Rubyで作るポートフォリオ! 作り方の基本から知って得するTipsまで


Rubyエンジニアに転職したいんだけど、ポートフォリオって必要?
そもそもポートフォリオの作り方がよくわからないんだけど

エンジニアに転職しようといろいろと情報を調べていると、よく目にするワードの一つに「ポートフォリオ」があります。

曰く「エンジニアに転職するならポートフォリオを作っておくべき」だとか「ポートフォリオのある求職者のほうが採用されやすい」だとか。

これだけ影響力の有るものなら作っておかないと損な感じがしますよね。そこで今回はRubyエンジニアを目指している方向けにポートフォリオの作り方を紹介していきます。

RubyならではのTipsもありますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の要約
  • スキルの証明に役立つ点から、Rubyエンジニアにポートフォリオは不可欠
  • RubyエンジニアのポートフォリオはWebアプリがおすすめ
  • ポートフォリオ作成は構成のイメージ図を作るところから始める
目次

Rubyエンジニアにポートフォリオは必要?

まず言葉の定義から始めましょう。ポートフォリオとは自分のキャリアや成果物・経歴などをまとめて紹介できる自己紹介用のWebサイトのことを指します。

Webデザイナーやフロントエンド、ディレクターの方は自分の作品紹介ツールとしてよく利用しています。もともとアーティストや建築家が自分の作品紹介をするための資料をまとめた営業資料のことをポートフォリオといったようで、デザイン方面と相性がいいのはさもありなんなところです。

イメージが湧きにくい方は、以下のページをご覧ください。Webディレクターとして著名な徳田優一さんのポートフォリオサイトです。

UNDERLINE 

ここまで見てみると、たしかにフロントエンドでは役に立ちそうだけど、バックエンドやインフラ志望の自分に不要なのでは? と思っている方も多いかもしれません。

たしかに現在Rubyエンジニアとして採用を行っている企業の中で、ポートフォリオが必須なところはまだまだ少ないのが現状です。

ですが、裏を返せばこれは競争相手がまだやってないということ。しっかり作り込めば自分の熱意や希望を伝えるツールとして機能することが期待できます

特にRubyエンジニアの場合、フロントの綺麗さよりも成果物や経歴をしっかりと提示することが技術力の証明になります。そういった用途として1つポートフォリオを持っておくと、転職やフリーランスとして活動する際に役立ちます。

では、次の章で実際にポートフォリオを作る方法を見ていきます。

ステップでわかる! ポートフォリオの作り方

それでは実際にポートフォリオを作る方法を見ていきましょう。

ポートフォリオ作成は以下のステップを踏むと、効率的に作成しやすくなります。

1.構成のイメージ図を作る(ラフなものでOK)
2.スキルと経験の棚卸しを行い、まとめる
3.アピールポイントを3つ考える
4.成果物をまとめる
5.成果物リストをつくる
6.コーディングする

以下の記事でそれぞれのステップの内容を紹介していますので、詳しくはこちらをご覧ください。

【未経験OK】Javaエンジニアのためのポートフォリオ作成術!
更新日:2024年11月6日

RubyならではのポートフォリオTips

この章ではRubyエンジニアならではのポートフォリオに関する情報を紹介していきます。

Railsのアプリを成果物として作ろう

画像:Shutterstock

Rubyエンジニアとしてポートフォリオを作る場合、絶対に外せないのがこの項目です。

現在のRubyエンジニアは、ほぼほぼRailsを使うために現場から求められているといえます。ですので「Railsを使ったオリジナルのWebアプリを一つ実際に作り運用した経験がある」ということは技術証明として大きな価値を持ちます。

オリジナルアプリなんて、何を作ったらいいのかわからない……

と身構える必要もありません。何を作ったらいいのかわからない人は、Railsチュートリアルをそのまま転用してしまえばいいのです。

もちろん、Railsチュートリアルを使っていることを明記する必要はありますが、最低限Railsチュートリアルを完遂しているということの証明になるでしょう。Railsチュートリアルを使った応用については次の節でも紹介します。

もし「もっと高度なものや、実際に役に立つものが作りたいんだ!」という方は、現実に存在しているサービスのコピーがオススメです。

たとえば、Twitterは初期の段階でRailsを使っていましたし、AirbnbはいまでもRailsで運用されています。つまりRailsを使えばこれらのようなサービスは実現可能なのです。

ぜひ試行錯誤して、サービス作成に取り組んでみましょう。

Railsチュートリアルのアプリを改造するなら

さて、成果物にRailsチュートリアルのアプリを利用する場合、ただそのまま載せたのではやはり面白みがありません。採用担当に熱意を見せるためにも、もう一つ二つ機能を追加するぐらいはしたいところです。

そこでオススメなのが「検索機能」です。検索機能自体はgemの追加でも実現できるのですが、機能として自分で制作し、盛り込むことももちろん可能です。

現場によっては好き勝手にgemを追加できず、自分で実装するしか無い場面、というのもままありえます。そんなとき検索機能を自分で実装した経験は大いに役立つでしょう。

また、画像アップロード機能もオススメです。見た目も華やかにできますし、定番の機能なので解説もWeb上にたくさんあります。それらの情報を参考にすれば実装の難易度はそこまで高くはないはずです。

Railsの定番解説書である『現場で使えるRuby on Rails5速習実践ガイド』(通称現場Rails)にはここらへんの解説もありますので、必要な方は手にとって見ることをオススメします。Railsを実践的に習得するのにも便利な本です。

⇨ 現場で使えるRuby on Rails5速習実践ガイド | Amazon

また、ポートフォリオ作成時に注意しておきたい内容を以下の記事にまとめましたので、不安な方はこちらもご覧下さい。

まとめ

いかがでしたか?

今回はRubyエンジニア向けのポートフォリオ作成方法を、基本から作成ステップ、Ruby向けのTipsという観点でお伝えしてきました。

みなさんがRubyのポートフォリオを作成し、望んだキャリアを手に入れられるよう心から祈っています。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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