ホームページ作成に必要なプログラミング言語!おすすめ学習法も解説

この記事では、ホームページが作成できるプログラミング言語を紹介します。

ホームページはどのプログラミング言語で作れるの?
どんなホームページが作れるのかイメージが湧かない…

国内におけるIT人材不足の深刻化を背景に、ITエンジニアWebデザイナーといったITスキルがある人材の需要は増し、他の職種に比べ高い報酬を設けるケースが増えてきました。

そんななか、転職や副業での収入獲得に活かすため、ホームページの制作スキルを養おうと考えている人は多いですよね。

ただ、ホームページ制作にどんなプログラミング言語が必要なのか、わからない人もいるはず。

そこで、この記事では、ホームページ作成におすすめのプログラミング言語を、特徴や勉強法も交えて解説します。ホームページの作成手順やプログラミング言語以外に必要なスキルも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • シンプルなホームページ作成にはHTML/CSS,JavaScriptがおすすめ
  • ホームページをアレンジするならPHPやRubyがおすすめ
  • 作成するホームページにこだわるならWebデザインスキルも重要
目次

シンプルなホームページが作成できるプログラミング言語

シンプルなホームページが作成できるプログラミング言語

シンプルなホームページは、3種類のプログラミング言語で作成が可能です。ここでは、作成例やソースコードも交え、言語それぞれの特徴を解説します。

HTML

HTML(HyperText Markup Language)はホームページを作る上でなくてはならない基本の言語です。マークアップ言語と呼ばれ、テキストなどを意味づけるために使用されます。

例えば、ホームページ内の見出しや段落などを記述して、ユーザーに見えやすい形に整えます。他にもリンク機能などを利用すれば他のWebページにユーザーを移動させることも可能です。

HTMLを利用することで、各文章がホームページ上でどのような役割を担うかを決め、ユーザーが見やすく操作しやすいページを作れるのです。

HTMLを用いた作成例

HTMLを使用すると次のようなシンプルなホームページが作成できます。

HTMLを用いた作成例

見出しや段落などがすっきりし、ユーザーにとって見やすいホームページが作成可能です。

HTMLを用いたホームページの作成方法を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

HTMLでホームページを作成する6STEP!60分でできる簡単な作り方

HTMLのソースコード例

HTMLはタグと呼ばれるものを用いて記述していきます。例えば、次の画面を作る場合はそれぞれを<>を使ったタグを用いて記載します。

作成画面の例

作成画面の例

ソースコード

<h1>HTMLの設定方法</h1>
<h2><>で囲って記載する</h2>
<p>見出しの場合は、<>の中に<strong>hと数字</strong>を記載する。</p>
<h3>さらに小さい見出しをつける</h3>
<p>さらに小見出しを作りたい場合は、hの後に<strong>先ほどよりも小さな数字</strong>を入れる</p>

この<>で括るタグは全部で100種類以上もあり、上手に活用することでユーザーにとってより見えやすいホームページを作成可能です。

HTMLの作成には基本的に特別なソフトなどは必要ありません。コンピューターにあらかじめ内蔵されているテキストエディタでも作成が可能です。

マークアップを施したテキストエディタのファイルを.html形式で保存すれば、誰でも気軽に作成できます。

また、各ホームページに設定されているHTMLのプログラムソースは誰でも見られます。ホームページを右クリックして、「ページのソースを表示」から見られるので参考コードを探している人は試してみてください。

CSS

ホームページの作成にはCSSも利用されます。CSSは「Cascading Style Sheets」と呼ばれ、ホームページを装飾するための言語です。

見出しの背景や文字色を変更したり、サイズや表示場所を移動させたりなどしてより魅力的なデザインに仕上げていきます。

HTMLと組み合わせて利用され、全てのホームページの見た目に関わる部分はHTMLとこのCSSで作られています。

CSSを用いた制作例

CSSを活用することで、ホームページにより魅力的なデザインを施すことが可能です。例えば、侍エンジニアのLPのデザイン回りは基本的にHTMLとCSSを組み合わせて作成されています。

画像の配置場所や色、文字サイズや下線などあらゆるデザインをCSSで作成しています。

CSSのソースコード例

CSSはHTMLとセットでコーディングしていくことが一般的です。ここでは、h2見出しに対してCSSでスタイルをあてていきましょう。CSSはセレクタ・プロパティ・値の3つで構成されており、それらをセレクタ{プロパティ:値}の形で記述します。

