この記事では、スマホアプリ開発の勉強方法を解説します。
アプリの開発方法はどう勉強すればいいんだろう?
どんなアプリなら自作できるのかな…
IT企業への転職や副業での収入獲得に向け、アプリの開発スキルを習得したい人は多いですよね。
一見難しそうに感じられるアプリ開発ですが、基礎・基本をおさえれば初心者でも開発することは可能です。とはいえ、Webアプリやスマホアプリなど、アプリはいくつかの種類に分かれており、それぞれ開発の方法や難易度が異なります。
そこでこの記事では学習方法も交え、アプリ開発の勉強手順を解説します。自力で作れるアプリの種類や効率よく開発するポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- Webアプリ・スマホアプリ・ハイブリッドアプリは自力で開発可能
- アプリを勉強する際は作りたいものから逆算するのがおすすめ
- 本格的なアプリを作りたい場合はプログラミングスクールでの勉強が最適
なお、収入UPや将来性を見据え、IT企業に転職したいと考えている人は、ぜひ「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポート。20〜50代と年齢に関わらず、希望企業への内定を見据え、スキル習得から就業活動の進め方まで一貫して学べます。
未経験からIT企業に転職したい人は、ぜひ一度お試しください。
\ 給付金で受講料が最大80%OFF /
自力で開発可能なアプリの種類
はじめに自力で開発可能なアプリの種類を、3つにまとめて解説します。
Webアプリ
Webアプリとは、インターネット上で動作するアプリケーションで、ブラウザを通じて利用します。Google ChromeやFirefoxといったブラウザで動作するため、ユーザーは専用のアプリをダウンロードする必要がなく、アクセス性が高いのが特徴です。
具体例としては次のようなアプリがあげられます。
Webアプリ開発ではフロントエンドとサーバーサイドの役割を理解し、それぞれで必要となるスキルを身に付ける必要があります。
フロントエンドとは画面のデザインやユーザーが触れる部分を指し、Webデザインを作成することです。一方で、サーバーサイドとはサーバー側で動作するプログラムを指し、画面やデータベースとやり取りを行うシステムを構築することを意味します。
Webアプリを解説する際には、Webアプリの見た目を整えるフロントエンドと、実際に処理を行うサーバーサイド両方のスキルを勉強しましょう。
Webアプリ開発についてより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
スマホアプリ
スマホアプリは、スマートフォンやタブレットにインストールして利用するアプリケーションで、インストール後はホーム画面から簡単に起動できます。
代表的なものとしては、次のものがあげられます。
- SNSアプリ
- メッセージアプリ
- メモアプリ
- ゲームアプリ
スマホアプリの開発に必要なスキルは、Webアプリと大きな違いはありません。しかし、対象となるOSにあわせて適切なプログラミング言語とツールの使用が必要です。
Androidアプリの場合、以前はJavaが主流でしたが現在はより書きやすいKotlinが一般的です。Googleが開発したAndroid studioを利用すれば、パソコンのOSに関わらず利用可能です。
一方、iOSアプリの開発ではSwiftという独自言語とAppleが提供する開発ツールXcodeを用います。パソコンはMacのみでの開発となり、Windowsでは対応できない点に注意が必要です。
スマホアプリを開発する際は、どちらのOSに対応したアプリを開発したいのかを決めて適切な開発環境を整えましょう。
スマホアプリ開発に必要なものや作り方を詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学で開発スキルを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。
\ 給付金で受講料が最大80%OFF /
ハイブリッドアプリ
ハイブリッドアプリとは、Webアプリとスマホアプリの特性を組み合わせたアプリケーションです。パソコンだけでなく、iOSとAndroidの両方で動作する特徴をもっています。
それぞれ別々に開発する必要がなく、開発コストを抑えられるため近年注目されているアプリの一つです。代表例には、次のようなアプリ版とWeb版の両方がリリースされているサービスがあげられます。
- Amazon
- Gmail
- ZOOM
- クラウドワークス
