この記事では、無料でSQLが練習できるおすすめの学習サイトを紹介します。
SQLの基礎はわかったけど、書き方が覚えられないな…
SQLの演習が無料でできるサイトとかがあるといいんだけど…
すぐにできる演習があれば、それも知りたい!
SQLの基礎がわかっても、その後どうやってスキルを伸ばせば良いかわからない方もいるのではないでしょうか。
SQLは網羅的に学ぼうとすると途端に奥が深くなりますし、悩んでいる方も多いですよね。
この記事では、SQLの演習が無料でできるおすすめサイト6選を紹介します!ただ紹介するだけでなく、具体的な演習問題も用意しているので、SQLのスキルを鍛えたい方におすすめです。
- SQLの無料練習サイトは「侍テラコヤ」がおすすめ
- SQLの習得にはデータベースを活用した実習が欠かせない
SQLの演習ができるおすすめサイト6選
まず、SQLの演習が無料でできる以下5つのサイトについて解説します。特徴も一緒に表にまとめたので、確認してください。
次はそれぞれ詳しく解説していきます。
1位:現役エンジニアに質問できる「侍テラコヤ」
プロに相談したり、仲間を見つけたりしながらSQLを学びたい。
でも費用は抑えたい。
そんな人におすすめなのが、登録無料ではじめられる「侍テラコヤ(SAMURAI TERAKOYA)」です。
データベースの概要理解からSQLの基礎を学び、データを自由に扱える状態を目指すことが可能です。
また、教材以外のサポートがとても充実しており、現役ITエンジニアとのマンツーマンオンラインレッスンを受けられるほか、Q&A掲示板での悩み相談もできるのも嬉しいポイントです。
安心できる環境でSQLを学ぶなら、ぜひ検討しておきたい学習サイトと言えるでしょう。
項目 | 概要 |
学習サイト名 | 侍テラコヤ(SAMURAI TERAKOYA) |
運営会社 | 株式会社SAMURAI |
学習目的 | 実践力、資格取得 |
教材形式 | ZOOMレッスン、動画 |
対象レベル | 初心者~上級者 |
支援コンテンツ | Q&A掲示板、転職・就職サポート |
月額費用 | 0円~(有料プランは2,980円~) |
\ 現役エンジニアとレッスン可能 /
2位:スライド形式でサクサク学習「Progate」
有料版 | あり |
無料版でできること | 学習コースⅠ、それぞれのコースの最初の問題 |
こんな人におすすめ | ・基礎から学習したい ・入門向けの演習に挑戦したい |
Progateは、プログラミングが学べる学習サービスです。アカウント登録だけですぐにSQLを学べる環境が手に入るので、とてもおすすめです。
SQLの基礎を学ぶコース、SQLを書いて実践する道場コースの2つがあります。
- ProgateにあるSQLコースの例
- 学習コース:SQLⅠ
- 学習コース:SQLⅡ
- 学習コース:SQLⅢ
- 道場コース:SQLⅠ
- 学習コース:SQLⅣ
学習コース:SQLⅠと各コースの初めは、アカウント登録するだけで演習ができます。
また、SQLが書ける方は、道場コースに挑戦してみるのがおすすめです。挑戦してみて、「意外とまだわからないところが多いな…」と感じたら、学習コースで学んでいきましょう。
- こんな人におすすめ
- SQLの基礎から演習をしたい人
- 入門向けの演習から挑戦してみたい人
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でSQLを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。
\ 給付金で受講料が最大80%OFF /
3位:一緒に学んで即演習「TRYCODE」
有料版 | あり |
無料版でできること | 複数の演習問題 |
こんな人におすすめ | ・・SQLの書き方を学びながら演習したい人 ・演習問題をたくさん解きたい人 |
2つ目は、TRYCODEです。TRYCODEは、演習問題を解きながら学んでいくことができるサービス。
ただ問題が出てきて解くだけでなく、以下の2つのモードがあります。
- TRYCODEの2つのモード
- 一緒に解く
- 演習する
SQLの基礎がわかっているとはいえ、うる覚えなところもありますよね。そんな時は、動画を見ながら一緒に解ける「一緒に解くモード」がおすすめです。慣れてきたら、「演習するモード」でどんどん演習問題を解いていきましょう。
また、自由にSQLを実行することができる「SQL練習場」もあります。テーブル設計済みのデータがある環境でSQLが書けるので、SQLを学ぶときにもおすすめです。
初級トレーニングのいくつかは無料で演習できるので、気になる人はぜひ試してください。
- こんな人におすすめ
- SQLの書き方を学びながら演習したい人
- SQLの演習問題をとにかく解きまくりたい人
- SQLを書くためのデータがそろった環境が欲しい人
