主にスマホアプリやWebアプリ・業務システムの開発に使用されています。代表的なものでいうとGoogleの「Chrome」やゲーム開発に使われる「Unreal-Engine」などがC++をもとに開発されています。

その他、C++について詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください。

C++プログラミングとは?作れるものやできることも紹介
更新日:2024年11月15日

C#とは

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概要

「C#(しーしゃーぷ)」とはマイクロソフト社が2000年に発表したプログラミング言語です。C#という名前からC言語とC++から派生したプログラミング言語と思われますが、少し違います。

C#は「C++」と「Java」をもとに作られた全く別のプログラミング言語なのです。

C++とJavaをもとに作られた言語

C++とJavaの分かりやすい部分や便利な部分が取り入れられています。C#は、文法や構文はC++とよく似ていますが、C言語やC++と比較してもさまざまな制限や改良が加えられています。

C++はC言語との互換性が保たれていますが、C#はC言語やC++と互換性はありませんので一緒に使うことはできません。

C#でできること

C#はゲーム開発エンジン「Unity」を使用したゲーム開発の場で活用されています。また、さまざまなアプリ開発や業務システムなどにも用いられており、活躍の機会が多い言語といえるでしょう。

C#についてより詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください。

C#とはどんな言語?特徴や使うメリットもわかりやすく解説
更新日:2024年10月31日

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どの言語を学ぶか悩んでいる人は…

ここまでC言語とC++、C#の特徴やできることなどについて解説してきましたが、

結局どの言語を学ぶのがいいんだろう..

と悩んでしまっている人もいるんじゃないでしょうか?それぞれ違いはありますが、かといって優劣があるわけではないのでどれを学ぶべきなのか悩んでしまいますよね。

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C言語とC++、C#の関係とは

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「C」「C++」「C#」の関係は、わかりやすくいうと「兄弟のような関係」です。誕生した順では、「C#(三男)< C++(次男)< C言語(長男)」の関係になります。

C++との関係

C言語にとって、C++は1つ下の弟のような関係です。C言語ではすごく軽快に動作するアプリケーションやプログラムを作ることができますが、たくさんのコードを書く必要があります。

C++はC言語と同じモノを作る場合でも、書くコード量は少なくてすみます。また、オプジェクト指向なので、C言語では現実的に難しいようなモノも作ることができます。

ただ、C++を使うためにはC言語の知識は必須です。プログラミングの考え方やコンピュータのことも深く理解していないと使いこなせないため、難易度はC言語より高いといえます。

C#との関係

C#はC、C++とは全く別のプログラミング言語ですが、C++と似ている部分も多くあります。またJavaのいい部分も取り入れられているので、C言語やC++ほど厳格なプログラミングを行う必要がありません。

C#の方がC++よりもよりコードを書きやすいので、ゲームやアプリケーションを作るのに効率が良いです。C言語やC++より優れている部分も多いのも大きな特徴です。

ただ、C#はC言語やC++とは全くの別物なので親戚のような関係といえます。

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挫折なくプログラミングを学ぶなら

ここまでC言語やC++・C#との関係性を、それぞれの特徴や違いも交えて紹介しました。

ただ、なかには

いざ学び始めてから、途中で挫折しないか心配…

と不安を感じている方もいますよね。

実のところ、C言語やC++・C#などのプログラミング学習途中に挫折する独学者は多くいます。

事実、弊社の調査では

  • 不明点を聞ける環境になかった
  • エラーが解決できなかった
  • モチベーションが続かなかった

などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。

プログラミング学習における挫折率の調査
プログラミング学習者の87.5%が挫折を経験したことがある
不明点やエラーが解決できずプログラミングを挫折した人が多数

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

またこうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では

  • 確実にスキルを身につけられると思ったから
  • 独学では不安がある

などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。

61%の人がプログラミングの勉強を始めるならスクールが良いと回答
確実にスキルを身につけられそうという理由でプログラミングスクールを選ぶ人が多い

調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。

上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。

いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。

仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。

そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。

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料金月分割4.098円~
実績・累計指導実績3万5,000名以上
・受講生の学習完了率98%
・受講生の転職成功率99%
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侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。

前述したとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、初心者が現役エンジニアのようなプロに質問・相談できない状況で、C言語やC++・C#などを習得するのは非常に難易度が高いといえます。

しかし、侍エンジニアでは

  • 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
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といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でC言語やC++・C#の習得を進められるといえます。

また、侍エンジニアでは受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。

最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。

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本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

この記事の監修者

株式会社SAMURAI

中川 大輝

独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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