初心者がハイブリッドアプリを開発する場合は、次のようなハイブリットアプリ開発向けの言語と開発環境の操作を覚えることがおすすめです。
開発環境例 | 開発言語例 |
Flutter | Dart |
React Native | JavaScript |
Flutterで利用されるDartはJavaScriptを元にして作成された言語でもあるため、Webアプリ開発などの経験がある人は覚えやすいでしょう。
イメージしやすいようWebアプリやスマホアプリの開発例を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
アプリ開発の勉強手順【4ステップ】
ここからはアプリ開発の勉強手順を、4つのステップにまとめて解説します。
- ステップ1.アプリの要件を決める
- ステップ2.開発に必要なスキルを学ぶ
- ステップ3.サンプルをもとにコーディングする
- ステップ4.オリジナルアプリの開発に挑戦する
なお、初心者からアプリ開発する手順をより詳しく知りたい人は、下の記事も参考にしてください。
ステップ1.アプリの要件を決める
はじめにアプリの要件を決めましょう。要件とは、アプリで実現したい機能やどのような種類のアプリを作成するかなどを明確にすることです。
前述した開発可能なアプリの種類ごとに必要なスキルや使用するツールは異なります。明確な要件を決めることで学ぶべきプログラミング言語やフレームワークが自然と絞り込まれ、学習効率が向上します。
なお、初心者には比較的開発のハードルが低いWebアプリがおすすめです。HTMLやCSS、JavaScriptなどの基礎的なスキルを学べば、初心者でも小規模なアプリの作成が可能です。
作成したアプリの種類を決めたらどんな目的でアプリを作るのか、どんな機能を持たせたいのかを具体的に書き出してみましょう。
例えば「メモアプリ」なら、使いやすさやデータの保存方法の大枠を決定します。作成したい機能が定まればどのように実現するかを考えながら学習を進められるので、効率よく開発を進められます。
どんなアプリを作ればいいのか、イメージが湧かない人は次の記事を参考にしてください。
アプリ開発に必要なものや作る流れを詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
ステップ2.開発に必要なスキルを学ぶ
アプリの要件を決めた後は、開発に必要なスキルを学びましょう。次のように開発するアプリの種類ごとで必要なスキルを逆算してリストアップしましょう。
アプリの種類 | 必要スキルの例 |
Webアプリ | HTML, CSS, JavaScript, PHPなど |
スマホアプリ | Swift, Kotlin,Dart |
ハイブリッドアプリ | HTML, CSS, JavaScript, Flutter |
必要なスキルを洗い出せると、自分が何を学ぶべきなのかが明確になり、学習計画も立てやすくなります。
アプリ開発におすすめのプログラミング言語を詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
ステップ3.サンプルをもとにコーディングする
学ぶスキルを決定したら、実際に手を動かしてコーディングをしてみましょう。学習サイトや参考書には、初心者向けのサンプルコードが用意されている場合が多いため、書いたプログラムが動く様子を実感しながら学習を進められます。
とくに簡単なToDoリストなどサンプルアプリが作れる教材は、コードの構造や基本的な動作を理解するのに非常に効果的なためおすすめです。
また、サンプルアプリをコーディングする際は「なぜこのコードが必要なのか」を意識し、必要であれば関連する技術や概念を調べることで理解を深められます。単なる模倣にとどまらず、アプリを少しずつ自分のアイデアでカスタマイズするとより自信と応用力が身につきます。
さらに最初の一歩として、公式ドキュメントやGitHubにあるオープンソースのプロジェクトを参考にするのも良いでしょう。実際のアプリを体験的に作り上げることで、次のステップに進むための確かな土台が築けます。
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据えたスマホアプリ開発に向けどの言語が自分にあうのか、どう学習を進めればいいのかなどがあいまいな人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
かかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、あなたにあう言語や学習プランを診断してもらえます。
効率よくスキル習得したい人は、ぜひ一度お試しください。