ソースコード例

【HTML】
<h2>見出しデザイン</h2>

【CSS】
h2 {
position: relative;
padding: 1rem 2rem calc(1rem + 10px);
background: #fff100;
}

h2:before {
position: absolute;
top: -7px;
left: -7px;
width: 100%;
height: 100%;
content: '';
border: 4px solid #000;
}

上記のように記述をすることで、下のように見出しに色やデザインを施せます。

実行結果

実行結果

CSSはHTML内に直接書き込むことも可能ですが、記述が多くなる場合は別でスタイルシートと呼ばれるファイルを作成して連携させることもあります。

CSSを駆使すれば複雑かつスタイリッシュなレイアウトも実現できるので、テンプレートなどを活用して表現の幅を広げてみてください。

CSSのテンプレートは様々なサイトで公開されているので、探してみましょう。

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JavaScript

JavaScriptはホームページにアニメーションや動きをつけるために用いられるプログラミング言語です。利用することで背景色を変更したり、画像をスライドさせたりなどの動的なホームページを作成できます。

その他にも入力フォームなどに抜け漏れがないかなどの簡易的なチェック機能を持たせたり、特定のページのポップアップを出したりと様々な設定が行えます。

JavaScriptを用いた制作例

JavaScriptを用いた例としては、次のようなチャット機能があげられます。

QOX
出典:QOX

こちらは個人のデザイナーさんが作成したものですが、JavaScriptを利用すればサイト内にチャット機能をつけるなど様々な機能が追加可能です。

他にもホームページからユーザーが離脱しそうになっている際にポップアップを表示するなど、ユーザー離脱を防ぐための利用方法もあります。

JavaScriptのソースコード例

JavaScriptを使ったソースコード例として、必須の入力フォームに何も記載がなかった場合にエラーを返す処理を作成してみましょう。

次のソースコードのうち、赤色の部分がJavaScriptの記述なので参考にしてください。

<html>
<head>
---- 省略 ----
<!-- ↓JavaScriptの処理を追加 -->
<script type="text/javascript">
function check(){
if (mail_form.mail.value == ""){
//条件に一致する場合(メールアドレスが空の場合)
alert("メールアドレスを入力してください"); //エラーメッセージを出力
return false; //送信ボタン本来の動作をキャンセルします
}else{
//条件に一致しない場合(メールアドレスが入力されている場合)
return true; //送信ボタン本来の動作を実行します
}
}
</script>
</head>
<body>
<form action="xxx.html" method="get" name="mail_form">
メールアドレス:<input type="text" name="mail">
<!-- ↓onClickイベントを追加 -->
<input type="submit" value="送信" onclick="return check()">
</form>
</body>
</html>

上記のようにJavaScriptはHTML内に記載が可能ですが、記述量が多い場合は別ファイルを作成するケースもあります。

また、ホームページ上で使用される様々なJavaScriptのソースコードを集めたjQueryというライブラリも存在します。あらかじめ必要な機能が用意されています。ライブラリを利用することで効率的にJavaScriptの開発を進められます。

上記のようにJavaScriptはHTML内に記載が可能ですが、記述量が多い場合は別ファイルを作成するケースもあります。

また、ホームページ上で使用される様々なJavaScriptのソースコードを集めたjQueryというライブラリも存在します。あらかじめ必要な機能が用意されています。ライブラリを利用することで効率的にJavaScriptの開発を進められます。

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魅力的なホームページ作成におすすめのプログラミング言語

魅力的なホームページ作成におすすめのプログラミング言語

より魅力的なホームページの作成には、サーバーサイド言語やデータベースに関わる言語が必要です。ここからは、魅力的なホームページ作成におすすめのプログラミング言語を、4つ紹介します。

サーバーサイド言語・データベース言語とは?

