「最初はコードをそっと閉じた」プログラミング未経験の経営者が学習を成功できた理由

こんにちは!侍エンジニアブログ編集部のナナミです。

このブログを読んでいる方の中には、将来起業をしたい方や、今すでに起業しているけど行き詰まっている…なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はそんな方も、そうでない方も必見!
プログラミングができないのにアプリ制作会社を興すも、やはり強い必要性を感じて改めて学びの一歩を踏み出した高柴行彦さんのインタビューをお届けします。

全くわからないところからアプリ開発なんてできるようになるの?
ITでの起業にはどんなことが必要になるんだろう…

という、学習という目の前の目標まで、参考になるお話が盛りだくさんです。

高柴 行彦たかしば ゆきひこ
1978年生まれ、広島県出身。2006年に独立しWeb製作とゲーム攻略サイト、動画まとめサイトを運営するも、2008年閉鎖。途方にくれいていた時にiPhoneアプリのマーケットを知りアプリ開発の可能性を感じる。2010年株式会社COEXIST設立、アプリ開発を始める。
目次

良いサービスを作るなら設計する側もプログラミングを知っておくべき

ナナミ:今回の学習の目標は、自社サービスであるアプリピーカルの保守をご自身ですることとお伺いしましたが、すでにサービスとして完成しているなら、プログラミング学習する必要ってあったのかなと思っちゃうんですが…

高柴:いや、自分でコードを書けた方が絶対いいです。過去にもプログラミングわかっていた方がいいなと思って勉強していた時期がありましたしね。

でも挫折しちゃいました。

ナナミ:どんなところで挫折してしまったんですか?

高柴:独学でトライしてみたんですけど、本の通りにできなくて…

まだその時代はアプリ開発言語が出始めた時だったので、知り合いのエンジニアも手探りだったり、まだ経験値も引低い状態だったので、相談もなかなかできなかったんですよね。

東京だったらその当時でも経験値高い人はいるかもしれないんですけど、広島にはその時は本当に全然いなくて…それでまずは挫折してしまいまいした。

その分設計などに時間を割こうと思ったんですけど、結局、結論から言うと書けないとダメです(笑)

ナナミ:設計自体にも影響があったりしたんですか?

高柴:それもありますが、そもそも自分の会社だし、自分が一番ビジネスをわかってるわけじゃないですか。こうして作ってくれって言っても、外注先の人なんかは自分のビジネスじゃないからそんなに本気になって作るわけじゃないんですよ。

ナナミ:できたなりの成果を渡すだけって感じになってしまうんですね。

高柴:そうなんです。

UIやUXを自分自身で作らないと血の通ったものっていうか、いいものにはならないんですよね。それをエンジニアに伝えようとしても摩擦が生じたり、コミュニケーションがめんどくさくなったり、そのためにお金払わなきゃいけなかったりが度々あって、これは自分で覚えないと指示もできないなと思いました。

あとは相手に舐められるっていうのがありますね(笑)

ナナミ:「どうせわかんないんでしょ」みたいな感じですか?

高柴:そうそう、そういう態度が出てくるんですよね。そのせいで実装したかった機能がうまくできなかったりもして…

こっちが全部わかった上である程度こっちで下調べして「こういう記事があったのでこれこうすればわかるんじゃないの」って情報を用意してあげると「確かにそうですね」って飲み込んでもらえるなと。

ナナミ:こっちからの要望も伝えやすくなってコミュニケーションも円滑になるんですね。

高柴:あと受託だと他のサイトとかのモデルを参考に作ればいいと思うんですが、僕の場合スタートアップなので元になるもの、参考になるものがないんですよね。無いものを作ろうとしているので当たり前なんですが。なので自分自身も手探りな状態だったので、うまく伝わらないことも多かったです。

「それでもやるぞ!」みたいな、こういうものを作るんだっていう情熱が自分にはあるけど、相手はそうじゃないんですよね。だからその熱量が伝わらなかったりとかでやきもきする場面もありました。

ナナミ:温度感の差ってどうしても出ちゃいますよね。

高柴:最終的に熱量の高い人と一緒にできてはいるんですが、それ自体に時間がかかってしまったんですよね。

同じようにな熱量にしたり、そういう人を見つけるためには、自分のイメージをしっかり具体的に伝えないといけないと思うんです。となると自分で覚えないと話ができないわけですよね。

学習環境を用意しやすい今、侍エンジニアを選んだ理由

ナナミ:色々な歯がゆさから学習を諦めていなかった様子ですが、今このタイミングで改めて学習を始めた理由ってありますか?