なお、本当にSQLが自分にあう言語なのか、どう学習を進めればいいのかなどがあいまいな人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
かかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、あなたにあう言語や学習プランを診断してもらえます。
効率よくプログラミングを学習したい人は、ぜひ一度お試しください。
\ 4つの質問に答えるだけ /
4位:動画を見ながらコードが書ける「paizaラーニング」
有料版 | あり |
無料版でできること | SQL入門編1の途中まで、SQL入門編2の全て |
こんな人におすすめ | ・SQLの基礎を補いたい人 ・動画を見ながら演習したい人 |
paizaラーニングは、動画で学びながらコードを書いて演習できる学習サービス。以下のように4つのエリアに分かれており、知識を定着させながら演習しやすいのが特徴です。
ある程度基礎は分かったけど、まだ余り自信がないなぁ…
と思っている方に、特におすすめのサービスです。初めの演習は無料で行えるので、試しに挑戦してみましょう。
またpaizaラーニングのスキルチェックで高評価を出せば、転職に活用することもできます!転職を目指して学んでいる方にとっては、とても嬉しい機能ですよね。
- こんな人におすすめ
- SQLの基礎がまだ不安で演習しつつ補いたい人
- 動画を見ながら演習するスタイルが好きな人
なお、ITの仕事に興味はあるものの、どの職種が自分にあうのかわからない人もいますよね。そんな人は「ITキャリア診断」をお試しください。
かかる時間はたったの1分。5つの質問に答えるだけで、自分にあうIT職種を診断してもらえます。
自身に適した職種が知りたい人は、手軽に試してみると良いですよ。
\ 5つの質問に答えるだけ /
5位:シンプルな演習が可能「SQL攻略」
有料版 | なし |
無料版でできること | 全ての問題 |
こんな人におすすめ | ・文章で読みながら学習したい人 ・学んだことをすぐに演習したい人 |
SQL攻略は、その名の通りSQLの攻略をするための学習サイト。全ての問題を無料で演習できます。
記事としてSQLの知識を解説するだけでなく、記事にセットで実習問題が以下のようにあるのが特徴です。
実際に学んだことをすぐ試せるので、実践的な書き方を手を動かしながら学ぶことができます。
SQLの基礎だけでなく、データベース設計でもつかえる正規化の概念も解説されています。一通り見ながら手を動かすだけで、網羅的な知識がつくのでおすすめです!
- こんな人におすすめ
- 動画よりも文字で学びたい人
- 学んだあとすぐに実践で試す形式が好きな人
6位:圧倒的な問題量「Tech Pjin:SQL演習問題」
有料版 | なし |
無料版でできること | 全ての問題 |
こんな人におすすめ | とにかく多くの問題を演習したい人 |
TECH Pjinは、技術系の記事をまとめているメディアです。「SQL演習問題」というカテゴリがあり、約70個の演習問題の記事が用意されています。
以下の4つのポイントで、問題が用意されています。
- Tech Pjinの問題記事の4つのポイント
- 同じテスト環境・データの準備方法
- 問題文
- 解答のSQL
- 解答のSQLになる理由の補足説明
ただ問題と答えがあるだけでなく補足説明までしっかりあるので、わからなかった時に理解しやすいですよね。また自分で環境を構築する必要があるため、作業を通してより実践的なSQLを学習できます。
- こんな人におすすめ
- とにかくSQLの演習問題をゴリゴリ解きたい人
- 演習問題の答えだけでなく補足も見たい人
SQLの演習サイトを選ぶ際のポイント3選
SQLの演習サイトを選ぶ際のポイントは次の3つです。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
サイトの難易度が自分に合っているか
SQLの演習サイトを選ぶ際、自分のレベルに合った難易度かどうかの見極めは、効率的な学習を進める上で非常に重要です。
例えば、初心者であれば、基本的なSQLクエリや簡単なデータの操作に特化したサイトが理想的です。一方、中級者や上級者は、より高度なデータベース設計や複雑なクエリを扱う問題が多いサイトを選ぶことで、スキルをさらに高められます。
難しすぎる問題ばかりだとモチベーションが下がり、逆に簡単すぎると成長の機会を逃してしまう可能性があります。
サンプル問題やユーザーのレビューを参考に、自分のスキルレベルに合ったサイトを選ぶと、適切なチャレンジを重ねられ、スムーズに成長できる学習環境を構築可能です。
問題数が豊富にあるか
SQLの習得において、繰り返し練習することが不可欠です。