サーバーサイド言語とは、ユーザーの目に見えない部分の処理を行うプログラミング言語です。ユーザー登録を例に見ると、ユーザー登録画面などユーザーの目に見えるデザインなどをフロントサイドと呼びます。

一方で、ユーザーが記入した登録情報の書き込み処理など目に見えない部分に使用されるのがサーバーサイド言語です。

また、ユーザーが入力した情報はサーバーサイド言語によってデータベースに保存されます。このデータベースで使用される言語のことをデータベース言語と呼びます。

ホームページの作成においては、ユーザーの登録機能などサーバーとのやり取りが発生するような機能をつけない場合はこれらのスキルは不要です。

サーバーサイド言語やデータベース言語

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PHP

PHPは多くのホームページ作成に利用されているサーバーサイド言語です。多くのSNSやECサイトなどはこのPHPを利用して制作されています。

また、ブログなどで広く利用されているCMS「WordPress」は、このPHPを利用することでより自由にカスタマイズ可能です。

世界的に有名なWeb技術の市場調査結果を掲載している「W3Techs」によると、世界中の全Webサイトのうち75.9%でこのPHPが利用されていることがわかっています。

PHPを用いた制作例

PHPを用いた制作例として有名なのはグルメサイトのぐるなびです。

ぐるなび
出典:ぐるなび

ぐるなびには飲食店の検索機能をはじめ、予約やポイント利用など様々なコンテンツが利用できます。PHPを使うことで、このような複雑な処理の実装も可能になるのです。

PHPのソースコード例

PHPの特徴として、<?php ?>で囲うというルールがあります。例えば「こんにちは」と出力するプログラムは次の用に記載します。

<?php<br>echo “こんにちは”;<br>?>

このようにPHPを利用してデータの表示やサーバーとのデータのやり取りを行います。

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Ruby

Rubyは、シンプルな記述が魅力のプログラミング言語です。記述自体はシンプルであるものの、サーバーとのやり取りを設定して複雑なホームページが作れます。

初心者でも比較的簡単にコード記述ができるので、多くのホームページ作成にも利用されており人気も高いです。

日本人がPerlと呼ばれるプログラミング言語を元に開発した言語で、6月の誕生石であるPerl(パール)の次の世代として、7月の誕生石であるRuby(ルビー)の名前がつけられています。

日本で開発された言語ということもあり、日本語のドキュメントも多く、学習しやすいのも嬉しいポイントです。

Rubyを用いた制作例

Rubyを用いた制作物の例としてあげられるのはクックパッドです。クックパッドは日本最大の料理レシピサイトで、ユーザーが自由に自分のレシピを投稿できます。

ユーザー情報の入力やレシピ検索など複雑な機能もRubyを利用することで実現できるのです。

また、過去にはX(旧:Twitter)もRubyによって作られており、世界を代表するアプリにも利用されています。

Rubyのソースコード例

先述のとおり、Rubyはソースコードが非常に単純です。例えば、画面上にこんにちはと出力するプログラムを作成する場合は、次のように記述します。

puts "こんにちは"

見てわかる通り、非常に単純にプログラミングができるので初心者の方にもおすすめの言語です。

Java

Javaはサーバーサイドの中でもコンパイラ言語に分類される言語です。処理速度が速いため、大規模かつ複雑なホームページが作れます。

プログラミング言語は人間に理解できる形で記載されていますが、実際に実行する場合は機械語に変換されます。

コンパイラ言語はこの機械語への変換をプログラム全体で一気に行うため、実行時の処理速度が速いことが特徴です。そのため速い処理速度が求められる大規模サイトに対応できるメリットがあります。

一方で、PHPなどの一行ずつ機械語に変換する言語はインプリンタ言語またはスクリプト言語と呼ばれています。

java

Javaは個人のホームページ作成ではあまり利用されませんが、企業の営業システムなど多くのユーザーに利用されるサイトの構築で採用されています。

Javaを用いた制作例

Javaを用いた制作物としてあげられるのは、現在のX(旧Twitter)です。

X
出典:X

Xは当初、Rubyによって制作されたアプリです。しかし、Rubyがインプリンタ言語であることから、利用者が多くなるにつれてシステムがダウンするケースも目立つようになりました。

そのため、処理速度が速く大規模開発に向いているJavaが採用されることとなったのです。このようにJavaは大規模サイトや複雑な構造をしたアプリの開発に利用されています。

Javaのソースコード例

JavaのソースコードはPHPやRubyなどのインプリンタ言語と比較すると複雑です。例えば、画面上に「こんにちは」と出力するためには次のように記述します。

import java.util.*;

public class Main {
public static void main(String[] args) throws Exception {

System.out.println("こんにちは");