\ 4つの質問に答えるだけ /
ステップ4.オリジナルアプリの開発に挑戦する
サンプルコードやアプリの作成で基礎を身に付けたあとは、オリジナルアプリの開発に挑戦します。ここまでのステップで得た知識とスキルを活用して、自分だけのアイデアを形にしていきましょう。
ただし、初めから多機能なアプリを目指すのではなく、シンプルなものから始めるのがおすすめです。例えば、タイマーやカレンダーなど基本機能を持つアプリであれば、初心者でも完成させやすいです。
必要なコードなどがネットで簡単に調べられるので、万が一エラーが発生しても解決しやすいメリットがあります。
こだわりすぎてしまうと完成までに時間がかかり挫折してしまうこともあるため、「まず動くものを作る」という意識を持つことが大切です。最低限の機能が完成したら、少しずつ機能を追加してカスタマイズしながら実用的なアプリに近づけていきましょう。
なお、個人でアプリ開発する方法を詳しく知りたい人は、下の記事も参考にしてください。
アプリ開発のおすすめ学習方法3選
ここからはアプリ開発におすすめの学習方法を、3つにまとめて解説します。
本・書籍で勉強する
アプリ開発を学ぶ方法として、本や書籍を活用するのは非常に効果的です。本は体系的に学べるため、初心者が基礎をしっかり固めるのに適しています。
また、サンプルアプリを作成する課題や、プログラミングの実践に役立つ例が含まれているものも多く、実際に手を動かしながら学べる点も魅力です。主に次のような書籍は初心者でも簡単なアプリが作成できる内容となっているので、はじめてプログラミングをする人にもおすすめです。
Rubyを使用した初心者向けのWeb開発入門書。簡単なコード記述ができる前提の内容だが、覚えたコードをどのようにアプリケーションに落とし込んでいくかを学習できる。
ただし、本で学習する場合、自分で実行環境を整える必要があります。環境構築が初心者にとってハードルとなる場合もあるため、まずは手順が詳しく書かれた本を選ぶと良いでしょう。また、紙の本の場合はスペースを取るため、電子書籍も検討すると便利です。
スマホアプリ開発におすすめの本を詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
学習サイトを活用する
アプリ開発を効率よく学ぶには、学習サイトを活用するのもおすすめです。学習サイトは、インターネットに接続できるタブレットやPCさえあれば、いつでもどこでも学べる手軽さが魅力です。
また、仮想環境が用意されていたり映像付きで学習できたりするので、基礎的な知識から実践的なスキルまで手を動かしながら学べます。
とくに次のようなサイトは初心者向けのコンテンツは無料で公開されているケースもあるため、費用をかけずに始められる点もメリットです。
侍テラコヤ
登録すれば無料で利用可能な学習サイト。
質問への回答率100%の質問掲示板で、何度でも現役エンジニアに疑問点を質問できる。有料会員になればプログラミングスクールが提供している本格的な教材で学習が可能。
ただし、本格的なコースやアプリ開発の全体像を網羅する内容は有料であることが一般的です。また、学習中に疑問点が生じた場合、基本的には自分で調べて解消する必要があります。
なお、ITの仕事に興味はあるものの、どの職種が自分にあうのかわからない人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。
かかる時間はたったの1分。5つの質問に答えるだけで、自分にあうIT職種を診断してもらえます。
自身に適した職種が知りたい人は、手軽に試してみると良いですよ。
\ 5つの質問に答えるだけ /
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールは、プロのITエンジニアから直接指導を受けられるため、効率的にスキルを身につけられる方法です。とくに初心者が独学で挫折しがちなエラーの発生も、スクールであればその場で講師に質問して解消できるのでスムーズに学習を進められます。
また、学習内容が体系的に設計されているため、アプリ開発未経験でもプロが作成するレベルのアプリを開発できる点も魅力です。
費用は他の学習方法に比べて高額になることが多いですが、費用対効果は高く、学習スピードを重視する人には最適です。
さらに、スクールによっては転職支援やキャリアサポートが充実している場合もあり、エンジニアとしてのキャリアを目指す人にとっては他の方法にない大きなメリットとなります。
数あるプログラミングスクールの中でも「侍エンジニア」では、プロのエンジニアによるマンツーマン指導が受けられるほか、メンタリングコーチがモチベーション管理などを全面的にサポートしてくれます。