そのため、問題数が豊富なサイトを選ぶことは、効果的な学習のための重要なポイントです。問題数が少ないと、限られた範囲の内容しか学べず、実践的なスキルを十分に身に付けられない可能性があります。
問題数が豊富なサイトでは、基本的なクエリ操作から高度なデータベース管理まで、幅広い問題に挑戦できるため、さまざまな状況に対応できるスキルを習得できます。また、同じ問題を何度も解けるリプレイ機能や、難易度の異なる問題がランダムに出題される機能があると、飽きずに長期間にわたって学習を続けやすくなるでしょう。
SQLの知識を深めたい人にとって、問題数が多いサイトを選ぶことは、スキルを確実に伸ばすためのカギとなります。
解説が分かりやすいか
SQLの演習をする際に、問題の解説が分かりやすいかどうかは、学習の質を左右する大切な要素です。
問題を解くだけでなく、問題の解決方法の深い理解が、スキルの向上には欠かせません。特に初心者にとっては、なぜそのクエリが正しいのか、他の方法ではなぜうまくいかないのかを理解することが、次のステップへの大きな助けとなります。
図解や具体例を使って、実際のデータベース操作に即した解説を提供してくれるサイトは、特に効果的です。また、単に答えを提示するだけでなく、そのクエリがどのようにしてデータを操作するのか、なぜその手法が最適なのかを詳細に説明してくれると、SQLの知識がより深まり、応用力も高まります。
理解しやすい解説があるかどうかは、サイト選びにおける大切なポイントです。
SQLの基礎演習
次に、SQLの基礎演習についていくつかご紹介します。
基礎演習問題を通してSQLをどのぐらい理解しているかを確認できるので、ぜひチャレンジしてください。
演習問題を行うため、SQLのインストールが必要です。方法がわからない人は下記の記事を参考にしてください。
演習に入る前に、演習に使うデータの作り方を解説しますね!
演習に使うデータの作り方
今回演習に使うデータは、以下のとおりです。
使用するテーブル:
上記テーブルを用意するために、以下のSQLを実行してください
演習で使うテーブル・レコードを用意するためのSQL:
ユーザ一覧テーブル作成 CREATE TABLE `users` ( `id` INT(11), `name` VARCHAR(30), `age` INT(3) ); 部署所属ユーザ一覧テーブル作成 CREATE TABLE `dept_users` ( `dept_cd` VARCHAR(50), `dept_name` VARCHAR(50), `id` INT(11) ); -- ユーザ一覧テーブルのデータ挿入 INSERT INTO users(id,name,age) VALUES(1,'侍太郎1',22); INSERT INTO users(id,name,age) VALUES(2,'侍太郎2',23); INSERT INTO users(id,name,age) VALUES(3,'侍太郎3',25); INSERT INTO users(id,name,age) VALUES(4,'侍1',27); INSERT INTO users(id,name,age) VALUES(5,'侍2',21); -- 部署所属ユーザ一覧テーブルのデータ挿入 INSERT INTO dept_users(dept_cd,dept_name,id) VALUES('A0001','第一開発部',1); INSERT INTO dept_users(dept_cd,dept_name,id) VALUES('A0001','第一開発部',2); INSERT INTO dept_users(dept_cd,dept_name,id) VALUES('A0002','第二開発部',3); INSERT INTO dept_users(dept_cd,dept_name,id) VALUES('A0002','第二開発部',4); INSERT INTO dept_users(dept_cd,dept_name,id) VALUES('A0002','第二開発部',5);
準備ができたら、早速演習を解いていきましょう。今回は、以下の5つを用意しました。
- SQLの演習問題
- SQL演習1:単一テーブルのデータを取得
- SQL演習2:条件を追加してデータを取得
- SQL演習3:複数テーブルを結合してデータ取得
- SQL演習4:サブクエリを使ってデータを取得
- SQL演習5:サブクエリを応用してデータ更新
「問題文 → 実行結果 → 演習のSQLを書くための補足 → 解答の流れ」で、それぞれ演習を紹介しますね。
SQL演習1:単一テーブルのデータを取得
1つ目の演習は、単一テーブルのデータ取得です。
- 問題
usersテーブル一覧のデータの、全てのデータを表示してください。実行結果が、以下のように表示されたら正解です。
実行結果:
| id | name | age | | ---: | --- | ---: | | 1 | 侍太郎1 | 22 | | 2 | 侍太郎2 | 23 | | 3 | 侍太郎3 | 25 | | 4 | 侍1 | 27 | | 5 | 侍2 | 21 |
上記が上手くいかない方は、SELECT文の基礎を学ぶのがおすすめです。以下で解説しているので、見ながら再挑戦してみましょう。
解答のSQLは、以下です。
解答のSQL:
SELECT * FROM users;
SQL演習2:条件を追加してデータを取得
2つ目は、条件を追加してデータ取得する演習です。
- 問題
usersテーブルから、名前に「太郎」が含まれているデータを全て表示してください。実行結果が、以下のように表示されたら正解です。
実行結果:
| id | name | age | | ---: | --- | ---: | | 1 | 侍太郎1 | 22 | | 2 | 侍太郎2 | 23 | | 3 | 侍太郎3 | 25 |
上記が上手くいかない方は、WHERE句とLIKE句の使い方を学ぶことがおすすめです。以下で解説しています。
解答のSQLは、以下です。
解答のSQL:
-- ① SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%太郎%';
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でSQLを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
「受講生の学習完了率98%」「累計受講者数4万5,000名以上」という実績からも、侍エンジニアなら未経験からでも挫折なく転職や副業収入の獲得が実現できますよ。
\ 給付金で受講料が最大80%OFF /
SQL演習3:複数テーブルを結合してデータ取得
3つ目は、複数テーブルを結合してデータを取得する演習です。
- 問題
usersテーブルとdept_usersテーブルを「id」で結合し、全てのデータを表示してください。ただし、表示する内容は以下の順番にしてください。
- dept_cd
- dept_name
- id
- age
- name
実行結果が、以下のように表示されたら正解です。
実行結果:
| dept_cd | dept_name | id | name | age | | --- | --- | ---: | --- | ---: | | A0001 | 第一開発部 | 1 | 侍太郎1 | 22 | | A0001 | 第一開発部 | 2 | 侍太郎2 | 23 | | A0002 | 第二開発部 | 3 | 侍太郎3 | 25 | | A0002 | 第二開発部 | 4 | 侍1 | 27 | | A0002 | 第二開発部 | 5 | 侍2 | 21 |
上記が上手くいかない方は、JOIN句を使ってテーブルを結合する方法を学びましょう。以下で詳しく解説しているので、読んだ後再挑戦してみてください。
解答のSQLは、以下です。
解答のSQL:
SELECT dept_users.dept_cd, dept_users.dept_name, users.id, users.name, users.age FROM users INNER JOIN dept_users ON users.id = dept_users.id;
SQL演習4:サブクエリを使ってデータを取得
4つ目は、サブクエリを使った演習です。
- 問題
usersテーブルの中でage(年齢)が23~27のidを取得し、そのidを使ってdept_cd(部署コード)、dept_name(部署名)を表示してください。実行結果が、以下のように表示されたら正解です。
実行結果:
| dept_cd | dept_name | | --- | --- | | A0001 | 第一開発部 | | A0002 | 第二開発部 | | A0002 | 第二開発部 |
サブクエリは、初心者が最初に躓きやすいポイントとして有名です。難しいなと感じたら、IN句を使ったサブクエリの作り方を以下を見て学びましょう。
IN句以外にもサブクエリは便利な使い方が多いので、「サブクエリの知識が弱いな…」と思ったら追加で以下を見るのがおすすめです。
解答のSQLは、以下です。
解答のSQL:
SELECT dept_cd, dept_name FROM dept_users WHERE id IN ( SELECT id FROM users WHERE age BETWEEN 23 AND 27 );
SQL演習5:サブクエリを応用してデータ更新
5つ目は、サブクエリを応用する演習です。
- 問題