}
}

先ほど紹介したRubyと比較すると複雑な記述が必要です。しかし、その分、処理速度が速いので作成するホームページの規模によっては採用すべき言語でもあります。

Python

Pythonはホームページをはじめ、人工知能など様々なサービスの作成ができる汎用性の高いプログラミング言語です。シンプルな構文にも関わらず、複雑かつ大規模なホームページが作れます。

また、Djangoのようなフレームワークが充実している点も魅力です。フレームワークとはホームページなどのWeb制作に必要なパーツがあらかじめ揃えられた機能群を指します。

フレームワークにはユーザー登録などの様々なホームページで使用される機能が最初から組み込まれているので、利用することで開発効率を飛躍的に高められます。

Pythonを用いた制作例

Pythonで作成された制作例としてあげられるのはYouTubeです。

YouTube
出典:YouTube

インプリンタ言語であるものの、多くの人から利用されるWebアプリの開発に採用されています。Pythonを利用すれば多くのユーザーが同時に接続し、動画や写真をあげるようなサイトも作成可能です。

Pythonのソースコード例

Pythonは一般的なプログラミング言語よりも記述が簡単な点が魅力です。画面に「こんにちは」と出力するためには、次のように記述します。

print("こんにちは")

先ほど紹介したJavaと比較すると、いかに記述がシンプルかがわかるでしょう。記述が簡単なので、はじめてホームページを作成する人にもおすすめです。

SQL

SQLはデータベース内で使用されます。厳密に言えばプログラミング言語ではありませんが、ユーザー登録機能や商品検索機能などデータベースを設置してデータのやり取りを行うホームページの作成には必要な言語です。

データベースとはシステムによって入力されたデータを保存しておく箱と認識しておきましょう。

商品検索機能で椅子を検索した際を例にデータベースの仕組みを説明すると、次のようなデータの流れになります。

SQL
  • 1.ユーザーががスマホやパソコンの画面から検索フォームに椅子と入力して検索をかける
  • 2.フロントサイド言語が情報をサーバーサイドに引き渡す
  • 3.サーバーサイドは画面からの指示に沿ってデータベースで情報を探す
  • 4.データベース内に保存されている椅子の情報を引き出す
  • 5.引き出された椅子の情報を画面に返して表示する

SQLは上記の流れのうち、データベース内で商品を検索する際に利用される言語です。

SQLを用いた制作例

SQLはデータ処理が行われるあらゆるホームページやWebサイトで利用されます。とくにイメージしやすいのはAmazonのようなECサイトです。

Amazon
出典:Amazon

Amazonでは検索画面に商品名を入力すると、該当する商品情報を調べることが可能です。この検索結果に出てくる商品は全てデータベースに保存されています。

データベースが設置されていることで、大量のデータを管理できるホームページを作成できるのです。

SQLのソースコード例

SQLは基本的に次の4つの構文が利用されます。

構文説明
selectデータベースからデータを選択する
insertデータベースに新しいデータを入れ込む
updateデータベースにある既存データを更新する
deleteデータベースにある特定のデータを削除する

例えばselect文であれば、次のように記載して取り出したい要素名と対象のテーブル名を指定します。

select(要素名)  from( テーブル名)

テーブルとはデータベース内に設置されている同じデータをまとめておく入れ物です。画面から送られてくるデータは種類に合わせて、データベース内の各テーブルに振り分けられて格納されます。

SQLは画面上から送られてくる指示に合わせて、データベース内のテーブルにあるデータを選択・保管・更新・削除を行う役目を持ちます。

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ホームページが作成できるプログラミング言語の勉強法

ホームページが作成できるプログラミング言語の勉強法

ここからはホームページが作成できるプログラミング言語の勉強法を、3つにまとめて解説します。

上記を含めホームページ作成の勉強法をより詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。

ホームページの作り方を勉強するおすすめの方法!学習手順も紹介

学習サイトを活用する

学習サイトでは、動画教材などをもとにホームページに必要なプログラミング言語を学習できます。中には無料で学習できるサイトもあるため費用をかけずに、プログラミング言語の基礎的な知識を身につけられます。

