現役フロントエンドエンジニアが厳選!おすすめフレームワーク6個

フロントエンドエンジニアの仕事やってるんだけど、もう少し作業を楽にしたいな…

フロントエンドエンジニアが使うフレームワークで、おすすめのものがあれば教えてほしい!

この記事は、上記のような要望をお持ちのフロントエンドエンジニアの方のために書きました。

フロントエンドエンジニアはコードを早く正確に書いてこそ。そして、そのために検討したいのが作業を正確に素早くこなすことのできる「フレームワーク」です。

そこでこの記事では、現役のフロントエンドエンジニアである私が、おすすめのフレームワークと学習方法についてわかりやすくまとめました。

どれも作業効率化のために役立つものばかり!ぜひお役立てください。

目次

フロントエンドにフレームワークが必要な理由(メリット)

画像:Shutterstock

私がフロントエンドエンジニアにフレームワークをおすすめする理由は2つあります。それが「作業の効率化」と「品質が統一される」です。

作業の効率化

冒頭でも書いたように、フレームワークを使う最大のメリットは何と言っても作業の効率化にあります。

フレームワークの書き方がわかっていれば、普通にコードを書くよりも圧倒的に速く正確にプログラムが作れ、作業の効率がUPします。

作業が効率化されれば、その分より多くの仕事をこなすこともできますし、フリーランスの方なら作業時間を短縮してその分休む時間に充てる…といったことも可能です。

品質が統一される

コードの書き方が統一されるので、品質が整うというメリットもあります。

同じフロントエンドエンジニアといってもコードの書き方は人によって異なりますので、管理・修正の手間がかかってしまいます。

しかし、フレームワークを使えばコードの書き方が統一されるので、個人による表記のズレを最小限にし、管理・修正がしやすく、バグ等が発生するリスクも減らせます。

フレームワークとは

画像:Shutterstock

続いては「そもそもフレームワークって何?」という方のために、言葉の意味をご説明しておきます。

フレームワークは「骨組み」「枠組み」という意味の言葉で、プログラミングなどの分野においては、開発を行うときに頻繁に使われる基礎的な機能をまとめて提供してくれるものを指します。少ないコードで意図する機能やデザインを作ることができます。

手間を省き、正確に目的を実現することができるため、特に初心者の方にとってはありがたい機能といえます。

フレームワークは言語別に存在する

フレームワークは言語別に存在し、JavaScriptならJavaScriptの、CSSならCSSのフレームワークがあります。

そのため扱う言語ごとにフレームワークを学習する必要がありますが、一度覚えてしまえば非常に効率的に作業を進めることができるでしょう。

なお、各言語において1つ使いこなすことができれば十分ですので、後述するものの中から自分に合ったものをひとつマスターできるように努めてみましょう。

フロントエンドエンジニアが使う言語

ちなみに、フロントエンドエンジニアが使う言語は主に以下の3つが挙げられます。

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript

恐らくこれを読むあなたも上記3つを使っていることと思いますが、このうちフレームワークが存在するのは「CSS」と「JavaScript」です。

というわけで、以下からはこの2つの言語に対応したおすすめのフレームワークをご紹介していきます。

CSSのおすすめフレームワーク3選

ではここからは具体的におすすめのフレームワークをご紹介していきます。まずは「CSS」のフレームワークを3つ書いていきます。

Bootstrap


引用元:Bootstrap https://getbootstrap.com/

CSSのフレームワークの王道は「Bootstrap」です。

現在主に使われているものは、Bootstrap3とBootstrap4がありますが、初めて使う方は4の方を選んでおけばよいでしょう。

王道ゆえに、多くの人が使っているのでネットで検索すればあらゆる情報が出てきますし、使っていて感じる大抵の疑問は検索すれば解決します。

テンプレートが豊富に入っており、当てはめるだけで見栄えの良いデザインに仕上げることができ、レスポンシブデザインのサイトも簡単に作ることができます。

Bootstrapを開発に用いている企業

なお、 IT/Web業界専門の求人サイトGreenで「Bootstrap」を検索してみると、57企業、92求人が掲載されています(2019年7月3日時点)。

収入の目安として、以下の株式会社 ジャストが募集しているフロントエンドエンジニアは400万円〜750万円となっています。

このように、多くの企業で実際に使われているBootstrap。

高機能だけに習得するまでは時間がかかるものの、覚えておいて決して損はないでしょう。

Bootstrap

Materialize

Materializeは、Googleが推奨するデザインのガイドラインである「マテリアルデザイン」に準じたフレームワークです。

Googleが推奨しているデザインに準じたCSSが組めるのが最大のメリットで、これはSEO(検索エンジン上位表示)による集客を検討しているWebサイトを制作する上で欠かせないポイントです。

画面のレイアウトや機能・操作性では上記のBootstrapと似ているので、すでに使える人にとっては導入コストは低いでしょう。

こちらも多機能なフレームワークですので使いこなすまでに時間はかかりますが、慣れれば一気に開発が楽になりますよ。

Materializeを開発に用いている企業

Materializeは求人情報において企業が求める条件には入っていることはほぼありません。Greenでの検索該当数は0件です。

操作性などが似ていることもあり、まずはBootstrapを優先的に覚えるようにし余裕があれば習得…とするのがいいかもしれません。

Materialize

Milligram

引用元:Milligram https://milligram.io/

Milligramは、超シンプルな作りで動作が軽いのが特徴のフレームワークです。

余分な機能が入っていない分、とにかく動作が軽く、上記2つに比べて習得も簡単。初心者の方でも割合早くマスターすることができるでしょう。

なお、機能が最小限とはいえかなり細かい作りになっており、シンプルで非常に人気のあるフレームワークです。

機能はそんなに要らないので、スピード重視で作成したいというフロントエンドエンジニアの方にはぴったりのフレームワークと言えます。

Milligramを開発に用いている企業

Milligramも求人情報において企業が求める条件には入っていることはほぼありません。Greenでの検索該当数は0件です。

習得のし安さの面で導入を検討してみてもいいでしょう。

Milligram

なお、上記3つのCSS用フレームワークの導入方法は、以下の記事に詳しくまとめていますので合わせてお読みください。

JavaScriptのおすすめフレームワーク3選

続いては、JavaScriptのおすすめフレームワークをご紹介します。

AngularJS

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引用元:ANGULAR https://angular.io/