また、自分の作りたいアプリを実現するためのオーダーメイドプランが用意されており、作りたいアプリをプロの手を借りながら完成させることが可能です。
コースによっては転職保証付きの場合もあるため、エンジニアとして確実に第一歩を踏み出したい人にとって安心の選択肢にもなります。気になる人はぜひ、侍エンジニアの無料カウンセリングを受けてみてくださいね。
アプリ開発スキルが学べるおすすめのプログラミングスクールを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
効率よくアプリ開発の勉強を進める3つのポイント
ここからは、効率よくアプリ開発を進めるポイントを、3つにまとめて解説します。
- ポイント1:できるだけ毎日学習する
- ポイント2:エラーは「成長のチャンス」と捉える
- ポイント3:質問サイトを上手に使う
ポイント1:できるだけ毎日学習する
アプリ開発を効率よく学ぶためには、毎日一定の学習時間を確保し、継続することが重要です。
アプリ開発には1,000時間程度の学習が必要と言われており、コツコツと続けることで徐々にスキルが身につきます。一日30分程度の短い時間でも良いので習慣化して、着実にレベルアップを目指すことが重要です。
忙しい場合でも隙間時間に学習サイトを活用したり、仕事の合間に復習したりして無理なく日々の学習を続けましょう。
また、挫折しないためには最初から無理をして長時間の学習を計画するのは避けることがポイントです。「短時間でも毎日続ける」という意識を持つことで継続のハードルが下がり、確実性高く学習効果を得られます。
進歩を実感したら自分への小さなご褒美を設定するのも、モチベーションアップの方法としておすすめです。
毎日の積み重ねが、アプリ開発スキルを身につける最短ルート。小さなステップでも、一歩一歩前進することを大切にしましょう。
個人でのアプリ開発にかかる期間を詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
ポイント2:エラーは「成長のチャンス」と捉える
プログラミング中にエラーが頻繁に発生するのは当たり前のことですが、初心者にとってはそれが挫折の原因となるケースもあります。しかし、エラーはただの障害ではなく、デバッグを通じて深い学びを得られる「成長のチャンス」と捉えることが重要です。
「どうすればエラーが出ないのか」と悩み調べることは、コード理解を深めるための大きな学びの機会です。エラーを解消できることにより、次回同じような問題に直面した際の対応力も向上します。
また、エラーを解決できたときの達成感は大きく、モチベ-ションアップにも効果的です。単なる失敗ではなく、スキルアップのステップと捉えて前向きに取り組みましょう。
実際の開発現場でもエラーが出ることは多く、その都度エンジニア自身が原因を特定して解消することが必要です。勉強の際にトラブルシューティングの方法を知っておけば、実際にエンジニアとして問題解決を図る際にも役立ちます。
なお、副業での収入獲得を目指しているものの、どんな仕事が自分に合うかわからない人は「副業診断」をお試しください。
かかる時間はたった1分ほど。5つの質問に答えるだけで、自分にあう副業を診断してもらえます。
自身が取り組みやすい副業で収入を獲得したい人は、ぜひ一度お試しください。
\ 5つの質問に答えるだけ /
ポイント3:質問サイトを上手に使う
わからないことが出てきたときには、プログラミング質問サイトを活用することがおすすめです。これらのサイトでは、同じ問題を経験した開発者たちの知見を活用でき、解決への道筋が見つかることが多いです。
初心者でも利用しやすい質問サイトとしては、「teratail」や「Stack Overflow」があります。これらのサイトではコードやエラー内容を具体的に書くことで、現役のエンジニアやほかの学習者から適切な回答を得られます。
さらに、先にて紹介した「侍テラコヤ」のような学習サイトの活用もおすすめです。初歩的な疑問だけでなく、具体的なエラーの解消方法などもすぐに解決できるので、効率よく勉強を進められるでしょう。
アプリ開発の相談におすすめのサイトは、下の記事も参考にしてください。
まとめ
今回は具体的な勉強手順も交え、アプリ開発の学習方法を解説しました。アプリ開発を勉強する際は、本記事で紹介した下記の手順をもとに、アプリ開発の勉強を進めてみましょう。
作りたいものから逆算して必要なスキルを身に付けることで、効率よくアプリ開発を行えますよ。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。