具体的には次の学習サイトはホームページに必要なHTML/CSSといった基本的な言語に加えて、PHPなどのサーバーサイド言語の教材も揃っているのでおすすめです。

サイト名説明
侍テラコヤ侍エンジニア塾が提供する料金無料の学習サイト。必要に応じてオンラインレッスンが受けられ、疑問点は回答率100%の掲示板で質問できる。
Progate様々なプログラミング言語をスライド中心で学習できる。HTMLやCSS以外に、サーバーサイド言語の学習も可能。アプリ版も用意されており、移動時間などにも学習を進められる。
ドットインストールプログラミング学習に関する8,220本もの動画レッスンが受けられる学習サイト。レッスン動画はすべて3分以内と短いため、隙間時間に気軽に学習可能。

上記のような学習サイトを利用すれば、隙間時間などを利用して効率的にホームページの作成方法を学べます。

ただし、侍テラコヤ以外のサイトでは疑問点を解消できる掲示板などは基本的に用意されていません。わからないところは自分自身で調べなければならないため、学習の継続には根気が必要になるでしょう。

なお、次の記事では学習サイトを用いたホームページ作成の練習方法を詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

ホームページ制作練習におすすめのサイトと練習手順を解説

書籍で勉強する

ホームページを作るためのプログラミングは、書籍でも学習できます。書籍は持ち運びが便利なので移動中や隙間時間にも勉強を進めやすく、効率的に学習できる点がメリットです。

初心者向けから上級者向けまで幅広い内容が揃っているので、自分のレベル感に合ったものを選択できます。

とくに次の本は初心者でも取り組みやすく、練習問題などもあるため、はじめてのプログラミング学習にもおすすめです。

書籍名内容
作りながら学ぶ HTML/CSSデザインの教科書HTMLやCSSのコードひとつひとつをなぜ学ぶ必要があるのかまで説明しているため、着実に理解しながら学習できる。実際に作業しながら学べる内容になっているので、勉強しながら目に見える成果物を作成可能。
最初に「読む」PHPPHPという言語について図解などを用いてかなり噛み砕いた内容で書かれている。サンプル問題も豊富なので、一冊で簡単なWebサイトを作ることも目指せる。
スラスラわかるJavaScriptJavaScriptに関する知識が全くない人向けに書かれた一冊。漫画やイラストなどを用いて、最低限の内容を学べるので挫折せずに学習を完遂しやすい。

上記の書籍ははじめてのホームページ作成向けの内容となっており、初心者の人にはとくにおすすめです。

ただし、学習サイト同様に疑問点を解消しにくい点には注意が必要です。わからないところは自分で調べたり、QAサイトで質問したりして解消するなど、自走力が求められます。

初心者からのホームページ作成におすすめの書籍は次の記事でも詳しく解説してるので、よければ参考にしてください。

【保存版】初心者におすすめ!ホームページの作り方がわかる本15選

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プログラミングスクールに通う

ホームページ作成に必要なプログラミング言語を学ぶ際は、プログラミングスクールに通うのもおすすめです。プログラミングスクールでは、現役でホームページ作成に関わる専門のエンジニアから直接プログラミングを教えてもらえます。

学習を進めていくなかで出てきた不明点などは、現役のプロにすぐ質問できるので挫折なく学習を進められます。

スクールの中には講師と共に本格的なホームページを作成したり、実在する企業からの依頼に挑戦したりする経験を積めたりするケースもあるため、開発現場さながらの経験を積むことも可能です。

また、転職支援に力を入れているケースもあり、業界の裏側なども教えてもらえるので内部事情を理解したうえで転職活動を行えます。ホームページ作成が学べるおすすめスクールを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

ホームページ作成が学べるスクール・講座おすすめ6選

プログラミング言語を用いたホームページの作成手順

プログラミング言語を用いたホームページの作成手順は、次のステップで行います。

STEP
HTMLを記述

HTMLを記述してホームページの大枠を作成する。

STEP
CSSを記述

作成したHTMLにCSSを追加してデザインを施していく。

STEP
JavaScriptを記述

JavaScriptを用いてホームページにアニメーションや簡易的なチェックなどを加える。

STEP
ドメインを取得

ホームページの住所となるドメインを取得する。

STEP
サーバーをレンタル

作成したホームページを設置するサーバーをレンタルする。

STEP
ドメインを登録

取得したドメインをサーバーに登録する。サーバーに登録することでホームページにアクセスできるようになる。

STEP
ファイルをアップロードして完了

作成したHTMLやCSSなどのファイルをサーバーにアップロードする。
アップロードが完了した後に取得したドメインにアクセスすると、ブラウザ上に作成したホームページが表示される。

より複雑なホームページを作成する場合は、上記に加え、PHPといったサーバーサイド言語を用いたプログラミングも必要です。

ドメインとは?

