C言語を学習している方や、C言語をこれから学習していこうとしている方は、
- C言語でどんな仕事ができるのか。
- そもそもC言語に需要はあるのか。
などなど気になることはたくさんありますよね。
プログラミング言語には、それぞれ特徴があるので、できる仕事とそうでない仕事があったりします。なので、無駄なく効率的に習得していくために自分がやりたいことと照らしあわせて学習を進めていくことが大切です。
そこで今回は、C言語でできる仕事にはどんなものがあるのか?や、C言語エンジニア・プログラマの働き方の特徴や年収に関して解説していきます。
C言語を使った仕事に関してイメージが湧くと思いますのでぜひ参考にしてみてください。
- C言語は組み込み・制御系の開発仕事が可能
- ロボットやゲーム開発の仕事もC言語で可能
- 大規模開発がC言語エンジニアの主な仕事内容
そもそもC言語とは
C言語は1972年に開発されたコンパイル型の汎用プログラミング言語です。登場から40年以上経過していますが、現在でも組込系のソフトウェア開発や比較的規模の大きなシステムで使用されており、今後も活躍が期待できる言語です。
C言語の概要や特徴については詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。C言語について一通り理解できる内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
C言語でできる仕事とは?
組み込み・制御系
普段の生活に欠かすことのできない、炊飯器やエアコンなどの機械の中にもプログラムが組み込まれていて、ご飯の炊き具合や部屋の温度の調節を行っています。
このように、家電製品や携帯電話、デジカメなど、機械の中に組み込むプログラムを開発する仕事があります。製品ごとにカスタマイズして組み込まれることが多く、使われるプログラミング言語としてC言語以外にはC++、アセンブラなどが主になります。
ロボット開発系
ロボットは、「教育用ロボット」や「産業用ロボット」などが有名で世界中で活躍しています。
電子部品の組立や運搬を行う産業用ロボットが有名で、医薬品や食品、車などの工業製品を製造する際には欠かせないものとなっています。教育用ロボットには、子供向けのプログラミング学習用ロボットなどもあります。
C言語でプログラミングをして部品を組み立てる仕事になります。
パッケージソフト開発系
ウィルスセキュリティソフトや、Excelといった表計算ソフトなど、パソコンにインストールして使うソフトを開発する仕事になります。店頭でソフトが入った箱を購入し、インストールするところを思い浮かべればわかりやすいと思います。
パッケージソフトだけを専門に開発している会社もあれば、受託開発の仕事を行いながらパッケージを開発する会社もあります。
通信系
ネットワーク機器(ルーター、モデム)やテレビ会議、IP電話を使ったシステム開発など、通信に関連したプログラムを開発する仕事になります。コンピュータ間のデータ送信・受信に関連した部分が主な仕事になります。
言語はC言語の他にはC++やJavaなどが用いられます。組み込み系・制御系とも共通する部分があり、ネットワーク機器に組み込むプログラムを開発する場合には、両者の知識を身につけることができます。
ゲーム開発系
プレイステーションやWiiなどのゲームを思い浮かべればわかりやすいと思います。ファイナルファンタジーやドラゴンクエストなどのメジャーなゲームなどもそうですし、パソコンのゲームも該当します。
最近では、ネット上でできるオンラインゲームなどもありますし、スマホなどで遊べる携帯ゲームの開発もあります。
大きなプログラムではチームを組んで分業で開発することが多いようですが、小さなゲーム会社であれば、1人~少人数でゲームの開発に携われるようです。
言語としては、C言語、C++が主に使われると思いますが、端末の違いによってはSwiftやJavaなども使われます。
ソフトウェア開発系
C言語では、「Windows」「Mac」「Linux」などのPCで普段使っているようなソフトウェアを作ることができます。ソフトウェアとは、身近なところでいうと、普段使っている「メモ帳」、「Chrome」「Safari」などのブラウザがあります。
少し難しいところだと「MySQL」「PostgreSQL」のようなデータベース管理システム「Nginx」「Apache」などのWEBサーバーがあります。
PCやネットワーク技術を支えている主なソフトウェアはC言語で作られているので、そういったソフトウェア開発の仕事があります。
C言語エンジニアの働き方は?
C言語エンジニア・プログラマの主な働き方としては、企業に常駐しながら大規模なシステム開発を担っていくというのが主な働き方になるかと思います。
そして、C言語は汎用性の高い言語なので、上でも説明したように、なんでも作れるといって過言ではありません。WEBアプリ、スマホアプリ、システム、ロボット、家電、電子機器などあげるとキリがありません。
なので、C言語はどの分野の仕事にも生かすことができ、その分野に特化した技術なども習得しやすくなるので、仕事の幅はとても広いといえます。
また、C言語は主要な産業の機器に組み込まれていることが多く、日本の産業が大きく衰退しない限り需要がなくなることは無いと言ってもよいでしょう。
C言語の年収は?
気になるC言語の年収はいかほどでしょうか?
みんなのスタンバイによると、C言語は数あるプログラミング言語の中でも比較的高く、平均年収は538万円となっています。
前述したとおり今後もC言語の需要がなくなることは考えにくく、C言語を扱えるエンジニアも不足していることから年収が上がる可能性も高いです。
C言語の仕事市場は?
求人の数は?
ベンチャー企業に人気の求人媒体であるWantedlyで検索した所、2173件のC言語関連の求人等が検索できました。C言語は登場からかなりの年月が経過していますが、今でもたくさんの求人募集があることがわかりますね!
案件例
C言語を用いた働き方にどのようなものがあるのかも幾つか見てみましょう。
レバテック フリーランス
引用元:レバテックフリーランス https://freelance.levtech.jp/
こちらも月収90万円までの契約が可能ということで高額です。
Wantedly
もちろん正社員契約もあります。C言語が活用される仕事は幅広くあるので、多様な働き方ができそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?C言語でできる仕事にどんなものがあるのかや、働き方の特徴などをご紹介してきました。
C言語は、習得が難しい分、仕事の幅は広かったりするので、学ぶ価値があるプログラミング言語と言えます。今回の内容を、C言語学習やキャリアプランの参考にしていただければ幸いです。