高柴:最近はプログラミングスクールだとか色々あって勉強しやすい環境が整ってきたので、今ならできるんじゃないかと思ったんです。

実際最初プロゲートを触ってみて「ああこれできるな」と思ったのもありますね。それで「ここしかない、今始めるしかない」と思って学習を始めました。

ナナミ:前のように独学をするのではなく、スクールでの学習を選んだ理由はありますか?

高柴:前の挫折から、サポートしてくれるメンター的な存在は何人か必要だし、その方が学習も早いだろうなっていうのは感じていたからですね。

まずは知り合いのエンジニアにも聞けるように体制を整えたんですが、一人だけだと負担がかかりっぱなしになるし摩擦が生じるかもしれないので、別で継続的に話ができる環境を用意しようと思ったんです。それで探したら侍エンジニアを見つけました。

ナナミ:決め手はどんなところでしたか?

高柴:他のスクールとかとも比較したんですが、一番の決め手はやっぱりオリジナルカリキュラムですね。

僕の場合は「ピーカル作りたい」「ここの部分の仕様がこうなってるからこれをやりたい」「CollectionViewだったのをTableViewにしたい」っていうところまでやりたいことがはっきりしていたので相性いいかなと思って。

ここまでやりたいことがはっきりしているから、無駄を削ぎ落としてカリキュラム組んでいけるとこがいいなと思って探したら侍エンジニアしかなかったんですよね。

目的がはっきりしている人は、侍エンジニアはぴったりハマるんじゃないかなと思います。

高柴さんと同じように自分の目標に合わせたオリジナルカリキュラムで学習したい方へ

今回高柴さんは、自社のアプリを自分で改修できるようになることを目標に学習を始めました。そんな高柴さんには、侍エンジニアのオリジナルカリキュラムがぴったりだったそうです。

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昔そっとコードをそっ閉じ、今は何が書いてあるかわかる

ナナミ:実際にやろうと思ってたことができた時はどんな気持ちでしたか?

高柴:いやもうそれは感動ですね。最初Pcalのソースコードもらって開いたんですけど、そっと閉じたんです(笑)ちょっとまてみたいな(笑)

ナナミ:一体何が書いてあるのと(笑)

高柴:そうそう。あと量ですね(笑)コードもファイルも量がやばかったんです。

例えば本とかWEBの学習教材とかってアプリを何個か作るものもあるじゃないですか。でもまあ学習用なんでそんな大した量じゃないんですよね。さすがにそれよりも多いだろうなとは思ってたんですけど、想像の10倍くらい多くて…そっと閉じて一回心の整理をしました(笑)

ナナミ:なんだか怖いものを見たみたいな感じになっちゃったんですね…

高柴:本当に胃が痛くなりました…「やばいこれ、これ自分でできないかもしれない…できなかったらどうしよう」っていうのが頭をよぎったくらいにヤバさを感じましたね。

もうこれはこのまま全部触るのは無理だ!と思って、まずは最初保守するところアップデートするところを限定することにしました。「こっからここまでのファイルは僕が責任もってやる、それ以外は知らない!」って。

でも、やっていくと基礎がわかるようになってきて、だんだん他のところもわかるようになってきまして。まあまだ100%コントロールできるわけではないんですけど、かなり進んできていますね。

ナナミ:改めて勉強して紐解いてみて、今ファイル開くのは余裕って感じですかね。

高柴:そうですね。読めばわかる、説明してもらえばわかるってところまで来たので。

ナナミ:他のところで勉強してファイルを開いてってよりは、もうそのままそのファイルを教材にしていたって感じですか?