ドメインとはインターネット上の住所とイメージするとわかりやすいです。ホームページがどこにあるかを表すために「〇〇.com」や「〇〇.jp」と表記されます。

企業のホームページを家、ドメインを住所と捉えると全体像が把握しやすいです。ホームページを実際にWeb上に公開するためには、住所となるドメインの取得が必須です。

ホームページといったWebサイトの作り方をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

Webサイトの作り方は3パターン!制作手順をわかりやすく解説

ホームページ作成に便利なプログラミング言語以外のスキル

ホームページ作成に便利なプログラミング言語以外のスキル

実のところ、ホームページ作成に必要なのはプログラミング言語を扱うスキルだけではありません。

そこで、ここからはプログラミング言語以外でホームページ作成にあると便利なスキルを、3つにまとめて解説します。

Webマーケティング知識

ホームページ作成の際には、Webマーケティングに関する知識があると便利です。Webマーケティングの知識があれば、作成したホームページにユーザーを効率的に呼び込めます。

ホームページに多くのユーザーを呼び込みたい場合は、Webマーケティングの知識の中でもとくにSEOのスキルを身につけるのがおすすめです。

SEOとは検索エンジン最適化ともよばれ、ホームページのコンテンツを検索エンジンから見つけやすくしたり、ユーザーにとって有益なコンテンツを発信したりして検索結果に表示させやすくするスキルです。

スキルを上手に活かせれば、様々なキーワードの検索結果に自分のホームページを掲載させ、より多くのユーザーを取り込めます。また、SEOに合わせてWeb広告などの知識もあれば、広告を上手に活用してさらにホームページの知名度を高められます。

作ったホームページを活かしきるためにも、Webマーケティングのスキルを身につけてみましょう。

デザイン知識

色彩などのデザインに関する知識を身につけるのもおすすめです。デザインスキルがあれば、ユーザーを引き付けたり利用しやすかったりするホームページを作成できます。

また、クライアントから直接仕事を受ける場合は、デザインに関してはざっくりとした指示しか得られないケースも多いです。

自分自身でクライアント企業のブランドやイメージに合うデザインを考えなければならないので、スキルを身につけておけば様々なデザインを提案でき、仕事の幅も広がります。

解析・分析に関する知識

ホームページの解析や分析に関する知識をつけるのもおすすめです。とくに次に紹介する2つのツールに関する知識は、ホームページの改善やユーザー動向を知るのに大きく役立ちます。

  • Googleアナリティクス
  • サーチコンソール

上記のツールでは、サイト全体のユーザー訪問数や各ページごとの検索順位などを解析できます。上手に活用すればホームページからの売上やお問い合わせ数の解析なども行えるので、本格的なホームページ運用には必須ツールです。

せっかくホームページを作成するのであれば、これらのツールを使いこなし実際のビジネスに活かしましょう。

まとめ

ホームページを作成するには、HTMLやCSSをはじめ様々なプログラミング言語の習得が必要です。サーバーサイド言語などは難易度が高く、独学が難しいケースもあります。

学習サイトや書籍だけでなく、プログラミングスクールなども受講してプロの手も借りながら、納得のいくホームページを作成してみてください。

また、プログラミング知識だけでなく、マーケティングやデザインの知識などもあると作成したホームページをビジネスに本格的に活かすこともできます。

本記事の内容を参考にして、ぜひあなただけの素敵なホームページを作成してみましょう。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

参考:SAMURAIが「DX認定取得事業者」に選定されました

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

【プロフィール】
Webライター5年目。中学校の教員としてICT教育を担当した後、SES企業にてSQLを用いた運用・保守に従事。業界経験を積んだ後、システム開発に関わりたいと大手SIerに転職。基本設計からテストまでと一連の開発を担当する傍ら、Webライターとしての活動を開始。2024年から侍エンジニアブログの記事作成を担当。初心者の方でもわかりやすい解説を心がけています。
【専門分野】
IT/Web開発、データベース運用・保守

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