dept_usersテーブルでdept_cd(部署コード)が「A0001」のidを取得し、usersテーブルのname(名前)を「サブクエリで更新」に変えてください。変えた後、結果確認のためusersテーブルのデータを全て表示してください。
実行結果が、以下のように表示されたら正解です。
実行結果:
| id | name | age | | ---: | --- | ---: | | 1 | サブクエリで更新 | 22 | | 2 | サブクエリで更新 | 23 | | 3 | 侍太郎3 | 25 | | 4 | 侍1 | 27 | | 5 | 侍2 | 21 |
作るのが難しい場合は、SELECT文から作ってみましょう。
dept_usersテーブルでdept_cd(部署コード)が「A0001」のidを取得するSELECT文を作ってから、UPDATE文の条件に入れるのがおすすめです。
UPDATE文になれていない方は、以下を見て学んでから再挑戦するのも一つの手です。
解答のSQLは、以下です。
解答のSQL:
-- サブクエリでデータ更新 UPDATE users SET name = 'サブクエリで更新' WHERE id IN ( SELECT id FROM dept_users WHERE dept_cd = 'A0001' ); -- usersテーブルのデータ確認 SELECT * FROM users;
SQL演習をすべき人の特徴3選
SQL演習をすべき人の特徴は次の3つです。
エンジニアを目指している人
エンジニアを目指している人にとって、SQLは必須のスキルの1つです。
多くのシステムやアプリケーションはデータベースを基盤として動いており、SQLを使ってデータベースを操作する技術が欠かせません。特に、Web開発やソフトウェア開発を行うエンジニアにとっては、SQLを理解し使いこなせることが、プロジェクトを成功に導くための重要な要素となります。
また、SQLの知識があれば、データベースの設計や最適化にも取り組め、エンジニアとしての価値がさらに高まります。
未経験者であっても、SQLを基礎からしっかり学び、演習を通じて実践力を磨くと、就職活動において有利に働くでしょう。実際の開発現場では、SQLを使ったデータ操作が日常的に行われるため、早い段階で身につけておくとスムーズに業務に対応可能です。
データ分析に興味がある人
データ分析に興味がある人にも、SQLは非常に有用なスキルです。
多くの企業では、大量のデータがデータベースに蓄積されていますが、そのデータを有効活用するためには、SQLを使って必要な情報の抽出が求められます。
特にビジネスインテリジェンスやマーケティング分析などの分野では、SQLの知識があれば、効率的にデータを取得し、分析結果を導き出せるでしょう。また、SQLを使うことで、大規模なデータセットからも瞬時に必要な情報を引き出せるため、データ分析のスピードが向上します。
データを効果的に分析し、ビジネスの意思決定に活かしたい人にとって、SQLの演習は必須と言えます。SQLを使いこなすと、データ分析の幅が広がり、より深い洞察を得られるでしょう。
技術面でスキルアップを目指す人
技術面でスキルアップを目指す人にとって、SQLの演習は非常に価値があります。
データベース管理やデータ操作のスキルは、エンジニアだけでなく、プロジェクトマネージャーやデータサイエンティストなど、さまざまな職種で必要とされる能力です。SQLを習得すると、複雑なデータ操作を効率的に行えるようになり、業務の生産性も向上します。
また、SQLは他のプログラミング言語と連携して使われることが多く、他の技術を学ぶ際にも役立つ基礎的なスキルです。特にシステム開発やデータ分析の分野では、SQLの知識があるとプロジェクトの進行がスムーズになります。
技術力をさらに高めたいと考えている人は、SQLの演習を通じて、データベース操作のスキル向上を強くおすすめします。
SQL演習に関してよくある質問
SQL演習に関してよくある質問は次の3つです。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
SQLを学ぶのにどれくらい時間がかかる?
SQLを学ぶのにかかる時間は、個人の経験や学習ペースによって大きく異なります。
初めてプログラミングを学ぶ人であれば、基礎を理解するのに約1ヶ月かかることが多いですが、すでに他のプログラミング言語に慣れている人であれば、数週間で基本的な操作を習得可能です。
さらに、実務レベルでSQLを自在に使いこなせるようになるには、繰り返しの演習が必要です。実際のデータベースを操作したり、業務で使われるようなシナリオを元に問題を解くと、スキルが確実に向上します。
学習期間を短くするためには、毎日少しずつでも演習を継続することが大切です。忙しい日でも数十分間学習するだけで、SQLの理解が深まり、次第に自信を持って使えるようになります。
どのデータベースがSQL学習に向いている?