高柴:そうですね。講師にピーカルの書いてあることを読んでもらったりとかして、うちのエンジニアの人にも質問したりして、ここはこうなんですかああなんですかって。焼肉連れてったりとかして(笑)お願いだから教えて(笑)これって正しい?これこうしたいんだけどこの書き方で正しいって聞いてやってました

ナナミ:勉強の挫折も成功も、ピーカルと共にあったんですね。

「コードを日本語に訳してくれた」ことで理解が深まる

ナナミ:ちなみに学習はどんな感じで進めていたんですか?

高柴:授業は週1で、夜に通話とかで話をしていた感じでしたね。あとは出された宿題をやったり、講師に勧められた本をやったりしてました。

その本がお菓子のCSVを取り込んで、データベースにして配列にして表示させて検索するっていう奴だったんですけど、それも自分でカスタマイズしてみたりしてましたね。検索中にはインジケーターがあって、インジケーターが消えるまではさわれないとか、UIを改善したりとかして。

やりたいことはわかってたので、これから自分に必要だろうなと思ったものは勝手に取り入れてました。

ナナミ:そこでやってみたけどうまく行かなかったところは講師がフォローって感じだったんですね。講師の手助けで助かったところってどんなところでしたか?

高柴:質問の対応もそうなんですが、一番はコードを日本語に訳してくれたことですね。

最初ってどこに何を書いたらどう動くのかって全然わからないじゃないですか。書いてること自体が型が決まってるんですけど、「なんでここにこれを書くのか」とか本当にわからない。しかも本にも参考書とかにもそういう解説って書いてないんですよ。単純にここに書けばOKだよくらいの解説程度なんですよね。

それをちゃんと日本語に訳して、「ここをこういう動きをするからこう書いて」と、日本語に落とし込む形での解説をしてくれて「ああ、そういう意味なんだ」とだんだんと理解していけたのはよかったです。

それを理解してからはもうすいすい自分で進んでいけたので、最初の壁ってそこだったんじゃないかなと思いますね。

「困ったら講師に頼れる」という心強さ

ナナミ:コードの意味を知るという壁を乗り越えたら、かなり学習効率に変化がでたんじゃないでしょうか?

高柴:だいぶ効率上がったと思いますね。

プログラミングで挫折する人って、自分で抱え込んで外に出せなくていっぱいっぱいになって嫌になってしまう、メンタル部分での理由って結構大きいと思うんです。僕も最初挫折したのはそこだったので。

今回は「困ったら講師に頼れる」っていう心強さがあったから走れたんだと思いますね。フォローしてもらえるっていう補助輪がないと、自分の中で処理しようとするといっぱいいっぱいになっちゃうのかなと。

ナナミ:メンターの存在は大きかったんですね。では最後に、学習の先輩として、今後学習する人たちにアドバイスをお願いします!

高柴:一言で言うと、独学だけでやらない方がいいのかなと思います。

僕の場合はプログラミングはツールであり、何かを作るために学ぶものだと思うので、理屈だとかの基礎知識というか、学問的な部分にあんまり時間をかけなくていいと思うんです。

知識とかよりは、成果物にコミットした方がいいと思います。

ナナミ:作りたいものを定めて基本学習はさくさくっと終わらせてって感じだと、学習の効率上がりますよね。

高柴:例えばSwiftを極めたところで、Swiftずっと続いていくかってわからないじゃないですか。でもポートフォリオになるような何か、成果物を作っていけば、自分の成果が蓄積されていくと思うので、そっちの方がいいと思います。


学習する上でしっかりと押さえておきたい「コードの意味」を日本語で訳してもらえれば、初心者でもわかりやすく、かつ深く理解できる気がしますね!

講師のフォロー、そして自分で学習する力を手に入れた高柴さんが作っているアプリ、「ピーカル」については下記の記事で詳しくご紹介いただきました。ぜひこちらの記事も読んでみてください!

起業したい人必見!今までにないアプリを作り出す経営者が語るこれからのITビジネス
更新日:2024年5月6日

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    この記事を書いた人

    【プロフィール】
    DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
    累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
    【専門分野】
    IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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