AngularJSはGoogleが開発しているJavaScriptフレームワークで、Webアプリケーションの開発に使われているフレームワークの中では後述するReactと並び最も人気があります。

HTMLテンプレート機能、双方向データバインディング等に加え、サーバーと連携する機能もあり、Webアプリ開発についてはほぼ何でもできてしまいます。

AngularJSを開発に用いている企業

転職サイトGreenで「AngularJS」で検索してみると、112企業、220求人が利用しており、その人気が伺えます。(2019年7月3日時点)

ちなみに同サイトに掲載中の株式会社 リプロスの想定年収は500万円〜800万円です。

高機能・かつ求人数的も多いAngularJSは、やはりテッパン中のテッパン。優先的に学習しましょう。

AngularJS

※なお、AngularJSについて詳しくは下記の記事をお読みください。

Vue.js

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引用元: Vue.js公式サイト https://jp.vuejs.org/

Vue.js自由度が高く、シンプルな作りのフレームワークとして人気を集めています。

AngularJSと比べた場合ですが、AngularJSは大規模である分、独自のルールがあり、それに沿って開発を進めていく必要がありますが、Vue.jsは全体にとてもシンプルに作られていて、自分の好みのやり方で開発を進めることができます。

また学習コストがとても低いのも大きな特徴。構造もシンプルで日本語のドキュメントも充実しているので、初学者向きのフレームワークといえます。

Vue.jsを開発に用いている企業

Vue.jsを開発に用いている企業の数はとても多く、Greenで検索したところ、304企業627求人という結果に!(2019年7月3日時点)

年収の水準も高く、同サイトに掲載中の株式会社 フィノバレーの参考年収は450万円〜800万円となっています。

AngularJSよりもさらに多くの企業が導入しているVue.jsは、学習効率も高く導入企業が多いフレームワークです。

Vue.js

※Vue.jsについて詳しくは下記の記事をお読みください。

React.js

screenshot-2016-09-12-18-37-50

引用元:React.js https://reactjs.org/

React.jsFacebookが開発しているフレームワークで、オープンソースとして公開もされているので、日々様々な改良が行われています。

特徴としてはUIの機能追加に特化している点が挙げられ、また、ユーザーが操作にストレスを感じないように高速で動作するようになっています。

また、オープンソースということもあり、改良によって新しい機能を追加した際に、既存のコードを書き換えずに該当箇所だけを開発することができます。

React.jsを開発に用いている企業

転職サイトGreenで「React.js」で検索した結果は、106企業193求人と、AngularJSと同じ程度の企業で使われていることがわかります。

なお、検索結果のうち、株式会社 ゆめみの求人案件にある想定年収は450万円〜1500万円です。

オープンソースで改良速度が早いだけに導入企業が多く、こちらも学習する価値ありのフレームワークです。

React.js

※React.jsについて詳しくは下記の記事をお読みください。

フロントエンドエンジニア向けフレームワークの学習方法3選

では最後に、フレームワークの学習方法を3つ簡単にご紹介しておきます。ご自分に合ったものを選んでみてください。

学習サイトを使う

まずは学習サイトを使う方法です。おすすめはドットインストール。

ドットインストールは3分の動画でプログラミングをマスターできる無料学習サイトですが、6つご紹介したうち以下4つのフレームワークの講座が無料で受講できます。

  • Bootstrap
  • AngularJS
  • Vue.js
  • React.js

多くの企業で使われている主要なフレームワークは全て押さえられており、さらに上記以外にもフロントエンドエンジニアがよく使う言語の学習も行えますので、まずはドットインストールを使ってみるといいでしょう。

書籍を使う

2つ目は書籍を購入して学習する方法です。それぞれフレームワーク別におすすめの書籍は以下のとおりです。ご参考になさってください。

学びたいフレームワーク別に、それぞれ上記の4冊をまずは手にとってお読みください。

なお、Materialize、Milligramの2つに関しては日本語での学習書がないため未記載としています。

プログラミングスクールに通う

最後は、プログラミングスクールに通ってプロに習う方法です。

上記2つは独学となってしまうので、つい集中力がとぎれたりモチベーションの維持が難しかったりといったデメリットもあります。

スクールはお金もかかりますが、その分短期間で実践的なスキルを身につけることが可能です。

フロントエンドエンジニア向けのおすすめスクールは当スクールをはじめ、3つです。

  • 侍エンジニア ※当スクール
  • TechAcademy
  • ヒューマンアカデミー

なお、スクールの詳細やあなたに合ったスクールの選び方は以下の記事にまとめていますので合わせてお読みください。

まとめ

フレームワークはフロントエンドエンジニアの作業効率を格段にアップさせてくれ、かつ転職時やフリーでお仕事を獲得する際にも有利にはたらく可能性大。

学習方法も色々な選択肢がありますので、ぜひご自分に合った学習法でマスターしてみてください!

この記事を書いた人

WordPress系言語(HMTL・CSS・PHP)を愛する6歳男の子パパ。2020年のプログラミング教育開始に向け、親子プログラミング学習をやってます。息子のプログラミング教室の送り迎えが日課です。
プログラミングスクールやプログラミング学習のブログ書いてます。

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