SQLを学ぶ際、最も学習に向いているデータベースとして、初心者にはMySQLやPostgreSQLが推奨されます。これらはオープンソースであり、無料で利用できる点が魅力です。
また、MySQLやPostgreSQLは、教材やオンラインリソースも豊富で、初心者向けのチュートリアルやサンプルコードが多数提供されています。これにより、SQLの基本操作から高度なクエリの実行までスムーズに学習を進められます。
また、実務での使用率も高く、学んだ知識をそのまま業務に活かすことが可能です。どちらのデータベースも、豊富なサポートがあるため、初心者が困ったときにすぐに解決策を見つけやすい点も大きなメリットです。
これらのデータベースから学び始めると、SQLの基礎をしっかりと習得できます。
SQLを学習するメリットは?
SQLを学習する最大のメリットは、データベースから効率的にデータを抽出し、分析できるスキルが身に付くことです。
データを適切に操作できる能力は、あらゆる業界で求められており、SQLを使いこなせることは、データ分析者やビジネス担当者にとっても大きな強みとなります。また、SQLはシンプルな構文でありながら、非常に強力なツールで、他のプログラミング言語と組み合わせて使用できる点も魅力です。
さらに、SQLを学ぶと、他のデータベース管理システムにも容易に適応できるようになります。
今後もデータの重要性はますます高まるため、SQLを学ぶことは、将来のキャリアアップにもつながる重要なスキルです。
挫折なくSQLを練習して習得するなら
ここまでSQL演習できるおすすめの無料サイトを、演習例も交えて紹介しました。ただ、なかには
途中で挫折したらどうしよう…
と不安な方もいますよね。
SQLといったプログラミング言語は手軽に学べるようになった反面いざ勉強を始めると、学習途中に挫折する独学者が多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。
また、多くの無料学習サイトやWebサービスには不明点を質問・相談できる機能がありません。
こうした背景もあってか、プログラミング学習サイトの活用経験者100名に「再度学習サイトで学ぶと仮定した際、利用したいと考える学習サイト」を聞いたところ、50%が「不明点を質問・相談できる学習サイト」と回答しています。
いざ独学でSQLを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とSQLの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できるほど実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そのため、1人でSQLを習得できるか不安な方は数千円の費用をかけてでも、問題が発生したタイミングで現役エンジニア等に質問できる有料の学習サイトを選ぶのが賢明といえます。
そこで、おすすめしたいのが「侍テラコヤ」です。
SQLを学べる侍テラコヤの教材例
「データベースとSQLの基礎を学ぼう」
データベースやSQLを学びつつ、コマンドの基礎を学習します。
侍テラコヤをおすすめする最大の理由は「登録無料で現役エンジニアに質問しながら学習を進められるコスパの良さ」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力でエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、初学者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談ができない環境でプログラミングスキルを習得するのは難易度が高いといえます。
しかし、侍テラコヤでは
- 現役エンジニアが応える回答率100%のQ%A掲示板
- 必要に応じて受けられる現役エンジニアとのオンラインレッスン
- 勉強の進み具合やこれまでの学習時間を確認できる「学習ログ」
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきた不明点を解決しながら挫折なくSQLが習得可能です。
また、侍テラコヤは入会金不要・いつでも退会OKに加え、「無料会員登録」でお試し利用ができるので「他のサービスを選べばよかった」と後悔する心配もありません。
SQLを習得したい方はぜひ公式サイトをご覧ください。
\ 現役エンジニアとレッスン可能 /
まとめ
今回は、SQLの演習が無料でできるおすすめサイト・具体的な演習問題を紹介しました。
いきなりすべて覚えるのは難しいですが、演習をこなしていくと着実にスキルは伸びていきます。簡単な演習からでいいので、ぜひやってみてください。
またより実践的なスキルをつけたいなら、アプリ開発しながらSQLを学ぶことがおすすめです。初めはシンプルに機能を作り、一通りできたらアプリに必要な機能を追加していくのが挫折しないコツです。
確実に実践的なスキルが身につくので、挑戦してみてください。
なお、下の記事ではSQLの情報と学習方法をまとめていますので、よければ参考にしてください。
この記事のおさらい
スライド形式で学べる定番の「Progate」や、演習問題を解きながら実戦形式で学べる「TRYCODE」などがあります。他にも、paizaラーニング、SQL攻略、Tech Pjin等がおすすめです。
特定の条件でのデータ取得やデータの更新など、SQLの基本的な操作が学べます。SQLをどの程度操作できるか、確認してみてください。
自分でアプリ開発をしながらSQLを学ぶことがおすすめです。挫折しないよう、シンプルな機能から始めましょう。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。